HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited実写レビュー。全長わずか15mmの超薄型“パンケーキレンズ”

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高画質・操作性・堅牢性だけではなく、他メーカーにはないレンズ全体がアルミ合金の質感が特長のPENTAX limitedレンズシリーズ。
公式サイトにはPENTAX limitedレンズシリーズの目指すポリシーが記載されています。
「本質」撮る行為、そのものを楽しむ、「感性」数値では測れない、空気感を写しだす、「不変」所有し続けることに悦びを。
性能面のみならず、ボディとレンズとの見た目そのものを恰好よく、また一眼レフでしか味わえない撮影を行える事、また撮影そのものを楽しむ事を追求し続けている事がわかります。
場面に特化したレンズ、汎用性の高いレンズなど様々な様々な展開をみせています。
もくじ
PENTAX Limitedシリーズ “パンケーキレンズ”とは
今回は、2013年9月20日に発売となった「HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited」をご紹介します。
本体89g、全長わずか15mmの超軽量薄型のレンズでかなり日が経過しているにも関わらず、見た目や持ち出しやすさ、扱いやすさから根強い人気を誇っており、現在も販売を続けています。
ペンタックスKシリーズはすべての装着レンズで手振れを抑制出来るボディ内手ぶれ補正を搭載、独自の設計によりレンズ全長15㎜のパンケーキレンズと言われるレンズが誕生しました。
パンケーキレンズとは、名前の通りパンケーキのように薄いレンズを呼ぶことが多く、全長が極端に短いレンズを差します。
シンプルな構造で成り立つため、多くが単焦点レンズ、 焦点距離は広角の物が多く、撮影時にも扱いやすいものが多いようです。
HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited 外観レビュー
見た目通りの携帯性、メタルボディの外観デザインとなっており、PENTAXのボディに合うように設計されています。
ペンタックス独自の特殊コーティングを施しており、ホコリや水滴、油などが付きにくく、付着した場合でも落としやすいレンズボディになっています。
本体89g/全長わずか15mmの超軽量薄型
なんといっても外観面の特徴はユーザーから「まさにこれがパンケーキレンズ」と言われるその薄さ。
同等のスペックを持つ35mm判一眼レフカメラ用交換レンズに比べても大幅な小型・軽量化を成功しました。
全長15㎜・レンズ質量89gなことから、身体的な負担なども少なくお手軽に持ち出せる点が評価されています。
重いレンズや長いレンズだと撮影箇所を選ぶ、取り出すのをためらってしまうということもないため、携帯性に優れたレンズといえます。
交換の必要がなくカメラに付けっぱなしで良いという点は、野外に持ち出す機会の多いPENTAXのカメラでは大きい魅力であると感じますね。
アルミ削り出しボディ・専用のレンズキャップ・レンズフードを採用
limitedレンズシリーズの特徴の1つに、1本ごとに専用のレンズキャップ・レンズフードが採用されている点。
レンズフードはどれも付けはずしの必要がない構造にしており、遮光性を上げるため1つ1つのレンズに合わせたフードで、キャップを外せばすぐに撮影を開始する事が可能です。
今回の「HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited」はねじ式のフロントキャップを使用し、ドーム型のフードになっており、内側には30.5mmのフィルターを装着することが出来ます。
制作陣のlimitedシリーズへのこだわりが伝わってきますね。
smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedとの外観比較
こちらもパンケーキレンズと呼ばれ、ロングセラーを続けてきた「smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」との外観面での比較写真です。
焦点距離やF値の値のに少々差があるものの、同様のパンケーキレンズと比べても薄いのが分かります。
また余談となりますが「smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」は現在「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」として持ち味を生かしながらリニューアルを遂げました。
HDコーティングとなったことから、フレアなどを防ぎレンズボディ本体の堅牢性が増しています。
レンズフード有
レンズフード無
HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited 性能レビュー
根強い人気を誇る理由には抜群の携帯性のほか、その描写力も支持されています。
中望遠に値する画角(35mm換算で61mm)のため、どのような被写体でも撮影を行う事が可能。
Limitedシリーズならではの高精細な描写力
シンプルなレンズ構成により、単焦点レンズ・またPENTAXらしい描写性能を備えています。
PENTAXのボディはボディ本体側が感度に強いため、暗い場面や動いてしまう被写体であっても撮影が可能です。
被写体の決まっていない日になんとなく持ち出すにはもってこいのレンズかと思います。
焦点距離40mm・開放F値/2.8
開放F値も2.8と明るく、自分で距離をはかる必要はあるもののポートレート、室内、風景、夜景撮影など幅広いジャンルの撮影に対応できます。
またF値の値と被写体との距離を調整すると美しく柔らかいボケ味を出せるため、自分の好きなボケ味を探すのもおすすめです。
ペンタックスAPS-Cサイズ一眼レフカメラ装着時に35ミリ判換算で焦点距離61mm相当の画角が得られます。
HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited フォトギャラリー


HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited スペック表
レンズ名 | HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited | ||
---|---|---|---|
対応マウント | ペンタックスKマウント系 | ||
レンズタイプ | 単焦点レンズ | ||
焦点距離(35ミリ判換算) | 40mm(61mm相当) | ||
開放絞り値 | F2.8 | ||
最小絞り | F22 | ||
画角 | 39° | ||
レンズ構成 | 4群5枚 | ||
絞り羽根枚数 | 9枚 | ||
最短撮影距離 | 0.4m | ||
最大撮影倍率 | 0.13倍 | ||
フィルター径 | 30.5mmまたは49mm | ||
最大径 x 長さ | 63 x 15 mm | ||
質量(重さ) | 89g |
まとめ
フットワークを活かした軽快な撮影が可能で、普段からカメラを持ち歩く方の常用レンズとして最適です。
一眼レフをコンパクトデジタルカメラのように持ち出せる点は、様々な面で魅力だと感じました。
今回はKPに装着し散策を行いましたが、やはりいつも使っているレンズより軽く自身への負担を感じる事が少なかったです。
LV(ライブビュー)を使い上からの撮影も負担を少なく行え、様々な角度から、またブレを抑えた撮影を楽しむ事が出来ました。
個人的には何枚か作例に追加させて頂きましたが、ボディ内のカスタムイメージ(銀残しやほのか)などと組み合わせて撮影するのが楽しかったです。
次回は手持ちのK-3を使用しての撮影も試してみたいと思います。
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