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行楽シーズンとなる「夏」。
Rentio PRESSでは、これまでも初心者でもすぐ分かるシリーズとして、季節毎におすすめの被写体や撮影テクニックをご紹介してきましたが、日差しが強く旅行などの行楽に最適な「夏」の季節をピックアップしてご紹介していきます。
「夏」には様々な被写体があることはもちろん、夏休みなどを利用した遠出もおすすめの季節となるため、身近な環境では味わうことのできない撮影を楽しむことはいかがでしょうか。
もくじ
各季節で違った表情を見せる日本の四季
写真撮影において、四季による違いがはっきりしていることは、非常に良いことです。
日本はまさに四季の違いを様々な場所で体感することのできる国で、国内旅行だけでも季節に合わせて様々な選択肢を与えてくれる、写真好きにとって絶好のロケーションと言えるでしょう。
また、北は北海道、南は沖縄まで、場所による風景の違いも大きく、その季節に合わせた撮影地が多数存在することも、大きなメリットとして存在します。
青空と緑が濃くなる「夏」
写真には鬱陶しい梅雨の季節が終わり、鮮やかな青空と緑濃い季節となる「夏」。
まさに写真撮影にも最適な季節としておすすめです。
夏に撮影することのできる被写体は無限大ですが、その中でも「海」「山」「空模様」が特徴的で、空模様に関しては入道雲など、夏の季節だからこその情景が広がるため、写真に収めることもおすすめです。
また、自然が緑濃く染まるのも夏の季節が一番で、自然の撮影に出かけるのに最適な季節と言えるでしょう。
海や山など自然が見どころに
選択肢が多い夏の撮影となりますが、具体的にどんなシーンが写真撮影におすすめとなるのか、被写体や地域の解説の前にご紹介していきます。
沖縄のベストシーズン
定番旅行先「沖縄」は、まさに夏がベストシーズンとなります。
日本国内の中でも沖縄以外では見られない景色が広がっていることで人気を集めており、特に色鮮やか海は被写体としても非常におすすめです。
また、沖縄本島だけでなく、周辺の離島も旅先としておすすめで、1度だけでなく何度も通いたくなる場所です。
避暑地として山の方へ行くのも
撮影におすすめの季節とはいえ、気温と湿度が上がることから暑さとは常に戦いとなります。
そんな夏においても、山岳地帯など標高が高い場所へ行くことで暑さを回避できる場所も存在します。
長野などは避暑地としても有名ですが、緑濃い自然を撮影するのにもおすすめの地域で、少しでも暑さを避けながら自然の美しい景色を撮影するのであれば、海ではなく山の方へと向かうのも一つの選択肢です。
ひまわり畑など花の被写体も
ひまわりなどの花も夏におすすめの被写体となります。
特にひまわり畑は、一面にひまわりの花が咲き誇り、青空と黄色という色鮮やかな組み合わせが写真へと良い効果をもたらしてくれます。
全国各地でひまわり畑は展開されますが、場所によって満開のタイミングも異なるため、事前に調べて訪れることがおすすめです。
夏に撮りたいおすすめの被写体
ここからは夏の季節におすすめとなる被写体をご紹介していきます。
今回ご紹介する被写体以外にもおすすめは沢山存在する夏の季節ですが、個人的にも特に好きな夏の被写体を作例とともに解説していきます。
珊瑚礁の海
夏の季節になったら真っ先に行きたいのが沖縄。
そして珊瑚礁の海を撮影することが毎年の恒例行事となっています。
東京など都会では見ることのできない、エメラルドグリーンに彩られた美しく鮮やかな海の姿は写真に収めるだけでなく、ずっと眺めていたいほど圧巻の光景です。
珊瑚礁の海をより色鮮やかに見せるのであればアクセサリーとして「PLフィルター」の使用がおすすめです。
レンズ口径によってフィルターサイズを決める必要があるため、お手持ちのレンズのフィルターサイズをチェックしてから購入するようにしましょう。
満天の星空
夏は星空観賞にも最適な季節となります。
特に「天の川」を見るには最適な季節で、沖縄の離島や山奥などの光源が少ない場所では、天気さえ良ければ簡単に天の川の姿を肉眼でも見ることができます。
星空観賞は月が出ていない時間帯がベスト(月明りで星空の魅力が減少するため)で、月の動きを事前にチェックしておきましょう。
撮影を行う際には、フルサイズ一眼と広角レンズの組み合わせが理想的で、三脚に固定して撮影するようにしましょう。
星空撮影の詳しいテクニック紹介は、下記の記事で紹介しているので是非ご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「星空」の撮り方。簡単に実践できる撮影方法と必要な機材をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ひまわり
夏のお花といえば「ひまわり」が代表格として挙げられます。
特に畑一面にひまわりが広がる姿は、夏らしさを感じられることや、写真に収めると非日常感のある作品へと仕上がってくれるため、被写体としても非常におすすめです。
日本全国、様々な場所でひまわり畑が存在するため、メジャーでない場所でもGoogleマップなどで見つけた場合には訪れてみることもおすすめです。
私自身もたまたま見つけたひまわり畑で撮影を行うことも多々ありました。
初心者でもすぐ分かる「お花」の撮り方。おすすめの季節やすぐ実践できるテクニックをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
夏に撮影に行きたいおすすめの地域
ここからは、夏の季節にカメラを持って訪れたい、おすすめの地域をいくつかご紹介していきます。
先ほど被写体としてご紹介してきた「珊瑚礁」「星空」「ひまわり」の観点から、筆者が実際に訪れたことのあるおすすめスポットを解説していきます。
沖縄・宮古島
筆者が夏の季節になると必ず訪れる場所が沖縄の「宮古島」です。
沖縄には様々な離島が存在しますが、宮古島の海は初めて見る方にとっては驚くほどの美しさを誇ります。
宮古島周辺にも様々な離島が集まっているのですが、そのどれもが橋で繋がっていることからレンタカーで周りやすいエリアとしてもおすすめです。
まさに美しい珊瑚礁の海や、夕暮れ時の穏やかさ、夜になると天の川が見られる満天の星空など、魅力たっぷりな離島としておすすめです。
[2023最新] 沖縄・宮古島絶景スポット12選。通い詰めた筆者がおすすめする離島の必見ポイントをご紹介 | Rentio TRAVEL
沖縄・波照間島
沖縄の離島の中で最も海が綺麗だと感じたのは石垣島からフェリーを利用して行くことのできる「波照間島」です。
波照間ブルーと名付けられるほど、美しく鮮やかな珊瑚礁の海が最大の魅力で、一度行く価値のある離島の一つです。
唯一の難点はアクセスで、石垣島から船に乗って約1時間半。その間、小型船で外洋へと出るため、船の揺れは非常に険しく、乗り物酔いされる方にはおすすめできないルートです。
それでも見られる景色は沖縄の中でも随一であることから、挑戦してみる価値はあるでしょう。
[2023最新] 沖縄・波照間島おすすめ絶景スポット8選。行き方、島内移動手段、観光プランまで徹底解説 | Rentio TRAVEL
鹿児島・与論島
鹿児島県の「与論島」も、夏におすすめの離島です。
与論島自体は鹿児島県に属する島ですが、位置的には沖縄本島に非常に近く、島からも沖縄本島の姿が見られるほどで、見られる景色についても沖縄らしさが感じられます。
島の東側には百合ヶ浜と呼ばれる、干潮になると出現するビーチが存在し、海岸沿いから船を利用して渡ることができる絶景スポットが最大の魅力です。
島自体もコンパクトでのどかな雰囲気が漂っており、落ち着いた旅行を楽しむのにもおすすめの場所です。
東京・昭和記念公園
東京の立川に位置する「昭和記念公園」は、都内から行きやすく広大なひまわり畑が見られるおすすめスポットです。
駅からも近く、中央線であることから新宿など都内からも簡単に行くことができるため、週末のちょっとしたお出かけにもおすすめの場所です。
8月初旬から8月中旬が見ごろとなるため、その辺りに訪れることがおすすめです。
旅行にはカメラを持って行こう
季節によって色々な景色を楽しむことができるからこそ、写真に収めて記録しておくことがおすすめです。
風景写真を撮影していると、よく思いがけないシーンに遭遇することもあり、カメラを持っておくことで、一生に残る景色を撮影できる喜びを感じることができます。
また、写真はその場の景色だけでなく、思い出も一緒に残してくれる存在で、旅行先などで撮影した写真を見返しながら、その時の記憶も一緒に蘇ってくる素敵な存在なのです。
是非、旅行にはカメラを持参して、より思い出深い旅になるように、様々な写真を撮ってみましょう。