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Jackeryポータブル電源1500(PTB152)を実機レビュー!アウトドアが快適になるその性能とは

田中 一馬
田中 一馬

更新日2023/11/20

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)を実機レビュー!アウトドアが快適になるその性能とは

家族連れのキャンプや、車内空間を楽しむ車中泊ではポータブル電源が必要になります。

電源があれば家電製品を使うことができて、火がない場所でも暖をとったり、あたたかい飲み物を用意できます。

今回はアウトドアで過ごす時に役立つ「Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1500PTB152」を紹介します。

大容量バッテリー搭載モデルである、本商品の特徴や使用レビューを紹介しますので、「どのような家電製品が使えるの?」「電力はどのくらい持つの?」といった疑問解決の役立てば幸いです。

Jackeryとは

Jackeryのポータブル電源 1000実機レビュー

Jackery(ジャクリ)は2012年にAppleの元バッテリーエンジニア達がアメリカで創業した企業です。

オンラインを中心に売り上げを伸ばし、アメリカや日本でトップクラスのシェアを誇るポータブル電源メーカーです。2019年には国内に「JackeryJapan」が創業され、海外メーカーですがアフターフォローの体制も整っているので信頼性と安心感が高いポータブル電源ブランドです。

Jackryのポータブル電源をお試しレンタル

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)の特長

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)の特長

Jackery 1500(PTB152)はどんなポータブル電源なのか、まずはスペックを確認してから特長を詳しく掘り下げていきたいと思います。

項目 スペック
バッテリー容量 1,534Wh
定格出力 3口合計1800W(瞬間最大3600W)
周波数 60Hz
DC出力 60Hz
シガーソケット 1口:最大120W(12V/10A)
USB-C
(急速充電)
1口:最大60W
USB-A 1口:最大12W
1口(QC3.0):最大18W
入力 最大500W
※ソーラー充電:最大400W
※シガーソケット充電:12V/24V対応
充電時間 最短4時間
ライト
環境温度 充電環境:0〜40度
動作環境:-10〜40度
バッテリーサイクル数 500回
サイズ(幅×奥行×高さ) 約355mm×253mm×265mm
重さ 約16kg
公式税込価格
(2022年12月9日現在)
179,8000円

付属品一覧

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)の付属品

バッテリー本体には次のケーブル類が付属します。

  • ACアダプター
  • 電源コード
  • 車載用シガーアダプター

安全に電化製品が使える正弦波

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は正弦波

Jackeryのポータブル電源は全て家庭用コンセントと同じ「正弦波」の電気を出力するので、手持ちの家電製品を安全に使用できます。

ポータブル電源が出力する電気の波形には「正弦波」「修正正弦波」「矩形波」という3パターンがあり、正弦波以外では家電製品がうまく動作しなかったり壊れる可能性があります。

コスト面の問題から安価なポータブル電源に修正正弦波、矩形波のバッテリーが採用されているため、注意が必要です。

正弦波のみ使用可能な家電製品
  • 電気毛布
  • 電気こたつ
  • 電子レンジ
  • 家庭用冷蔵庫
  • 電気ポット
  • 炊飯器
  • 扇風機
  • パソコン

アウトドアシーンでよく使う電気毛布や電気ポット、扇風機などは正弦波のポータブル電源ではないと使用できないので注意が必要です。

連泊のキャンプや車中泊でも対応可能な大容量バッテリー

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は大容量バッテリー

Jackery 1500(PTB152)は「1534.68Wh」の大容量モデルなので キャンプや車中泊なら3〜6日使用可能です。

このバッテリー容量がどのくらいなのかわかりやすいように、家電製品の充電回数と使用時間を以下にまとめました。

家電製品 充電回数・使用時間
スマートフォン(18W) 約74回
ノートパソコン(30W) 約16回
ライト(5W) 約105時間
車載冷蔵庫(60W) 約90時間
扇風機(40W) 約30時間
小型炊飯器(100W) 約12時間

キャンプや車中泊で連続して使用する可能性が高い車載冷蔵庫が、3日以上も連続で稼働できるのは便利ですね。

車中のシガーソケットからの充電も可能

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)はシガーソケットから充電可能

充電方法は家のコンセントはもちろん、車のシガーソケットからも可能です。

充電方法とフル充電にかかる目安時間の一覧をまとめました。

充電方法 充電時間
コンセントx1 約7.5時間
コンセントx2 約4時間(AC充電器を2つ使用して充電)
シガーアダプター 約13時間(12Vの車載ソケットのみに対応)

AC充電器を2つ使用(1つは別途用意)して充電ができる「ツインターボシステム」を利用すれば、通常時の約半分の時間で充電が完了できます。

自動で電源が落ちるので消し忘れの心配なし

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は自動電源オフ機能を搭載

Jackeryポータブル電源1500PTB152のAC出力ポートまたはシガーソケット出力が10W未満の場合、12時間後に自動的にオフになる仕様です。

接続した家電製品の電源を入れっぱなしにして、ポータブル電源の電力を浪費してしまうことがありますが自動オフ機能があるため安心です。

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)のレビュー

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)の実機レビュー

ここからは実際に使用したレビューをお伝えします。

一般的な家電製品が使用できるAC100Vコンセントを使用してどのくらい使用できるのかテストしてみました。

それらの結果を紹介していくのでひとつずつ見ていきましょう。

電気毛布はどのくらい使えるのか

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)で電気毛布を使ってみた

電気毛布を稼働させるのに必要な電力を55Wとすると約17時間稼働可能です。

冬のアウトドアで使う機会が多い電気毛布も、一晩なら余裕を持って使うことができます。

定格出力1500Wで最大出力1800W(瞬間的に出力できる最大の電力)もあるので、8時間の睡眠なら電気毛布(55W)に車載冷蔵庫(60W)とスマホ(18W)を一晩つないでも余裕です。

ポータブル電源があれば自宅のように過ごせて、アウトドアでの夜が大幅に快適になります。

電気ケトルは何回使えるのか

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)で電気ケトルを使ってみた

電気ケトルの湯沸かしはどのくらい使えるのか、ティファールの電気ケトルを使用してテストしてみました。

用意したティファールの電気ケトルは必要電力が1,250Wとかなり高く、100%充電時の稼働時間にするとおよそ59分使えます。

500mlのお湯を沸かすのに3分半程度だったので、電気ケトルは約16回使えることがわかりました。

電気ケトルの使用電力が1200W以上と高いものがほとんどなので、実際にアウトドアで使用する時は適宜ガスバーナーで湯沸かしすると電力が温存できるためおすすめです。

パススルー充電が便利

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)でのパススルー充電が便利

パススルー充電とは、AC電源(コンセント)からバッテリーに入力した電力をスマートフォンなどのデバイスへ優先的に給電する機能です。

バッテリーとデバイスを並行して充電する役割を果たすため、コンセントが1つしかない状況でも複数のデバイスを充電できます。

電源付きのキャンプ場コンセントが1つしかない時でも、コンセント3口とUSBポートを3つ増やせます

使用する際は施設の使用電力の上限を超えないように、モニターを確認しながら使用しましょう。

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)のメリットとデメリット

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)を使ってみたメリット・デメリット

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)をアウトドアで使ってみて、便利に感じたメリットと気になるデメリット、注意点を紹介します。

【メリット】大容量なのでバッテリー切れの心配がない

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は防水ではない

まず一番メリットに感じたのが、1500Wの大容量のバッテリーは安心感が高いことです。

供給できる電力量が少ない場合にどうしても使用状況のモニターを気にしてしまいがちで、せっかく持っていっても気軽に使用できないことがあります。

バッテリー容量が1500Wあればアウトドアで電力残量を心配することがなくなるのでアウトドアで過ごす際は非常に頼もしいです。

【メリット】-10℃の低温環境でも動作可能

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は氷点下環境でも使える

2つ目のメリットは、-10℃の低温下でも動作する設計です。

ポータブル電源やスマホなど、さまざまな電化製品に使用されるリチウムイオン電池には使用温度範囲があります。

その範囲より低温の場所ではバッテリー容量が下がるという特性があり、その例としてスマホを低温下で使用した場合バッテリーの減りが通常よりも早くなります。

多くの電力を賄うポータブル電源が低温下でも性能を発揮してくれるのは、アウトドアにおいて大きなメリットと言えます。

【デメリット】重くて持ち運びにくい

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は重くて持ち運びにくい

大容量バッテリーとなると、重く携帯性が悪いのはデメリットに挙げられます。

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)は「16kg」なので男性でも重く感じます。

キャンプや車中泊では、荷物を出し入れして運ぶ作業が発生するので軽量な方が好ましいです。

ですが、車中泊用の車に乗せたところ揺れる車内での安定感が高く、重さが逆にプラスに感じられました。

重量はありますが持ち運びが少ない使い方をすれば、さほど問題にはならないかもしれません。

【注意点】耐水性や防水性はない

Jackeryポータブル電源1500(PTB152)は安心できる大容量バッテリーがメリット

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)には防水性がないことに注意しなければなりません。

これはJackeryのポータブル電源に限ったことではなく、熱を逃がすための通気口が内部まで繋がっている設計が施されたポータブル電源全般に言える注意点でもあります。

大容量のバッテリーを搭載して防水機能をもっている商品は少なく、それどころか水に濡れると電気回路がショートして故障する恐れがあります。

基本的にポータブル電源は水に弱いということを覚えておきましょう。

Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)はアウトドアで大活躍

大容量かつ機能性が高いJackery ポータブル電源 1500(PTB152)は、暖房器具が必要な冬のアウトドアレジャーにもピッタリなモデルです。

レビューでも紹介しましたが、長時間にわたって電力を使用する電気毛布や消費電力が高い電気ケトルなどを余裕をもってどこでも使用できるのは非常に便利です。

その他にシガーソケットによる充電や、自動電源OFF機能など便利な機能を搭載しています。

1台あればどこでもアウトドアレジャーが快適に楽しめると言っても過言ではありません。

興味がある方は一度Jackery ポータブル電源 1500(PTB152)を試してみてはいかがでしょうか。

ポータブル電源は試してから購入できる

キャンプ・車中泊・アウトドア・イベントの短期利用だけでなく、防災用アイテムとして月額払いでポータブル電源を自宅に保管する方も増えています。

家電レンタルの「レンティオ」では、3泊4日から月額までニーズに合わせたポータブル電源のレンタルを提供しています。

レンタル期間中に気に入った製品があればそのまま購入もできますので、まずはいくつか製品を試してみてはいかがでしょうか。

[レンタル] ポータブル電源 一覧|キャンプや車中泊のスポット利用からサブスク型の月額制利用で防災備蓄にも – Rentio[レンティオ]

ジャクリ(Jackery)商品のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]

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