パナソニック オートクッカービストロ NF-AC1000をレビュー！これぞ最強の自動調理鍋！

2023年2月、パナソニックから最新技術を搭載した「オートクッカービストロNF-AC1000」が発売されました。

ほったらかしで最上級の家庭料理が作れてしまう、なんとも魅力的な自動調理鍋！でも「実際の使いやすさはどうなの？」「お手入れは簡単？」と気になることも多いですよね。

そこで今回は、オートクッカービストロを実際に2週間がっつり使ってみたリアルなレビューをお届けします。

使い方からお手入れ方法、使用して分かったメリット・デメリットなどもお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

パナソニック オートクッカービストロの特徴

まずはオートクッカービストロの主な機能や特徴について、ご紹介します。

独自の鍋底かき混ぜ機能搭載

オートクッカービストロには、鍋底をかき混ぜる「羽根」が搭載されています。
この羽根により、食材をムラなくかき混ぜる、焦げずにじっくり煮詰める、食材を加熱しながら潰す、といった工程が可能に。

付きっきりで長時間炒める必要があったあめ色玉ねぎや、コロッケやポテトサラダの下ごしらえも、ほったらかしで完了します。

業界最高クラスの火力と圧力

オートクッカービストロの1285Wの「火力」と約2気圧の「圧力」は業界最高クラス。
鍋底かき混ぜ機能との合わせ技で、幅広い料理を簡単においしく仕上げることができるようになりました。

火力が重要な炒め料理もお手のもの。筋の多い肉や骨付きの魚も、短時間でほろほろに仕上がります。

アプリと連動した豊富なレシピ

アプリと連動したレシピ機能も、オートクッカービストロの特徴のひとつ。

「ホテルニューオータニとのコラボレシピ」や「離乳食用の取り分けレシピ」などレシピのジャンルも豊富に揃っており、日々の献立作りをサポートしてくれます。

予約機能や、運転状況をタイムリーにお知らせしてくれる機能もあるので、忙しい主婦も大助かりです！

パナソニック オートクッカービストロの外観と使い方

オートクッカービストロは、黒を基調としたシンプルなデザイン。ぱっと見は調理鍋とは分からないほど、おしゃれにキッチンに馴染みます。

サイズは33.3×33.6×26.0cm。やや大きめなので、設置場所はしっかり確保する必要がありそうです。

付属品は？

オートクッカービストロの付属品は、蒸し料理に使用する蒸し板とかき混ぜ用の羽根。あとは取扱説明書とレシピ集が付属しています。

使い方は？

オートクッカービストロの使い方はとてもシンプル。
内鍋に材料をセットしたら、ふたをしてハンドルを回してロック。タッチ操作でメニューを選択してスタートするだけです。

自動メニューなら、メニュー名を選択するだけなのでとても簡単。ボタンが少なく、表示も分かりやすいので初めてでも迷うことなく操作できます。

オートクッカービストロは、IoT機能を搭載しているため、アプリと連動することで、更に便利に使えます。付属のレシピ集より、普段使い慣れているスマホアプリでレシピをチェックする方が遥かにラクですよね。

アプリからレシピ情報を送信すれば、本体での操作もいりません。予約時間や出来上がり時間のお知らせもしてくれるので調理状況も把握できます。

お手入れ方法は？

内釜や内ふた、各パーツは柔らかいスポンジと中性洗剤を使って水洗いします。

フッ素加工がほどこされているため、油汚れもするんと落ちます。

内ふたは圧力表示ピンとノズルキャップ、蒸し板はゴムのパーツが6つ外れるのでが外れるので、こちらもその都度水洗いします。

油が多いものや、においが強い料理をすると、汚れやにおいが残りやすくなるので、しっかりお手入れしましょう。

本体のなべ底やふたの裏側は、かたくしぼった布巾で拭きます。ふたの接続部分近くの露受けは、蒸気がたまりやすいので水分をよくふき取りましょう。

パナソニック オートクッカービストロを実際使ってみた

それでは実際にオートクッカービストロを使っていろいろな料理を作ってみたいと思います。

肉じゃが

まず作ったのは肉じゃがです。肉と野菜、調味料を投入してスイッチオン！

約40分で出来上がりました。仕上げにインゲンを散らします。(レシピではきぬさや)

準備にかかった時間は約5分ほどですが、味も食材の煮え具合も完璧です。

ビストロカレー

次は、アプリで検索したメニューを作ってみました！おすすめで出てきたビストロカレーをチョイス。

味付けのベースは市販のルーですが、りんごやバナナが入ったカレー。どんな味になるのか、期待が高まります！

調理時間は50分ですが、出かける予定があったので夕方に合わせて予約設定をしました。
オートクッカービストロの予約調理は、具材が傷まないようスイッチを入れるとすぐに調理を開始し、設定時間に合わせて管理してくれます。

調理帰宅すると、カレーのいい香り。とっても美味しそうに仕上がっていました。

できあがったビストロカレーは、とっても上品なお味。市販のルーで作ったとは思えない、今までに食べたことのないような味わいのカレーでした。

フルーツがたっぷり入っている上に、甘口のルーで作ったのでかなり甘め。我が家の2歳児に大ウケで、おかわりして食べていました。

パナソニックのアプリ「キッチンポケット」にはカレーだけでも5種類以上のレシピが掲載されていたので、定番料理もマンネリすることなく楽しめます。

塩ゆで豚

次は塩ゆで豚にチャレンジ！豚肉の塊を香味野菜といっしょに圧力調理するだけのレシピです。

クッキングペーパーで落とし蓋をして調理スタート！

1時間20分で出来上がり。薄くスライスできないくらいほろほろでとっても柔らかな仕上がりでした。

豚と野菜の旨味たっぷりのゆで汁も、捨てずにスープにしましたよ。
レシピはコチュジャンの入ったソースでしたが、辛いものが苦手な子どもたちのために、味噌とマヨネーズベースのソースを作りました。

レタスに、お肉とソース、キムチを包んで食べたら最高！いくらでも食べられそうな美味しさです。これもリピ決定！

サラダチキン

サラダチキンも作ってみました。水を入れて内釜に、塩と砂糖で下味を付けた鶏むね肉を入れてスイッチを押すだけの簡単レシピです。

調理時間は1時間20分。サラダチキンの完成～。

しっとり、柔らか。とても美味しく仕上がりました。ペロっと食べてしまい、倍量で作れば良かった～と後悔したほど。

サラダチキンはヘルシーで応用もきくのでよく作るのですが、加熱の加減が難しいんですよね。うっかり半生になってしまったり、火を入れすぎてパサついたり。

オートクッカービストロは絶妙な加減で仕上げてくれるのでほったらかしでも失敗知らず。すっかりハマってこのあと立て続けに3回も作ってしまいました！

大学いも

続いて試したのは大学いも。

通常は、さつまいもを揚げて、タレを作って、さつまいもをタレに絡める、となかなか工程の多いメニューですが、オートクッカービストロなら、ワンアクションで完成します！

調味料はなんと、みりんと砂糖だけ。これは焦げ付きそう・・・と不安に思っていたのですが、焦げることなくつやつやに仕上がりました。

味も美味しい！お芋もほくほくで最高でした。油も少量なのでかなりヘルシーなはず！

砂糖が焦げ付かないのは、かき混ぜ技術の高さなのでしょう。内釜はかなりべた付きましたが、ぬるま湯でさっと洗ったら汚れも簡単に取れました。

チャーハン

高火力の炒め機能が搭載されたオートクッカービストロなら、チャーハンもボタンひとつで作れちゃうんです！

玉子と調味料を混ぜ合わせたごはんと具材を内釜にセットしてスイッチオン。

スイッチを入れて約10分、簡単に中華料理店で食べるようなパラパラチャーハンが出来上がりました！

チャーハンって、お手軽メニューだし、フライパンで作っても10分くらいでできるし、わざわざ自動調理鍋を使わなくても・・・って思いますよね？
私もそう思っていましたが、完全に負けました。悔しいけれど、このクオリティのチャーハン、私には作れない・・・。

オートクッカービストロには、麻婆豆腐や回鍋肉などの炒め物レシピも多数搭載されているので、おうちで手軽に本格中華が楽しめます。

カルボナーラ

オートクッカービストロは、パスタも手軽に作れます。

数あるレシピの中から、今回選んだのはカルボナーラ。パスタと水を加熱する、ソースの材料を投入してさらに加熱する、の2アクションで休日のランチを作りました。

調理スタートから約15分。のんびりテレビを見ている間にカルボナーラが完成しました。

こんなに簡単に美味しいパスタが作れてしまうことに衝撃。パスタって繊細な料理だと思っていたのに・・・今までの固定観念が覆されます。

ちなみにこってり系が苦手な夫用に、粉チーズなし、生クリームなしでも作ってみましたが、そちらも美味しく仕上がりました。好みに合わせてアレンジを楽しめるのも嬉しいですね。

ご飯の炊飯

オートクッカービストロは、炊飯もできます。もともと炊飯器のような形状なので、普段炊飯器でお米を炊くのと同じ工程でお米が炊けます。

お米を研いで、すぐにスイッチを押しましたが、つやつやふっくらのご飯が炊きあがりました。

お急ぎの場合には「お急ぎ炊飯」のメニューもあります。ただ、炊飯器のように保温はできないので炊けたら早めに釜から取り出しましょう。

リンゴジャム

お次はスイーツメニュー。食べごろを少々過ぎてしまったリンゴがあったので、ジャムを作ってみました。

角切りにしたリンゴと砂糖、レモン汁を加えてスイッチオン！

できあがり～。大きめに切ったので食べ応えのあるジャムが完成しました。

ヨーグルトに乗せてみたら子どもに大好評。サンドイッチはもちろんですが、アップルパイのフィリングに良さそうだなぁ、とレパートリーが広がります。

蒸しパン

オートクッカービストロは、自動レシピが豊富ですが、「自分の好きな料理を作ってみたい」と思う人も多いですよね。もちろんオートクッカービストロは手動でもいろいろな料理が楽しめます！

今回は、蒸し機能を使って、子どもたちの朝食の蒸しパンを作ってみました。

手動の蒸し機能で10分。ふわふわの蒸しパンが出来上がりました。

決まったレシピ以外にもさまざまな料理ができるのもオートクッカービストロの魅力。上手に活用して、オリジナルのレシピもたくさん作ってみたいなと思いました。

パナソニック オートクッカービストロのメリット・デメリット

生活を大きく変えてくれるような便利な調理家電、オートクッカービストロですが、便利な反面、ちょっと使いづらいなと感じる部分もありました。

ここからは、実際に活用したからこそ分かる、オートクッカービストロのメリット・デメリットをご紹介します。

◎使い方が簡単！

オートクッカービストロは、とにかく使い方が簡単！というのが私の第一印象でした。

便利な家電ってとても魅力的ですが、「使いこなせなそう」とか「めんどくさそう」と思うことはありませんか？
私は、機械が苦手な上に面倒くさがりなので、説明書を読むのも面倒、と思ってしまい、せっかくの機能を使いこなせず終わってしまう、ということが多々あります。

でもオートクッカービストロは、本当に操作がわかりやすい！進めていく途中で「〇〇はしましたか？」と確認もしてくれるので失敗することなく使えます。

機械が苦手、細かいことが嫌い、という方にもぜひおすすめしたい自動調理鍋です。

◎調理の幅が広い

オートクッカービストロは調理の幅が広いのも特徴。煮物や炒め物、スイーツまで幅広く対応、もはや焼き物・揚げ物以外の調理は全てできるのでは？と思うほど、いろいろなジャンルで活躍してくれます！

蒸しもののためにスチームオーブン、煮物のために圧力鍋、とさまざまな調理器具を保有している方は必見です！ぜひオートクッカービストロの実力を試してみてください。

◎音が静か

私がオートクッカービストロを使ってみて感じたもうひとつのメリットは「音が静か」ということ。とにかく静かなので、もはや調理をしている途中、ということを忘れます。

圧力鍋だととつぜんプシューっと大きな音がして驚くこともありますが、オートクッカービストロは、そのようなことがほとんどありません。

これなら深夜の調理や、赤ちゃんのお昼寝の合間の家事もＯＫ。周りを気にせず、料理を楽しめます。

△お手入れがやや面倒

オートクッカーは、さまざまな調理法ができる故に、少々お手入れパーツが多い傾向にあります。

食洗器が使用できないため、洗浄は全て手洗い。慣れてしまえば大した作業ではないのですが、最初のうちはネックに感じてしまうかもしれません。

細かいパーツも多いため、紛失にも注意が必要です。汚れの残りは、におい移りや衛生上の問題にも発展しかねませんので、しっかりお手入れするようにしましょう。

シャープの自動調理鍋ホットクックとの違いは？

自動調理鍋と聞くとシャープの「ホットクック」を思い浮かべる人も多いかもしれません。

ホットクックは、無水調理や低温調理をはじめ、幅広い調理ができる人気の自動調理鍋。オートクッカービストロと何が違うの？と気になる声にお応えして、機能やスペックを比較してみました。

オートクッカービストロ・ホットクック比較表

	オートクッカービストロ NF-AC1000	ヘルシオ ホットクック KN-HW24G
圧力調理	〇	×
かき混ぜ機能	〇	〇
無水調理	〇	〇
炒め調理	〇	〇
2段同時調理	×	〇
予約調理	〇	〇
消費電力	1290W	800W
満水容量 (調理容量)	4.2L (2.4L)	4.7L (2.4L)
本体寸法 (幅×奥行×高さ)	33.3×33.6×26cm	34.5×30.5×25.6cm
重さ	約8.2kg	約5.8kg
食洗機	×	〇

2機種の大きな違いは調理機能です。オートクッカービストロは圧力調理と高火力による調理方法の幅広さが魅力。一方のホットクックは圧力調理はできませんが、上下2段で別の料理を作る同時調理機能があります。

また、大きさや容量に大きな差はありませんが、重さはオートクッカービストロが2㎏以上重いので、持ち運びは少々不便かもしれません。

もうひとつ大きな違いは、食洗器が使えるかどうか。ホットクックのパーツは食洗機での洗浄が可能ですが、オートクッカービストロは食洗機NG。パーツは全て手洗いになります。

それぞれに得意不得意がある自動調理鍋なので、お家やライフスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。

パナソニックのオートクッカービストロは忙しい主婦の救世主

簡単なひと手間で、最上級の家庭料理に仕上げてくれるオートクッカービストロは、まさに忙しい主婦の救世主！

自動メニューはもちろん、好みやアイディア次第でいろいろな料理にチャレンジできるのも嬉しいですよね。

便利な家電を上手に活用して、ゆとりある生活を現実にしましょう。

オートクッカービストロはレンタルで試せる

オートクッカービストロは便利な調理家電ですが、そのぶん高額なので慎重になってしまいますよね。

そんなときに役立つのが、購入前にレンタルして試す方法です。

家電レンタルのRentio（レンティオ）では、オートクッカービストロをはじめ人気の電気圧力鍋・自動調理鍋をレンタルでお試し可能。

月額レンタルでじっくりお試しもできて気に入ればそのまま買い取りも可能なので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか？

レンタルできる商品や価格については、こちらからご覧ください。
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