SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSをレビュー！コスパ最強、ハイレゾ対応のインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン

近年、「AirPods(第3世代)」やNothingの「Ear(stick)」、またJBLのオープンイヤー型とカナル型の2通りの使用方法ができるワイヤレスイヤホン「Tune Flex Ghost Edition」など、各メーカーがイヤーチップを使用しない「インナーイヤー型」のイヤホンを販売しています。

インナーイヤー型のイヤホンはカナル型の耳の中に押し込んで装着するのではなく耳にかけるよう装着することで、長時間使用していても疲れにくく、ゲームやコンテンツ視聴、リモートワーク時の音楽鑑賞などに向いています。

今回は高コスパなワイヤレスイヤホンを多数販売しているSOUNDPEATS社の「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」をレビューしていきます。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、ハイレゾに対応したインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンになっています。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを実機レビュー

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、以下の5つの特徴があります。

スペック一覧

項目	スペック詳細
イヤホンタイプ	インナーイヤー型の完全ワイヤレス(左右分離型)
ノイズキャンセリング	－
マイク	高感度MEMSマイク
連続使用時間 (ノイズキャンセリング使用時)	イヤホン単体：最大5時間(7.5時間) 充電ケース込：最大20時間
充電方法	有線：USB Type-C
ドライバー	14.2mmダイナミックドライバー
接続方式	Bluetooth 5.2
対応コーデック	AAC,SBC,LDAC
防水性能	IPX4
カラーバリエーション	‎ブラック
サイズ (幅×奥行き×高さ)	‎充電ケース：60 x 22.5 x 48 mm
重さ	イヤホン：約4g x 2 充電ケース：約36.3g
公式税込価格 (2022年11月現在)	7,180円

同梱品

同梱品は以下の3つです。

• USB-A to USB-Cケーブル
• SOUNDPEATS アプリの案内
• User Guide

カナル型のイヤホンはイヤーチップが付属していますが、インナーイヤー型のイヤホンですのでイヤーチップの付属はありません。

ハイレゾ対応

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの一番の特徴は、ハイレゾに対応した インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンということです。

ハイレゾ音源はCDの役6.5倍もの情報量を持っており、解像度の高い音楽表現が可能です。

また、ハイレゾ音源をワイヤレスイヤホンなどにBluetoothで送信する「LDAC」に対応していますので、ハイレゾ相当の高音質な音楽を再生することが可能です。

実際にGoogle Pixel 6aに接続して、Amazon musicでUltra HDに対応している曲を再生してみました。

筆者は日頃からiPhoneを使用しており、そもそもハイレゾ音源を初めて聴いたのですが、確かに比べてみるとハイレゾ音源の方がボーカルが透き通っているように感じます。

ハイレゾに対応していない音源ですと、ボーカルがこもっているような音がざらざらしているような感じがします。

しかし、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSがそもそも高音質すぎて、ハイレゾと通常とであまり差を感じませんでした。

14.2mmダイナミックドライバー搭載

ハイレゾに対応した音楽はもちろんのこと、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSには14.2mmダイナミックドライバーが搭載されているのでハイレゾに対応していない音楽でも迫力のある音楽を楽しむことができます。

インナーイヤー型のイヤホンはカナル型と比較して、耳の遮音性が低く音質が悪く感じてしまいますが、大口径のドライバーのおかげで迫力のある音楽を楽しむことができます。

特にバラード系の音楽で恩恵を受けることができ、ボーカルの声の鮮明さが際立って聴こえます。

アプリのイコライザーで音質の操作が可能

「SOUNDPEATS」アプリを使用することで、音質のカスタマイズが可能です。

9つのプリセットから好みの音質に設定することもできますし、10の指標を動かすことで詳細な設定にすることもできます。

これだけ詳細なカスタマイズが可能ですので、好みの音質を見つけることができます。

インナーイヤー型の装着感

14.2mmダイナミックドライバーを搭載しているにも関わらず、装着感は良いです。

大口径のドライバーを搭載するとイヤホン本体も大きくなってしまいがちですが、同じインナーイヤー型のイヤホンと比較しても平均値です。

耳への収まりもよく、頭を軽く動かしても落ちてしまう心配はないです。

また、片耳約4gと軽量なのでゲームや映画の視聴、リモートワーク時など長時間の使用にも最適なイヤホンです。

着脱検知機能が意外と便利

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSには、着脱検知機能が搭載されています。

着脱検知機能があることで、レジで会計をする際にイヤホンを外すだけで自動で音楽が停止するので便利です。

また、精度も非常に高く、外した瞬間に検知してくれます。

細かな点ではありますが、日常的に使用するイヤホンにおいてストレスフリーで使用できるので好印象です。

操作性

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、イヤホンのロゴマーク箇所にマルチアクションボタンが搭載されているので、曲送りや曲戻し、音量の調整など一通りの操作はイヤホンだけで行うことができます。

操作	アクション
右イヤホン1回押す	音量のアップ
右イヤホン1回押す	音量のダウン
2回押す	曲の一時停止・再生
左3回押す	ゲームモードのON・OFF
右3回押す	音声アシスタントの起動
左イヤホン長押し	曲戻し
右イヤホン長押し	曲送り

操作性能カスタマイズができたら、なおよかったですね。

バッテリー持ち

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、4gと軽量ですがイヤホン本体だけで5時間の連続再生、ケース込みで20時間の連続再生が可能です。

充電端子は近年ほとんどのデバイスが対応しているUSB-Cとなっているので、出先でもケーブルを統一させることができます。

ゲームモード搭載

左側のマルチアクションボタンを3回タップするだけで、60msの超低遅延ゲームモードになります。

0.06sの遅延ですので、動画視聴時に遅延を感じることは全くなく、FPSゲームなどでも違和感なくプレイすることができます。

正確性を求める音ゲーでは、さすがにプレイに影響が出てしまいましたが、基本的は使用方法では十分すぎるほどの性能です。

ENC通話ノイズキャンセリングのマイク性能

イヤホン本体に計4基のマイクを搭載しており、これにより通話時のノイズを低減してくれます。

実際に、繁華街のガヤガヤとした音を流しながら、音声の収録を行ってみました。

 

 

かなり大きい音量で流しながら収録を行ったのですが、全く気にならないほどノイズがカットされています。

テレワーク時の打ち合わせなど、大事な場面でも活躍してくれそうです。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの気になるポイント

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを実際に使用している上で、気になるポイントがいくつかありましたので紹介したいと思います。

誤操作が多くある

マルチアクションボタンの感度が非常に良いので、少し触れただけで反応してしまいます。

そのため、イヤホンの位置を調整しようとしただけで反応してしまうこともあり、誤操作が起きやすいです。

アプリから1タップの操作をオフにすることも可能ですので、誤操作で悩まされる心配がある場合はオフにすることをおすすめします。

音漏れはしてしまう

インナーイヤー型のイヤホンの弱点として、音漏れ問題があります。

やはり、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSも音楽プレイヤーの音量半分以上にした場合に音漏れしてしまいます。

図書館など静かな場所で使用する場合は、音漏れに気をつけたほうが良いです。

ワイヤレス充電は非対応

ワイヤレスイヤホンは通勤や通学で毎日使用するものです。

ケース込みで20時間使用できたとしても1週間に一度以上は充電が発生しますし、万が一の充電切れに備えてそれ以上の頻度で充電することもあると思います。

そんな時に便利なのが充電パッドに置くだけで充電できるワイヤレス充電ですが、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはワイヤレス充電に対応していません。

コストを考えるとしかたないことかもしれませんが、ワイヤレス充電は欲しかった機能です。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはコスパ最強のワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、まさにコスパ最強のワイヤレスイヤホンと言えます。

この価格帯で、この音質をiPad mini求めることは正直他のメーカーには難しいのではないでしょうか。

イヤホンに求める高音質、装着感、操作性、その全てが揃ったイヤホンです。

1万円以下のワイヤレスイヤホンには珍しく、着脱検知機能やゲームモードも付いています。

家で長時間イヤホンを使用している方なら、間違いなくおすすめできるワイヤレスイヤホンです。

オーディオ製品はお試しレンタルがおすすめ

実際の付け心地や音質を知ってから検討したい方にはワイヤレスイヤホンのレンタルをおすすめします。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、ヘッドホンやイヤホンのレンタルを提供しており、借りた製品が気に入った場合そのまま購入することもできます。

多数のメーカーおよび製品を取り扱っておりますので、まずはレンタルで試してみてから購入判断をしてはいかがでしょうか。

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