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人気のDJI Osmo Actionシリーズから最新モデルのOsmo Action 6が登場。
1/1.1インチ スクエアセンサーを搭載し、DJI初の可変絞りに対応するなど、前作より大きな進化を見せています。
今回は実際に製品を利用したロードバイク撮影や夜間撮影を行い、画質や可変絞りの性能を中心にレビューします。
従来のアクションカメラが苦手とする撮影を、より美しく行いたい方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
DJI Osmo Action 6の特徴

Osmo Action 6は可変絞り機能と独自設計のスクエアセンサーを組み合わせ、幅広い撮影シーンに対応した仕様となっています。
具体的にはどのような機能があるのか、以下のポイントを中心に解説していきます。
- 1/1.1型スクエアセンサー搭載
- DJI初の可変絞り対応(f/2.0~f/4.0)で多彩な表現が可能
- スーパーナイトモードで夜間撮影が鮮やかに
- カメラ単体で最大20mの水中撮影に対応
- 50GBの内蔵ストレージ搭載
- 約4時間撮影可能なバッテリー性能
1/1.1型スクエアセンサー搭載
DJI独自設計の1/1.1型スクエアセンサーを搭載し、最大4K/120fps(4:3フォーマット)の撮影に対応しています。
DJI Osmo Action 5 Proのイメージセンサー(1/1.3インチ)よりサイズアップし、暗所やコントラストの高いシーンでも美しく撮影することが可能です。
また撮影して後からトリミングできる 4Kカスタムモードを初搭載し、撮影後でも自由にさまざまなアスペクト比へトリミングすることができます。
DJI初の可変絞り対応(f/2.0~f/4.0)で多彩な表現が可能

DJI初の可変絞り機能を搭載し、最大絞り値f/2.0で暗所でも優れた画質で撮影することができます。
別売りの「マクロレンズ」と組み合わせれば、アクションカメラが苦手とする近接撮影が可能になり、グルメリポートやVlog撮影の幅が広がるはずです。
スーパーナイトモードで夜間撮影が鮮やかに

独自設計のイメージセンサーや可変絞りに加えて、ISO感度を最大51200まで上げることが可能なスーパーナイトモードを搭載。
ISO感度は集めた光を増幅させる度合いのことで、数値が高いほど映像が明るくなり、暗い場所でも被写体を認識しやすくなります。
最大4K/60fpsでの撮影が可能で、ノイズを抑えた美しい夜間撮影を可能にします。
カメラ単体で最大20mの水中撮影に対応
進化を続ける画質と共に高い防水性能もそのままに搭載され、カメラ単体でも最大20mの水中撮影が可能。
釣りやダイビングなど、いつでも川や海の中を撮影することができます。
50GBの内蔵ストレージ搭載

50GBの内蔵ストレージがあるので、手元にSDカードがなくても十分な撮影を行うことができます。
SDカードを用意すればストレージ容量を拡張できるので、さらに長時間撮影が可能です。
約4時間撮影可能なバッテリー性能

バッテリー1台で約4時間※の撮影が可能な大容量バッテリーを搭載。
不意なバッテリー切れを防ぎ、余裕を持って長時間撮影を行うことができます。
※25℃の室温環境下でRockSteadyオン、Wi-Fiオフ、音声操作とジェスチャー操作オフ、画面オフの状態で、1080p/24fps (16:9) 動画撮影時
Osmo Action 6 Adventureコンボでさまざまなシーンを撮影してみた

今回はOsmo Action 6 Adventureコンボを使用してさまざまな撮影を行い、性能を確かめてみました。

Adventureコンボにはカメラ本体以外に、延長ロッドや予備バッテリーを含むバッテリーケースなどが同梱されています。
検証ポイントは以下の通りです。
- 基本的な画質や夜間撮影をテストしてみた
- 可変絞りの画質をチェック
- スクエアセンサーを利用して自由に編集
- Osmo Action 5 Proとの違いを焚火撮影で検証
次からくわしく紹介するので、ひとつずつ見ていきましょう。
基本的な画質や夜間撮影をテストしてみた

動きのある撮影を行うために「Osmo Action バイク・自転車用アクセサリーキット」を使用して、ロードバイク撮影を行いました。
走行映像は4K 120fps、可変絞りは自動、手振れ補正のRockSteadyをON、広角で撮影しています。
胴体に付けたマウントにカメラを固定しているのに、ブレやちらつきがなく、空の青さや建造物が美しく表現されています。
注目の夜間撮影に関する性能を確認するためにスーパーナイトモード(4K 60fps f値2.0固定)で、ロードバイク撮影を行ってみました。
飛行場の滑走路に並べられているライトの光が鮮やかに表現されていて、夜間撮影にありがちなノイズを抑えた映像に仕上がっています。
スターバーストモードの画質をチェック
可変絞りの効果をわかりやすくチェックするために、光源を強調するスターバーストモード(f値4.0固定)にして、高架上から比較撮影してみました。
スターバーストモードOFF(f値2.0固定)のみの場合は全体的に明るく光源部分がもやっとしていますが、スターバーストモードはやや暗めで、街灯や車のライトが放射状になり、コントラストが強調されたような仕上がりになっています。
固定絞りである従来のアクションカメラでは難しい表現が可能になり、Osmo Action 6ならではの撮影が楽しめました。
スクエアセンサーを利用して自由に編集
本製品の大きな特徴であるスクエアセンサーの性能を確かめるために、撮影後のアスペクト比変更を試してみました。
本体とスマホを接続し、専用アプリDJI Mimoからファイルを選択して動画編集を行います。
正方形のイメージセンサーのおかげで、16:9の横画面で撮った映像の解像度をそのままに、縦画面の動画を簡単に作成することができました。
編集の自由度が高くなったことにより、撮影時にありがちな横か縦の画面向きについて悩むことが少なくなるのではないでしょうか。
また自動編集による、動画作成も簡単に行えるので、その場でSNSにアップしたい場合に役立ちそうです。
Osmo Action 5 Proとの違いを焚火撮影で検証

以前に行ったOsmo Action 5 Proのレビュー時に焚火撮影を行ったのですが、比較のために今回も焚火撮影を行ってみました。
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両者のスペックについて、画質に大きく関わる部分をピックアップして以下にまとめました。
| 製品 | Osmo Action 5 Pro | Osmo Action 6 |
|---|---|---|
| イメージセンサー | 1/1.3インチCMOS | 1/1.1インチCMOS |
| 絞り(f値) | 固定絞り(f/2.8) | 可変絞り(f/2.0~4.0) |
| 焦点距離 | 最短35cm | 最短20cm |

イメージセンサーのサイズアップの影響か、以前より暗所でもクリアな近接撮影が行えました。
焦点距離も短くなったことで、こういった調理シーンのような定点撮影も行いやすくなったのではないでしょうか。
別売りのマクロレンズを使用すればフォーカス範囲を11cmから75cmに調整することができるので、より幅広い撮影が行えるはずです。
気になった点
今回本体のみでさまざまな検証を行いましたが、やはり細かい調整はできないままなので、近接撮影における可変絞り機能を最大限活かすことができなかった印象があります。
やはり別売りのマクロレンズがあった方が、フォーカス調整がしやすく、寄りの撮影が行いやすくなるはずなので、存分に機能を楽しみたいのであれば用意した方が良いでしょう。
製品スペック
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 72.8×47.2×33.1 mm |
| 重さ | 149g |
| 防水性 | 20 m(防水ケースなし) |
| マイクの数 | 3 |
| タッチ画面 | フロント画面:1.46インチ 331 ppi 342×342 最大輝度800 cd/㎡(標準) リア画面:2.5インチ 326 ppi 400×712 最大輝度800 cd/㎡(標準)、ピーク輝度1000 cd/㎡ |
| 対応SDカード | microSD(最大1 TB) |
| センサー | 1/1.1インチCMOSセンサー |
| レンズ | FOV:155° 絞り:f/2.0〜f/4.0 フォーカス範囲(絞りf/4.0):0.2 m~∞ |
| ISO感度 | 写真:100~25600 動画:100~51200 |
| 電子シャッター速度 | 写真:1/8000秒~30秒 動画:1/8000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値) |
| 最大解像度 | 7168×5376 |
| ズーム | デジタルズーム 写真:最大2倍 動画:最大2倍 |
| 静止画モード | シングル:約38 MP カウントダウン:オフ/0.5/1/2/3/5/10秒 バースト:最大30枚/3秒 |
| 電力量 | 7.5Wh |
| 電圧 | 3.87V |
| 動作環境温度 | -20°C~45°C |
| 充電温度範囲 | 5℃~40℃ |
| 動作時間 | 約240分 ※25℃の室温環境下で、RockSteadyオン、Wi-Fiオフ、音声操作とジェスチャー操作オフ、画面オフの状態で、1080p/24fps (16:9) 動画撮影時に測定したもの |
Osmo Action 6で一味違ったアクションカメラ撮影を楽しもう

従来のアクションカメラとは一味違った機能を搭載して、リリースされたOsmo Action 6なら今までと違った映像体験を味わうことができます。
可変絞りやスクエアセンサーによる編集により、これまで以上に自由な映像表現が可能となっています。
個性あふれる映像を撮りたいなら、本記事を参考にOsmo Action 6を利用してみてはいかがでしょうか。
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