SONY(ソニー) 3.1ch サウンドバー HT-A3000実機レビュー!迫力ある音と包み込まれる臨場感
更新日2023/03/30
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家にいながら迫力ある映像を楽しみたくて、大きいモニターは買ったけど音がいまいち。でも何個もスピーカーを置く場所はない。
そんな方にお勧めなのが「SONY 3.1ch サウンドバー HT-A3000」。これ1台で3.1chの臨場感を味わう事が出来るサウンドバーです。
接続はケーブル1本、場所も取らず細かい設定も不要ですぐに迫力あるサウンド体験が出来ます
今回は使用した感想を実際の音声も交えてレビューしていきたいと思います。
もくじ
HT-A3000の基本性能
まずは本製品の基本的な性能とサイズ感などを見ていきます。
製品スペック一覧表
サイズなどのスペックについて一部抜粋しました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
スピーカー構造・構成 | 3.1ch(内蔵サブウーファー) バースピーカー |
スピーカーユニット(フロント) | フルレンジ スピーカーユニット数 3 ウーファー スピーカーユニット数 2 |
メインユニット上ボタン | 電源 ボリューム(+/-) Bluetoothペアリング インプット(入力切替) ミュージックサービス |
HDMI | 入力端子数/出力端子数- / 1 (eARC/ARC) eARC HDMI連動 オーディオ機器コントロール ブラビアリンク HDMI CEC連動 |
その他入出力 | 光デジタル USB WIFI Bluetooth DMS(デジタルメディアサーバー) DMR (デジタルメディアレンダラー) |
再生フォーマット | Dolby Digital Dolby Digital plus Dolby Digital plus/Atmos等。入出力方法により異なる |
サウンド機能 | 360 Spatial sound mapping ナイトモード ボイスモード 自動音場補正機能 |
サイズ(幅x高さx奥行き) | 950mm X 64mm X 128mm |
重さ | 4.6kg |
HT-A3000の実際のサイズ感
今回使用しているテレビモニターは50インチ(横112.6cm × 縦73.9cm)のものです。
43インチのモニターだと幅が約95.20cm程度なので、HT-A3000の幅とほぼ同等となります。
そのためそれ以下のモニターサイズだとサウンドバーの主張が強くなりますので注意が必要です。
重量も約4.6kgあるので安定した場所に設置することをお勧めします。
接続方法と「Audio Return Channel」 (オーディオ・リターン・チャンネル)
サウンドバーは「テレビの音は物足りない」「臨場感にかける」といった際に使用するスピーカーです。
しかし、接続方法を誤ると音が出なかったり変化を感じられない場合があります。そのため、「eARC/ARC」について確認する必要があります。
「ARC」とは「Audio Return Channel」 (オーディオ・リターン・チャンネル)の略称で、本来HDMIケーブルは映像や音声をテレビへ入力するのみでしたが、「ARC」に対応していればHDMIケーブル1本でつなぐだけで映像や音声の入力だけでなく出力まで行える仕組みです。
また、非圧縮の5.1ch / 7.1chや、HDオーディオなどの高音質な音声に対応しているのが「eARC」になり、HT-A3000も「eARC」に対応しています。
お使いのテレビが「eARC」に対応していれば、HDMIケーブル1本接続するだけで、高音質でコンテンツを楽しむことができます。
ケーブル一本で簡単取り付け
こちらが商品の付属品一覧です
- HT-A3000本体
- テレビセンタースピーカーモードケーブル
- 電源ケーブル
- HDMIケーブル
- リモコン
- 取扱説明書(壁掛けガイド付き)
本体をHDMIケーブルでテレビに接続し、電源ケーブルを繋ぐだけなので取り付け自体は非常に簡単です。
まずは、テレビが「eARC/ARC」に対応しているか確認し、対応していない場合は別で光デジタルケーブルを用意することになります。
今回使用したテレビモニターの場合は4箇所ある端子の内、端子4のみがARCに対応していました。
どのHDMI端子がARCに対応してるかはテレビ本体や取扱説明書に記載があります。
テレビモニターの音声との比較レビュー
ARC対応のHDMI端子に接続し早速使用開始します。
始めに設置位置を設定を行います。
この時、サウンドバーと視聴する位置の距離も10cm単位で設定できるので、音量の大小だけでなく聞こえ方の細かい設定まで可能です。
リモコン操作で出力切り替えが可能
付属のリモコンでナイトモード・ボイスモード・自動音場補正機能などの設定変更が可能です。
マンションなどで隣の部屋が気になる場合でも全体の音量を抑えつつ音響効果やセリフの明瞭さを失わずに楽しむことが出来ます。
また、リモコンのTVやBluetoothボタンを押せば、接続する機器を手元で変更することができます。
他にも「サウンドフィールド」を押すことでサウンドの臨場感のオンオフが可能で、音量の大小だけでなく見るコンテンツによっての聞き方を変えることも出来ます。
同一条件でのテレビとの音質比較
■使用機器
- テレビ:シャープアクオス 4T-C50DN2
- 録音機器:Sony Xperia 10 IV(動画モード)
- スピーカー:SONY 3.1ch サウンドバー HT-A3000
※全て同じ音量設定で行っています。
テレビモニターから1m離したとき
「テレビモニターからの出力」
「HT-A3000からの出力」
テレビモニターから2m離したとき
「テレビモニターからの出力」
「HT-A3000からの出力」
1mの距離で切り替えた時
HT-A3000(~0:16)→テレビ(~0:33)→HT-A3000(~0:51)テレビ→(~1:08)→HT-A3000(~1:27)→テレビ(~1:35)
テレビ→HT-A3000へ切り替える際は一時的に無音になります。
使用環境と録音機器にもよるため大きな差は感じられないかもしれませんが、HT-A3000を使用すると低音時は床が震えるほど響きます。
その他の便利な機能
HT-A3000にはテレビの音声出力だけでなく、出力方法や操作方法がいくつもあります。
Bluetooth再生
Bluetooth対応により、スマートフォンやPCなどのBluetooth対応のオーディオ機器からワイヤレスで操作し、離れたところからでも音楽を再生することが出来ます。
音声入力可能
Google HomeやAlexaなどのスマートスピーカーと組み合わせることで、音声での再生や停止などの操作が可能です。
HT-A3000を使用して分かったこと
最後にHT-A3000を使用した感想と気になった点を見ていきます。
◎:真正面から受ける音圧
テレビモニターはどうしてもモニターを起点に全方向に音が発せられる感じがあります。
しかしサウンドバーを使用することで正面から音がぶつかってくるのが分かります。
それでいて、映画などのコンテンツによっては正面からだけでなく、多方面からの音に包まれているような感じとなり臨場感が生まれます。
◎:テレビモニター以上の音域
低音から高音まで幅広く表現されています。
感じ方としては、テレビモニターからの音に加えて、低音がより強くなった感じがしました。
設置位置などの細かい調整をすることで、自分が感じたい音をより鮮明に聞く事が出来ます。
◯:壁掛けでの設置が可能
昨今、薄型テレビが増えてきたことにより、テレビ台を使用しない家庭も増えてきました。
このサウンドバーも壁掛けに対応しているため、省スペースになり設置箇所の自由度が高まります。
△:気を付けるべき点
実際に使用してみて気がついた注意点もいくつかあるので紹介したいと思います。
使用環境によっては十分に性能を発揮できない
テレビモニターと異なり、スピーカーからの出力になるため設置位置や使用環境によっては、聞く場所によって音の強弱が強く感じます。
例えばテレビを横からの角度で見ると、どうしても音が小さく聞こえます。
また、極端に狭い環境ではあまり変化を感じないかもしれません。
セリフの聞き取りにやや難あり
サウンドバー特有のものなのか、音楽を鮮明にした結果セリフが少しこもって聞こえることがありました。
そのため、音楽とセリフが同時に流れるミュージカルのような場合は、聞き取りに違和感を感じる可能性があります。
その代わりに、人の声やセリフを聞き取りやすくする「ボイスモード」があり、人の声の周波数成分をイコライザー補正することで明瞭度を高め、セリフをクリアに再現してくれます。
家にいながら味わえる臨場感
今回「HT-A3000」を使用してみて分かったことは、迫力ある音を演出するにはサウンドバーは1台でも十分であるという事です。
映画館のような臨場感を出すには、物理的にスピーカーを増やす必要があると考えていましたが、サウンドバー1台でもここまで演出できるのは驚きでした。
また、個人的には音の発信源がはっきりしている事と、今まで埋もれてしまい聞こえなかった音も聞き取ることができたことに感動しました。
使用してみるとさほど大きな変化は感じられませんでしたが、いざ取り外してみると音に物足りなさを感じてしまうほど、感じ方が変わります。
他にもサウンドバーは各社から発売されていますが、今回のHT-A3000より上位のモデルとして「SONY(ソニー) 7.1.2ch サウンドバー HT-A7000」もあります。
これは天井などに音を反射させ、サウンドバー1台で7.1.2chの音声を再現できるモデルになります。
家にいながら非日常間を味わいたい方、音質にこだわりたい方は使用環境に応じて自分に合ったサウンドバーを探してみてはいかがでしょうか。
サウンドバーは試してから購入できる
「自身の用途に必要な機能が備わっているのか試してみたい」
「実際の見え方や使い勝手は問題ないか気になる」
そんな方にはサウンドバーのお試しレンタルがおすすめです。
カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、サウンドバーを始めとした生活家電のレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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