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Nothing Phone (2a)をレビュー!おサイフケータイにも対応したコスパ最強のスマホが登場

ハロニー
ハロニー

更新日2024/11/13

Nothing Phone (2a)をレビュー!おサイフケータイにも対応したコスパ最強のスマホが登場

背面が光るデザインで従来のスマートフォンから一線を画したNothing Phone

そんなNothing Phoneから、新たに廉価版モデルであるNothing Phone (2a)が発売されました。

独自のスケルトンデザインは踏襲しつつも、SoCをミドルクラスのものへと変更し低価格を実現しています。

それでは早速、Nothing Phone (2a)を詳しくレビューしていきたいと思います。 スマートフォン_バナー

 

Nothing Phone (2a)の特徴

Nothing Phone (2a)は、大きく以下の5つの特徴があります

  • 可愛らしいおもちゃのようなデザイン
  • おサイフケータイに対応
  • 独自のプロセッサーを搭載
  • Glyphインターフェースも顕在
  • 5,000mAhのバッテリー持ち

それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

スペック一覧

まずはNothing Phone (2a)のスペックを、同価格帯のPhone (1)と上位モデルであるPhone (2)と比較してみました。

Nothing Phone (2a) Nothing Phone (1) Nothing Phone (2)
ディスプレイ 6.7 インチ フレキシブル AMOLED
Corning® Gorilla® Glass 5
最大輝度:700 nits
ピーク輝度:1300 nits
リフレッシュレート:30 – 120 Hz
6.55 インチ フレキシブル OLED ディスプレイCorning® Gorilla® Glass 5
最大輝度:500 nits
ピーク輝度:1200 nits
リフレッシュレート:60 – 120 Hz
6.7 インチ フレキシブルLTPO OLEDディスプレイ
Corning® Gorilla® Glass 5
最大輝度:1000 nits
ピーク輝度:1600 nits
リフレッシュレート:1 – 120 Hz
解像度 10 ビット色深度
2412 x 1084 ピクセル解像度、394 ppi
5,000,000:1 コントラスト比
10 ビット色深度
2400 x 1080 ピクセル解像度、402 ppi
1,000,000:1 コントラスト比
HDR10+ & SGS ローブルーライト
10 ビット色深度
2412 x 1080 ピクセル解像度、394 ppi
1,000,000:1 コントラスト比
カメラ ・背面
デュアル50MPカメラシステム:広角(F1.56)、超広角カメラ(F2.2)
・フロントカメラ
32 MPカメラ(F2.2)
・背面
デュアル50MPカメラシステム:広角(F1.88)、超広角カメラ(F2.2)
・フロントカメラ
16 MPカメラ
・背面
デュアル50MPカメラシステム:広角(F1.88)、超広角カメラ(F2.2)
・フロントカメラ
32 MPカメラ(F2.45)
動画 4K 30fps (リアカメラ)
1080p 60fps
1080p 120fps (スローモーション)
アクションモード
4K 録画、30 fps
1080p 録画、30 または 60 fps
ライブ Live HDR、30 fps
スローモーション (120 fps)
ナイトモード (720p/1080p、30 fps)
OIS および EIS 画像安定化ビデオ撮影フォーマット
再生: MKV, MOV, MP4, H.265 (HEVC), AVI, WMV, TS, 3GP, FLV, WEBM
録画: MP4
4K 録画、60 fps
1080p 録画、30 または 60 fps
ライブHDR、4K30 fps
スローモーション (480 fps)
Night Mode (1080p、30 fps)
アクション モード
OIS および EIS 手ぶれ補正機構
タイムラプス (4K)
プロセッサ MediaTek Dimensity 7200 Pro Qualcomm® Snapdragon™ 778G+ Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1
RAM(メモリ) 8GB、12GB 8GB、12GB 8GB、12GB
バッテリー容量 5,000 mAh
※45Wの充電規格に対応
4500mAh
※33Wの充電規格に対応
4700 mAh
※45Wの充電規格に対応
防水性能 IP54 IP53 IP54
生体認証 顔認証、ディスプレイ内指紋認証 顔認証、ディスプレイ内指紋認証 顔認証、ディスプレイ内指紋認証
ワイヤレス充電 ◯(15W)
リバースチャージ(5W)
◯(15W)
リバースチャージ(5W)
おサイフケータイ
本体カラー ミルク/ブラック ホワイト/ブラック グレー/ホワイト
※グレー は公式サイトの限定商品
ストレージ容量 128GB/256GB 128GB/256GB 128GB/256GB/512GB
高さ/幅/厚み(mm) 161.74 mm x 76.32 mm x 8.55 mm 159.2 mm x 75.8 mm x 8.3 mm 162.1 mm x 76.4 mm x 8.6 mm
重量 190 g 193.5g 201.2 g
価格 ・ 8GB RAM+128GB ROM/¥49,800(税込)
・ 8GB RAM+256GB ROM/¥55,800(税込)
・ 8GB RAM+128GB ROM/¥63,800(税込)
・ 8GB RAM+256GB ROM/¥69,800(税込)
・ 12GB RAM+256GB ROM/¥79,800(税込)
・ 8GB RAM+128GB ROM/¥79,800(税込)※グレーのみ
・ 12GB RAM+256GB ROM/¥99,800(税込)
・ 12GB RAM+512GB ROM/¥109,800(税込)

可愛らしいおもちゃのようなデザイン

Phone (2a)はこれまでのNothing Phone特有のスケルトンデザインは踏襲しつつも、新たなデザインとなりました。

従来のカメラがスマートフォン本体の左上側にあるデザインではなく、本体中央部に搭載されており、まるでロボットのようなデザインをしています。

他社のスマートフォンにも同様にカメラがスマートフォンの中央部に搭載されている機種もありますが、Phone (2a)のHPにも「製品の「目」という新たな象徴を生み出しています」とあり、Nothingのブランドらしいプロダクトを通じてデザインで世の中に訴えかけ用途しているような見た目をしています

Phone (1)からPhone (2)への変更点として、本体がラウンド型になり持ちやすくなりましたが、Phone (2a)でも同様にラウンド型のデザインが採用されています。

また、本体側面はこれまでの光沢のある素材ではなくマットなデザインに変更されており、ボタンもブラックのものが使用されています。

背面もこれまでのガラス素材ではなくプラスチックのような素材になり、チープさを少し感じますがより扱いやすくなったようにも感じます。

おサイフケータイに対応

Phone (2)まではおサイフケータイに非対応でしたが、Phone (2a)でついにおサイフケータイに対応しました。

これにより、iDやQUICPay、モバイルSuicaなどが利用できるようになったので、Phone (2a)を一つ持って外出ということがしやすくなりました

キャッシュレス時代の現代に置いておサイフケータイに非対応ということで購入を諦めていた方も、手に取りやすくなったのはポイントです。

独自のプロセッサーを搭載

Phone (2a)にはMediatek との共同開発した独自のプロセッサーである、Dimensity 7200 Pro カスタムプロセッサーが搭載されています。

8コア、最大2.8GHzとなっており、近年のハイエンドスマホには及ばないものの、ベンチマークのスコアを参照するとSnapdragon 888相当のスペックといえます。

SoCの性能を測ることができる、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。

Geekbench

Nothing Phone (2a) Nothing Phone (1) Nothing Phone (2)
Single 1,131 811 1,736
Multi 2,600 2,900 4,575
SoC Dimensity 7200 Pro Snapdragon 778G+ Snapdragon 8+ Gen 1

シングルスコアの性能はPhone (1)と比較すると向上していますが、マルチスコアでは負けています。

AnTuTu Benchmark

3DMark

 

また、「勝利の女神:NIKKE」では、筆者が日頃からプレイしているiPhone 15 Proと比較すると、エフェクトが重なるシーンなどではカクツキが生まれたりしていたので、グラフィックが重ためのゲームは不向きといえます。

ゲームをメインにプレイしたいという方は、 ハイエンドスマホゲーミングスマホを選択すると良いです。

Glyphインターフェースも顕在

Nothing Phoneの特徴でもあるGlyphインターフェースですが、Phone (2)でも背面のLEDライトを光らせることで様々な情報を取得することができます

Glyphインターフェースは、着信やメールの受信のお知らせだけでなく、写真撮影時の明るさの補助、タイマーの残り時間や音量を視覚的に把握したり、流している音楽に合わせてGlyphインターフェースを光らせることも可能です。

一方でGlyphインターフェースの数はPhone (2)と比較すると減少しているので、Glyphインターフェースを存分に楽しみたいという方はPhone (2)を購入した方が良いです。

Nothing Phone (2)をレビュー!コスパ最強のハイエンドスマホがここに登場 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

5,000mAhのバッテリー持ち

日常的にスマートフォンを使用する上で重要なのが、バッテリー持ちですよね。

Phone (2a)は5,000mAhのバッテリーを搭載しており、通常利用であれば2日間に1回充電すれば良いほどの容量です。

実際に1日使用してみましたが、24時の時点で56%バッテリー残量がありました

また、バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にPhone (2a)を長時間使用し続けての充電残量が100%から20%になるまでを計測したところ、13時間43分でした。

45Wの急速充電にも対応

Phone (2a)は急速充電にも対応しており、45Wの充電器を使用することで0%〜100%までわずか1時間ほどで充電することが可能です。

実際に0%から100%まで充電してみましたが、ほぼ公表値通り1時間以内で満充電することができました

 充電時間 バッテリー残量
 30分 68%
 40分 77%
 50分 93%
 60分 100%

Nothing Phone (2a)のカメラ性能を作例で紹介

Phone (2a)には、5,000万画素の広角カメラと同じく5,000万画素の超広角カメラが搭載されています。

新たなTrueLens写真処理技術を採用したことで、各モードの写真撮影がより鮮明に綺麗に撮影できるようになりました。

そのカメラ性能を作例とともに紹介します。

Googleと共同開発したUltra XDRは、異なる明るさで8枚写真を撮影することで、より自然な仕上がりで表現することが可能です。

実際に撮影した画像を確認すると、Ultra XDR撮影した画像はよりリアルに見たままに近い出来になっていました

超広角カメラでもUltra XDR撮影は可能です。

また、ポートレートモードは被写界深度(F値)を調整することができるので、好みのボケ具合で撮影が可能です。

ナイトモードも進化しており、誤差ではあるものの同価格Phone (1)のナイトモードよりも鮮明に表現されています。

一方でズーム機能は最大で10倍までのデジタルズームに対応していますが、実用レベルなのは2倍ズームまででそれ以上は画質の劣化を感じられます

Nothing Phone (2a)の気になるポイント

Phone (2a)をしばらく使用していて、気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。

ワイヤレス充電は非対応

Phone (2a)は、ワイヤレス充電非対応になっています。

今となってはゲーミングスマホを除くほとんどのスマホに搭載されている機能ではありますが、廉価版ということもありワイヤレス充電は対応していませんでした。

一度ワイヤレス充電の便利さを体感してしまうとケーブル充電が煩わしく感じるので、現在使用しているスマホでワイヤレス充電を使用している方は注意が必要です。

ゲーム性能はイマイチ

前述している通りゲーム性能に関してはイマイチです。

近年ではグラフィックが多用されているゲームもあり、SoCの性能が重要なゲームも多数あります。

日頃から高性能なスマートフォンを使用してゲームをプレイしている方にとっては、Phone (2a)は物足りなく感じてしまうと思われます。

一方でゲームは全くしないという方でしたら、ネット利用や動画視聴など日常利用には全く問題ないスペックですのでその点は気にする必要はありません。

Nothing Phone (2a)は2024年コスパ最強のスマートフォン

近年は様々な背景からスマートフォンの価格も上昇しています。

カメラ性能や防水性能、おサイフケータイなどある程度の機能を求めると、それなりに値段も増加してきます。

そんな中で機能性は妥協することなく、手に取りやすい価格設定を実現しています。

Nothing Phone (2a)は2024年のコスパ最強のスマートフォンといえます。

スマートフォンはレンタルできる

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