子育て・ベビー用品カテゴリの人気記事
最初のソフトベビーキャリアを作ってから50年余、抱っこひもの世界的なパイオニア的存在といえるのが「Weego(ウィーゴ)」です。国内では双子用ベビーキャリア、低出生体重児用ベビーキャリアのベビー用品ブランドとしてご存知の方も少なくないと思います。
「Weego」がユニークなのは、新生児(初日)から安全・快適に使えるよう特別に設計されたパウチシステムを採用していることですが、日本では購入できる場所が限られており、具体的な特性や使用感について情報があまり多くありません。
そこで、この記事ではWeegoのオリジナル抱っこひもの特長と実際に使用したレビューをまとめ、「Weego」の抱っこひもが優れている点や気になる点を調査してみました。
抱っこひも(ベビーキャリア)を探している新米パパさん、新米ママさんの参考になれば幸いです。
もくじ
[レンタル] ウィーゴ Weego オリジナル 抱っこひも – Rentio[レンティオ]
Weego オリジナル抱っこひもの特長
「Weego オリジナル抱っこひも」は0ヶ月の新生児期(2700g以上が対象)から使えるのが特長です。首や腰を補助する新生児向けの専用パットを別途購入する必要がありません。
大人気の双子用ベビーキャリア「ツイン」、低出生体重児・早産児向けの「プリーミー」にも採用されている特殊二重構造のパウチシステムにより、こどもの成長に合わせてジャストサイズで使えるのが「Weego」の魅力です。(※どちらも1600g以上が対象)
双子用抱っこ紐で新生児から使用可能なものはウィーゴしかありませんので、唯一無二のパートナーとなるでしょう。
- 2,700g以上なら新生児(0ヶ月)から使える
- 首や腰のすわり具合に合わせてフィッティング出来る二重構造のパウチシステムを採用
- 対面抱っこ・おんぶ・授乳用スリングの3Way
- 洗濯機や乾燥機で手入れ可能
- カラーバリエーションが豊富
まず試してから本番購入を検討する方はレンタル利用を検討しましょう!
[レンタル] ウィーゴ Weego オリジナル 抱っこひも – Rentio[レンティオ]
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
対象年齢 | 0ヶ月〜24ヶ月(2歳) |
体重上限 | 2.7kg〜15kg ※4kg以上はセーフティーボタンを外して利用 |
使い方 | 対面抱っこ おんぶ 授乳用スリング |
スタイ (よだれかけ) |
3枚同封 ※事前の水通しが必要 |
素材 | コットン:65% ポリエステル:35% |
洗濯機 | 可 ※ネットに入れて30度のぬるま湯 |
乾燥機 | 可 ※低温設定 |
カラーバリエーション | シアサッカー・グレイ ソリッド・ブラック ギンガム・ブラック ブルーペピータ シアサッカー・マリンブルー シアサッカー・レッド |
サイズ (横×縦×厚) |
約420mm×550mm×20mm ※実測のため参考値 |
重さ | 約520g ※実測のため参考値 |
公式税込価格 (2021年7月6日現在) |
19,100円 |
Weego オリジナル抱っこひもの製品レビュー
まず「Weego オリジナル抱っこひも」の素材感や外観等を紹介したいと思います。
今回は6パターンあるデザインの中から、シアサッカー・グレイを使いました。着痩せに定評のあるストライプ模様(白とグレーの縦縞)でスタイリッシュなデザインです。
シアサッカー・グレイは14泊15日からレンタルできるので、実際の色味や使用感を確認したい方は一度実物を手にとってみてください。
セット内容
「Weego オリジナル抱っこひも」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。
- 抱っこひも(本体)
- スタイ×3枚
- 取扱説明書
- ブランドカード
最初からよだれかけ(スタイ)が3枚付いているので、常に清潔なものを使いまわしできるのは嬉しいです。
スタイはベビーキャリアに固定できるので便利に使えます。
二重構造のパウチシステム
一般的なベビーキャリアは首のすわった生後4ヶ月を目安に設計されているものが多く、生後3ヶ月未満の赤ちゃんに使う場合は専用のインナーパッドを使わうことがほとんどです。製品によってはインナーパッドを別途購入が必要になるため、新生児期は布製の抱っこひも(コニーやスモルビ etc.)、首がすわり始めてからベビーキャリアと段階を踏んでいる方も多いと思います。
ですが、「Weego オリジナル抱っこひも」ならインナーパッドが一体型になった二重構造のパウチシステムを採用しているおかげで、新生児期から使うことができます。
アウターパウチは無段階調整の絞り式、インナーパッドは3段階で深さの調節ができるため、体の成長に合わせて適切な形状に変化できるベビーキャリアです。
赤ちゃんと一緒に成長してくれるベビーキャリアなので想い出深いアイテムになりそうです。
ワンポイントのおしゃれなワッペンロゴ
アウターパウチ外側上部には半円型のワッペンロゴが縫い付けられており、ワンポイントになって好感を持ちました。ブラック系のカラーバリエーションだとワッペンが茶色になるので、男性のスーツ姿にも合いやすいユニセックスな配色にもなっています。
今回使用したシアサッカー・グレイは個人的にはややポップすぎるように感じましたが、ベビーキャリアは女性ぽいデザインが多いので、使用者(夫/妻/両方)に応じて合わせられるカラーバリエーションを用意しているのは嬉しいパパさんも多いのではないでしょうか。
コンパクトに畳める
「Weego オリジナル抱っこひも」はコンパクトに畳めるので使わない時に場所を取りません。しかも約500gと軽い◎。
キレイに収納できるベビーキャリアもありますが、決められた手順で丁寧にまとめるものがほとんです。正直なところ面倒ですし、そんな時間を取る暇がないときもあります。
ですが、「Weego オリジナル抱っこひも」は素材が非常に柔らかいので、多少雑にでもくるくるまとめてぽんっとしまえるので楽ちんです。
エコテックス規格100 クラス1をクリアした生地を使用
人の健康に害を与える有害物質を試験/認証する「エコテックス規格100」には4つの製品分類があり、その中で最も厳しい安全性基準を定められているのがクラス1認証です。生後36ヶ月未満の乳幼児が肌につけたり、口に入れてしゃぶっても有害物質(アレルギー誘発性染料 etc.)含まないことを意味します。
「Weego オリジナル抱っこひも」に使用されている生地およびファスナー・ボタン・スナップはすべて「エコテックス規格100」のクラス1認証を受けている安全安心のベビーキャリアです。
身につけるもの口にいれるものに対して不安を抱えているパパさんママさんにとって「Weego オリジナル抱っこひも」は救世主かもしれません。
国内だと「エコテックス規格100」の認証を受けたベビー&キッズは非常に少ないようなので、「Weego」のベビーキャリアは貴重な存在です。
ベビー&キッズ – 繊維の安全証明「エコテックス®」-日本公式サイト-
洗濯機や乾燥機も使える手入れのしやすさ
機能性や安心安全面だけでなく、お手入れのしやすさも「Weego オリジナル抱っこひも」の魅力です。
洗濯機で丸洗いできるベビーキャリアはたくさんありますが、「Weego」のベビーキャリアはコインランドリーにあるような乾燥機(タンブルドライ)を使って乾かすこともできます。(低温設定、上限は最高55度)
洗ってすぐ乾かして使えるので、ゲボで汚れてしまっても翌日には清潔な状態で使えるのが非常に大きなメリットに感じました。
収納ポケットはありません
ちゃんとした外出のときはバッグも持ち出すので収納ポケットの有無は気になりませんが、ちょっとお散歩するときにポケットがあるとガーゼや家の鍵、保冷剤を入れることができるので重宝します。
「Weego オリジナル抱っこひも」には収納ポケットがありませんが、アウターパウチとインナーパウチの間にある空間はちょっとしたポケットとして使うことはできます。ただし、赤ちゃんのサイズが大きくなると毎回アウターパウチを開かないと取り出せないので一苦労ですが、、、
収納ポケットが欲しい方にとって「Weego オリジナル抱っこひも」は候補から外れてしまうかもしれませんが、固定式の専用スタイや空間を活用することもできるので一度使ってから判断することをおすすめします。
ベビーキャリアに収納するものは、ガーゼやティッシュ、鍵くらいにしておくことをおすすめします。たまにスマホを入れている製品画像やレビューを見かけますが、スマホはバッテリーを搭載しており熱を持つこともありますので注意が必要です。
[レンタル] ウィーゴ Weego オリジナル 抱っこひも – Rentio[レンティオ]
Weego オリジナル抱っこひもを使ってみた感想
実際の使用感を確認すべく、生後3ヶ月になったばかりの赤ちゃん(身長60cm/体重6.0kgくらい)に「Weego オリジナル抱っこひも」を数日間使ってみました。
使ってみて分かることもあったので、良かった点や気になる点などを紹介します。
前開き抱っこが楽
前開きのメリットは立ったまま赤ちゃんをベビーキャリアで抱えられることです。
一般的なベビーキャリアだと、①ベビーキャリアを平に置けるちょうどよい高さを探す、②赤ちゃんを寝かせる、の手順が必要なのですが、「Weego オリジナル抱っこひも」だと場所を選ばずにその場で抱えられるので便利かつ楽ちんです。
授乳スリングやおんぶひもとしても使える3Way
- 授乳スリング
- おんぶ
「Weego オリジナル抱っこひも」は抱っこだけでなく、おんぶや授乳スリングとしても使える3Wayです。
筆者宅では完母であるため、抱っこからそのまま授乳に切り替えられるのが大変重宝しました。
インナーパウチとアウターパウチの二重で赤ちゃんを保護しているためすり抜ける危険性もなく、またベビーキャリアに入れたまま夫婦間での受け渡しもできるので、育児と家事の交代もスムーズです。
首がすわっていなくてもアウターパウチのベルトで首を支えているためおんぶも安全ですし、育児と家事の両立がしやすいベビーキャリアだと思います。
締めやすいベルトのゴムフック
腰ベルトと肩ベルトの左右にはそれぞれ指一本を通せるくらいのゴムフックが付いています。
赤ちゃんを抱っこしてからベルトを締める際にベルトの位置を把握できなかったり締めにくかったりということがあるのですが、ゴムフックがぴょんと飛び出しているだけでつかみやすく、また小さな力でも締められたので便利に感じました。
一方でベルトをそのままにするとぶらんとしてしまうので、ある程度位置が決まったら写真のようにゴムバンドでまとめたりするのが良いと思います。
アウターパウチのレッグホールが足置き場に
アウターパウチのレッグホールから足を出すと太ももが赤く擦れたり、いまいちサイズ感が合わない場合もあるかもしれません。
その場合はレッグホールに足を乗っけるイメージ(写真参考)で抱っこしてみてください。足のぶらぶらもなく安定するため、赤ちゃんも快適になります。
通気性について
メッシュ加工されていないこともあり気になっていた通気性ですが、思ったよりも熱がこもりにくかったです。使用したのがちょうど梅雨の時期でしたが、レッグホールも広く、薄手の素材ということもあり通気性は良かったです。
他社のベビーキャリアを首のすわっていない赤ちゃんに使う際は、厚手のクッションのような専用インナーパッドを使うため、メッシュ加工がされていても熱がこもりやすいというデメリットがあります。
ですが、「Weego オリジナル抱っこひも」は二重構造のパウチシステムによって、新生児〜首のすわっていない赤ちゃんでも快適に使えるベビーキャリアだと思います。
ショルダーパッドと肩の負担
「Weego オリジナル抱っこひも」のショルダーパッドには、PEクローズドセルフォーム(厚み10mm)が内蔵されています。マットレスにも使われており、軽量かつクッション性に優れるという特長があります。
もちろん赤ちゃんの大きさや重さに影響される部分ではありますが、肩への負担はある程度軽減されている印象でした。
写真に並べている登山用バックパックをヒントに設計されたベビーキャリアのショルダーパッドと比べるとクッション性は少し劣りますが、「Weego オリジナル抱っこひも」のショルダーパッドのクッション性も必要十分なものだと感じました。
なお、「Weego オリジナル抱っこひも」は2.7kg〜15kgの範囲で使えるベビーキャリアにはなっていますが、“原則として着用者が重たすぎると感じるまでご使用可能”と説明書に書かれていますので無理をしない範囲で使いましょう。
背中のコンフォートストラップを一番下までろし、ぎゅっと抱っこ紐がぴったりするまで絞ると肩の負担が軽減します。締めすぎると赤ちゃんが苦しくなってしまうため下限が必要ですが、なるべく赤ちゃんを密着させることが安全かつ楽に抱っこする方法です。
着用に慣れるまでトレーニングが必要
- インナーパウチの深さ調整
- アウターパウチの絞り調整
国内で販売されている一般的なベビーキャリアと「Weego オリジナル抱っこひも」を車に例えると、AT車とMT車と同じくらい違うように感じました。
というのも、一般的なベビーキャリアは基本的に腰ベルトと肩ベルトの調節だけで済むのに対し、「Weego オリジナル抱っこひも」はそれらに加えインナーパウチとアウターパウチの調節も必要です。
最初は赤ちゃんを抱える適切な位置が分からず、抱っこしては降ろしを数回繰り返して正しい位置を探っていきました。ほんのちょっとした時間でも赤ちゃんが泣いたり、いやいやしたりとうまくいかないので大変でした。
ただ定位置さえ把握できてしまえば前開きの抱っこのしやすさや授乳スリングとしての活用とメリットが大きいので、初めは慣れるまで繰り返しトレーニングするのが良いかなと思います。
家族と一緒に成長するベビーキャリア
「Weego オリジナル抱っこひも」は赤ちゃんの成長に合わせて、また親の用途に合わせて柔軟に変化してくれるベビーキャリアです。新生児から使えるということで、愛着が湧くアイテムとなるでしょう。
ベビーキャリアは赤ちゃんにとって大切なパートナーになりますので、まずはお試しレンタルから「Weego オリジナル抱っこひも」の良さや使い勝手、我が子との相性を確認してみてください。
[レンタル] ウィーゴ Weego オリジナル 抱っこひも – Rentio[レンティオ]
ベビー用品はレンタルがおすすめ
子供の成長は早いもので、買ったばかりのベビー用品が使える期間はごくわずか。第二子、第三子を考えていたとしても、それまで保管する場所に困ったり、保管できたとしても品質が落ちてしまったりと不安も尽きません。
そんなパパさん、ママさんにはベビー用品のお試しレンタルがおすすめです。
レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、ウィーゴの抱っこひもレンタルやコンビの抱っこひもレンタルをはじめ、様々なベビー用品のレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、まずは試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
[レンタル] ベビー用品 一覧 – Rentio[レンティオ]
関連記事
[2021最新]おすすめのベビースケール6製品を比較!経験者が必要性や選び方を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
A型とB型、ベビーカー2種類の違いを解説!それぞれの定義とデメリット、AB型&バギーとの違いは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]