Google Pixel 6 Proを実機レビュー!Google Pixel 6との違いとカメラ性能や注目機能の使用感を紹介
更新日2024/11/26
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検索エンジンやYouTube、クラウドサービスなど数多くのサービスを展開するIT業界の雄「Google(グーグル)」ですが、スマートスピーカーやワイヤレスイヤホンなどハードウェア製品の開発・販売にも積極的です。
なかでも最注力しているのがスマホブランドの「Pixel(ピクセル)シリーズ」。2016年に第1世代が発売(日本では第3世代から)され、毎年グレードアップした機種が発売されています。
そこで、今回は2021年10月28日に発売された最新&フラグシップ機種の「Google Pixel 6 Pro」の実機レビューを紹介します。同時発売の「Google Pixel 6」との違いも含めてまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
もくじ
Google Pixel 6 Proの特長
「Pixel 6シリーズ」で見逃せないのはGooge初の純正チップ「Google Tensor」が搭載されたことです。つまり、Androidスマートフォンの中で最も最適化された機種であり、文字通り最高クラスのフラッグシップモデルと言えます。
「Pixel 6シリーズ」は性能と機能で共通する部分も多いため、上位機種の「Google Pixel 6 Pro」ならではの主な特長を確認してみましょう。前のフラッグシップモデルだったGoogle Pixel 5(実機レビュー)よりも大幅にパワーアップしています。
- Google初の純正チップ「Google Tensor」を採用
- 6.7インチのディスプレイには消費電力を抑えたLTPO OLEDを採用し、最大120Hzのリフレッシュレートに対応
- 最大5,000万画素の3眼カメラを搭載
- RAWデータ(.dngファイル)の保存も可能
- 消しゴムマジックやモーションモード、夜景撮影など多彩で充実したカメラ機能
- GoogleのAI技術を駆使した日本語音声の自動書き起こしやリアルタイム翻訳など機能が充実
- IP68の防塵防水仕様
- 5G通信は6subとミリ波に対応
- おサイフケータイ(Felica)を搭載
- 大容量の内蔵バッテリー&最大33Wの急速充電に対応
Google Pixel 6 ProとGoogle Pixel 6のスペック比較表
項目 | Pixel 6 Pro | Pixel 6 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ LTPO OLED(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass VictusTM |
6.4インチ OLED(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass VictusTM |
ディスプレイ解像度 | 1,440×3,120(QHD+)/512ppi/19.5:9 | 1,080×2,400(FHD+)/411ppi/20:9 |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大90Hz |
静止画 | ◇アウトカメラ(3眼構成) – 超広角:1,200万画素(F2.2/視野114°) – 広角:5,000万画素(F1.85/視野82°) – 望遠:4,800万画素(F3.5/視野23.5°) ※LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー ※光学式および電子式手ぶれ補正機能 ※光学ズーム4倍 ※超解像ズームと望遠カメラ最大20倍 ◇インカメラ – 1,110万画素(F2.2/視野94°) |
◇アウトカメラ(2眼構成) – 超広角:1,200万画素(F2.2/視野114°) – 広角:5,000万画素(F1.85/視野82°) ※LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー ※光学式および電子式手ぶれ補正機能 ◇インカメラ – 800万画素(F2.0/視野84°) |
動画 | ◇アウトカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – スローモーション(FHD,120/240fps) – タイムラプス(4K) ※デジタルズーム最大20倍 ※光学式手ぶれ補正機能 ※動画形式: HEVC(H.265)と AVC(H.264) ◇インカメラ – 4K(30fps) – FHD(30/60fps) |
◇アウトカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – スローモーション(FHD,120/240fps) – タイムラプス(4K) ※デジタルズーム最大7倍 ※光学式手ぶれ補正機能 ※動画形式: HEVC(H.265)と AVC(H.264) ◇インカメラ – FHD(30fps) |
撮影機能 | 消しゴムマジック モーション モード リアルトーン 顔フォーカス パノラマ 手動によるホワイト バランス設定 ロックされたフォルダ 夜景モード トップショット ポートレート モード ポートレート ライト 超解像ズーム モーション オートフォーカス よく撮影する人 デュアル露出補正 Live HDR+ シネマティック撮影 |
|
OS | Android 12 | |
CPU | Google Tensor Titan M2 セキュリティコプロセッサ |
|
メモリ(RAM) | 12GB | 8GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 128GB/256GB UFS3.1 | |
SIMカード | デュアルSIM – 排他的シングルSIMスロット(nanoSIM) – eSIM |
|
通信規格 | 5G(sub6/ミリ波) / 4G LTE | 5G(sub6) / 4G LTE |
Bluetooth | 5.2+LE | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax):2.4GHz+5GHz+6GHz HE160 MIMO |
|
NFC | 対応(FeliCa対応) | |
バッテリー容量 | 最小:4,905mAh 標準:5,003mAh |
最小:4,524mAh 標準:4,614mAh |
充電規格 | ・USB-C PD 3.0 PPS:最大33W ・Google Pixel Stand(第2世代):最大23W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大12W |
・USB-C PD 3.0 PPS:最大33W ・Google Pixel Stand(第2世代):最大21W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大12W |
生体認証 | ディスプレイ内蔵の指紋認証 ※顔認証はなし |
|
防塵防水性能 | IP68 | |
サイズ (幅×厚さ×高さ) |
75.9mm×8.9mm×163.9mm | 74.8mm×8.9mm×158.6mm |
重さ | 約210g | 約207g |
カラーバリエーション | Stormy Black/Cloudy White/Sorta Sunny | Stormy Black/Sorta Seafoam/Kinda Coral |
公式税込価格 | 128GB:116,600円 256GB:127,600円 |
128GB:74,800円 256GB:85,800円 |
Pixel 6 Proを実機レビュー
Google初の純正チップをはじめ、高性能なカメラ、多彩な撮影モード、大容量バッテリーと目白押しな「Google Pixel 6 Pro」。実際どんなパフォーマンスを見せてくれるのか非常に楽しみな一台です。
「Google Pixel 6 Pro」を数日間使ってみましたので、スペックだけでは分かりにくい実際の使用感も踏まえてまとめてみました。
セット内容
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。
急速充電規格に対応する「Google Pixel 6 Pro」ですが、電源アダプタは付属しません。USB PD対応の電源アダプタもしくはワイヤレス充電器は別途必要があります。
充電器は純正品を購入するよう案内されていますが、後ほどサードパーティ製の電源アダプタで検証もしていますので参考になれば幸いです。
- Google Pixel 6 Pro(本体)
- USB-Cケーブル(USB2.0)
- Type-A変換アダプター
- クイックスタートガイド
カメラバーを配したユニークなデザイン
フラッグシップ機として機能や性能も気になりますが、最もユニークなのは背面上部に大きな「Pixelカメラバー」を配したプロダクトデザインではないでしょうか。筆者が初めて「Google Pixel 6」のティーザーを見た時は、ロボコップを想起しました。
「Google Pixel 6 Pro」には3つのレンズ、「Google Pixel 6」には2つのレンズが内蔵されています。
「Pixelカメラバー」があることで本体上部が約3mmほど浮きますが、そのことでフラットな面に置いたときにディスプレイ内が見やすかったり、つまんで持ち上げやすいという意外なメリットにが見つかりました。
高級感とタフさを兼ね備えたボディ
ディスプレイ面と背面にはどちらもCorning製の「Gorilla® Glass Victus」が採用されています。(「Google Pixel 6」の背面は「Gorilla Glass 6」)
「Gorilla® Glass Victus」は最大2mの高さからの落下耐性および引っかき傷に対する保護性能を有した強化ガラスということもあり、光沢があり高級感が漂います。
ただ、ガラス加工ということもあり指紋は目立ちやすいと思いました。特にStormy Blackだと一層目立ったので、気になる方は純正ケースと合わせて使用するのことをおすすめします。
サイズ感も似ている「Google Pixel 6 Pro」と「Google Pixel 6」ですが、側面の形状が大きく異なります。
「Google Pixel 6」は直線的に設計されたマットなフレーム、「Google Pixel 6 Pro」は丸みを帯びた光沢感のあるフレームが採用されています。両機種はスペック上なら同じ厚みではありますが、形状が違うため「Google Pixel 6 Pro」がスリムで手に収まりやすいホールド感があります。
ちなみに「Google Pixel 6 Pro」の側面フレームも指紋が目立ちます。逆に「Google Pixel 6」はつや消しされたフレームということもあり、指紋は一切目立ちませんでした。
インターフェースは正面向かって右側に電源ボタンと音量+/-ボタン、底面にUSB-Cポートとスピーカー兼マイクが2基、左側にSIMカードスロット、上面にマイク1基という構成で、イヤホンジャックは非搭載です。
電源ボタンと音量ボタンが一箇所に集約されているので、個人的に好む配置でした。
サイズは大型、そして重量級
[画像]2つ並べた、手に持ってみてもいい
各メーカーフラッグシップの大型化が目立ちますが、「Google Pixel 6 Pro」と「Google Pixel 6」もその例外ではありません。成人男性の手で持ってみても、片手操作は難しいものがあります。
サイズに比例してどちらも重量級で、それぞれ単体で200gを超えています。「Google Pixel 6 Pro」にいたってはケースも付けると250gに迫る計算になります。
カメラ性能を活かしたジンバル撮影を検討している方にとっては、スマホジンバルのペイロード(250g±30gくらい)では心許ないかもしれません。
機種 | Pixel 6 Pro | Pixel 6 | ||
---|---|---|---|---|
スペック | 実測 | スペック | 実測 | |
重さ | 約210g | 約210.5g | 約207g | 約206g |
QHD+解像度&最大120Hzの高精細ディスプレイ
ディスプレイサイズは「Google Pixel 6 Pro」と比べて0.3インチしか変わりませんが、「Google Pixel 6 Pro」はスペック面で大きなアドバンテージがあります。
解像度は1,440×3,120(QHD+)、リフレッシュレートは最大120Hzに対応し、LTPO OLED(有機EL)の高精細な湾曲ディスプレイを採用しています。SNSのスクロール、ゲームアプリ等を使っている限りはサクサクとスムーズでした。
湾曲ディスプレイから側面フレームへなだらかなカーブを描いたシームレスな設計となっているため、握ったときにボディの一体感を高めているように感じました。
項目 | Pixel 6 Pro | Pixel 6 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ LTPO OLED(有機EL) | 6.4インチ OLED(有機EL) |
ディスプレイ解像度 | 1,440×3,120(QHD+)/512ppi | 1,080×2,400(FHD+)/411ppi |
アスペクト比 | 19.5:9 | 20:9 |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大90Hz |
HDRサポート | 対応 | |
色深度 | 24bit(1,600万色) |
生体認証はディスプレイ内指紋認証を採用、顔認証はなし
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」に採用された生体認証はディスプレイ内蔵の指紋認証の指紋認証のみとなりました。他にもパターンやPINコード(暗証番号)でも設定できます。iPhoneのFace IDのような顔認証はありません。
指紋認証の精度は良く、反応速度も申し分ないのですが、本体サイズが大きいだけにPixel 5の背面にあった指紋認証センサーも搭載して欲しかったです。
顔認証が無いことは、マスクが当たり前になった今では全く支障はありませんでした。
IP68の防水性能
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」はPixel 5に引き続き、最高等級の防塵防水性能であるIP68相当が施されています。
せっかくのカメラ性能を活かすなら雨の日やアウトドアなどのシーンでも使いたいものなので、ちょっとした汚れや濡れを気にしなくてもよいのは安心感があります。
- IP6X:粉塵の侵入が完全に防護されている
- IPX8:水面下15cm〜1mに30分超没しても水が侵入しない
LDAC、空間オーディオに対応
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」はLDACコーデックに対応しており、ワイヤレスイヤホンでハイレゾ音源(最高48kHz/24bit)を楽しめます。また、Amazon Music HDで確認したところ空間オーディオ(Dolby Atmosおよび360 Reality Audio)でも視聴することができました。
本体にはステレオスピーカーが搭載されていますが、スピーカー性能として”スマホのスピーカー”という感じす。本体設定でイコライザー等の設定もなく、ボリュームを半分より上にあげると割れたので、フラッグシップ機としては物足りなさを感じました。
ぜひLDACかつ空間オーディオに対応するワイヤレスイヤホンを組み合わせて楽しんでください。
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「Google Tensor」のベンチマークスコア結果
ほとんどのAndroidスマホに搭載される「Qualcomm® Snapdragon」と「Google Tensor」を相対比較できるように、ベンチマークツールの「AnTuTu Benchmark」で比較した結果が上の画像です。
ベンチマークスコアだけでいえば2020年に発売されたスマホに搭載された「Snapdragon 865」と同程度です。「CoDモバイル(Call of Duty)」等のアプリ版のFPSで1時間以上連続で遊んでみても、気になるカクつきや遅延等は見られず、サクサクと軽快な操作感でした。メモリ(RAM)も12GB(Google Pixel 6は8GB)積んでいることも魅力的です。
ちなみに、「Google Pixel 6 Pro」と同じ発売月(2021年10月)の「Galaxy Z Flip3 5G」のベンチマークスコアは719120(「Qualcomm® Snapdragon™ 888 5G」が搭載)ということで、高い基準からスタートした「Google Tensor」のこれからに大きな期待を抱く結果となりました。
たっぷり使える大容量バッテリー
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」は大容量のバッテリーを内蔵しており、一日中使ってもバッテリー切れの心配はありませんでした。検証のために高負荷のFPSアプリや4K撮影を連続使用するとさすがにバッテリーの減りは早いですが、普段どおりの利用で残バッテリーに不安を感じることはほとんどありませんでした。
自動調整バッテリー機能をオンにしておけば、アプリの使用パターンを学習および最適化によってバッテリーの節約にも繋がります。他にも、バッテリーセーバー/スーパーバッテリーセーバー機能もあるので、とにかく電池を節約したい時、電源確保が難しい有事の際にも役立ちます。
項目 | Pixel 6 Pro | Pixel 6 |
---|---|---|
バッテリー容量 (標準) |
5,003mAh | 4,614mAh |
バッテリー容量 (最小) |
4,905mAh | 4,524mAh |
発熱とバッテリーの減りを検証
「CoDモバイル」を使用しているときの発熱について調べたところ、バッテリーは通常時よりも10度高い約40度、CPU温度は通常時から+20度の50度まで引き上がりました。手に持っているとジリジリと熱を感じるくらいです。
ちなみに上記は室内環境×ゲームの結果ですが、晴天時の外×4K動画撮影でも同様の結果となりました。ただ、Stormy Blackの色が熱を吸収するのか、実際の温度よりも手に持った「Google Pixel 6 Pro」の温度は高めに感じたことは共有しておきます。
また、バッテリーは4K撮影のほうが減りが早いかもしれません。以下、検証結果をまとめたものです。
使用環境 | 開始前 | 1時間後 |
---|---|---|
室内環境×FPS | 29%→ | 19% |
屋外晴天環境×4K撮影 (fpsはオート) |
40%→ | 12% |
発熱/バッテリーいずれもAnTuTu Benchmarkのモニター結果からまとめています。
最大33Wの急速充電をサードパーティ充電器で検証
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」は最大33W入力の急速充電が可能です。
しかし、33Wの急速充電を実現するにはUSB PD PPS規格に対応した電源アダプタが必要となり、USB PD規格でもPPS非対応の充電器だと入力値は下がってしまいます。
そこで実際にUSB PD PPS規格に対応している「Anker PowerPort III 65W Pod Lite」とPPS非対応の「ZENDURE SuperPort 61W」で、「Google Pixel 6 Pro」のバッテリー残量が10%以下のときに入力値を計測してみました。結果はどちらも30Wに届きませんでした。
このことからも純正品の「Google 30W USB-C 充電器」を選んで間違いないと思います。2021年10月現在で30W出力のUSB PD PPS規格に対応する充電器を探してみましたが、値段的にもお手頃かつ相性に間違いもないので安心です。クイックスタートガイドでも該当製品を推奨しているので、セットで購入することをおすすめします。
なお、Google Pixel Stand(第2世代)やQi規格のワイヤレス充電にも対応していますが、有線充電よりも入力値は下がってしまうことは留意しておきましょう。
項目 | Pixel 6 Pro | Pixel 6 |
---|---|---|
USB-C PD 3.0 PPS | 最大33W | |
Google Pixel Stand (第2世代) |
最大23W | 最大21W |
Qi規格のワイヤレス充電器 | 最大12W | 最大12W |
30W USB-C Power Adapter – Google Store
国内版はおサイフケータイ(Felica)に対応
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」ともに日本国内版の機種には非接触決済のFelicaが搭載されているので、Google Payやおサイフケータイのスマホ決済も可能です。
最低5年間のセキュリティアップデートの提供やGoogleのクラウド専用サーバーにも搭載されている「Titan」セキュリティチップも採用されていることから、決済端末としても最高レベルに安心して使えます。
楽天モバイル対応しているが……
今回は楽天モバイルのnanoSIMを用意しましたが、4G回線/5G回線ともに受信できていることを確認しました。
しかし、Pixle 6 Proはミリ波に対応しているものの、楽天モバイルはミリ波をほぼ提供できていない(都内の拡大予定エリアも奥多摩町付近のみ)状況なので、確認することは出来ませんでした。
2021年10月29日現在でPixel 6を取り扱うのはauとSoftbank、Pixle 6 ProはSoftbankの通信キャリアがありますので、ミリ波の高速な5G回線の恩恵を受けるには楽天モバイルだと現状力不足です。
対応バンド | Pixel 6 Pro | Pixel 6 |
---|---|---|
5G(Sub-6) | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78 | |
5G(ミリ波) | n257 / n258 / n260 / n261 | 非対応 |
4G LTE | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71 |
Pixel 6 Proのカメラ性能(作例あり)
GoogleがPixel史上最高の機能を備えたカメラということで、スナップ撮影をしてきました。すべて撮って出しの写真です。
他社のフラッグシップ端末と比べると、シャッタースピードやISOなど細かく調整するマニュアル撮影モードはありませんが、直感的な操作で高性能なカメラを使える利点を感じました。
広角撮影
3枚目は超広角です。
色味は結構キレイだと思いますが、全体的にシャープネスが強めに出ているように見えますね。
「Google Pixel 6 Pro」の広角カメラは最大5,000万画素と表記されていますが、実際の撮影データではおよそ1,250万画素になっていました。詳しいところは分かりませんが、センサースペックとしては最大5,000万画素ですが、実際には高感度性能の向上やダイナミックレンジの低下を抑えるために解像度を下げているのではないかと思います。
光学ズーム4倍とデジタルズーム20倍の解像感を比較
広角(1倍)から光学ズーム4倍とデジタルズームの最大20倍とで解像感にどのくらいの違いが出るのか調べてみました。
デジタルズームだとやはり解像感は低くなりますね。人物撮影なら光学4倍の距離に収めるに越したことはないでしょう。
ポートレート撮影
ポートレート撮影は、毛のフサフサしているところも含めて精度が非常に高いと思います。うるさすぎず適度なボケ具合もグッドです。
モーションモード:アクションパンと長時間露光
Beta版(2021年10月29日現在)である2種類のモーションモードは、カメラに詳しくなくてもそれっぽく撮影できるモードです。
まず長時間露光ですが、シャッターボタンをタップするだけで、光跡や白糸の滝のような写真が簡単に撮影できます。使用方法もすごく簡単なので、撮影スポットや観光地でも重宝する機能だと思いました。
もう1つはアクション パンです。移動する被写体を撮影することで、躍動感のあるダイナミックな効果を付けてくれます。
長時間露光同様に操作自体は簡単なのですが、イメージした写真を撮影するのに被写体選びや撮影シーンに悩みました。実際、上の写真は十数回チャレンジして、それでも完成度が高いとはいえませんが、やっとそれっぽく撮れたものです。
もう少し成功率が上がるようになれば、子供の運動会とかで使える機能になりそうです。
消しゴムマジック不要な映り込みを修正
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」から搭載された編集ツール「消しゴムマジック」ですが、かなり精度は高いと思います。
消した後はコピースタンプで埋めたような違和感は残りますが、スマホで見る限りは気にならない程度です。何より一切の手間をかけずに修正できることに魅力を感じました。
4K動画でVlogを撮影してみた
4K(30fps/60fps)、シネマティックモードを使って簡単なVlog映像を撮影してみました。いずれも撮影時に露出を少し調整した程度で、撮って出し映像でまとめています。
すべて手持ち撮影ですが、大きなブレは感じません。シネマティックモード以外にも3種類の手ブレ補正が用意されており、撮影シーンによって使い分けられます。
スマホが重いのでスマホジンバル利用に不向きと先述しましたが、手持ち撮影でも十分ブレの少ない映像を残せると思いました。
色味はコントラストが若干強めな気もしますが、目で実際に見えている色合いに近いと感じました。
タイムラプス撮影も4K対応
タイムラプス動画は4K解像度でも撮影可能です。手持ちで撮影したものですが、手ブレ補正もしっかり効いている印象でした。
ただタイムラプス撮影の長回しだと、「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」の重さは手持ち撮影にしんどいので、三脚等固定できるものを用意しておくと良いでしょう。
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夜景モード(天体写真モード)
Pixel 5でレビューしたときも好印象だった夜景モードおよび天体写真モードも非常に優秀です。
この写真も広角レンズで撮影していますが、昼間に撮影した写真と同じく1,250万画素であることも確認できました。画素数を減らし1つあたりの画素サイズを大きくすることで、光の取り込む量を増やしていることが分かりますね。
Google Pixel 6 Proで注目のAI機能
Pixelらしい強みとして、GoogleのAI技術が活用された機能があります。なかでも、「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」から搭載された日本語文字起こしとリアルタイム翻訳は、日常生活やビジネスシーン、旅行にも便利ですので紹介させてください。
リアルタイム翻訳
動画はサンプルでもらった外国語メニューと自宅に合った洋書をリアルタイム翻訳をしたときの映像です。
「なぜ、マケドニア語??」という部分はあれど、翻訳内容を表示する変換スピードが非常に早く内容も分かるものになっていました。
英語がおぼつかなくても、海外の文献や論文から知識を得られるツールとしても活躍すると思います。
通貨においても現在レートで日本円にリアルタイムで変換されるかも?と今後のアップデートに大きな期待を寄せてしまうプロダクトでした。
日本語の文字起こし
インタビュー・議事録などビジネスシーンで重宝しそうな日本語の文字起こし、レンティオ株式会社のミッションを音読したときの文字起こしが上の動画です。
マイクの距離や滑舌など様々なパターンで試してみないと分かりませんが、何度か使った限りでは十分実用レベルです。
実は日本語の文字起こしに関する説明も、日本語の文字起こし+簡単な修正で書きました。ライターにとって新たな神器の1つになるかもしれません。
Pixel 6 ProとPixel 6はどっちを買うべきか?
では、「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」はどっちを買うべきなのでしょうか?結論から言えば、「Google Pixel 6」のほうが高コスパと言えるでしょう。
できるだけキレイな解像度&高いリフレッシュレートのディスプレイ、望遠カメラ付きが必須でない限りは、共通する部分も多いだけに端末価格の4万円の差は大きいように思います。
「Google Pixel 6 Pro」「Google Pixel 6」は、まさにPixelシリーズにおいて真のフラッグシップ機と呼べる機能と性能を有したスマホ端末です。「Google Tensor」が一世代目ということも考えれば、Pixel 7、8、9と今後の端末も楽しみでなりません。
スマホはレンタルもできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタル(3ヶ月〜)で借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
[レンタル] スマートフォン – Rentio[レンティオ]
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