BenQ(ベンキュー)のTK700STiを実機レビュー!4Kの没入感を楽しめる短焦点ゲーミングプロジェクター
更新日2024/11/26
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昨今、据え置きゲーム機でも4K/HDR対応のソフトが増えていながら、その映像美を体感することなく楽しんでいる方も少なくないのではないでしょうか?少なくとも筆者はその一人であり、ゲームはいつもFHDのテレビで遊んでいた口です。
ここ最近はPS5に乗り換えるタイミングを逃しゲームで遊ぶ機会も減っていたのですが、2021年4月10日にBenQ(ベンキュー)からに日本初となる4K解像度のゲーミングプロジェクターが発売されたことを知り、久しぶりにPS4 Proを引っ張り出してきました。
4Kの大画面でプレイできるゲームは一体どんな体験をもたらしてくれるのでしょうか。
そこで、この記事はBenQの「TK700STi」でPS4をプレイし、その製品特徴や実機レビューをまとめてみました。据え置きゲーム機をより楽しめる環境にグレードアップしたい方は、ぜひ「TK700STi」の購入も検討してみてください。
もくじ
BenQ TK700STiの特長
BenQの「TK700STi」は、4K UHDかつ低遅延(ゲーム機の操作と投写される映像のズレが少ない)のゲーミングプロジェクターです。
Android TVも搭載しておりますので、ゲーム以外にも映画・ライブなども楽しめる汎用性の高い製品です。
- 4K UHD(3840×2160)の高解像度映像を楽しめる(色再現性は約10億7000万色)
- 低入力遅延でタイムラグのないゲーム体験
- 最高240Hzのリフレッシュレートに対応しゲームでも高いパフォーマンスを発揮
- FPS/RPG/SPG3つのゲームモードがプリセットされ、ゲームジャンル毎に適切なビジュアル/オーディオ/応答速度に対応
- 短焦点プロジェクターだから近い距離でも大画面
- HDR10/HLG/24fpsと映画鑑賞に最適な映像表現
- Android TVを搭載し、映画・ライブ・スポーツなど多様なエンターテインメントも楽しめる
- 自動の台形補正搭載で設定も楽
[レンタル] BenQ TK700STi HDRゲーミングプロジェクター 4K・短焦点・Android TV – Rentio[レンティオ]
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
解像度 | 4K UHD (3840 × 2160) |
リフレッシュレート /入力遅延 |
4K 60Hz / 16.67ms 1080p 60Hz / 16.67ms 1080p 120Hz / 8.33ms 1080p 240Hz / 4.16ms |
輝度 | 3000 ANSIルーメン |
コントラスト比 | 10,000:1 |
色再現性 | 約10億7000万色 |
アスペクト比 | 16:9 |
投影サイズ | 30〜300インチ |
スピーカー | 5W×1 |
インターフェイス | ・HDMI(2.0b対応)×2 ※そのうち1つはeARC(音声出力)対応 ・USB-A(USB 2.0)×1(給電用) ・RS232×1 ・3.5mmオーディオジャック×1 ・赤外線受信部×2 ・セキュリティバー |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
ランプ寿命 | 標準:最大4,000時間 省電力:最大10,000時間 スマートエコ:最大8,000時間 ランプセーブ:最大15,000時間 |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約312mm×246mm×110mm |
重さ | 約3.1kg |
Amazon税込価格 (2021年4月20日現在) |
200,000円 |
BenQ TK700STiの実機レビュー
実際に「BenQ TK700STi」を手に取り、外観やセット内容、初回のセットアップ方法などを紹介します。
セット内容
「BenQ TK700STi」に付属するセット内容は以下のとおりです。
- プロジェクター本体
- リモコン
- 3mの電源コード
- Android TVのワイヤレスドングル
- 単4電池×2
- クイックスタートガイド
- 説明書
サイズ感
「BenQ TK700STi」の大きさは約312mm×246mm×110mm(幅×奥行き×高さ)と、MacBook Airの13インチとほぼ同じ面積になります。
購入を検討する際は、電源の位置と十分な設置スペース(天井吊り下げも可能)、それから約3.1kgの耐荷重に対応するものを用意しておきましょう。
様々な据え置きゲーム機に対応
「BenQ TK700STi」には2つのHDMI 2.0が搭載されており、Sony PS4/PS5やNintendo Switch、Xbox Series Xなど様々な据え置きゲーム機と繋げてゲームをプレイすることができます。
2つのゲーム機を繋げておけば、Android TVと合わせて3デバイス間のHDMIソース切り替えも簡単に行なえます。
NetflixはAmazon Fire Stickで利用可能
「BenQ TK700STi」はNetflix非対応のプロジェクターですが、「Amazon Fire Stick」をお持ちであれば、HDMIインターフェースに差し込むだけでNetflixも楽しむことができます。
その際はプロジェクターに近い位置に「Amazon Fire Stick」の電源を用意することが必要になりますので、モバイルバッテリー等を用意すると設置場所に困ることはないでしょう。
またはChromeブラウザーを活用したミラーリングも可能なので、Amazon Fire Stickを持っていない人でもミラーリングによる視聴も可能です。
台形補正は自動調整
「BenQ TK700STi」には3D台形補正機能があり、自動垂直±30度・手動水平±30度・回転画像補正が行われます。
投影位置と設置場所に落差があったり、平行でない場合でも、台形の歪みを自動で解消してくれますので快適なゲームプレイ環境になります。
角度調整
なお、「BenQ TK700STi」の裏側には高さ調節ができる脚が3つあります。投写位置を高くしたい場合は3つとも高くしたり、前方の1つだけ高くして角度を付けると良いでしょう。
操作性
「BenQ TK700STi」にはAndroid TV用のリモコンが付いてきますので、本体から離れて位置でも手軽に設定変更ができます。
HDMIソースの切り替え、台形補正、Prime Videoへのショートカット、プロジェクター設定など操作性も良いです。
ワイヤレスドングルの初期設定
なお、「BenQ TK700STi」を使うには最初にAndroid TVのワイヤレスドングルを設置しなければいけないので、プラスドライバーを忘れずに用意しておきましょう。
BenQ TK700STiとPS4で遊んでみた感想
「BenQ TK700STi」の外観チェックや初期セットアップを終えたところで、早速引っ張り出してきたPS4で遊びました。
プレイしたゲームはFF15(RPG)とフォートナイト(FPS)です。
大迫力のFF15に感動
短焦点プロジェクターというだけあって、約2mの距離からでも約90インチ(幅200cm×高さ110cm程度)以上もしくは100インチに修正のサイズになります。プロジェクター用のスクリーンがない方でも、家庭の白壁で4Kの迫力感は十分に体験できます。
大画面でみるFF15のキャラクター、戦闘シーン、召喚獣の戦闘シーンは、かなり高精細で迫力のある映像でした。Youtube映像で見るよりも、ぜひ実際に一度体験して欲しいです。
RPGはストーリー間でムービーも流されますので、大画面のプロジェクターにはぴったりハマるように思いました。
フォートナイトもサクサク遊べる
いつも弟にぼこぼこにやっつけられるFORTNITEも遊びましたが、遅延等は一切気になりませんでした。(筆者が遅延を気にするレベルでないことは添えておきます)
ただ大画面すぎると視野角が広く、シリアスなFPSプレイというよりは、皆でわいわい遊ぶパーティーユースに向いているように思います。
日中も遊べる明るさ
「BenQ TK700STi」は3,000 ANSIルーメンと明るいプロジェクターなので、日中のカーテン全開の状態でも十分楽しめます。(写真は14時頃、南向きの部屋、晴天時)
カーテンさえあれば比較的コントラストのはっきりとした映像になるので、24時間いつでも楽しめるのはゲーマーにとっては嬉しい設計です。
良質なサウンドで動作音は気にならない
気になる「BenQ TK700STi」の動作音ですが、騒音計で計測したところ約50dB前後となりました。実際にゲームを始めてしまえば気にならないくらい静かです。
5Wスピーカーの音質に関しても、想像以上の没入感でした。
スピーカーには”CinemaMasterAudio+2″という技術が搭載されており、4つのサウンドモードから選ぶことができます。
サウンドモード | 特徴 |
---|---|
ゲームモード | パワフルな低音とシャープな高音で演出 |
シネマモード | 重厚で壮大な低・高音域パフォーマンス |
ミュージックモード | 滑らかにバランスの取れた音響パフォーマンス |
スポーツモード | 中音域とボーカル音声を強調 |
本体側面にはゲーム機を置かないこと
本体上面に注意アイコンの記載はありますが、「BenQ TK700STi」は排熱のため側面から熱い風が吹き出します。
その近くにゲーム機を置いてしまうと、ゲーム機及びプロジェクター自体の故障の原因にもなりますので、決して置かないように注意してください。
また大人の肌でも熱いと感じる程度はありますので、小さな子どもがいるときも気をつけて試用しましょう。
起動時間と終了時間について
「BenQ TK700STi」の起動時間(電源ボタンを押してからホーム画面が映し出されるまで)とシャットダウン時間(電源ボタンを押して内蔵ファンが完全に止まるまで)を計測した結果が写真の通りです。
起動に1分以上かかるプロジェクターもありますので、それらを比べると比較的早いように思いました。
BenQ TK700STiとRPGの組み合わせは最強かも
今回はPS4のRPGとFPSの2種類のゲームをプレイしましたが、「BenQ TK700STi」とRPGは最強の組み合わせのように感じました。
4Kの高精細な映像を映画のように楽しめますので、ゲームの世界に入っていくような没入感を得られます。
他にも映画・ライブ・スポーツも4Kで鑑賞できますので、様々なエンターテインメントコンテンツを愛する家庭なら、「BenQ TK700STi」が一台あると大いに活躍することでしょう。
特に午後〜夜中の時間帯、地上波よりも動画配信サービス中心、ゲーム好き、こんな一家にはおすすめの製品です。
プロジェクターはまずお試しレンタルを
実際の設置場所や配線、画質や音質を調べるには自宅で試すのが一番です。もしプロジェクターの購入を検討しているなら、まずは購入前にお試し利用をしてみてはいかがでしょうか?
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では最短3泊4日〜から様々なプロジェクターのレンタルを提供しています。
製品を気に入ればそのまま購入することも可能なので、購入前のお試し利用を活用しましょう。
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