除湿機の電気代は?乾燥機やエアコンとも比較!部屋干しを検討している人必見!
更新日2024/05/29
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最近は電気代が高くなり家電を購入する前に、電気代について色々調べている方もいるのではないでしょうか?
除湿機を部屋干しや、梅雨の時期に導入しようとしている方は乾燥機やエアコンとの電気代の違いも気になりますよね。
今回はそんな除湿機の電気代について乾燥機やエアコンとも比較してお伝えします!
もくじ
電気代の計算
電気代は以下の計算式で求められます。
消費電力(kW) × 使用時間 × 電力供給会社の電気料金単価
消費電力265Wの1時間の電気代を計算すると、まず消費電力の単位がWであればkWにあわせます。
例えば消費電力が265Wの場合は
265W=0.265kW
電気料金単価は電力会社の契約しているプランによるので、参考までに1kWhあたり31円/kWhとして、
0.265kW×1×31=8.215円
1時間あたり約8.2円となります。
除湿機の電気代
除湿機の電気代は除湿方式によって消費電力が大きく違います。
除湿方式はコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式があります。
それでは3つの除湿方式の電気代の違いについてお伝えします!
除湿機の除湿方式による電気代の違い
3つの中で消費電力が低くて電気代を抑えられるのはコンプレッサー式です。
ヒーターを使用しないので消費電力は抑えられますが、冬場の除湿能力は低くなります。
ヒーターを使って除湿するデシカント式は、3つの中で消費電力が高く電気代がかかります。
ただ、コンプレッサー式と違って、室温が下がっても除湿能力が下がりにくいので秋冬でも活躍します。
上記のコンプレッサー式とデシカント式のいいとこ取りをしたのがハイブリッド式です。
ハイブリッド式は、気温に合わせて2つの方式を切り替えて除湿能力をおとさずにムダな電気代を抑えます。
除湿機の電気代を計算してみた!
今回はシャープの衣類乾燥除湿機のコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の商品で電気代を比較してみました。
比較したのはこちらの3商品
- コンプレッサー式 CV-R120
- デシカント式 CV-R60
- ハイブリッド式 CV-RH140
シャープ CV-R120 | シャープ CV-R60 | シャープ CV-RH140 | ||
---|---|---|---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 | デシカント式 | ハイブリッド式 | |
除湿能力 | 11L/日 | 5.4L/日 | 11L/日 | |
消費電力 | 除湿 | 265W | 480W | 275W |
衣類乾燥 | 275W | 510W | 660W | |
電気代(1時間) | 除湿 | 約8.2円 | 約14.9円 | 約8.5円 |
衣類乾燥 | 約8.5円 | 約15.8円 | 約20.5円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
表を見てわかるように除湿方式によって電気代に違いがあります。
コンプレッサー式とハイブリッド式は除湿能力がデシカント式より高いにもかかわらず、消費電力が低くなっています。
ちなみに除湿モードと衣類乾燥モードでは衣類乾燥モードの方が消費電力がかかり電気代が上がるようです。
除湿機の電気代を比較するときは、除湿運転だけでなく他の運転モードも比較するといいでしょう。
乾燥機の電気代
今回は乾燥機単体の機種と乾燥機能がついている洗濯機の電気代についてお伝えします。
乾燥機の乾燥方式による電気代の違い
乾燥機能はヒーター式かヒートポンプ式の大きく2つに分かれます。
ヒーター式はヒーターによる温風を使って乾燥させる乾燥方式でヒーターを使う分、消費電力が上がり電気代が高くなります。
ヒートポンプ式は湿気を含んだ空気を除湿して外に排水し、乾いた温風で衣類を乾燥させます。
ヒーターを使わないのでヒーター式より消費電力を抑えられ電気代が安いのが特徴です。
乾燥機の電気代を計算してみた!
乾燥機単体とドラム式と縦型の乾燥洗濯機の電気代をそれぞれ計算してみました!
今回、電気代を比較したのはパナソニックの乾燥機と洗濯機です
- 電気衣類乾燥機 NH-D603
- ドラム洗濯乾燥機 NA-LX129B
- ドラム洗濯乾燥機 NA-VG2700L
- 洗濯乾燥機 NA-FW10K2
電気衣類乾燥機 NH-D603 | ドラム洗濯乾燥機 NA-LX129B | ドラム洗濯乾燥機 NA-VG2700L | 洗濯乾燥機 NA-FW10K2 | |
---|---|---|---|---|
乾燥方式 | ヒーター式 | ヒートポンプ式 | ヒーター式 | ヒーター式 |
乾燥容量 | 6kg | 6kg | 5kg | 5kg |
消費電力 | 1335W | 890W | 1980Wh | 1100W |
電気代(1時間) | 約41.4円 | 約27.6円 | 約61.3円 | 約34円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
やはりヒーターを使わないヒートポンプ式のドラム式洗濯機が一番電気代が安い結果に!
2番目に電気代が安いのは乾燥機単体で、3番目はヒーター式のドラム式洗濯機、4番目は縦型洗濯機でした。
ヒーター式の洗濯乾燥機でもヒーター式のドラム式洗濯機のほうが電気代が高いことがわかりました。
エアコンの電気代
エアコンの除湿には弱冷房除湿と再熱除湿があり、除湿機と同様に電気代に違いがあります。
エアコンの除湿方式による電気代の違い
弱冷房除湿は一般的なエアコンにつかわれている除湿方法で、取り込んだ空気の温度を下げて水分を排出してから部屋に戻します。
再熱除湿は室温が下がらないように、冷えた空気を再び暖めてから部屋に戻します。そのぶん弱冷房除湿よりも消費電力が大きく電気代が高くなります。
また最近ではハイブリッド除湿といって、弱冷房除湿よりも温度をさげることなく湿度を下げるものもあります。再燃除湿よりも消費電力は低いようです。
ご自宅のエアコンがどの除湿方式かチェックしてみるといいでしょう。
エアコンの電気代を計算してみた!
エアコンの消費電力を調べてみるとほとんどのメーカーが冷房と暖房の消費電力の表記しかありませんでした。
消費電力が同じなら冷房と除湿の電気代は同じようなので、エアコンの冷房の消費電力から電気代を計算してみました!
使う部屋の広さによって消費電力も変わってくるので、参考までにパナソニックのエアコンを3機種比較してみます。
- エオリア CS-LX223D
- エオリア CS-LX633D2
- エオリア CS-LX903D2
CS-LX223D | CS-LX633D2 | CS-LX903D2 | |
---|---|---|---|
お部屋の目安 | 6畳 | 20畳 | 29畳 |
消費電力 | 425W | 1880W | 3000W |
電気代(1時間) | 約13.1円 | 約58.3円 | 約93円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
やはり対応する部屋の広さが大きいほど消費電力は上がり電気代は高くなります。
電気代は1時間あたり約13.1〜約93円でした。
衣類乾燥で電気代を節約できる家電はどれ?
除湿機と乾燥機、エアコンの電気代をお伝えしてきましたが、この中で衣類乾燥で電気代を節約できる家電はどれでしょうか??
1時間あたりの電気代が安いのは除湿機
今回、選んだ家電の1時間あたりの電気代をもとに比較してみました!表は上から電気代が安い順にならべたものです。
電気代が安い順 | 電気代(1時間あたり) | |
---|---|---|
1 | 除湿機(コンプレッサー式) | 約8.5円 |
2 | エアコン6畳 | 約13.1円 |
3 | 除湿機(デシカント式) | 約15.8円 |
4 | 除湿機(ハイブリッド式) | 約20.5円 |
5 | ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式) | 約27.6円 |
6 | 縦型洗濯乾燥機(ヒーター式) | 約34円 |
7 | ヒーター式乾燥機単体 | 約41.4円 |
8 | エアコン20畳 | 約58.3円 |
9 | ドラム式洗濯乾燥機(ヒーター式) | 約61.3円 |
10 | エアコン29畳 | 約93円 |
結果、エアコンは対応する畳数によって電気代が大きく左右されやすいようで、除湿機が全体的に電気代が安く、中でもコンプレッサー式の除湿機が安い結果となりました。
続いて電気代が安かったのは乾燥機で、中でもヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機が安かったです。
反対にドラム式洗濯乾燥機でもヒーター式の機種は20畳対応のエアコンよりも電気代が高い結果に。
乾燥時間によってトータルの電気代を比較するといい!
1時間あたりの電気代を比較しましたが、実際の洗濯物の乾き具合によって稼働時間がかわってきます。
1時間あたりの電気代が安くても、洗濯物の量が多く稼働時間が長くなるとその分電気代は高くなります。
反対に1時間あたりの電気代が高くても稼働時間が短ければ、トータルの電気代は抑えられます。
除湿機と乾燥機のメーカーが公表している洗濯物の容量と乾燥時間をまとめてみました。
シャープ衣類乾燥除湿機 CV-R120 |
シャープ衣類乾燥除湿機 CV-R60 |
シャープ衣類乾燥除湿機 CV-RH140 |
パナソニック電気衣類乾燥機 NH-D603 |
パナソニックドラム洗濯乾燥機 NA-LX129B |
パナソニックドラム洗濯乾燥機 NA-VG2700L |
パナソニック洗濯乾燥機 NA-FW10K2 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
除湿・乾燥方式 | コンプレッサー式 | デシカント式 | ハイブリッド式 | ヒーター式 | ヒートポンプ式 | ヒーター式 | ヒーター式 |
衣類乾燥時間 | 約100分(2kg) | 約99〜約109分(2kg) | 約64〜約80分(2kg) | 約100分(2kg) | 約98分(6kg) | 約195分 | 約210分 |
衣類乾燥の電気代 | 約14.4円(2kg) | 約26円〜約28.4円(2kg) | 約20.5〜約26.7円(2kg) | 約70.3円(2kg) | 約44円(6kg) | 約199円 | 約119円 |
それぞれ乾燥時間にたいしての洗濯物容量がことなる機種もあるので、正確にそれぞれを比較するのは難しいですが、洗濯物容量が2kgのものを比べると、除湿機と乾燥機では除湿機のほうが電気代が安いようです。
比較するときは1時間の電気代のほかに、乾燥時間もチェックするといいでしょう。
電気代を比較して賢く衣類乾燥
今回は除湿機の電気代の他に乾燥機とエアコンの電気代も比較させていただきました!
実際の電気代を比較してみると、どれだけ違いがあるのかはっきりしますね。
今回は筆者が選んだ家電をそれぞれ比較してみましたが、メーカーや機種によって同じ家電の種類でも消費電力は異なります。
ぜひ、気になる家電はご紹介した電気代の計算方法をもとにチェックしてみてくださいね。
除湿機はレンタルできる!
除湿機の購入を検討していて使いこなせるか不安という方には、買う前にレンタルするのもおすすめです!
もちろん洗濯物が乾きづらい梅雨の時期や冬の寒い時期など季節限定でレンタルするのもいいですよね。
カメラ・家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、気になる家電をレンタルしてお家で実際にお試しできます。
除湿機のほかにも乾燥機や洗濯機もレンタルできます。
実際に使ってみて、気に入ったらレンタル商品をそのまま買い取るもことも可能です。
気になる商品は使ってみて納得して購入したいですよね。まずはお気軽にレンタルをしてみてくださいね!
除湿機のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
衣類乾燥機のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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