Xiaomi 13T Proをレビュー!コスパ最強で魅力が満載のハイエンドなSIMフリースマートフォン
更新日2024/06/14
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2023年9月に発売されたiPhone 15の価格は120,000円〜と新作のスマホ価格はPC並みに高騰しています。
そんな中において、ハイスペックな性能を持ち合わせたハイエンドなモデルでも比較的安く購入できるのが、XiaomiのSIMフリースマートフォンです。
本記事では、Xiaomiのスマートフォン「13T Pro」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Xiaomi 13T Proについて
Xiaomi(シャオミ)と言えば、Xiaomi Smart Band 8やRedmi Watch 3 Activeといったスマートバンドやスマートウォッチなどのデバイスを展開している中国発のブランドです。
Xiaomiのスマートフォン13Tシリーズは、カメラ機能やパフォーマンス、高精細なディスプレイを備えたハイエンドモデルです。
その13Tシリーズで2023年12月8日に発売されたSIMフリースマートフォンが「Xiaomi 13T Pro」です。
カラーバリエーションは、レザー調のアルパインブルー、ブラック、メドウグリーンの全3色を展開しています。
今回はその3色の中からメドウグリーンをご紹介します。
Xiaomi 13T Proの製品スペック
Xiaomi 13T Proのスペックについて、同日に発売されたXiaomi 13Tと比較してみましたので、ご覧ください。
Xiaomi 13T Pro | Xiaomi 13T | |
---|---|---|
メーカー | Xiaomi(シャオミ) | Xiaomi(シャオミ) |
重量 | 約210g | 約197g |
サイズ |
162×76×8.5mm |
162×76×12.1mm |
カラー | 3色(アルパインブルー・ブラック・メドウグリーン) | 3色(アルパインブルー・ブラック・メドウグリーン) |
ディスプレイ | 約6.7インチ 有機ELディスプレイ | 約6.7インチ |
ドライバー | カスタマイズ・ダイナミック・ドライバー | カスタマイズ・ダイナミック・ドライバー |
解像度 | 1.5K(2,712×1,220) | 1.5K(2,712×1,220) |
輝度 | 2,600nit | 2,600nit |
リフレッシュレート | 144Hz | 144Hz |
カメラ | アウトカメラ:①広角 約5,000万画素(1/1.28インチ大型センサー) / ②超広角 1,200万画素 / ③望遠 5,000万画素 インカメラ:約2,000万画素 |
アウトカメラ:①広角 約5,000万画素(1/1.28インチ大型センサー) / ②超広角 1,200万画素 / ③望遠 5,000万画素 インカメラ:約2,000万画素 |
OS | MIUI 14 / Android13 | MIUI 14 / Android13 |
SoC | MediaTek Dimensity 9200+ | MediaTek Dimensity 8200-Ultra |
内蔵メモリ(ROM/RAM) | 256GB/12GB | 256GB/8GB |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 |
Blutooth | Blutooth Ver 5.4 | Blutooth Ver 5.4 |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
発売日 | 2023年12月8日 | 2023年12月8日 |
公式税込価格 (2024年3月現在) |
89,000円〜 | 74,800円〜 |
スペック表からもわかる通り、Xiaomi 13T ProとXiaomi 13Tの違いは、SoCやRAM、Wi-Fiに違いがあるものの、値段は14,000円もの差があります。
Xiaomi 13T Proの特徴4つ
続いて、Xiaomi 13T Proの特徴について簡単に紹介します。
①トリプルカメラを搭載したプログレードカメラ
②ステレオスピーカーを搭載
③指紋認証と顔認証に対応
④FeliCa搭載でおサイフ携帯に対応
特徴①|トリプルカメラを搭載したプログレードカメラ
Xiaomi 13T Proの一つ目の特徴は、メイン(5,000万画素)・光学望遠(5,000万画素)・超広角(1,200万画素)のトリプルカメラを搭載していることです。
リアルな色彩と質感の撮影を実現し、撮る楽しさや見る喜びを味わうことができます。
手ブレを抑えたり、暗所でもきれいに撮影できる「Xiaomi Imaging Engine」、人物や動物を自動的にフォーカスし追尾する「Xiaomi ProFocus」、AIを活用して理想的な写真の構図のバリエーションを自動的に生成する「Xiaomi ProCut」などを搭載したプログレード仕様のカメラになっています。
特徴②|ステレオスピーカーを搭載
Xiaomi 13T Proはスピーカーにもこだわっており、ステレオスピーカーを搭載しています。
スマホ本体の下部だけでなく、上部にもスピーカーを設置しており、クリアで音の広がりを感じることができます。
約6.7インチの有機ELディスプレイで鑑賞するライブ映像は、音質の良さも相まってとても優雅な時間を過ごせます。
本体にはイヤホンジャックが非搭載のため、電車の中など音を出せない環境下ではワイヤレスイヤホンが必須です。有線イヤホンを使用する場合には、変換コネクタが必要になります。
特徴③|指紋認証と顔認証に対応
Xiaomi 13T Proは、生体認証に顔認証と指紋認証を採用しています。
指紋認証はボタンではなく、ディスプレイ内蔵の光学式指紋センサーによる指紋認証になっており、顔認証はインカメラを利用しています。
マスクを装着した際には、顔認証でロック解除できない時があり、その際には指紋認証でのロック解除が便利でした。
また、指紋認証に使う指紋スキャナーでは、心拍数も測れるようになっていて日々の健康管理にも使えます。
特徴④|FeliCa搭載でおサイフ携帯に対応
Xiaomi 13T ProはFeliCaを搭載しているため、おサイフケータイとして使うことが可能です。
登録しておくことで、カードを取り出す必要もなく買い物やバス・電車の移動に便利になります。
Suica、PASMO、ICOCA、Quicpay、WAON、Edy、ID、nanacoに対応しています。
Xiaomi 13T Proの実機レビュー
それでは、Xiaomi 13T Proの実機を実際に使用してみたいと思います。
Xiaomi 13T Pro同梱物
箱の中には、スマートフォン本体の他に、本体用のソフトケース、ACアダプタ、USB Type-Cケーブル、SIM取り出し用ピン、クイックスタートガイド、保証書が入っています。
起動方法
Xiaomi 13T Proの起動方法は下記の通りです。
Xiaomi 13T Proの起動方法
-
- 起動する
- 言語を選択する
- お住まいの地域を選択する
- SIMカードを挿入 or Wi-Fiを設定してネットワークに接続
- アプリとデータをコピーする
- コピー元のデバイスをケーブルで繋げる
- Googleアカウントにログインする
- コピーする項目を選択する
- 画面ロックを設定する
- データをコピーする
- 設定が完了
起動方法の手順10では、筆者が持っているiPhone 14 Proからデータ(76GB)をコピーする際に2時間ほどの時間を要しました。コピー元のデータ容量が大きい際には、時間に余裕を持ってのデータ移行がおすすめです。
Xiaomi 13T Proを実際に使ってみた感想
ここから、Xiaomi 13T Proを実際に1週間ほど使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。
◯:持ち歩くのも楽しくなるリッチなデザイン
見た目は、パステルカラーの緑色が心地よい色合いで、リッチなデザインの印象です。
普段使用しているiPhone 14 Proと比較すると、横幅は同じくらいで縦が2cmほど長めのサイズ感でした。
重さはiPhone 14Pro(206g)とさほど変わらず、重たく感じたり大きいなと感じることもありません。
むしろゲームアプリを遊んだり、写真を撮影する時や動画を見る際には大きめのディスプレイの方がより楽しめました。
◯:ピーク輝度が大きく進化し、最大輝度は2600nit
Xiaomi 13T Proの最大輝度は2600nitとなっており、天気の良い外でもディスプレイがはっきりと見やすい印象を受けました。
前モデル「Xiaomi 12T Pro」の最大輝度900nitより大きく進化しており、屋外で動画コンテンツを見たり、ゲームアプリをする時に、有機ELディスプレイの映像美を堪能することができます。
◯:ゲーミングスマホに匹敵するリフレッシュレート
SNSやニュースアプリ、動画コンテンツ、ゲームアプリとさまざなアプリを使うなかで、ストレスなくサクサク操作できるリフレッシュレートも快適に感じました。
チップセットMediaTek製Dimensity 9200+を搭載していることで、アプリの起動時やコンテンツの表示が高速かつスムーズです。
リフレッシュレートの最大144Hzは、ゲーミングスマホに匹敵した性能となっており、グラフィックが重いゲームアプリでも滑らかな映像を体験することができました。
◯:グラフィックが重めのゲームアプリも楽しめる高いベンチマーク
実際に「ブルーアーカイブ」や「原神」といったグラフィックが重めのゲームアプリを実際にプレイしてみましたが、カクカクとなるような動作は一切見られず、終始快適にゲームができます。
日頃使っているiPhone 14 Proでゲームアプリをプレイするよりも、本体の握りやすさや大きさ、画質の良さなどがより良く感じられて、ゲームの世界観を十二分に楽しめました。
実際にGeekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのベンチマーク測定を行ってみました。
AnTuTu Benchmarkでは、スコアはいずれも140万点超えの好記録となっています。
Geekbenchでは、Multi-Core Scoreが3306〜4137、Single-Core Scoreが1098〜1482と計測時でスコアのばらつきが見られていました。
3DMarkの「Wild Life」で計測したところ、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示すフレームレートが53〜98といった好記録となっています。37℃〜39℃と温度が上がるにつれ、フレームレートが53FPSと下がっていることがわかります。
◯:5,000mAhのバッテリー容量と120W急速充電がとても助かる!
日常使っている中でとても良いなと感じた点が、バッテリーの持ちとバッテリーの充電速度です。
使い方によっても異なりますが、5,000mAhの大容量ということで、2日間は充電することなくバッテリー残量を気にせずに使用ができました。
筆者が普段使っているiPhone 14 Pro(3,200mAh)と比較しても、バッテリー持ちが断然良かった印象です。
充電開始から何分後 | Xiaomi 13T Proのバッテリー |
---|---|
0分後 | 20% |
10分後 | 61% |
20分後 | 91% |
30分後 | 100% |
上記表のように、実際に充電してみても20分ほど充電するだけで、100%近くまで充電することができます。
家から出かける際にバッテリー不足に気付いたとしても、120W急速充電によるスピーディーな充電はとても助かりました。
また、「設定」→「バッテリーとパフォマンス」では、バッテリーのモードを切り替えることが可能です。
デフォルト設定のバランスモードの他、パフォーマンスモード、バッテリーセーバーモード、ウルトラバッテリーセーバーモードがあり、使うモードでバッテリーの持ちが変わってきます。
◯:お散歩が楽しくなるプログレードなカメラ機能
Xiaomi 13T Proを使用している中で、高い頻度で使って重宝したのがカメラ機能でした。
撮影する時のシャッター音の大きさが唯一の難点ですが、撮影した写真を見てみると、目の前にあるリアルな色彩と質感を見事に表現してくれていて、写真を撮る楽しさが倍増します。
実際に筆者が日頃使用しているiPhone 14 Proと撮影した写真を比較してみましたのでご覧ください。
iPhone 14 Proで撮影した写真は全体的に黄色みがかっているのに対して、Xiaomi 13T Proで撮影した方は植物の緑色が綺麗に映されており、他の色とのコントラストがくっきり鮮やかです。
また、上写真でバラの花びらの部分を拡大してみると、iPhone 14 Proで撮影したものはホコリが見えるのに対し、Xiaomi 13T Proで撮影した方はホコリ部分が補正されて淡いピンク色が綺麗に再現されています。
たくさんの色が入った花壇の写真を撮影してみると一目瞭然で、iPhone 14 ProよりもXiaomi 13T Proの写真の方が鮮やかで綺麗に撮影ができました。
夜景も撮影して比べてみると、Xiaomi 13T Proの方が光と闇のコントラストが抜群に綺麗に映し出しています。
また、8K動画も撮影できるということで、話題のプロジェクションマッピングも動画撮影してみました。
50mm望遠レンズによるズームも、そんなところまで撮影できるのかと驚くほどのズームになっています。
外にお出かけする際には、一眼レフのカメラを持っているような感覚でXiaomi 13T Proを持ち歩き、一眼レフよりもより手軽に高性能なカメラ撮影を楽しめます。
カメラアプリを起動した上で、マイナスボタンを2回押すとタイマーモードで撮影されたり、マイナスボタンの長押しでは15秒の動画が撮影されるといったショートカット機能もとても使いやすくておすすめです。
Xiaomi 13T ProはiPhone信者も機種変したくなるようなハイエンドなスマートフォン
XiamiのSIMフリースマートフォン「Xiami 13T Pro」を紹介してきました。
バッテリー持ちや急速充電対応、ゲーミングスマホのような快適さで楽しめるスペック、プログレードのカメラ機能など、iPhone信者の筆者も機種変したくなるような魅力が満載です。
データを分離して保護する「セカンドスペース」やメモリ増設、フローティングウィンドウなど、まだまだ魅力的な機能も搭載されており、使っていく中で新たな発見や楽しみが増えていきます。
販売価格からも考えてみれば、コスパが素晴らしいハイエンドなSIMフリースマートフォンではないでしょうか。
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