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bitlock MINIのある生活をレビュー!拡張アイテムで好きな解錠方法を用意できるスマートロックシステム

ライター

まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2025/04/30

bitlock miniの実機レビュー

暮らしを快適にするスマート家電の中でも、注目度の高い製品がスマートロックです。年々スマートロックの種類も増えているので、決して安い買い物でもないことからスマートロック選びに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

そんな方に紹介したいのが「bitlock MINI(ビットロック ミニ)」です。初期投資を抑えられるサブスク型なので、特にスマートロックに半信半疑の方にはぴったりかもしれません。

本記事では「bitlock MINI」を実際に使ったレビューを紹介します。拡張アイテムも組み合わせて使ってみましたので、製品の特徴と使用感、ご自宅の環境に合うスマートロックシステムの構築の参考になれば幸いです。

bitlock MINIの特長

bitlock MINIの特長

「bitlock MINI」はサブスク型のスマートロックです。買い切りのスマートロックと異なり、初期費用を抑えることができるのでスマートロック生活を始めやすい利点があります。

他にも365日サポート・電池交換(バッテリーケア)・故障時の無償交換も付帯するので、スマートロック導入に少しでも不安を感じる方におすすめです。

主な特長
  • 手ぶら解錠やオートロックなど機能性豊かなスマートロック
  • 故障時の無償交換や電池交換など充実したサポートを受けられるサブスクプラン
  • 拡張アイテムの組み合わせで最適なスマートロックシステムの構築も容易
  • 両面テープで設置するので賃貸物件でも利用可能
  • 初期投資が抑えられる料金プラン

サブスクの料金プラン

bitlock MINIの料金プラン

「bitlock MINI」の料金プランは月額払いと年額払いの2種類でシンプルです。

できるだけ初期費用を抑えたい方は月額プラン、まとめてお得にしたい方は約10%相当お得になる年額プランを選ぶと良いでしょう。

なお、いずれのプランも950円の送料が別途かかります。

注意点
月額プランを選択した方は、利用開始日より10ヶ月以内に解約すると早期解約事務手数料が発生します。具体的には12ヶ月分の月額払い合計6,600円(税込)からすでに支払い済みの金額を差し引いた残額が手数料として発生します。年額払いの方は早期解約事務手数料が発生しない代わりに、返金対応がありません。
月額払いでも年額払い相当の金額は最低でもかかりますので、「bitlock MINI」を使うなら1年間はじっくり試すことを前提に検討してみてください。

製品スペック一覧表

項目 スペック詳細
取り付け方法 貼付けタイプ
ハンズフリー解錠 あり
オートロック あり
専用端末キー あり
bitbutton Card
権限管理 あり
電池残量お知らせ あり
※バッテリーケア
→アプリでバッテリー消費を把握し、電池残量が低下したタイミングで電池を送付
開閉履歴閲覧機能 あり
Bluetooth 4.2以上
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約53.5mm×56mm×109.7mm
重さ 約195g(電池2本込み)
※実測
公式税込価格
(2022年6月30日現在)
月額550円+送料950円
年額5,980円+送料950円

bitlock MINIの実機レビュー

bitlock MINIの実機レビュー

導入ハードルの低さに魅力を感じる「bitlock MINI」ですが、スマートロックとしての品質も気になります。

ここからは「bitlock MINI」の実機を用いて、製品の質感や取り付けの難易度などレビューしていきたいと思います。

セット内容

bitlock MINIのセット内容

「bitlock MINI」のセット内容はご覧のとおりです。

リチウム電池も同梱されているので、別途用意する必要はありません。

セット内容
  • bitlock MINI本体
  • 高さ調節用のアタッチメント
  • オートロック用マグネット
  • 予備テープ
  • クイックスタートガイド
  • CR123A×2本(本体にセット済)

スタイリッシュで清潔感のあるデザイン

bitlock MINIの外観デザイン

「bitlock MINI」はブラックとホワイトの2色が展開されていますが、今回使ったブラックでは指紋汚れが残らないのが好ポイントでした。

光沢のないマットなデザインで、プラスチック素材であるにも関わらず厳格な耐久テスト10万回をクリアしており、チープさのかけらもない重厚な質感も良かったです。

bitlock MINIのバッテリーケース

少し細かいところで言うと、個人的にはバッテリーケースを取り出すギミックに少し感動しました。

これまで使ったスマートロックと違い、「bitlock MINI」には合成皮革ぽい素材のミニベルトが採用されています。

それがプロダクトデザインの一貫性を生み出し、製品としての完成度を高めているように感じました。

電池は2本でバッテリーケアプランが付帯

bitlock MINIの電池

最大4本の電池をセットできるスマートロックが多いのですが、「bitlock MINI」は電池2本(CR123A)に限定することで最小限のサイズ/重さを実現しています。

気になるのは連続動作時間ですが、「bitlock MINI」のサブスクプランには「バッテリーケアプラン」が自動付帯するので安心です。

具体的には、「bitlock MINI」を製品登録したスマホアプリがバッテリー消費を把握し、電池残量が低下したタイミングで年間で最大2回まで交換用電池が送られてきます。

CR123Aを街なかで購入するのは思っている以上に難しいですし、CR123A×2本でも500円超相当のコストがかかるので、電池購入の手間を減らしてくれるのは本当に便利な付帯サービスだと思います。

手間が少なく簡単な取り付け方法

「bitlock MINI」は、取り付けまでの道筋がシンプルで分かりやすいです。他のスマートロックに見られるアタッチメント数も少ないので、取り付け後に保管しなければいけないパーツが少ないのは好印象でした。

ただし、詳しい取り付け方法が記載された説明書は付属していないので、初めからスマホアプリもしくは公式のスタートアップガイドを確認しながら進める必要があります。

スマホアプリの案内自体は非常に丁寧で分かりやすいです。

手順を細かく分解し、アニメーションも使っているので取り付けイメージが湧きやすいので、スマートロック初心者にも優しい内容です。

インターネットやスマホに疎い方にとってはどちらにせよ難しいと思うので、誰かと一緒に取り付けることをおすすめします。

オートロックは内蔵ジャイロセンサー式

「bitlock MINI」のオートロックは内蔵されたジャイロセンサー式で動作します。(ドアの形状が開き戸の場合)

ドアが閉まっている状態を0cm、開いた状態を30cmとし、その差分を超えた時にオートロックが動作する仕組みのようです。

好みの問題かもしれませんが、時間式のオートロックは解錠から施錠までの時間が固定されること、ドアを開いた状態でも強制的に施錠されることなど、融通の効かない面があることから、筆者はセンサー式のオートロックをより好みます。

実際に「bitlock MINI」のオートロックの精度は高く、開閉センサーを付ける必要のないので、取り付けから利用まで非常に快適でした。

完成度の高いスマホアプリ

スマホアプリの「homehub」は非常に完成度が高いです。

アプリの立ち上げから「bitlock MINI」との接続も早くスムーズですし、スマホでの動作もほぼリアルタイムで「bitlock MINI」に連携されるのでストレスがありません。

後述するリモート解錠(bitlinkが必要)でも同様で、離れた場所からでの操作も接続がスムーズでした。

これまでレビューしたスマートロックの中でも、高いパフォーマンスを感じたアプリです。

手ぶら解錠の精度について

bitlock MINIの手ぶら解錠の精度

「bitlock MINI」にはGPSとBluetoothを活用した手ぶら解錠機能も用意されています。

ドアから一定の距離を離れると手ぶら解錠機能が有効になるので、帰宅時にドアの2〜3m手前付近で自動解錠されるというものです。手荷物が多いときや小さな子どもと帰宅したときには便利な機能です。

気になる手ぶら解錠の精度ですが、推奨の発動距離である200mで何回か行ったり来たりを試したところ、発動通知を受けるにはドアから約350mほど離れる必要がありました。設定の距離とGPSに若干のズレがあるようです。

近くの郵便局やコンビニにプチ外出するときにも使いたいときは発動距離を短くすることもできますが、推奨値未満だと誤作動する恐れがあるとのことで事前に何度か検証しておくことをおすすめします。

なお、集合住宅でも鍵の解錠は自宅ドアの2mほど手前で動作したので、別の階で動作することはなかったので安心でした。

注意
Android端末の手ぶら解錠機能は2022年9月末のアップデートで対応を予定しています。
機能アップデート後も一部の機種やOSバージョン、スマホのGPS環境によっては動作が不安定になる場合があります。
相性で考えるとiOS(iPhone)が最適です。

合鍵生成はチケットシェア機能で

bitlock miniの友達機能と合鍵シェア

合鍵はスマホアプリの「homehub」にあるチケットシェア機能で発行できます。

家族や友人はQRコードの読み取りもしくは送られてくるリンクから登録を済ませると、各自のスマホで解錠施錠ができるようになります。カギの権限は利用回数や期間を制限することができるので、相手に応じて設定も可能です。

注意
QRコードのリンク送信ですが、手元のスマホで確認した限りiOSのiPhoneだけの仕様みたいです。
Android端末の場合リンク送信ができなかったため、QRコードを直接読み取ってもらう必要がありそうです。

故障時の無償交換補償が付帯

bitlock MINIの交換補償

「bitlock MINI」には故障時の交換補償が付帯しています。サポートに連絡し、スタッフが交換が必要と判断すると、最短翌営業日に新しいものを発送してくれます。

しかも交換品は無償です。

365日受付対応のサポート体制も用意しているので、スマートロックに不慣れな期間も安心して利用できます。

bitlock MINIと拡張アイテムも組み合わせて使ってみた感想

bitlock MINIの実機レビュー

「bitlock MINI」の拡張アイテムである「bitreader+」「bitlink」「bitbutton Card」も組み合わせて使用したので、これまでレビューしたスマートロックの使用感の違いも交えながら感想をまとめていきたいと思います。

拡張アイテム 機能 使い方 価格(税込)
bitreader+ パスコード解錠
ICカードやスマホ/Apple Watchのかざして解錠
ドアの外側に貼り付け 14,990円
bitlink 解施錠通知
リモート(遠隔)操作
家庭用コンセントに接続しWi-Fi接続 11,990円
bitbutton Card カードのボタンを押して解錠/施錠
bitreader+にかざして解錠
Qi規格に準拠したワイヤレス充電器で充電 4,900円
※ワイヤレス充電器付きなら6,900円

bitreader+はマストアイテム

「bitreader+」はドアの外側に設置することで、パスコード解錠やタッチ解錠を可能にする拡張アイテムです。

結論から言うと、「bitlock MINI」を使うならマストで買ったほうがいいと思うくらいに満足ができる製品だと思います。

特にタッチ解錠が便利で、お持ちのスマホ(NFC/FeliCa対応の機種)やApple Watchでも使えますし、Felicaカードも1枚200円未満で購入できるので家族にカードキーを作れます。

bitreade+の実機レビュー

スマホやカードさえ取り出すのが難しい時に便利なパスコード解錠ですが、一回で解錠するには慣れが必要です。

数字1つ1つをしっかり押すイメージでタッチするとスムーズに解錠できると思います。

反応がイマイチなこと、タッチ時の音が小さすぎることが気になったので、ソフトウェアアップデートで改善されることを期待したいです。

bitlinkがあると安心感が高まる

bitlock miniのリモート解錠/施錠

「bitlink」は「bitlock MINI」をインターネットに接続するWi-Fiモジュールですが、この拡張アイテムを使えば離れた場所からのリモート解錠/施錠と解施錠の履歴を確認できるようになります。

例えば家族の帰宅と自身の外出時間が被った時などはリモート解錠は便利に使えます。リモート操作はタイムラグも少なく、これまで使ったスマートロックと比べても優れた使い心地でした。

bitlock miniの履歴機能

なによりもドアの解錠と施錠の履歴がほぼリアルタイムに記録されるので、防犯上の観点からも安心感が増します

履歴内容も解錠/施錠だけでなく、オートロックした・パスコードで解除した・手動で解錠した等々、具体的な解施錠の方法を教えてくれます。

予定外の子供の早退も把握しやすくなるので、電話を入れて戸締まりの注意を促すなど共働きの子育て世帯にとっても嬉しい機能だと思います。

bitlinkの実機レビュー

ちなみに「bitlink」を電源に繋ぐと少し青っぽい感じで真ん中のロゴが光ります。

暗い場所だと結構目立つので、例えば、家のWi-Fiルーターから離れすぎない場所で、防災グッズの近くや玄関回りに設置するなど、ちょっとした非常灯としても使えると思いました。

bitbutton Cardは必要に応じて購入を

bitbutton Cardの実機レビュー

「bitlock MINI」をボタン操作で解施錠ができ、bitreader+のタッチ解錠としても使えるカードタイプの拡張アイテムが「bitbutton Card」です。

スリムなカードタイプなのでパスケースや財布、ランドセルのポケットなどに入れておけるので、持ち歩きの荷物にならず便利です。

一方でワイヤレス充電が必要なバッテリー内蔵タイプなので、どうしてもリスク回避のために物理鍵を持ち歩くことは必須です。それを考えるとどうしても必要な人向けの拡張アイテムのように感じました。

bitbutton Cardの実機レビュー

少なくとも「bitreader+」を購入するなら、その位置に手が届かない小さな子供に持たせる以外に「bitbutton Card」の出番は少ないように思います。

個人的には充電サイクル回数がある内蔵バッテリーよりも、電池交換式のリモコンキーのほうが電池切れのときの対処もしやすく長く使えるように思うので、カードタイプ以外のリモコンキーもあると嬉しかったです。

bitlock MINIを導入する上で注意したいこと

bitlock MINIの実機レビュー

月額払いの早期解約は事務手数料が発生する

bitlock MINIのキャンセルポリシー

冒頭でも説明しましたが、月額払いを選択しても最低10ヶ月(年額払い相当)の費用がかかることは覚えておきましょう。

月額払いは利用開始日から10ヶ月以内の解約で早期解約事務手数料が発生し、ます。具体的には12ヶ月分の月額払い合計6,600円(税込)からすでに支払い済みの金額を差し引いた残額が手数料として発生します。

月額払いでも年額払い相当の金額は最低でもかかりますので、「bitlock MINI」を使うなら1年間はじっくり試すことを前提に検討してみてください。

拡張アイテムは買い切りのみ

bitlock MINIの拡張アイテム

「bitlock MINI」はサブスク契約ですが、bitreader+・bitlink・bitbutton Cardなどの拡張アイテムはすべて買い切りになります。

少しでも安く抑えたいなら、お得なセットプランが2種類用意されていますので最初に注文するのがおすすめです。

筆者のおすすめは開け方いろいろセットです。

セット名 セット内容 税込金額
開け方いろいろ bitlock MINI
bitlink
bitreader+
通常価格:32,960円
→セット価格29,990円
家族あんしん bitlock MINI
bitlink
bitbutton Card
通常価格:22,870円
→セット価格19,990円

筆者的に大本命のスマートロック

bitlock MINIの実機レビュー

サブスクというだけで敬遠していた筆者ですが、「bitlock MINI」を実際に使ってみて驚きました。

これまでいくつかのスマートロックを使って来ましたが、スマホアプリの使いやすさ、拡張アイテム含めたスマートロックの使用体験は非常に素晴らしいものでした。

故障時の無償交換やバッテリー交換などサポートも手厚いため、スマートロック生活を始めるのに「bitlock MINI」はベストな選択肢の1つかもしれません。

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