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動きのあるシーンの動画撮影にアクションカメラは定番となっていますが、同時にSNSに投稿するためにスマホで静止画撮影も行う方も多いのではないでしょうか。
ただアクションカメラを持ちながらスマホを出して撮影するのは、面倒であり水場の撮影で落下させてスマホを故障させる可能性もあります。
そこで今回はライカと共同開発のレンズとデュアルAIセンサー搭載で8K動画撮影が可能なアクションカメラ「Insta360 Ace Pro2」を紹介します。
本製品があれば高画質な動画撮影と共に雰囲気ある静止画撮影も可能になります。
レジャーシーンで身軽に幅広い撮影を行いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
Insta360 Ace Pro2は8K撮影可能な高画質アクションカメラ
Insta360 Ace Pro2は1/1.3インチ8Kセンサーとライカ社と共同開発のレンズを搭載し、4K60fpsアクティブHDRと8K30fpsに対応したアクションカメラとなっています。
前機種のInsta360 Ace Proと比較して特に進化したのは、デュアルAIチップによる画像処理能力です。
その点については性能レビューでくわしく紹介するので、まずは外観部分のレビューから見ていきましょう。
外観レビュー
Insta360 Ace Pro2は王道のアクションカメラといった外観となっていますが、実際にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは製品の外観における以下のポイントを中心にレビューしていきます。
- 自撮りに便利なフリップ式タッチスクリーン
- 赤と黒のスタイリッシュな外観
自撮りに便利なフリップ式タッチスクリーン
フリップ式タッチスクリーンにより、従来のアクションカメラではあまり適していなかった自撮り撮影がしやすくなっているのが特徴です。
大きな画面で撮影状況が確認できて、タッチスクリーンで各種操作を直感的に行うことができます。
スクリーン角度を自由に変えられるため、ローアングル撮影も得意としています。
赤と黒のスタイリッシュな外観
ブラックボディにレンズ部分を囲む赤いラインが印象的なスタイリッシュな外観が特徴です。
本体を起動するとレンズ脇のスクリーンには現在の撮影設定が表示され、画面端のLEDライトが点灯するなど機能的で華やかな演出もあり、撮影シーンをより盛り上げてくれる仕様となっています。
性能レビュー
ここからは以下のポイントを中心に性能について紹介していきます。
- 1/1.3インチ 8Kセンサー搭載
- PUREVIDEOモードで暗所の撮影も鮮やかに
- ライカ共同開発のレンズが魅力
- デュアルAIチップによる画像処理
- 赤と黒のスタイリッシュな外観
1/1.3インチ 8Kセンサー搭載
センサーは13.5段のダイナミックレンジ、2.4μm相当のサイズとなっていて、4K60fpsのアクティブHDRと8K30fpsの動画撮影が可能となっています。
センサーサイズは前機種と同じとなっていますが、HDR撮影は4K30fpsから4K60fpsへ進化しています。
PUREVIDEOモードで暗所の撮影も鮮やかに
PUREVIDEOモードは低照度環境でも鮮やかな映像表現が可能なモードで、前機種の4K30fpsから4K60fpsと画質が向上しています。
低照度下では動画の色合いが暗くなり、ぼんやりしがちですが、PUREVIDEOモードを利用すれば色鮮やかに表現することが可能です。
さらに16:9の4K30fps以下での撮影の場合にPUREVIDEO PLUSが自動的に有効になり、さらに高精細な撮影が可能になります。
ライカ共同開発のレンズが魅力
老舗カメラメーカーであるライカとの共同開発のレンズを搭載し、多彩な映像表現が可能となっています。
外部の光を集めて映像を生み出すレンズの性能は、カメラとしての性格を大きく左右するものであり、レンズ交換ができないカメラにとって非常に重要なパーツです。
メーカーによる映像へのこだわりが感じられる仕様となっています。
デュアルAIチップによる画像処理
デュアルAIチップ搭載により画像処理能力が大きく向上している点も大きな特徴です。
カスタム学習されたAIチップによる画像処理を行わせることで、本製品独自の映像表現が可能になっています。
低照度環境や直射日光にさらされるような撮影しにくい環境でも、鮮やかな仕上がりの映像に収めることが可能です。
渓流に行って歩きながら撮影してみた
Insta360 Ace Pro2の性能を確認するために、木々が生い茂る渓流を歩きながら以下のポイントに着目して撮影を行ってみました。
- 動画撮影の画質と操作感をチェック
- 静止画撮影でライカレンズの性能を確認
- 低照度撮影の画質をチェック
今回はスターターキットに付属している自撮り棒を使用して撮影を行っています。
- ミニ見えない自撮り棒+三脚 ×1
- Insta360 Ace Pro 2 / Ace Pro / Ace バッテリー ×1
- 1/4インチマウントアダプター ×1
動画撮影の画質と操作感をチェック
今回は4K60fpsで撮影を行ってみました。
渓流の風景が色鮮やかに表現されていてカメラを振ってもちらつきが少なく、なめらかな印象に仕上がっています。
動きのある川の流れや透明感も美しく表現されており、渓流ならではの清涼感ある映像になっているのは大満足です。
防水性能は水深12m(本体のみの場合、潜水ケースに入れた状態なら60m)まで対応なので、渓流の中にカメラを入れて水中撮影してみましたが、細かい水の泡や川底の様子などきれいに収めることができました。
フリップ式のタッチスクリーンのおかげで、自撮りも行いやすく、ローアングル撮影時にも映像を確認しやすいため操作感は良好でした。
静止画撮影でライカレンズの性能を確認
静止画モードに切り替えて気ままに撮影を行いました。
レンズやAIチップによる画像処理の影響なのか、動画より色味が強くくっきりとした印象です。
アクションカメラのニーズとしては動画撮影が中心となっていますが、本格的なカメラで撮影したような画質で静止画が撮れるのは驚きです。
今回のような足場の悪いところや水場で本格的な機材は持ち歩きにくいので、アウトドアでいい景色を写真に収めるといった目的にも役立つのではないでしょうか。
低照度撮影の画質をチェック
電気を消した暗い室内で低照度撮影の画質を確認してみました。
通常撮影(画面左側)では全面暗闇しか撮影できていませんが、PUREVIDEOモード(画面右側)の場合、壁にかかったポスターを認識できるようになっています。
夜間撮影や暗所での撮影にもしっかり対応できることが確認できました。
気になった点
アクションカメラによくある熱暴走について確認するため、4Kで30分連続撮影をしてみたところ撮影自体はできていました。
ただ撮影後の本体はかなり熱を持っていたので、直射日光が当たる場所や高温下など撮影環境によっては本体の保護のために録画が停止されることもあり得るように感じました。
長時間録画の際に熱暴走をさけるためにはできるだけ画質を落とすことが有効であるため、撮影環境に応じて調節を行いましょう。
スペック
項目 | スペック詳細 |
---|---|
センサーサイズ | 1/1.3インチ |
絞り | F2.6 |
35mm判換算焦点距離 | 13mm |
焦点距離 [35㎜フイルム換算] | 4.3(W)-172.0mm(T)[24(W)-960mm(T)] |
写真画素数 | 50万画素 (8192×6144) 37万画素 (8192×4608) 12.5万画素 (4096×3072) 9万画素 (4096×2304) |
動画フォーマット | MP4 |
写真フォーマット | JPG DNG RAW (アプリまたはStudioで書き出し可能) |
カラープロファイル | I-Log、標準、鮮やか、Leicaビビッド、Leicaナチュラル、ポートレート、フィルム、ビンテージ、都会、夜景 |
重量 | 177,2 g |
microSDカード | 内蔵ストレージなし。最大1TBのmicroSDカードに対応。 |
充電時間 | 47分(30W急速充電アダプター使用時) 75分 (5V/3A) |
連続録画時間 | 180分 *室温25°Cのラボ環境にて、耐久モードでアクティブHDRオフの1080p24fps動画 バッテリーの持ち時間は条件によって異なる | 防水性能 | 潜水ケースなし:12m 潜水ケースに入れた状態:60m |
動作温度 | -20℃ 〜 45℃ |
こだわりの撮影が可能な多機能アクションカメラ
Insta360 Ace Pro2は気ままに撮影しても、高画質の撮影ができるアクションカメラとなっています。
アクションカメラとしては珍しい静止画撮影に特化しているので、一眼レフを持っていくのが大変な場所にも持ち出せるので幅広い使い方ができます。
水辺のアクティビティや登山など動きのあるレジャーでの撮影を考えている方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
Insta360 Ace Pro2をレンタルする
今回ご紹介してきた「Insta360 Ace Pro2」をはじめ、気になるカメラはお試しでレンタルすることができます。
Rentio(レンティオ)では、最短3泊4日からレンタルすることができ、カメラの実力を思う存分試すことができます。
購入するかどうか迷っているかの段階の方にとっても一度お試しすることで判断材料になるおすすめのサービスです。
是非この機会にRentioで、気になるカメラをレンタルして、後悔しないカメラ選びに役立ててみてください。