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Zenfone 8以降で近年発売されていたZenfoneは、5.9インチの片手サイズのスマートフォンでした。
しかし、2024年に発表した新しいZenfoneは、6.78インチの大型ディスプレイを搭載した新たな「Zenfone 11 Ultra」として登場しました。
Ultraの名に相応しく、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、カメラは5,000万画素のカメラを含む3眼構成となっています。
また、音楽体験も素晴らしくハイレゾに対応しているだけでなく、aptX AdaptiveやaptX Lossless Audioにも対応しています。
そんなハイエンドモデルの「Zenfone 11 Ultra」を詳しくレビューしていきます。
もくじ
ASUS Zenfone 11 Ultraの特徴
Zenfone 11 Ultraは大きく以下の特徴があります。
- ROG Phone 8シリーズをベースとしたデザイン
- AI機能が充実
- 便利なZen UI
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3搭載
- 5,500mAhの大容量バッテリー
- ハイレゾやaptx Adaptive、aptx Losslessに対応し有線イヤホンにも対応
それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
スペック一覧
項目 | Zenfone 11 Ultra |
---|---|
ディスプレイ | 6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ (1~120Hz、最大144Hz) Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2 |
静止画 |
|
OS | Android™ 14 (ZenUI) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3 (オクタコア) |
メモリ(RAM) | 16GB/12GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 512GB (UFS 4.0)/256GB (UFS 4.0) |
SIMカード | デュアル SIM(nanoSIM x 2) |
通信規格 | 5G |
Bluetooth | 5.4 |
NFC | おサイフケータイ対応 |
バッテリー容量 | 5,500mAh |
充電規格 | ・USB-C PD:最大65W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大15W |
生体認証 | 電源ボタンの指紋認証センサーによる指紋認証 顔認証 |
防塵防水性能 | IP65/IP68 |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
163.8mm×76.8mm×8.9mm |
重さ | 225g |
カラーバリエーション | エターナルブラック/スカイラインブルー/ミスティグレー/デザートサンド |
同梱品一覧
- ケース
- SIMピン
- ユーザーガイド
- USB-C to USB-Cケーブル
ROG Phone 8シリーズをベースとしたデザイン
Zenfone 11 Ultraは、ゲーミングスマホでもあるROG Phone 8シリーズをベースとしており、日常的な使いやすさを意識しながらもハイスペックなスマートフォンになっています。
ディスプレイは6.78インチのAMOLEDディスプレイに最大144Hzのリフレッシュレート、ピーク輝度も2,500nitsとROG Phone 8 Proと同等のスペックになっています。
これによりゲーミングスマホ並みの性能をを発揮することが可能になっています。
背面のデザインはほぼROG Phone 8 Proと同じになっており、ブラックモデルに至っては違いがわからないほど似ています。
本体カラーは今回紹介しているエターナルブラックの他、ミスティグレー、スカイラインブルー、デザートサンドの合計4色展開になっています。
AI機能が充実
Zenfone 11 UltraはAI機能が充実し、より便利に使用できるようになりました。
利用可能なAI機能を紹介します。
AI文字起こし
音声レコーダーアプリから録音した音声をリアルタイムで文字起こしが可能です。
実際に弊社のミッションを読み上げ、文字起こしの精度をGoogle Pixel 6aの文字起こし機能と比較してみました。
僅差ではあるものの、文字起こしの精度はZenfone 11 Ultraの方が勝る結果となりました。
2024年7月時点ではベータ版となっているので、データがより集約されたらさらに精度が高くなることが予想されます。
AI通話翻訳機能
海外旅行での1番のハードルが言語の違いではないでしょうか。
近年のスマートフォンでは写真を撮影することで翻訳ができたり、音声認識から翻訳ができたりしますが、Zenfone 11 Ultraでは電話でのリアルタイム通訳に対応しています。
ネットワークの接続を必要としないので、例えば旅行先でお店の予約をしたい時や緊急時でホテルなどに連絡を取る際に役立ちます。
AI壁紙生成機能
デフォルトの壁紙飽きたな…、ネットでいい感じの壁紙探すの面倒だな…と思うことはないでしょうか。
Zenfone 11 Ultraに新たに搭載された「AI壁紙」機能なら、テーマを選択し、背景のイメージ、トーン、インスピレーションを選択するだけで自動的に壁紙を生成してくれます。
- AI壁紙を選択
- 抽象的、テクスチャ、都市、自然、宇宙、SF、驚きの中からテーマを選択
- 背景の元になるイメージを選択
- 中心となる色のトーンを選択
- インスピレーションから概念のようなイメージを選択
- 生成を押す
たったこれだけのステップで、ものの数秒で画像を生成してくれます。
出来上がった画像が気にイメージと違った場合は再生成すれば良いですし、唯一無二の画像ですので毎日別の画像を生成して楽しむのも良さそうです。
スマホ内の検索機能が強化
AI機能の進化により画像検索機能もアップグレードしましたが、Zenfone 11 Ultra内の検索機能も向上しています。
何か設定したい項目があるけども、どこで設定したらいいかわからないこともあると思います。
Zenfone 11 Ultraは設定内の検索機能が強化されてことによって、検索ワードが完全に一致していなくてもヒットするようになりました。
上図はGoogle PixelとZenfone 11 Ultraでバッテリー関連の検索を想定とし「電池」と検索した際の検索結果になります。
どちらもAndroidなので設定項目はほとんど同じになりますが、検索結果に表示される項目に違いが生じました。
また同様にアプリの検索機能も強化されており、アプリ名がうる覚えであっても使用用途などの検索ワードでアプリがヒットするようになりました。
便利なZen UI
ZenfoneはAndroidベースの独自のUIである「Zen UI」を採用しています。
他のスマートフォンにはないUIとなっており、さまざまなことを便利に使用することが可能です。
「Zen UI」の特徴を紹介していきます。
エッジツール機能
本体側面にある鉤括弧のようなところを左にスワイプすると、エッジツールを呼び出すことができます。
エッジツールはよく使用するアプリやショートカットを表示することができる便利ツールで、ホーム画面だけでなくアプリ上など、どの画面からでも呼び出し可能です。
また、エッジツールに登録したアプリはフローティング表示することができ、アプリ上に別のアプリを起動するといったことが可能です。
なので、ゲームアプリを開きつつ攻略サイトを検索したり、YouTubeをみながら放置ゲームを起動したりなども可能です。
ツインアプリ機能
XやInstagramなど、複数のアカウントを使用している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
Zenfone 11 Ultraは「ツインアプリ」に対応しており、主要のSNSやゲームなどを別のアカウントでログインした状態を保持したままにすることができます。
Game Genie
ASUSのゲーミングスマホであるROGシリーズにも搭載されているゲームアプリの管理機能「Game Genie」をZenfone 11 Ultraでも使用することができます。
「Game Genie」では、パフォーマンスのモード設定やメモリの解放、リフレッシュレートの設定などゲームを快適にプレイするための設定が可能です。
次の章で詳しく紹介しますが、Zenfone 11 Ultraはゲーム性能も高性能ですので、「Game Genie」を使用することでよりゲームを快適に遊ぶことができます。
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3搭載
Zenfone 11 UltraにはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載しており、ゲーミングスマホ並の性能となっています。
オクタコアのCPUとなっており、最大周波数は3.3GHzを実現し、3Dグラフィックが多用されている高負荷なゲームも快適にプレイすることが可能です。
SoCの性能を測ることができる、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。
Geekbench
Zenfone 11 Ultra | Zenfone 10 | ROG Phone 8 Pro | Galaxy S24 | Galaxy S24 Ultra | |
---|---|---|---|---|---|
Single | 2,186 | 2,021 | 2,270 | 2,228 | 2,310 |
Multi | 6,683 | 5,431 | 7,016 | 6,758 | 7,157 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
AnTuTu Benchmark
AnTuTu Benchmarkを3回連続して計測したところ、初回時は200万点を超え、温度が上昇してからは180万点後半になりました。
3DMark
AnTuTu Benchmarkや3DMarkでは ROG Phone 8 Proと比較して急速冷却用ヒートシンクを搭載していないため、50℃を超える高熱になってしまいました。
同じ Snapdragon 8 Gen 3が搭載されているGalaxy S24シリーズでは30〜40℃前後で頭打ちしていたので、Zenfone 11 Ultraは熱くなる傾向があるようです。
一方で高熱になるのはベンチマーク計測時のみとなっており、「原神」を最高画質で1時間ほどプレイしましたがほんのり暖かくなる程度でした。
5,500mAhの大容量バッテリー
Zenfone 11 Ultraに搭載されているバッテリーは5,500mAhの大容量バッテリーとなっており、1日中モバイルバッテリーを所持していなくても利用することができます。
バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にZenfone 11 Ultraを長時間使用し続けての充電残量が100%から20%になるまでを計測したところ、11時間51分となりました。
また、65Wの急速充電に対応しており、わずか40分程度で充電することが可能です。
Qi充電にも対応しているので、手軽に充電することもできます。
ハイレゾやaptx Adaptive、aptx Losslessに対応し有線イヤホンにも対応
Zenfone 11 Ultraはハイレゾ音源を伝送可能なコーデックであるLDACやaptx Adaptiveに対応しています。
また、低遅延に対応しているaptx Losslessにも対応しているため、対応しているワイヤレスイヤホンであれば高音質かつ低遅延で音楽やゲームを楽しむことができます。
さらには有線イヤホンにも対応しており、無線・有線ともにDirac Virtuoの空間オーディオ技術を搭載しているので空間オーディオとしても楽しむことが可能です。
ASUS Zenfone 11 Ultraのカメラ性能を作例を用いて紹介
Zenfone 11 Ultraは、5,000万画素の広角カメラ、1,300万画素の超広角カメラ、そして3,200万画素の望遠カメラの3眼構成になっています。
メインカメラは5,000万画素の高画質なので大切な思い出を高画質で残すことが可能ですし、望遠カメラは3倍の光学ズームに対応しているだけでなく最大30倍ものデジタルズームにも対応しているの、あらゆる画角で撮影が可能です。
また、他社のスマホにがない「ライトトレイルモード」を搭載しており、幻想的な写真の撮影を可能にしています。
それでは、Zenfone 11 Ultraのカメラ性能を作例とともに紹介していきます。
2倍、3倍の光学ズームが可能なため、様々な画角で撮影でき、夏の時期という事もあり空の青や草木の緑がとても綺麗に撮影できました。
ポートレートモードではより解像感を感じられ、接写で撮影すると非常に高解像度の撮影が可能です。
デジタルズームを活用すれば最大30倍までズーム可能ですが、流石に30倍ですと解像感が薄れてしまうので実用的なのは10倍ズームまでといったところです。
手のひらサイズはなくさないでほしかった
筆者個人的な残念ポイントになってしまいますが、やはり前モデルまでの手のひらサイズは継続してほしかったと思います。
近年、スマートフォンはどんどんと大きくなり、持ち運びやすいスマートフォンというのは数えるほどしかありません。
筆者である私は小さいスマホを好んでおり、今現在もiPhone 12 miniを愛用しています。
おそらく物価の高騰などの影響でROG Phone 8シリーズと設計を合わせることで、製造コストの削減を図っているように考えられますが、これまでのZenfoneは小さいスマホ派の唯一の選択肢だったので、Zenfone 11 Ultraの大型化は少し残念な気持ちになりました。
一方で、Zenfone 11ではなくZenfone 11 Ultraという名称なので、小型モデルとしてZenfone 11が今後発表されるのではないかと個人的には期待しています。
ASUS Zenfone 11 Ultraは全部盛りのハイエンドスマホ
Zenfone 11 Ultraは、スマートフォンに必要な機能を全部盛りにしたようなスマートフォンです。
3Dゲームを快適に遊ぶことのできるSoC、高画質な撮影が可能なカメラ、AIやZen UIにより便利機能、大容量バッテリー、高音質なコーデックに対応と挙げていったらきりがありません。
ゲームや動画、音楽などすべてのコンテンツを最大限のクオリティで楽しみたい方は、Zenfone 11 Ultraを試してみてはいかがでしょうか。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
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