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待ちに待った手の届きそうな価格帯のApple純正モニター「Studio Display」が2022年の春に発売されました。
プロユース向けに発売された高価格帯の「Pro Display XDR」を除くと、2016年に廃盤になってしまった「4K Thunderbolt display」以来、6年ぶりのApple純正モニターになります。
「Pro Display XDR」は60万円ほどする価格でなかなか購入することができない価格帯でしたが、「Studio Display」は20万円ほどと一般ユーザーでも頑張れば手の届く価格になっています。
ですが、20万円という価格は決して安い買い物ではないですよね。
購入したけど合わなかった、思っていたのとは違うなんてことは避けたいものです。
正直、スペックや価格だけ見ると、リフレッシュレートも高くなければHDRにも対応していない、むしろ他のモニターの方がお得に購入することができると思います。
気になっているけど購入する理由が…という方に向けて、Apple Studio Displayのメリット・デメリットを徹底レビューしました。
もくじ
Apple Studio Displayの特徴
Apple Studio Displayの特徴は以下の通りです。
Apple Studio Displayの特徴
- 27インチ5KのRetinaディプレイ
- 5,120 x 2,880ピクセル解像度、218ppi
- 600ニトの輝度
- 1,470万ピクセル
- 10億色に対応
- P3の広色域
- センターフレームに対応した12MP超広角カメラ
- スタジオ品質の3マイクアレイ
- 6つのスピーカー搭載
- 10Gbpsに対応した3つのUSB-Cポートと最大96Wの給電に対応したThunderbolt
それぞれの特徴を詳しく紹介していきたいと思います。
Apple Studio Displayのスペック一覧
Apple Studio Displayのスペックは以下の通りです。
Studio Displayの上位互換となるPro Display XDRと、Studio Displayが発売される前にAppleから販売されていたLGのUltraFine 4K Displayと比較してみました。
Apple Studio Display | Apple Pro Display XDR | LG UltraFine 4K Display | |
---|---|---|---|
サイズ | 27インチ | 32インチ | 23.7インチ |
解像度 | Retinaディスプレイ 5,120 x 2,880ピクセル(5K) |
Retina XDRディスプレイ 6,016 x 3,384ピクセル(6K) |
3,840 x 2,160ピクセル(4K) |
画面輝度 | 600ニト | 1,600ニトのピーク輝度 | 500ニト |
色域/色深度 | P3広色域/10億色対応 | P3広色域/10ビット深度(10億7,300万色) | P3広色域/数百万色以上 |
リフレッシュレート | 最大60Hz | 最大60Hz | 最大60Hz |
HDR | - | ◯ | - |
オーディオ | 空間オーディオに対応した6スピーカーサウンドシステム | - | 内蔵ステレオスピーカー |
カメラ | センターフレームに対応した12MP超広角カメラ | - | - |
マイク | スタジオ品質の3マイクアレイ | - | - |
外部ポート | USB-Cポート × 3(最大10Gb/s) Thunderbolt 3ポート × 1(96Wのホスト充電) |
USB-Cポート x 3(最大5Gb/s) Thunderbolt 3ポート × 1(96Wのホスト充電) |
Thunderbolt 3ポート × 2(85Wのホスト充電) USB-Cポート × 3(最大5Gb/s) |
本体サイズ(高さ×幅×厚さ) | 47.8cm×62.3cm×16.8cm | 53.3cm×71.8cm×27.8cm | 41.8cm×55.6cm×23.0cm |
重量 | 6.3kg | 11.78kg | 7.0kg |
価格 | 199,800円〜 | 582,780円〜 | 85,580円 |
こうやって比較してみると、Studio Displayは価格こそ高いものの、カメラやマイク機能など他のモニターにない機能が充実しています。
また後述しますが、Studio Displayの6スピーカーサウンドシステムは非常に素晴らしく、価格並みか価格以上の性能とも考えられます。
こんなディスプレイは見たことない!超高精細な5K Retinaディプレイ
僕が普段使用しているM1 MacBook ProにもRetinaディスプレイは使用されており、基本的なスペックはほぼ同じですが、Studio Displayに使用されている5K Retinaディプレイの美しさは桁違いの美しさでした。
5,120 x 2,880ピクセル解像度と218ppiの画素密度から構成されるStudio Displayの映像美は、息を呑むほどの美しさがあります。
写真内の映像元:『アジア。 8K ULTRAHDの究極のツアー-1つのビデオで33か国』 – YouTubeより
クリエイティブ用途として最適のモニター
MacやMacBookなどは、クリエイターにも人気のパソコンです。
動画編集や写真の現像、またデザインの作成など多くのクリエイターに使用されています。
Studio Displayの5K Retinaディプレイは非常に美しく、撮影した素材そのままを表現しているように見えます。
実際に僕が普段使用しているカメラのX -S10で撮影してきたRAW画像を現像してみました。
普段はWQHDのウルトラワイドモニターを使用して現像を行なっているのですが、Studio Displayは画像の細部まで確認することができます。
また、色の再現性も高いので、思った色を再現することが可能になります。
動画編集や画像の現像などあらゆるシーンで活躍してくれると思います。
シンプルな美しいデザイン
Appleの製品は製品本体の美しさもさることながら、製品を包む化粧箱の美しさもApple製品の魅力の一つです。
Studio Displayを梱包している化粧箱も丈夫に取手がついていたり、ディスプレイを取り出す時も矢印の方向に押すだけでディスプレイを簡単に取り出すことができます。
Apple製品を購入する理由の一つに、デザイン性がありますよね。
他のメーカーが真似したくなるようなシンプルかつスタイリッシュなデザインが魅力的です。
Studio DisplayはApple製品の象徴でもあるような美しくシンプルなデザインをしております。
従来のモニターは凹凸があったり、ロゴが入っていたりしますが、Studio Displayは一枚のガラスで覆われたディスプレイになっています。
また、MacBookなどの他の製品と並べてみても統一感があってとてもかっこいいです。
Studio DisplayはPro Display XDR同様にベゼルを除く全面がディプレイになっています。
これまでMacの顎とも呼ばれていた、iMacのような画面下部にAppleのロゴマークなどはなく、すっきりとしたデザインになっています。
やはり、クリエイター向けに製造されているためか作業に集中しやすいデザインなのかもしれません。
一方で顎がなくなった分、チップやスピーカーなどの機器を本体内部に収納しているため、厚みは24インチiMacと比較し分厚くなっています。
ベゼルは27インチiMacと比較すると狭くはなりましたが、近年主流のベゼルレスモニターと比較するとやはり太く感じます。
背面にはAppleのリンゴのロゴマークが美しく描かれています。
最大600ニトの明るいディスプレイ
Studio Displayの最大輝度は600ニトとなっており、M1チップを搭載した24インチiMacやMacBook Pro 、MacBook Airよりも100ニト明るくなっております。
僕が所持しているM1チップモデルのMacBook Pro 13インチと比較すると最大輝度の違いが感じられます。
日中の窓脇でも画面が見えづらいなんてことはなく、全く問題なく使用することができました。
照明が煌々と降り注ぐスタジオなどでも、支障はないと考えます。
トップクラスの反射防止コーティング
Studio Displayは、標準ガラスには業界トップクラスの反射防止コーティングが使用されており、明るい場所でも極力反射が気にならないようになっています。
しかし、ライトや窓からの光などの強い光源は反射してしまいます。
一方で、真っ黒な画面でなければ反射もそこまで気になりませんでした。
直接的な光源が後ろにある場合は反射が気になるかもしれませんが、部屋などで使用する場合は問題ないと言えます。
また、オプションでディスプレイのガラスをNano-textureガラスに変更することができます。
Nano-textureガラスは強い
撮影スタジオなど光源が多くある場所ではNano-textureガラスのオプションを適用した方がいいかもしません。
しかし、Nano-textureガラスにすることでグレア加工のようになってしまうので、実際に色味とは異なる色味になってしまう可能性があります。
動画編集や写真の現像などの使用を想定している際は、標準ガラスにした方がよいと考えます。
標準ガラス | Nano-textureガラス |
---|---|
199,800円 | 242,800円 |
4つの接続ポート
背面には、Thunderbolt 3のポートが1つと、USB-Cのポートが3つ搭載されています。
Thunderbolt 3のポートは、ディスプレイへの入力ポートとなっており、また最大で96Wの給電にも対応しています。
MacBook Proに接続してみましたが、94Wの給電を確認することができました。
MacBook ProのようなノートPCと接続する際は、ノートPCに給電しつつもディスプレイへの出力も可能ですのでケーブルが1本で済みます。
また、3つのUSB-Cのポートには外付けのSSDの接続や、マウスやキーボードなどの周辺機器の充電としても使用することができます。
高さや傾きを調整できるスタンド
Studio Displayは、3つのスタンドから選択することができます。
傾きを調整できるスタンド | 傾きと高さを調整できるスタンド | VESAマウントアダプタ |
---|---|---|
199,800円 | 243,800円 | 199,800円 |
傾きを調整できるスタンドは高さが固定されているので47.8 cm以上の高さにすることはできませんが、傾きと高さを調整できるスタンド にすると最小で47.9 cm、最大で58.3cmまで高さを変えることができます。
また、モニターアームなどに取り付けることのできるVESA対応のモデルもあります。
モニターアームに取り付けることで、角度や高さだけでなく回転させて縦表示にすることも可能になります。
今回購入したモデルは傾きを調整できるスタンドタイプになります。
高さの調整は出来ないものの、ディスプレイの角度を変えることができます。
普段僕はモニターアームにモニターを設置しているのですが、Studio Displayの傾きを調整できるスタンドは少し低く感じました。
メインモニターとして長く使用することを想定した場合は、傾きと高さを調整できるスタンドか安価に済ませたい場合はVESAマウントアダプタの方が利便性があって良いと思われます。
または、卓上のパソコン台などで少し高さを出すなどの方法も考えられます。
スピーカー性能
Studio Displayには、6つのスピーカーが搭載されています。
4つのフォースキャンセリング
HomePod miniも発売当初は小さいのに音質がいいや迫力があると言われており、実際僕もHomePod miniの音色を気に入っていました。
しかし、Studio DisplayはHomePod miniを遥かに凌ぐ音質と迫力で、これ以降の音楽鑑賞はStudio Displayで十分すぎるほどでした。
実際に、Studio DisplayとHomePod miniで音楽を比較してみました。
カメラに付属のマイクで収録しているのでわかりづらい部分もあるかもしれませんが、Studio Displayの音楽の再現性は非常に高いものでした。
何度も聞いたことのある曲でも今まで聞こえてこなかった音の細部まで聞こえます。
高いヘッドホンのレビューで同じようなことを言っていたのを過去に聞いたことがあったのですが、そのことがStudio Displayでようやくわかりました。
また、Studio DisplayはA13 Bionicチップ搭載されており、6つのスピーカーを連携させることで空間オーディオに対応しています。
映画は、映画館にある無数のスピーカーを使い分けることで戦闘機が右から左へ飛んでいく様を空間的に演出しています。
空間オーディオに対応して映画を視聴すると如実にその効果を感じることができ、本当に音に包み込まれているような感覚になります。
カメラ・マイク性能
Studio Displayには、A13 Bionicチップが搭載されています。
A13 Bionicチップといえば、2世代前のiPhone 11シリーズにも使用されているチップであり、まだまだ現役のチップです。
A13 Bionicチップが搭載されていることにより、前述しているような6つのスピーカーを連携させた空間オーディオを実現したり、付属のカメラやマイクを状況に応じて最適化できたりするようになっています。
Studio Displayの上部ベゼル部分には、iPad Proに搭載されている12MP超広角カメラが使用されています。
そのため、リモート会議やテレビ会議の際にセンターフレームという対象物を自動的に検知して画面の中央に寄せてくれます。
また、スタジオ品質の3マイクアレイが搭載されており、指向性ビームフォーミングにより周囲のノイズをカットしながら自分だけの声だけを集音してくれます。
Studio Display
M1 MacBook Pro
M1 MacBook Proと比較してみると、Studio Display顔に乗っているノイズが明らかに気になります。
ソフトウェアアップデートで改善する予定とAppleが公式でも回答しているためそこに期待するしかなさそうです。
マイクに関しては、収録時には冷蔵庫や空気清浄機の雑音が多くある中で撮影しましたが雑音は消去しクリアな音声に聞こえます。
この優れたマイクのおかげで、リモート会議時もイヤホンをすることなく相手とスムーズに会話することが可能になります。
iPadなどの他の機器での使用
付属のThunderboltケーブルを使用すると、iPadやWindows PCなどの機器も出力することが可能です。
iPadは画面共有のみとなっており、アスペクト比が異なるので横に黒い帯が入るような形になります。
出張や打ち合わせがが多く日頃はiPadで手軽に作業して、家では本腰を入れてデスクで作業するといったシチュエーションでも、ケーブル一本繋ぐだけで映像の出力が可能です。
Studio DisplayはWindows PCでも利用できるのか
前回レビューしたWindows 11が搭載された「HUAWEI MateBook E」を使用してWindows PCとの接続も検証してみました。
付属のThunderboltケーブルで接続してみましたがきちんと認識され、デュアルディスプレイとしても使用することができました。
環境設定のところで確認してみたら5120×2880(5K)の解像度で認識されていましたので、Studio Display本来の映像美はWindows PCでも利用可能です。
Windows PCでも解像度、スピーカーともに最高品質のモニターとして利用することも可能です。
一方で、Windows PCで利用する場合はStudio Displayの輝度の調整ができないので、常に光量MAXの状態になります。
暗い部屋での作業や長時間の使用を想定している場合は、Windows PCでの利用は避けた方が良さそうです。
音量や光量の調整が簡単にできる
従来のモニターは、モニター背面や横にあるボタンを押して画面の輝度やスピーカーの音量を調整するのですが、操作感が悪く設定を変えるのが非常に面倒です。
Studio Displayは、画面右上のコントロールセンターからディスプレイの輝度やスピーカーの音の調整を行うことができます。
また、MacBookのクラムシェルモード(画面を閉じてもスリープにならないモード)時には、Magic Keyboardなどファンクションキーに輝度や音量の調節ボタンがあるキーボードでも設定の変更ができるので便利です。
Studio Displayの同梱物
Studio Displayの同梱物はThunderboltケーブル1本のみとなっています。
ナイロン地の丈夫な素材でできているため、簡単に断線してしまうことはなさそうです。
長さが1mしかないので、PCの置く位置によっては取り回しできない可能性もあります。
その場合は、1.5mや2mの長さのケーブルを使用することをお勧めします。
PCへの給電ができ、5Kの出力に対応したケーブルを選択しないとStudio Displayの機能を最大限に活かすことができないので注意が必要です。
ナイロン生地で丈夫な電源コード
本体背面の中央部には電源コードが接続されています。
同梱されているThunderboltケーブルと同様にナイロン生地になっており、伸縮性もありながら丈夫な作りになっています。
抜き差しができないので、万が一断線してしまったりした場合はケーブルの交換ができないので注意が必要です。
個人的にはケーブルの色がもう少し白系の色だとディスプレイのデザインと合っているようにも感じます。
Apple Studio Displayの気になるポイント
Studio Displayの特徴を紹介してきましたが、使用していて気になるポイントもいくつかありました。
以下の点が気になる方は、購入を見送る必要があるかもしれません。
HDRには対応していない
Studio Displayは20万円ほどする高級ディスプレイですが、HDR(High Dynamic Range)には対応していません。
そのため、HDRコンテンツの視聴やHDRコンテンツの制作には不向きです。
上位モデルであるPro XDR DisplayはHDRに対応しているのでそちらを購入するか、安価で済ませたいなら他のメーカーの4K HDRモニターを購入することをおすすめします。
リフレッシュレートは60Hzまで
Studio Displayのリフレッシュレートは60Hz(ヘルツ)までとなっています。
一般的なモニターは60Hzのものが多いですが、近年はゲーミングPCの需要に伴い安価で高Hzのモニターも増えてきています。
通常のネットサーフィンや事務作業、また動画編集や画像の加工などのクリエイティブ用途であれば60Hzでも作業に支障がでることはないですが、激しい戦闘シーンが多くあるFPSゲームなどの用途としては難しいかもしれません。
実際にFPSゲームである「エーペックスレジェンズ」をプレイしてみました。
やはり、60Hzまでしかでないので、戦闘シーンなどは違和感を感じることもありました。
しかし、5Kの画質・6つのサウンドからなる音質ともに最高峰ですので、「ELDEN RING」のようなオープンワールド系のゲームであれば、迫力のあるゲーム体験を得られることができると考えます。
ベゼルが太い
27インチiMacと比較するとベゼルは細くなりましたが、やはり近年はベゼルレスのモニターも多くあるので、Studio Displayのベゼルは太く感じます。
僕が所持しているPHILIPSのモニターは比較的ベゼルが細いのですが、比較してみると圧迫感が全然違います。
せっかくスタイリッシュなデザインなので、もう少しベゼルが細いと嬉しいところです。
デュアルモニターだとファンクションキーが使えない
M1 MacBook AirやMacBook Pro 14/16インチモデルには、ファンクションキーに画面の輝度を調整するボタンが割り当てられていますが、デュアルモニターとして利用する場合はファンクションキーが動作しなくなります。
実際には動作しないのではなく、MacBook側の画面の輝度のみが変わる仕様になっています。
M1 MacBook ProのようにTouch Barが搭載されたモデルでは、Studio DisplayとMacBookの両方の輝度の調整が可能になります。
一方、MacBookは電源供給がされている際は画面を閉じてもスリープモードにならないクラムシェルモードという機能があります。
Studio Displayは電源共有しながらディプレイへの入力が可能ですので、MacBookの画面を閉じてもディスプレイへの投影が可能です。
クラムシェルモードの際にMagic Keyboardを使用すれば、音量や画面の輝度の調整がStudio Displayでも可能になります。
MacBookでStudio Displayを使用する際は、外部キーボードを使用することをおすすめします。
入力ポートは1つ
Studio Displayの入力ポートはThunderbolt 3ポート1つのみとなっています。
一般的なモニターは複数のHDMIポートやDisplayPortなどが備わっており、入力切り替えをすることで複数の機器と接続することが可能です。
Studio Displayの場合は、私用と社用のPCや、MacとWindowsのように複数台PCを持っていたとしてもいちいちケーブルを抜き差しして切り替える必要があります。
分配機などを使用すれば切り替えることは可能かもしれませんが、複数台での運用を考えている方はハブやドッキングステーションを利用するなどした方が良いかもしれません。
付属のThunderboltケーブルが1mと短い
Studio Displayに付属されているThunderboltケーブルは、Mac Studioでの使用を想定とされているためか1mと少し短くなっています。
MacBookでStudio Displayを使用する際は、なるべくモニターの近くに置く必要があります。
特に、M1チップ搭載のMacBook Pro /MacBook Airは左側にしかThunderboltの接続ポートがないので、モニターに対して左側に置くとケーブルが短く届きません。
Studio DisplayをMacBook Pro /MacBook Airで使用することを想定している場合は、置き方が限定されてしまうことがあるので注意が必要です。
付属のケーブルではなくAppleが公式に販売している、1.8mのThunderbolt 4 Proケーブルもありますが、価格が14,800円(税込)と高価です。
サードパーティ製の製品でも映像出力は可能ですので、Apple公式にこだわらないのであればサードパーティ製のものを使用することをおすすめします。
Apple Studio Displayに向いてる方、そうでない方
Studio Displayを使用してみて、どんな人に向いているのか、逆にどんな人には向いていないのか考えてみました。
Studio Displayを購入すべき方
ではどんな人にStudio Displayが向いているのか、一言で言うならばデスクをシンプルかつおしゃれにしたいと思う人だと僕は思います。
近年はリモートワークの需要に伴い、デスク環境をよりおしゃれに長時間居たくなるような空間にする人も増えてきています。
Apple製品だからこそ作り出せる、高級感あるおしゃれでスタイリッシュなデザインは唯一無二の存在です。
Studio Displayにすることで、WEBカメラやマイク、スピーカーなどの外部機器をデスクに置く必要もなくなり、シンプルなデスクを実現することが可能です。
また、空間オーディオに対応したサウンドはStudio Displayの価値を数段引き上げています。
Appleの製品が好き、Appleのデザインが好きという方は購入を検討してみても良いかもしれません。
Studio Displayを購入すべきではない方
モニターなら映ればなんでもよかったり、逆にゲーム用途などスペックを重視したモニターが必要な方はStudio Displayは向いていないと言えます。
やはり、前述している通りStudio Displayはデメリットも多くあるモニターです。
HDRにも対応していないしリフレッシュレートも60Hzまでしか出ない、入力ポートも1つしかないので接続できる機器は1つまで、なのに20万円近くする価格です。
ここに納得できる人にしかStudio Displayは向いていないと言えます。
Appleのロマンを感じることができるStudio Display
20万円と言う価格は決して高くはありません。パソコンが購入できる価格です。
スタイリッシュなデザインと最高峰のスピーカー、ケーブル一本で繋がる快適さは、Macユーザーであれば購入する価値はあると思います。
毎日デスクにいる時間が楽しくなりますし、コンテンツの視聴は5K Retinaディスプレイと空間オーディオでこれまでのモニターにはない最高のコンテンツ体験を感じることができます。
タブレットやパソコンはレンタルできる
実際の生活や仕事において実用的か確認するには、一度使ってみるしかありません。
しかし、タブレットやパソコン類は決して安い製品ではありませんので、できれば買ってから後悔はしたくないものです。
そのためにもタブレットやパソコンはお試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、iPadのレンタルをはじめ、パソコン・タブレット・周辺機器のレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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