Qrio Lock Q-SL2と旧モデルQ-SL1の違いまとめ!比較して分かる改善したポイント
更新日2023/11/29
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ソニーとWiLのジョイントベンチャーであるQrio(キュリオ)が販売する「Qrio Lock (キュリオロック)」には、最新モデルの「Q-SL2」のほかに約半額で購入できる旧モデル「Q-SL1(Qrio Smart Lock)」もあります。
古いモデルは安くスマートロックを導入できる一方で、新しいモデルの機能や改善ポイントも気になりどっちを購入すべきか悩んでいる方も少なくないでしょう。
そこで、今回は新モデルQ-SL2(Qrio Lock)と旧モデルQ-SL1(Qrio Smart Lock)の違いを調べ、「Qrio Lock Q-SL2」のメリットについてまとめてみました。
もくじ
Q-SL2とQ-SL1の違いを一覧表で確認
最初に「Q-SL2」と旧モデル「Q-SL1」の違いを一覧表にまとめました。
比較項目 | Q-SL2 | Q-SL1(旧モデル) |
---|---|---|
ロック登録方法 | メールアドレス パスワード |
オーナー登録カード(同梱) |
解施錠時間 | 平均0.3秒 | 約2-3秒程度 |
オートロック | ドアが閉じ次第施錠 | 事前に設定した時間(10-60秒)で施錠 |
ハンズフリー解錠 | GPS+ビーコンで検知し解錠 | GPSのみで検知し解錠 (手ぶら解錠(β)) |
合カギ | マスターキーあるいはファミリーキーを所持している方が発行可能。 名前、時間などの随時条件変更可能。※最大20個まで |
オーナーのみ発行可能。 名前、時間などの条件変更の場合は再発行。 |
サイズ | 長さ:115.5mm 幅:57mm 奥行き:77mm(つまみ含む) |
長さ:115.5mm 幅:57mm 奥行き:84.5mm(つまみ含む) |
重さ(電池含む) | 240g | 383g |
対応サムターンタイプ | ドア付きタイプ,面付き箱錠タイプ,プッシュプル錠タイプ | ドア付きタイプ,面付き箱錠タイプ |
対応スマートデバイス | Amazon Alexa,Google Home,Apple Watch | Amazon Alexa,Apple Watch |
製品価格(Amazon) ※2020年7月16日現在 |
18,800円 | 9,750円 |
「Q-SL1」から「Q-SL2」へ改善されたポイントは次の7点です。
- 解施錠時間の短縮
- オートロックの時間短縮
- ハンズフリー解錠の精度向上
- 合カギの条件変更が簡易化
- 対応する玄関錠タイプの追加
- 対応するスマートスピーカーの追加
- サイズの軽量化/コンパクト化
解施錠時間の短縮
まず最も注目すべきが解施錠時間の短縮です。
旧モデルの「Q-SL1」はスマホで操作してから約2〜3秒のタイムラグが発生していましたが、「Q-SL2」は平均0.3秒とほぼ即時動作になりましたので、よりスムーズなカギの自動開閉を体験できます。
オートロックの時間短縮
オートロック機能に関しては開閉センサーが追加されたことで「Q-SL2」はドアが閉じ次第施錠されるようになりました。
「Q-SL1」には開閉センサーがないため、オートロック機能を使うには事前に施錠時間(10秒から60秒の範囲)で決める必要があります。
その他にも「Q-SL2」にはオートロックの一時停止機能もありますので、オートロック体験そのものが優れたプロダクトになっています。
ハンズフリー解錠の精度向上
「Q-SL1」でベータ版だった「手ぶらで解錠」機能ですが、「Q-SL2」は正式なサービスとして「ハンズフリー解錠」がリリースされました。
ベータ版はGPSのみで検知して解錠する仕様でしたが、「ハンズフリー解錠」はGPSが届かない範囲をビーコンで補うことで検知→解錠の精度が向上しています。
GPSとビーコンについては以下に簡単な説明もまとめました。
- GPS:人工衛星から発する電波を活用して、位置情報を把握する仕組み。人工衛星を発信源としているため、広範囲で受信することができる。
- ビーコン:信号を半径数十メートル範囲に発信する発信機。端末のBluetooth機能をオンにしている状態ならGPSの届かない建物の中や地下でも受信できる。
合カギの条件変更が簡易化
「Q-SL2」ではアプリからいつでも名前、利用時間の条件変更が可能になったことに加え、ファミリーキー権限でもゲストキーの作成・管理ができるようになりました。
利便性は向上しましたが合カギの管理体制・セキュリティにおける責任は大きくなりますので、家族間でもファミリーキーやゲストキーの発行ルールは事前に相談して決めておくことをおすすめします。
対応する玄関錠タイプの追加
「Q-SL1」が対応するサムターンタイプは「ドア付きタイプ」「面付き箱錠タイプ」の2種類でしたが、「Q-SL2」では「プッシュプルタイプ」でも取り付け可能になっています。
スマートロック設置のために玄関扉や玄関錠を変更するハードルは高いため、対応サムターンタイプの追加はシンプルに嬉しいポイントです。
現状設定できない玄関錠タイプもアタッチメントの拡充などで対応種類が増えることに今後期待しましょう。
ドア付きタイプ | 面付き箱錠タイプ | プッシュプルタイプ | ドアノブ付きタイプ | |
---|---|---|---|---|
Q-SL2 | 対応している | 対応している | 対応している | 対応していない |
Q-SL1 | 対応している | 対応している | 対応していない | 対応していない |
対応するスマートスピーカーの追加
「Q-SL2」は従来のAmazon Alexa,Apple Watchに加え、Google Homeのスマートスピーカーにも対応しています。
ただしGoogle HomeはAmazon Alexaと比べて機能制限がありますので注意しましょう。
Amazon Alexa | Google Home | |
---|---|---|
施錠 | 対応 | 対応 |
解錠 | 対応 | 未対応 |
解施錠状態の確認 | 対応 | 対応 |
サイズの軽量化/コンパクト化
Qrio Lockは本機を両面テープで圧着するため、少しでも軽くなることで落下リスクの軽減になります。
そのためサイズが小さく&軽くなることもスマートロックを選ぶ上で重要なポイントと言えます。
Q-SL2 | Q-SL1 | |
---|---|---|
サイズ | 長さ:115.5mm 幅:57mm 奥行き:77mm(つまみ含む) |
長さ:115.5mm 幅:57mm 奥行き:84.5mm(つまみ含む) |
重さ(電池含む) | 240g | 383g |
Q-SL1よりQ-SL2をおすすめする理由
違いを比較して分かったように「Q-SL2」は旧モデルよりもかなり機能改善されておりますので、これからQrioのスマートロックを購入するなら「Q-SL1」より「Q-SL2」をおすすめします。
その理由は以下の3点です。
- 解施錠時間の短縮によってストレスフリーの体験を得られる(2秒差は大きいです)
- Qrioでの最新モデルなのでサポートがすぐ打ち切られるリスクが低い(「Q-SL1」の発売日は2015/9/19と古いのでサポート打ち切りリスクが高い)
- 軽量化されており本機落下による締め出しリスクが軽減できること
カギの施錠は日常生活で妥協出来ない部分ですので、できるだけ新しく品質の高いモデルにするのが良いでしょう。
Qrio Lock Q-SL2 レビュー記事はこちら
Qrio Lock Q-SL2の実機レビュー!ハンズフリー解錠やオートロック機能の利便性と注意点 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Q-SL2の価格に悩む方に提案したい「お試しレンタル」
もし「Q-SL2」の価格が高くて悩んでいる方は、まずQrio Lock Q-SL2をレンタルして自宅の玄関錠で取り付けや動作確認も含めて試してみるのをおすすめします。
レンタルして良ければそのまま購入もできますので、実際に使ってから購入を判断するとよいでしょう。
[レンタル] Qrio Lock スマートロック Q-SL2 – Rentio[レンティオ]
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