HUAWEI FreeBuds Pro 2をレビュー！高コスパなノイキャンワイヤレスイヤホンならおすすめの1台

近年、ワイヤレスイヤホンは高機能を求めると同時に、価格も高騰化する傾向になります。

2022年9月に発売されたAirPods Pro(第2世代)やBose QuietComfort Earbuds IIは3万円をこえる高級イヤホンであり、購入を躊躇してしまうほどの値段です。

そんな中、高いコストパフォーマンスで高性能なワイヤレスイヤホンを提供しているのが「HUAWEI(ファーウェイ)」です。

ファーウェイのイヤホンの最上位機種となる「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は3万円を切る価格帯ながら、Devialet社との共同開発したサウンド、LDACとハイレゾに対応し、3つのマイクで強力なノイズキャンセリングを実現しています。

そんな「HUAWEI FreeBuds Pro 2」を詳しくレビューしていきます。

 

HUAWEI FreeBuds Pro 2の実機レビュー

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は、Devialet社と共同開発したサウンド、強力なノイズキャンセリングが特徴的なワイヤレスイヤホンです。

それでは早速、詳しく紹介していきます。

HUAWEI FreeBuds Pro 2のスペック一覧

項目	スペック
ノイズキャンセリング	トリプルマイクアクティブノイズキャンセリング 通話ノイズキャンセリング 外部音取り込みモード
マイク	あり(通話や音の取り込み可能)
通話補助機能	通話ノイズリダクション
連続使用時間 （ノイズキャンセリング使用時）	イヤホン単体の音楽再生時間： 6.5時間（ノイズキャンセリングOFF時） 4時間（ノイズキャンセリングON時）充電ケース併用時の音楽再生時間： 30時間（ノイズキャンセリングOFF時） 18時間（ノイズキャンセリングON時）
充電時間	イヤホン：約40分(充電ケースに入れた状態) 充電ケース：約1時間(USB-C有線, イヤホンなし) ※ワイヤレス充電の場合は約2時間(イヤホンなし)
ワイヤレス充電	対応(2W)
ドライバー	デュアルドライバー： φ 11 mmダイナミックドライバー + 独自開発のマイクロ平面振動板ドライバー
接続方式	Bluetooth 5.2
対応コーデック	AAC、SBC、LDAC
サイズ (幅×奥行き×高さ)	イヤホン：約21.8 mm×23.7 mm×29.1 mm 充電ケース：約24.5 mm×67.9 mm×47.5 mm
重さ	イヤホン：約5.8 g/個 充電ケース：約52.1 g
カラーバリエーション	シルバーブルー/シルバーフロスト/セラミックホワイト
公式税込価格(2022年10月現在)	26,800円

Devialet社と共同開発したサウンド

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、スピーカーやアンプなどを開発している高級サウンドメーカーDevialet社との共同開発によるサウンドを実現しています。

特徴がある音質というよりかは、低音域、高音域ともにバランスの取れた音質というような印象です。

少し低音域が強めですが、Devialet社のチューニング技術によりただ単に低音が強いサウンドではなく、長時間視聴していても疲れにくいサウンドになっています。

ですので、ロックやJ-POP、R＆Bなど幅広いジャンルの曲を楽しむことができます。

また、「HUAWEI AI Lifeアプリ」を使用することで音質のカスタマイズをすることができ、かなり詳細な設定をすることも可能です。

これにより、自身に好みの音質を見つけることもできます。

付属のイヤーチップが柔らかめの素材になっているため、サードパーティ製の密着度が高いイヤーピースなどがあると、より音質が向上すると考えられます。

LDACとハイレゾにも対応

高音質コーデックであるLDACにも対応しており、ハイレゾ音源を実現しています。

最大990 kbpsの伝送ビットレートで、高音質で音楽を楽しむことも可能です。

パーソナライズされた音楽

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、耳に装着し音楽を再生している最中は、常に耳の形を自動で判別し音楽を最適化しています。

自動的にイコライザーが働きリアルタイムでチューニングされるので、耳に装着するだけで、自身に最適な音質の音楽になります。

トリプルマイクアクティブノイズキャンセリング

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、3つのマイクを使用したトリプルマイクアクティブノイズキャンセリングで強力なノイズキャンセリングを実現しています。

より広い周波数帯域の50 Hz ～ 3000 Hzでのノイズキャンセリングに対応しており、家の中や図書館などの静かな場所でも、街中の賑やかな場所でも、様々な騒音をかき消してくれます。

HUAWEI FreeBuds Pro 2を使用し街中を歩いてみたり電車に乗ってみたりしましたが、正直ノイズキャンセリング技術には驚きました。

しかし、人の話し声などの中音域に対してのノイズキャンセリング性能は、価格差はあるもののAirPods Pro(第2世代)やBose QuietComfort Earbuds IIの方が強く感じます。

また、リアルタイムで自身がいる環境に合わせたノイズキャンセリングモードに切り替えることもでき、「HUAWEI AI Lifeアプリ」を使用することでノイズキャンセリングを環境に合わせて変更することも可能です。

4つのマイクによるノイズリダクション

ノイズキャンセリング技術は単に騒音をかき消すだけでなく、通話中の雑音もカットしてくれます。

繁華街の賑やかな場所の映像を流しながら、途中でHUAWEI FreeBuds Pro 2に接続してマイクテストをしてみました。

 

00:05あたりの接続した瞬間に騒音がかき消されたのがわかると思います。

飲食店や街中の賑やかな場所でも、HUAWEI FreeBuds Pro 2なら静かな場所で通話しているような音声で通話することが可能です。

外部音取り込み（アウェアネス）モード

ワイヤレスイヤホンを使用する上で、外音取り込みの快適さも重要ですよね。

HUAWEI FreeBuds Pro 2の外部音取り込み（アウェアネス）モードは、違和感なくイヤホンをしたままでも、コンビニなどで店員さんの声を聞くことが可能です。

快適な操作性

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、イヤホンのみで必要としている操作のほとんどの操作を行うことが可能です。

操作方法		操作内容
ピンチ	1回	電話の応答/終了 音楽の再生/一時停止
	2回	着信を拒否 次の曲を再生
	3回	前の曲を再生
長押しピンチ		ノイズコントロール ノイズキャンセリングのオン/オフ/外部音取り込みの切り替え
スワイプ		音量を調節 上にスワイプするとボリュームアップ 下にスワイプするとボリュームダウン

操作性も非常に快適で、操作ミスすることもあまりありません。

長押しの際にノイキャン→オフ→外部音取り込み（アウェアネス）となりますが、オフを使用することはほとんどないと思いますので、「HUAWEI AI Lifeアプリ」でノイキャン→外部音取り込み（アウェアネス）に設定することをおすすめします。

IP54の防塵・耐水性能

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、IP54の防塵・耐水性能となっています。

IPX4は「雨風、豪雨、シャワーくらいまでなら耐えられる」性能ですので、ランニング中に急な雨に襲われても安心です。

等級	規定内容	生活における内容
IPX8	継続的に水没しても浸水しない	水の中で使用しても耐えられる
IPX7	一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない	生活内の軽い水没に耐えられる
IPX6	あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない	雨風、豪雨、シャワーくらいまでなら耐えられる
IPX5	あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
IPX4	あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない
IPX3	垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響はない	雨に濡れる程度なら問題ない
IPX2	垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響はない	小雨や水仕事で水滴がかかる程度なら問題ない
IPX1	垂直に落ちてくる水滴による有害な影響はない
IPX0	保護されていない	無防備

マルチポイント接続に対応

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、マルチポイント接続に対応しているので、2台までのデバイスに同時接続することができます。

例えば、PCで音楽を再生中にスマートフォンに着信があった場合でも、自動的にデバイスを切り替えて電話に出ることが可能です。

また、マルチポイントで接続している2台ともLDACに対応します。

イヤホン単体で最大6.5時間・ケース込みで最大30時間の音楽再生が可能

HUAWEI FreeBuds Pro 2は、イヤホン単体で最大6.5時間の音楽連続再生、充電ケースと組み合わせると最大30時間の再生が可能です。(ノイズキャンセリングオフ時)

通勤や通学で1日数時間使用しても1週間近くは充電せずに使用できます。

旅行などの長時間の使用であっても、イヤホン単体で6.5時間の連続使用ができるので安心です。

ワイヤレス充電もできる

ケースはワイヤレス充電に対応しているので、Qi充電に対応した充電パッドに置くだけで簡単に充電することができます。

毎日の充電でも、置くだけで充電できるので非常にQOLが上がります。

低遅延モード

「HUAWEI AI lifeアプリ」を使用することで、低遅延モードにすることができます。

「Apex Legends Mobile」のようなFPSゲームであっても、「ガルパ」のような音ゲーでも、遅延を感じることなくプレイできました。

HUAWEI FreeBuds Pro 2の気になるポイント：接続が遅く感じる

一度接続をしてまた同じ端末に接続をする際に、時間が空いてしまうと装着してから接続されるまでに数秒の遅延があります。

イヤホンを耳に装着して、自動的に接続されていると思って音楽を再生すると、実は未接続のままでスマートフォンから音楽が流れてしまったということが何度かありました。

きちんと接続を確認してから、音楽を再生することをおすすめします。

お手頃な価格で高性能なワイヤレスイヤホンならHUAWEI FreeBuds Pro 2はおすすめ

冒頭でも記載しているように、近年のワイヤレスイヤホンは高機能を求めるあまり価格が高騰しています。

そんな中でも、HUAWEI FreeBuds Pro 2は価格を抑えつつも、高音質と強力なノイズキャンセリングを実現しています。

アプリを使用することでノイズキャンセリングを切り替えたり、イコライザーで音質を調整できたりと、利便性も高くなっています。

まさにいいとこ取りした、そんなワイヤレスイヤホンです。

オーディオ製品はお試しレンタルがおすすめ

実際の付け心地や音質を知ってから検討したい方にはワイヤレスイヤホンのレンタルをおすすめします。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、7泊8日からヘッドホンやイヤホンのレンタルを提供しており、借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできます。

多数のメーカーおよび製品を取り扱っておりますので、まずはレンタルで試してみてから購入判断をしてはいかがでしょうか。

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