[最速レビュー] ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーションを実際に使って写真&動画で検証!
更新日2024/11/13
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人気のロボット掃除機「irobot ルンバ」シリーズ。
その最上位モデルとして2024年8月29日に発表されたのが水拭きと吸引の同時清掃ができて自動でゴミ収集とモップ洗浄までできる「Roomba Combo 10 Max robot (ルンバ コンボ 10 Max ロボット) + AutoWash 充電ステーション」です。
床の素材に合わせてモップを上げ下げしながら賢く水拭き。マッピング機能や障害物回避機能も搭載していて掃除前の床の片付けも不要です。
掃除後はAutoWash 充電ステーションでゴミ収集とモップ洗浄を自動でしてくれるので、床の掃除を完全にルンバ任せにできちゃいます。
今回はそんな注目の「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」を発売前に使用して写真と動画で詳しくレビューしました。ぜひ購入検討の参考にしてみてください。
もくじ
「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」の特徴
2024年8月29日に発表されたルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーションは、水拭きと吸引を同時にできる2in1タイプで、自動でゴミ収集とモップ洗浄ができるAutoWash 充電ステーションを搭載した最上位モデルのルンバです。
さっそく発売前の「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」を実際に使用し、その特徴を実機の写真や動画とともに確認してみましょう。
1. 賢く水拭き+パワフル吸引清掃
ルンバ コンボ 10 Max ロボットは、吸引と同時に水拭きができる2in1のロボット掃除機です。
アイロボット独自の「4段階クリーニングシステム」を採用していて、
- 角や壁際のゴミをかき集めるエッジクリーニングブラシ
- 床にぴったり密着する2本のゴム製デュアルアクションブラシ
- ルンバ iシリーズと比べて2倍のパワーリフト吸引
- モップを上げ下げしながら賢く水拭き
といったように、パワフルに床を掃除してくれます。
吸引力と水拭きの水量はそれぞれ3段階で調整することができて、吸引のみ・水拭きのみでの清掃も可能です。
モップを上げ下げしながら賢く水拭き
ルンバ コンボ 10 Max ロボットは、吸引と水拭きの同時清掃をする際パッドリフティングシステムにより自動でモップを上げ下げしながら掃除することができます。
フローリングではモップを下ろして吸引+水拭き清掃。カーペットが敷いてあるエリアではモップを天面に上げることで敷物を濡らさず、自動で吸引力をアップして吸引清掃をします。
自動で床の素材を見分けて掃除をしてくれるので、細かいエリア設定が面倒な方にもおすすめです。
スマートスクラブでごしごし水拭き
ルンバ コンボ 10 Max ロボットは、床をごしごしこすりながら水拭きするスマートスクラブ機能を搭載。
動画のように前後に往復しながら拭き掃除をすることで、こびりついた汚れやべたつきまでしっかりと落としやすくなっています。
2. 自動ゴミ収集+モップ洗浄ができる「AutoWash 充電ステーション」
ルンバ コンボ 10 Max ロボットには、自動ゴミ収集に加えて自動モップ洗浄・乾燥機能や自動給水機能も搭載した新しい「AutoWash 充電ステーション」を付属しています。
水拭き後のモップお手入れや毎回のゴミ捨てが不要になるので、面倒なお手入れの手間を減らしたい方にぴったりです。
自動モップ洗浄&送風乾燥
AutoWash 充電ステーションでは、大容量の給水用タンクに水を入れておくだけで、本体水タンクへの自動給水や水拭き後の自動モップ洗浄をしてくれます。
ステーションに取り付けられたパッド洗浄ローラーが、回転しながら汚れたモップをキレイに洗浄。
モップ洗浄が終わったら、自動でステーションの洗浄部までキレイに水洗いし、すべて終わると送風乾燥に切り替わります。
自動ゴミ収集でゴミ捨ての手間も軽減
吸引掃除後には、自動で本体のダストボックスからゴミを吸い上げて収集してくれます。
クリーンベース内の紙パックに最大60日分※のゴミを溜めておけるので、毎回のゴミ捨てが不要になりお手入れの手間がグッと軽減されます。
※アイロボット調べ。全ての家庭環境において期間を保証するものではありません。交換用ランプが点灯する前に誤動作や異臭に気づいた場合は、交換することをお勧めします。
3. 賢くマッピング&障害物回避
ルンバ コンボ 10 Max ロボットは、間取りのマッピング機能も搭載。
最大10パターンのマップを記憶し、アプリから細かくエリアや清掃モードの指定ができます。
さらに、アプリでは日々の清掃状況や部屋ごとの汚れ具合から自動で最適化した掃除方法を提案してくれます。
細かな設定が苦手な方でも、よりお家に合った効率的な掃除がしやすくなっています。
障害物を自動で回避
ルンバ コンボ 10 Max ロボットには前面カメラとライトが搭載されていて、床に落ちている障害物を自動で回避※1することができます。
回避できる障害物は、洋服やケーブル、ペットの排泄物※2など10種類以上の障害物※3が対象。さらにアップデートで認識できる障害物の種類は今後も増えていく予定だそうです。
障害物があった場合はアプリからレポートが来るので、写真を確認しながら「一時的な障害物がある」「進入禁止エリアを追加」「障害物はない」の判断をすることで次回以降の掃除を最適化できます。
※1 iRobot Home アプリに接続し、障害物検知が自動(推奨)の状態でご使用いただく必要があります。前面カメラセンサーが物理的に覆われている場合や極端に暗い部屋では、回避する対象の検出が正常に作動しない可能性があります。トレーニング/マッピング走行中は障害物を検出して回避する機能が作動しないので、床にコードやペットの排泄物などの障害物がない状態で行ってください。
※2 回避する対象:コードやケーブル、ペットの排せつ物※3、靴やスリッパ、靴下、ファブリック、衣服、リュックサック、ペットの食器、猫用トイレ、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、犬・猫など。回避する対象は順次アップデートされます。
※3 犬または猫の固形の糞のみ(毛玉や吐しゃ物、液体は対象外になります)。
「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」の使い方
それでは「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」の実機を使って、初期設定と使い方の確認をしていきましょう。
- 本体(モップパッド装着済み)
- 交換用マイクロファイバーモップパッド×1
- 交換用エッジクリーニングブラシ×1
- 交換用フィルター×1
- AutoWash 充電ステーション(紙パック装着済み)
- 傾斜路
- パッド洗浄ローラー
- 電源コード
- 交換用紙パック×1
- 取扱説明書
AutoWash 充電ステーションの準備
AutoWash 充電ステーションは前面1.2m・左右各0.5m以上のスペースがある場所に設置します。落下を防ぐため階段などからも1.2m以上離れた場所に設置してください。
設置場所が決まったら、ステーションに傾斜路を取り付けます。
背面の差し込み口に電源コードを挿して電源に接続。
洗浄トレイ部の溝にパッド洗浄ローラーを取り付けます。
給水用タンクに水を入れたら、準備は完了です。
最初に稼働させる前にルンバを満充電しておきましょう。
スマホアプリとの連携
ルンバを充電しながら、スマホアプリとの連携を済ませます。
「iRobot Home アプリ」をダウンロードしたら、アプリ画面の指示にしたがって初期設定を進めます。
初期設定はアプリのアニメーションに沿って操作するだけでOK。数分程でスムーズに終わりました。
設定が終わったら最初に部屋をなるべく片付けた状態でマッピングランをしておきましょう。マップが出来上がると、フロア全体を効率よく掃除することができます。
※詳しいアプリ設定の手順や注意点はこちらの記事をご覧ください。
スマホ接続からアプリの使い方まで「ルンバ」の初期設定とできることを解説! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ルンバ本体の水拭き準備
水拭き掃除をする場合は、ルンバにモップを取り付けます。
モップは天面から取り付けが可能で、専用モップパッドのグレーのプレート部分を差し込み口にセットすると、自動で吸引+水拭きモードに切り替わります。
モップの取り付け手順はこちらの動画をご覧ください。慣れればパパっと簡単に取り付けられます。
準備完了です!
「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」を実際に使ってレビュー
それでは実際に「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」を使って詳しくレビューしていきたいと思います。
気になる掃除性能や自動モップ洗浄、稼働音、マッピング性能まで、すべて実際に使って検証します。
水拭き+吸引清掃の様子
まずはフロア全体を水拭き+吸引清掃してもらいました。
ルンバ コンボ 10 Max ロボットは、すでにマップが完成しているフロアでフローリングとカーペットが両方ある部屋を掃除する場合は、カーペット→フローリングの順に効率よく清掃してくれます。
初めにモップを上げた状態でカーペットのエリアを吸引清掃し、終わったらフローリングに移動してモップを下ろして水拭き+吸引清掃をするので、カーペットを濡らすことはありません。
水拭き後の床
水拭き時の水量は3段階に調節可能。実際にすべて試してみました。
こちらが「エコモード」での水拭き後の床です。
全体的な水気は少なめで、ところどころ水滴が残っていますが少し経てば自然乾燥する程度でした。
乾いたあとの床を素足で歩くとサラッとしていて、細かな塵やざらつきがキレイになっていることがわかります。
「標準モード」での水拭き後の床がこちら。
エコモードよりも水気は多めで、水拭き直後は全体的に濡れている印象でした。ただこちらもしばらく放っておけば自然に乾きました。
「最大モード」での水拭き後はかなりビショビショな感じで、水滴残りもかなり多め。
そのまま放置していても乾かなそうだったので、エコモードで再度水拭きをしてもらって仕上げるのが良さそうでした。
我が家の場合はエコモードで毎日水拭きをするのがちょうど良いと感じましたが、汚れ具合や床の素材に合わせて水量を調整できるのは嬉しいですね。
4種類の疑似ゴミで吸引清掃テスト
続いて、ルンバ コンボ 10 Max ロボットの吸引力について、4種類の擬似ゴミを用意し吸引清掃テストを行いました。
- 粉末(中細挽きのコーヒー粉)
- 髪の毛(エクステを切ったもの)
- 綿(手芸用わた)
- 砂利(1cm以下の砂利)
吸引力は、3段階のうち最強の「高」モードに設定して検証してみます。
清掃テストの様子
清掃の様子がこちら。
動画は途中早送りをしていますが、だいたい5~6分程度で約4㎡の部屋の掃除が完了しました。
髪の毛や綿などの軽いゴミは一度の走行でほぼ完璧に吸引。ゴミが多いエリアを検知すると、後進して行き来しながら念入りに掃除してくれました。
ビフォーアフター写真
掃除テスト前後で比較した写真がこちら。
枠内のゴミはほぼ完璧に掃除できていますが、掃除済みのエリアに弾き飛ばしてしまったゴミが残ってしまいました。
ただそれも次回の掃除の時に自分でキレイに掃除してくれたので、とくにゴミの量が多い部屋の掃除は清掃設定を2回走行にするか、毎日スケジュール清掃するのが良さそうです。
AutoWash 充電ステーションを試して検証
AutoWash 充電ステーションでは、ゴミ収集(約10~15秒)→モップ洗浄(約2分)→ステーション洗浄(約1分)→送風乾燥(数時間)の順で自動お手入れをしてくれます。
動画のように、自動モップ洗浄の際はステーションの洗浄ローラーでモップを擦りながらルンバが前後に動いてまんべんなく洗う仕組みになっています。
自動で丁寧にしっかりモップを洗ってくれて、さらにステーションの洗浄部まで水洗いしてくれるのは嬉しいですね。
モップ乾燥はカラカラにはならない
一方で、自動モップ乾燥はカラカラにはならず、期待には一歩届かない性能でした。
乾燥前後のモップを比較すると、洗浄直後はビチョビチョの状態だったのが、数時間の自動乾燥後はしっとり程度になっています。
ただ、やはりカラカラに乾燥させたほうが衛生的ではあるので、気になる方は洗浄後にモップを取り外して乾かすほうが良いかもしれません。
タンクは給排水しやすい
水タンクはフタがガバッと大きく開くため、給排水がしやすく便利でした。
細かいゴミが溜まってしまいやすい複雑な部分もタンク内に無いので、汚れが気になるときはササッとお手入れもできちゃいます。
稼働音を騒音計で検証
気になる稼働音についても、騒音計を使って検証しました。
ルンバ コンボ 10 Max ロボットでは吸引力を3段階で設定できるので、それぞれの稼働音を測定しています。
数値だけではイメージしづらいと思いますので、ぜひ動画で実際の音をご確認ください。
清掃時の稼働音
清掃時の稼働音は、吸引力:低モードが約57~59dB程度、中モードが約59~61dB程度、高モードが約59~64dB程度でした。
実際に聞いた感覚としては、低モードが一段階静かで、中モードと高モードはさほど変わらない印象でした。
いずれのモードでも同じ部屋で動かしているとちょっと音が気になるかもしれませんが、別の部屋にいれば在宅時でも十分に使えそうなレベルでした。
自動ゴミ収集・モップ洗浄時の稼働音
ゴミ収集時の稼働音は清掃時よりもかなり大きく、約73~75dBの音が約10秒間続きます。
モップ洗浄・ステーション洗浄時の稼働音は約50~58dBとそこまでうるさくはないのですが、数分間音が出続けるため気になる方もいるかもしれません。
お住まいの環境によっては深夜・早朝などの時間帯は避けて稼働させたほうが良さそうです。
マッピング性能を検証
最後に、ルンバ コンボ 10 Max ロボットが作成したマップと実際の間取り(グレー部分は障害物があるエリア)を比較してみました。
家具や障害物が多い部屋はマッピングの精度が落ちてしまうようで形が崩れてしまっていますが、概ね実際の間取りに近いマップができあがっています。
カーペットとフローリングの両方がある「書斎」の部屋に関しては、自動でカーペットのエリアを検知してマップに反映してくれています。
清掃エリア指定や進入禁止エリアの設定なども直感的にしやすく、マッピングの性能も十分実用的なレベルと言えそうです。
「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」まとめ
水拭き+吸引の同時清掃に加えて、待望の自動ゴミ収集+モップ洗浄まで搭載したルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション。
より賢く便利に進化したルンバ コンボ 10 Max ロボットなら、床掃除をほぼすべて自動でお任せできちゃいます。
これからルンバを導入する予定の方は、ぜひ最新の「ルンバ コンボ 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」を検討してみてはいかがでしょうか?
ルンバはレンタルで試せる
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