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暖かい季節になってきました。
沖縄や海外旅行に行く時など、ちょっとした動画や写真はスマホでも撮影できますが、折角ならそこでしか撮影できないような映像を残したいですね。今回は、海など水中でも動画を撮影できるビデオカメラを始めとしたカメラとその選び方をご紹介します。
ひとえに防水ビデオカメラと言っても、種類は様々です。またGoPro等の台頭でアクションカメラもその選択肢に上がってくることと思います。水中で動画撮影できるカメラを紹介し、その想定されるシーンからおすすめのカメラをご提案します。
もくじ
防水ビデオカメラを選ぶ際に重要となるポイント
さて、実際にビデオカメラを見てみる前に、水中でも使えるビデオカメラを選ぶ際に重要となるポイントを整理しておきましょう。選ぶ際のポイントを押さえておくことで機種選びもスムーズに進むことと思います。
防水性能
水中で撮影する以上、どの深さまで対応しているかが重要なポイントとなってきます。カメラ本体に防水加工がほどこされている場合、カメラをそのまま水中に持ち込んで撮影が可能です。
防水カメラは機種によって何メートルまで対応しているかが明記されているので利用シーンによって判断しましょう。ちょっとした海水浴やシュノーケリングであればせいぜい1、2メートルなので、水深5メートルくらいまで対応している機種なら問題ないですね。
ダイビングになると、体験ダイビングでも最大で12メートルまで潜る可能性があるので15メートル対応機種のほうが安心です。さらにライセンス所有のファンダイビングだと最大30mまで対応しているものがおすすめです。
機種によっては防水ハウジング(防水プラスチックケース)の用意も考えておきましょう。
なお、カメラによっては防水でなく「防滴」の機種も存在します。水滴をかぶるくらいであればOKですが、水中に持ち込んでしまうと壊れてしまうので注意が必要です。
レンズの明るさ
20メートルを越えるような深度の場合、太陽の光が届きにくい、暗い場所での撮影になることも十分考えられます。
初級ライセンス所有のダイバーの場合でも最大18mまで潜る可能性があるので、明るいレンズのカメラがおすすめです。光源が足りないとき用に水中ライトも用意しておくといいですね。
利用シーン
撮影する映像が動画中心なのか、静止画中心なのか、あるいは旅行のときだけ使うのか、アウトドアや日常でも使うかによっても選ぶべきカメラは変わってきます。
予め想定される利用シーンをイメージしておくと、カメラ選びもスムーズに行くでしょう。
さて、ここからは実際の機種を見てゆきたいと思います。
[選択肢1] 防水機能付きビデオカメラ
恐らく一番想像しやすいのがこれでないでしょうか。おなじみの手持ちタイプのビデオカメラに防水機能が付いたタイプの製品です。
昔ながらのビデオカメラは、現在SONY、Panasonic、JVCが大きなシェアを持っていますが、これらのメーカーの中では水中撮影できるビデオカメラを作っているのはJVCだけです。
なおJVCのEverio R GZ-RX680は、そのまま水中に持ち込んで撮影ができるだけでなく、防塵、耐寒、耐衝撃性能も備えているため幅広いシーンでも活躍できそうです。そのままでも5メートルの防水機能が備わっているので、シュノーケリングや体験ダイビングくらいであれば問題なさそうですね。
またビデオカメラならではのよさもあり、ズーム機能や内蔵バッテリー、大容量メモリなど動画撮影に特化した性能であるのも特長の1つです。なお上述のGZ-RX680は光学ズーム40倍、デジタルズーム200倍と後から紹介する他ジャンルの製品にズーム倍率では圧倒的な差をつけています。
ただ対応している水深が比較的浅い点、水中だとズームが活躍するシーンも多くない点を考慮すると、水中での動画撮影がメインの用途なのであれば他のカメラを検討するのが良いかもしれません。水中でない、普通の屋外の撮影でも雨天に対応できる防水性能はとても便利な性能の一つです。
メリット/デメリット
- 防水だけでなく防塵、耐寒、耐衝撃性能も備える
- ズーム機能など、動画撮影機能に特化している
- 深い水深には対応していない
代表的な機種
JVC Everio R GZ-RX680
JVCの防水ビデオカメラの高機能モデルです。
64GBの大容量メモリ、4時間20分も撮影が可能な大容量バッテリーを内蔵していながら、他メーカーのビデオカメラにはない防水防塵機能を備えています。Wi-fi接続機能も備えており、スマホと連携しての撮影や映像の確認ができるのも強みの一つです。
内蔵メモリやバッテリーの容量を見てみると、この後紹介する他ジャンルのカメラと比べても長時間撮影に向いていることが伺えます。
反面、防水性能は5メートルまでと若干弱めですので、シュノーケリングや、ちょっとした雨天向けくらいの製品と考えておくくらいが良いかもしれません。
JVC GZ-R480
上で紹介したJVC GZ-RX680と同シリーズの下位モデルがJVC GZ-R480です。防水防塵といったアウトドア性能は踏襲ながらも、メモリを64→32GBにおさえることでコストカットに成功しています。メモリが32GBでも十分な容量ですので、やはりこの製品も長時間録画に適した製品と言えそうです。
防水性能はRX680と同じ水深5メートル防水です。深くまで潜るダイビングにはあまり向いていない製品かと思います。
[選択肢2] 防水コンパクトデジタルカメラ
ビデオカメラでなくとも水中で動画撮影は可能です。例えば防水機能付きのコンパクトデジカメが候補に挙がります。コンデジというと静止画のイメージが強めではありますが、もちろん動画撮影も可能です。
例えばオリンパスのTough TG-6、ニコンのCOOLPIX W300などが代表機種ですね。
ビデオカメラと比べると、コンパクトで持ち運びがしやすい、静止画に特化した機能などが特長としてあげられます。ビデオカメラと比べても利用できるシーンが多そうなのものポイントですね。
長時間撮影やズーム機能についてはビデオカメラに劣りますが、数分の動画撮影であれば防水コンデジでも十分です。機種によりますが10〜20メートルくらいの防水機能が搭載されていますので、そのまま水中に持ち込んで撮影が可能となっています。さらに深い水深でも、専用のハウジング(防水プラスチックケース)を装着することで潜ることができたりもします。
またGPSや電子コンパスなど、アウトドアに特化した機能を搭載した機種もあるので、登山やトレッキング、ウインタースポーツなどアウトドアが趣味の方にはオススメできる選択肢です。
メリット/デメリット
- 静止画撮影機能が充実
- 持ち運びしやすい
- ズームや長時間撮影はビデオカメラに劣る
- 機種によっては10メートル以上の深い水深にも対応
代表的な機種
オリンパス Tough TG-6
防水コンパクトデジカメの中でもかなり高性能なモデルです。防水性能は15mですが、専用の防水ハウジングをつけることで45mまで使うことができます。
耐寒、耐衝撃性能もついているのでアウトドア全般で活躍できるカメラとなっています。
水中モードと顕微鏡モードが特徴で、高画質な4K動画も撮影可能。高画質撮影はもちろん、GPS、電子コンパス、Wi-fi接続機能と盛りだくさんのカメラとなっています。
ニコン COOLPIX W300
防水カメラの中でも人気があり、とてもコストパフォーマンスの高いバランスのとれた1台です。
本体のみで水深30mまで持ち込めるので、ダイビングで手軽に撮影したい方にもおすすめのカメラです。
もちろん高画質な4K動画も撮影可能。海以外にも山や街中など幅広いシーンで活躍しそうなカメラです。
防水カメラOLYMPUS TG-6, NikonW300, PanasonicFT7, RICOH WG-6比較!2019主要4機種のおすすめは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[選択肢3] アクションカメラ(GoProなど)
こちらも厳密に言えばビデオカメラではありません。ですが水中で動画撮影したい、というニーズにはGoProをはじめとするアクションカメラも選択肢に入ってくるのではないでしょうか。アクションカメラのことを良くご存知でない方は、これまでのカメラのイメージと大きくことなることを最初に理解していただく必要があります。
GoProをはじめとしたアクションカメラの大きな特長として、小型軽量である点、超広角レンズを搭載している点などがあげられます。広角レンズとは、レンズを中心として広い角度の映像を残すことができ、背景を広く含めた臨場感ある映像の撮影が可能となります。
数分のちょっとした動画撮影や、セルフィーには適しているためInstagram等のSNSとの相性は◎です。反面、ズームが弱い(画角は変更できるが倍率が低い)などの弱点も存在します。ビデオカメラと同じ使い方を想定して買ってしまうと予想と違った!なんてことになりかねませんので気をつけてくださいね。
なお、ほとんどの機種は本体にも防水性能を備えていますが、専用のハウジング(防水プラスチックケース)を装着することでより深い水深にまで対応することができます。
メリット/デメリット
- 小型軽量
- 広角レンズ
- SNSとの相性が良い
- 専用ハウジングで40メートルの深い水深にも対応
- ズーム機能が弱い
代表的な機種
GoPro HERO7 Black
GoProの最も代表的な機種といえばこれ。4Kの高画質動画が撮影できるGoPro HERO7 Blackです。
静止画も撮影できますが、どちらかといえば動画撮影に適した作りとなっています。スマホとの接続機能も完備しており、Wifi接続→アプリ経由で直接写真をスマホを移すことも可能です。背面にタッチパネル液晶がついているため、初心者でも簡単に扱えるのが特徴です。
本体そのままでも10メートルまでの防水性能を備えており、ハウジング(防水プラスチックケース)を装着することで40メートルまでの水深で利用できます。
DJI OSMO Action
強力な手ブレ補正と自撮りしやすい前面のモニターが特徴のアクションカメラです。
GoPro同様4K動画が撮影可能で、防水性能は11mまで。こちらも防水ハウジングの使用でより深い水中での使用も可能になります。
DJI Osmo ActionとGoPro HERO7の違いを徹底解説!どちらを選ぶべきか比較検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[選択肢4] スマホの防水ケースを使う
この方法も無しではないかな、、と思います。Amazonを見ると、安いもので1000円くらいからスマホ用の防水ケースが販売されていますね。
普段使っているスマホをそのまま使えるため、手軽さといった点では最も優れているかもしれません。撮影した映像もそのままスマホ内に保存されるため、扱いも楽ちんです。
ですがやはり画質の低下は起こりえますし、ケースがしっかり密閉されていないと水没のリスクも存在します。
メリット/デメリット
- 手軽で安く手に入る
- 画質の低下、水没等のリスクがある
選び方のポイント
いくつか選択肢をご紹介させていただきましたが、たくさんあって迷ってしまいますね。水中で動画撮影をしたいということであれば、ビデオカメラにこだわりすぎずに想定する利用シーンを考えるのが一番かと思います。
例えば海でInstagramにアップする写真を撮りたい。水中やセルフィー、ちょっとした動画を撮るというのであればGoProをはじめとしたアクションカメラがオススメです。広角レンズを搭載したアクションカメラは、スマホでは撮影できないひと味違った映像撮影を可能としてくれます。
静止画撮影が中心で、かつ登山やウインタースポーツなどアウトドアを普段からする人にはアウトドア性能に特化した防水カメラが良いかもしれません。
そして長時間撮影、高倍率ズーム機能はビデオカメラならではの強みです。これらの機能が必要で、かつお子様の運動会など撮影シーンが他にも想定されるのであれば防水性能付きのビデオカメラが良さそうですね。
いずれにしても安くない買い物となりそうですので、慎重に用途にあった製品を購入したいところです!
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