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サブウーファーとは?
みなさんは「サブウーファー」という言葉に馴染みがありますでしょうか。
例えば、お家での映画鑑賞と違い、映画館で観る映画はBGMでも爆発音でも、胸に鳴り響くような地響き感がありますよね。
もしくは、自宅のスピーカーでCDを聞くのとコンサートで聴くのとを比べた時でも、ズンズンとした迫力感に違いがあります。
単純に音量の差もありますが、あの胸に響くような、低音が空間から鳴っている感じをもたらしてくれるのが「サブウーファー」です。
今回はGENELECの家庭用ウーファー「F One」について実際に使ってみた感想も混ぜつつ記事にしました。
もくじ
サブウーファーの役割
一般的にイメージできる、左右に2つあるようなスピーカーをいわゆる「メインスピーカー」と呼びます。
メインスピーカーは基本的に様々な音域をバランスよく再生してくれますが、対応できる得意な音の帯域に限りがあります。
そんなメインスピーカーでは再生が困難な超低音域をが補ってくれるのが「サブウーファー」の役割なのです。
最初に例に挙げた映画館や、ライブハウスではもちろん、Bluetooth接続可能なポータブルスピーカーなどにもサブウーファーが搭載されている機種があったりと、意外と生活で関わる機会が多かったりもします。
GENELECのサウンドを自宅で体感できる
フィンランドに本社を置く音響メーカーであり、プロエンジニア向けとして定番の人気メーカーである「GENELEC」。
もちろん、音楽だけではなく映画など映像制作の場面でもGENELECスピーカーの導入がされており、世の中にあるたくさんの音楽や映画がGENELECスピーカーを基準に制作されています。
そんなプロ基準で様々な現場で活躍するクオリティで、ホームシアター、オーケストラ演奏から重低音が効いたクラブ・ミュージックまで、「F one」を通して迫力のある低音を一般家庭でも体感できます。
ホームオーディオ用として究極のウーファー
これまでのGENELECスタジオ用サブウーファーと比べて、一般家庭用に新たにチューンナップされた「F シリーズ」。
では一体、どのような面で家庭向けのウーファーと言えるのでしょうか。
光デジタル音声ケーブルによる入力
まず、第一にいえるのが、これまでのGENELECのウーファー・シリーズとアナログ入力に加えて光デジタル音声ケーブルによる入力が加わったことです。
これにより一体何ができるのかというと、一言で言ってしまえば光デジタルケーブル1本で自宅のテレビにウーファーが接続できてしまうのです。
正確にはテレビ→サブウーファー→メインスピーカーといった順序でつなぎます。
シンプルな接続で、簡単に自宅のテレビにホームシアターのような臨場感をもたらしてくれます。
光デジタル音声ケーブルの接続について
一般的な液晶テレビには接続口がありますが、ご自宅のテレビを確認一度確認してみましょう!
F one本体は、裏側の写真赤丸の位置に光デジタル音声ケーブルの差込口があります。
こちらに接続することで、自宅のテレビに簡単にセッティングすることができます。
※光デジタル音声ケーブルについては別途ご用意していただく必要があります↓
いつものリモコンで「F one」を操作
「F one」には赤外線式のリモコンのコマンドを登録することができます。
つまりどういう事かと言うと、普段使っているテレビのリモコンで「F one」の電源のオンオフ、ボリュームのコントロールすることが可能というわけなのです。
参考動画
普段使いのリモコンでの操作で生活の一部に溶け込ませると同時に、これでリビングのテーブルをリモコンだらけにしてしまう。。といったことの心配もなくなります。
生活に馴染むデザイン
サウンド・クオリティだけでなく、インダストリアル・デザイナーのハッリ・コスキネン氏が手がけたというデザインも魅力となってます。
基本的にプロ仕様の機材はゴツくてカジュアルな部屋に置くにはちょっと・・というのが定石ですが(それもそれで魅力ですよね。)
Fシリーズは丸みを帯びた何とも撫でまわしたくなるデザインで、お部屋に置いてもまったく違和感がありません。
この丸みについてもデザインとしてだけではなく、角ばった形状よりも丸みのある形状の方が無駄な音響反射を防ぐことができ、干渉がない純粋な音をサウンドを生み出せるというGENELECの設計思想の元生まれているそうです。
実際に使ってみた
今回はそんなGENELEC「F one」を実際に使って映画鑑賞をしてみました!
使用機材はこちら
今回はF oneに加えて、
メインスピーカーにGENELEC「G One」
オーディオインターフェースにRME 「ADI-2 DAC FS」
プロジェクターにEPSON 「EB-S05」を使用しました。
「F one」開封
早速開封していきたいと思います!
箱はなかなか大きい感じ。全体が蓋になっているので、カパッと外して本体を取り出します。
本体の大きさは大体バスケットボールくらいでしょうか、重さは5.6 kgと少しズッシリと感じます。
それにしても愛着のわくデザインですね・・
付属品はこんな感じです
- F One サブウーファー x 1
- 電源ケーブル(1.8m) x 1
- 赤外線延長ケーブル x 1
- 無線リモコン x 1
- ユーザー・マニュアル x 1
光デジタル音声ケーブルや、RCA端子ケーブルなど、テレビやスピーカー、オーディオ機器などに繋げるためのケーブルは別途用意が必要となってます!
接続方法
今回のつなぎ方では
PC→オーディオインターフェース→サブウーファー→メインスピーカー
↓
プロジェクター
というような形で使用しました。
通常ならオーディオインターフェースからメインスピーカーに繋ぐところで、その間にサブウーファーを挟むというようなイメージですね。
今回は全てRCA端子での接続です。
オーディオインターフェースからのケーブルをIN側に、メインスピーカーへのケーブルをOUT側に差し込みます。
LとRを間違わないように気を付け、電源は故障を防ぐためにもすべてのセッティングが終わってから入れるにしましょう!
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GENELEC「G One」スピーカー実機レビュー!接続方法やその魅力を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
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位相セッティング
サブウーファーを投入するとなると必ずぶち当たるのが、位相設定の問題。
かなり簡単に言ってしまうと、サブウーファーの音が聞こえたいところからちゃんと聞こえるかを合わせる作業になります。
これがズレてしまうとせっかくセッティングしたのにスピーカー同士が音を打ち消しあって、なんだか聞こえずらい・・変な方向から音が聞こえる・・・などといった状況になってしまいます。
なんだか難しそうな話ですが、ご安心ください。
GENELEC | Fシリーズ・サブウーファーの位相設定
GenelecJapanの公式YoutubeチャンネルよりFシリーズ・サブウーファーの位相設定が行えるHow toビデオが公開されています。
これを参考にお部屋に応じて最適な位相にセッティングすることができます。
上映開始
セッティングが終わりました!(かなり簡易的にセッティングしてしまいましたが・・)
休憩室でひとり黙々と作業したので感動もひとしおです。
今回は「ラ・ラ・ランド」を鑑賞しました。
うおー!
開幕、初っ端から完全にいつもと別物で驚かされました・・
まさに映画館で観ているかのような、あの臨場感です!
目の前全体から音が鳴っているような、というより、目の前でビッグバンドが実際に演奏しているような感覚です。
セリフもBGMもないシーンですら、空気の重さまでをよりリアルに感じるような気がしました。
しっかり号泣してから片付けて帰りました。
実際に使ってみて
今回の一人ホームシアターでは、思った以上の体験ができました。
空気がガラッと変わる
例えば、オーディオインターフェースでもイコライザーで低音を調節することはできますが、メインスピーカーで対応しきれない帯域を調節しても再現しきれません。
しかしサブーウーファーは音以上に部屋の空気をガラッと変えて、メインスピーカーだけでは得られない、体が振動するようなそんな印象受けました。
目の前で演奏しているような音
メインスピーカーだけの時には、スピーカーがどこにあるのか、どこから音が鳴っているか(=指向性)がはっきりわかりますが、サブウーファーと混ざり合うことで、目の前の全体で音が鳴っているような、言ってしまえばそれが目の前で演奏しているような印象につながっているのかもしれません。
ご近所には注意が必要
ただ、やはりそこそこの音量を出さないと恩恵を実感しにくい部分がもちろんあります。
低音域は特に壁などで遮っても漏れやすい帯域ですので、時間帯や、ご近所関係には注意する必要がありそうです!
GENELEC F One アクティブ・サブウーファーをレンタルしてみよう
今回ご紹介した、「GENELEC F One アクティブ・サブウーファー」ですが、当記事を購入の参考にご覧になっている方も少なくないと思われます。
「記事を見ただけでは購入に踏み切れない」という方や、「購入するかは置いておいて、とりあえずGENELEC F Oneを体験をしてみたい」という方、そんな方にはレンタルがおすすめです。
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