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JBL(ジェイ ビー エル)はアメリカに本拠地を置く世界有数の音響メーカーです。
個人的にはJBLのポータブルスピーカーを最近よく見かけるなくらいの印象だったのですが、同社で販売されているサウンドバーがどうやらすごいとの話を聞いたので、実機の特徴と、実際に使ってみたレビューをまとめました。
最初に感想を言ってしまうと、簡単な設置とは比べものにならないほど、圧倒的なサウンド体験ができました!
もくじ
主な特長
ハイブリッドなサラウンドサウンド体験
「JBL Bar 5.0」の最大の特徴は「MultiBeam™」と「バーチャルDolby Atmos®」という2つの技術を採用していることです。
2種類の技術を組み合わせることにより、前後左右、上下からまるで音の球に包まれたような立体的で没入感あふれる3Dサウンド体験を実現しています。
JBL MultiBeam™
JBL独自の「MultiBeam™」テクノロジーは、音のビームを使って左右の拡がりやサラウンドサウンド成分を部屋の壁に放射し、反射させることで実際に音が左右・後方から聴こえる「リアルサラウンド」を実現します。
部屋の壁などいたるところに音を放射することで広大なサウンドステージを創りあげます。
バーチャルDolby Atmos®
映画館などでも採用されている最新技術、「バーチャルDolby Atmos®」 によって、今までのサラウンド(前後左右)に加え、頭上や、高さ方向の空間を再現します。
これによって、ヘリコプターが頭上を通る音や、雨が降ってくる音など、今まで以上の臨場感を体験できます。
ワンボディでパンチの効いた重低音を実現
通常、ホームシアターを始めようと思ったら、スピーカー2基にサブウーファーを用意したりと大掛かりな装置になりがちです。
しかし、本体にパッシブラジエーターを4基搭載している「JBL Bar 5.0」のサウンドバーなら、重低音用のサブウーファーを別途用意する必要はありません。
コンパクトなボディからは想像もつかない強力でキレのある重低音を可能にしています。
スマホと接続して音楽鑑賞もOK
「JBL Bar 5.0」はAirPlay2、Alexa Multi-Room MusicとChromecast built-inなどのストリーミングサービスに対応しているので、スマホとBluetoothで接続することでお好みの音楽を再生することも可能です。
製品スペック
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
総合出力(最大@THD 1%) | 250W |
サウンドバー出力(最大@THD 1%) | 5x50W |
スピーカー構成 | 80mm x 48mm レーストラック スピーカードライバー x 5 + 75mm径 パッシブラジエーター x 4 |
電源 | 2Way 100~240V AC、~50/60Hz |
再生周波数特性 | 50Hz – 20KHz |
対応フォーマット | Dolby Atmos, Dolby TrueHD, Dolby Digital Plus, Dolby Digital, マルチチャンネルPCM(2ch~7.1ch)、MPEG2 AAC |
外形寸法 (幅x高さx奥行) | 709x 58x 101 mm |
重量 | 2.8kg |
入出力 | HDMI入力(HDCP2.3対応) x 1, HDMI出力(eARC対応)x 1, 光デジタル入力 x 1, Bluetooth, Chromecast, AirPlay 2, Alexa MRM, Ethernet |
Bluetoothバージョン | 4.2 |
公式税込価格 | 44,000円 |
実機レビュー
視聴前にJBL Bar 5.0 MultiBeam サウンドバーを開封してから、外観等をチェックしてみました。
パッケージ
JBLのパッケージと言えばやっぱりこのオレンジですね。
梱包は中の緩衝材も含めてしっかりされていて安心感がありました。
充実の同梱内容
「JBL Bar 5.0」の同梱品は本体の小箱にまとめられていて、HDMIケーブルや、壁掛け用金具、シートまでついてきてかなり太っ腹な印象を受けました。
- サウンドバー 本体
- リモコン
- 電源ケーブル(1.5m)
- HDMI ケーブル(1.2m, 4K対応)
- L型壁掛け用金具 x 2 (ねじ・アンカー付属)
- クイックスタートガイド
- 保証書(1.5m)
- 安全シート
本体外観
本体の長さがおよそ70cm、奥行きがおよそ10cmあるので、当たり前ですがやはりポータブルスピーカーとは比べ物にならないくらい重厚な感じがします。
とはいえ、重さは2.8kgなので、設置や模様変えの際も持ち運びのハードルはそこまで高くなさそうでした。
カラーは黒ですが、実際目にしてみるとかなり黒というよりはかなりグレー寄りで、質感はつるつるすべすべとした触り心地。
本体にも主電源や音量ボタンなどが設置されていますが、設置場所的にも基本的にはリモコンでの操作になることが多そうです。
設置方法
端子部分の並びは写真のようになっており、基本的には電源コードと、HDMIさえ繋げれば、大抵の接続は完了します。コードの接続とモニター前に設置するだけでOKです。
「MultiBeam™」「バーチャルDolby Atmos®」の設定についてもリモコンのボタンを押すだけで、本体内蔵のマイクとテストホーンでお部屋の環境を測定、最適な音響となるように自動測定する機能がついているので楽ちんです。
リモコンの「ATMOSボタン」を押すと、自動測定モードに切り替わり最適な音響設定にしてくれます。
JBL Bar 5.0 MultiBeamを使って分かったこと
実際にJBL Bar 5.0 MultiBeam サウンドバーを使ってみて、改めて感じた魅力や気をつけたほうがよい注意点をまとめました。
映像作品の体験がワンランク上の物に
「JBL Bar 5.0」で映画を観ると、モニターのスピーカーとは比べ物にならないほど没入してしまいました。
普通、スピーカーから音が鳴っていると大体どこにスピーカーがあるか意識しなくてもわかりますが、「JBL Bar 5.0」の場合、目の前にあるのに本当にそこに置いているのか分からないほどに、*四方八方からまさに音に包まれているような感覚**になりました。
コンパクトな機体によらず、低音についてもかなり迫力があり、ホームシアターとして自宅で使う分には十分すぎるレベルといった印象です。
部屋に溶け込むデザイン性
思いの他、おお、と思ったのが、見た目のデザインです。
角張り過ぎず、丸過ぎず、また、本体の黒色が深すぎないため、どんな部屋・使用シーンでも違和感なく溶け込んでくれます。
出音の指向性がわからないのと相まって、置いているのを忘れてしまいそうになりました。
設置が簡単
一番感動したのは設置の簡単さです。
この手のスピーカーは位相だったり角度の調整だったりで苦労した思い出がありますが、「JBL Bar 5.0」についてはコードを繋いでモニターの前に置くだけ。
こんなにお手軽にこの音像を体験できるのは素直に技術はすごいなと感じました。
とは言え、音を部屋中に反射させてサラウンド感を出すという特性上、テレビラックの中に置いたり、サウンドバーの周りを囲んでしまう置き方では効果を最大限発揮できないので、置き場所がない場合は付属の「L型壁掛け用金具」を使って壁にかけてしまうのもおすすめです。
音楽には「MultiBeam™」と「バーチャルDolby Atmos®」が非対応
Bluetooth対応との事なので、スマホを繋いで音楽も流してみました。
ただ、ATOMSボタンを押したところ非対応との文字が表示されてしまいました。とはいえ、自然な音の広がりではあったので、BGM用には問題なさそうです。
予算4万円台、ホームシアター入門機としておすすめ
接続、設置も簡単でかなり本格的な音像が体験できることから、同価格帯で用意できるホームシアター用の音響設備として、このサウンドバーを選択肢に入れるのはかなりアリだと思いました!
まだまだお家時間を過ごす機会が多い中、自宅でお手軽に没入体験してみてはいかがでしょうか?
スピーカーはお試しレンタルがおすすめ
スピーカーは実機を手にしてみないと、部屋のレイアウトや音質を十分に検証することが難しい製品です。そんなときのために、おすすめしたいのが「お試しレンタル」です。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、最短7泊8日から様々なスピーカーのレンタルが可能です。
借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずは実際に使ってみましょう。
[レンタル] 家庭向けリスニングスピーカー 一覧 – Rentio[レンティオ]
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