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何かを撮影しに行こうと考えたとき、季節を感じることのできる「花」というのは非常に人気です。
私もこれまでカメラやレンズのテストにおいて様々な撮影を行ってきましたが、「花」という被写体は撮影するのも楽しく、撮影後に見返すことも楽しい被写体です。
今回は「花」の撮影において季節ごとに狙いたい花の種類や、おすすめの撮影方法についてご紹介していきます。
もくじ
季節の花を撮影しに行こう
四季豊かな日本では、花の観賞も日々の楽しみの一つです。
そして季節によって咲く花が異なるため、1年を通して様々な色彩の花を見ることができます。
特に桜や向日葵など、有名な花はわざわざ撮影に行くフォトグラファーが目立つほど、美しく、写真の被写体として人気のあるものです。
春(桜、菜の花など)
1年を通して春は花の撮影に一番向いている季節といえるでしょう。
寒かった冬を終え、温かくなる春は、様々な花が咲く季節として、写真撮影に出かけることもおすすめの季節です。
桜や菜の花が有名
春といえばやはり「桜」は欠かせません。
これだけ美しい姿を見せる桜も、満開の状態はわずか1週間程度。1年にわずか1週間の期間だけ見ることのできる桜は、ぜひとも名所で抑えておきたい季節の花です。
また、鮮やかな黄色が特徴的な菜の花も写真撮影には向いています。
[保存版]桜撮影におすすめ一眼カメラ&レンズを紹介。夜桜などシーン別撮影テクニックも解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
夏(ひまわりなど)
暑い日が続く夏ですが、夏だからこそ撮影できる写真というのも少なくありません。
しかし、日中時間帯は非常に暑くなるため、こまめな水分補給など、体調管理には気を付けましょう。
ひまわりが花を咲かす
夏の花といえば「ひまわり」が代表例です。
ひまわりは一輪が大きいながら、畑など一面に植えられることが多いため、花弁をクローズアップして撮影することも、ひまわり畑全体を写して撮影することにも向いています。
秋(コスモスなど)
夏の暑さが落ち着き、穏やかな気候が続く「秋」。
私は一年の季節の中で秋が一番好きで、澄んだ空気感が写真において非常に良い効果をもたらしてくれます。
コスモスの季節
秋といえば紅葉が見所ですが、花としては「コスモス」が秋の始まりを告げる花として有名です。
ピンク色が鮮やかなコスモスですが、花によって色の濃さはバラバラで、薄い色から濃い色まで、様々なグラデーションを楽しむことができるのも魅力です。
冬(梅、パンジーなど)
冬は寒くなるため、あまり色とりどりの花が咲く季節ではありません。
それでも1年の中でも澄み渡った晴天が多い季節であるため、限られた花でも撮影に行く価値はあります。
梅やパンジーが見ごろを迎える
冬は多くの花が咲く季節ではありませんが、梅やパンジーなどが冬の代表的な花として存在します。
梅は一見桜に少し似ているところもあるので、一足早く春を感じる瞬間でもあります。
実践!お花の撮影テクニック
ここからは実践編として、花を美しく撮影するためのテクニックをご紹介していきます。
なるべく花が密集しているところがおすすめ
撮影地を決める際、なるべく花が密集している場所で撮影することがおすすめです。
花は重なったり、一面に広がっていることで魅力が増すので、なるべくお花畑のような場所を探すようにしましょう。
なお、花は植物として生きています。良い写真が撮りたいからといって畑に入り込んだり、他の花を踏み潰すような行為は絶対にやめましょう。
花弁の大きな花は背景をぼかす
花弁が大きく、1輪だけでも被写体として十分な場合は、花弁をクローズアップし、絞り値はできるだけ低く設定し、背景をぼかすようにしましょう。
「ぼけ」というのは写真において一眼カメラだからこそできる表現の一つで、多くの人に好まれる写真になりやすい傾向にあります。
このように背景がぼけることで花弁の存在感は増しながらも周囲の雰囲気も感じ取ることができるため、花の撮影において実践しておきたい技法です。
地表に広がる花は広角~標準レンズで絞って撮影
一つひとつの花が小さい場合もあるかと思いますが、そのような場合は小さい花が群れになってお花畑となっているケースもあります。
そのような場合は、広角レンズや標準レンズを使用して全景を写してあげることがおすすめです。
そしてカメラの設定は、先ほどのぼけた写真とは逆に絞り値をF8~16程度まで上げて全体にピントが合うようにすると良いでしょう。
しかし、一点だけにピントを合わせたいなど、明確な狙いがある場合は全景を写した撮影でも絞りを開放で撮影するなどの応用も良いでしょう。
花の撮影には単焦点レンズがおすすめ
花の撮影において、最初にご紹介した「ぼけ」を表現できるレンズというのが限られてきます。
単焦点レンズであれば、開放絞り値が低く、コンパクトで高画質な花の写真を撮影できるため、撮影においておすすめです。
ここからは花の撮影においておすすめの単焦点レンズ3点をご紹介します。
Canon EF50mm F1.8 STM
キヤノンが販売するEF50mm F1.8 STMは、カメラレンズとして1万円台を実現する破格が魅力的であることに加え、単焦点レンズならではのぼけ味や高画質を気軽に楽しむことができるレンズとして人気を集めています。
超小型のレンズ本体も外を歩き回る花の撮影において優れた携帯性として非常におすすめできる定番のレンズです。
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TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD
タムロンから販売されているSP 85mm F/1.8 Di VC USDも性能に優れた単焦点レンズとして人気を集めています。
単焦点レンズとしての解像力はもちろん、絶妙なコントラスト加減もこのレンズの大きな魅力です。
また、柔らかなぼけ味も花の撮影において効果的で、85mmの画角も小さい花から大きな花まで柔軟に対応できるほど良さがあります。
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art
今回おすすめしている単焦点レンズの中では最も望遠性能に優れたシグマの135mm F1.8 DG HSM Artです。
焦点距離が大きい分、少し離れた場所からでも花を大きく写すことができることが特徴的です。
このレンズも所属するシグマのArtシリーズは、非常に描写力に優れたレンズが揃っていることで有名で、こちらのレンズもアーティスティックな写真撮影に最適なこだわりを感じるレンズです。
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art実写レビューはこちら
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季節の花撮影ガイドまとめ
ここまで季節の花を撮るための撮影ガイドとしてご紹介してきましたが、テクニックに関してはどの季節においても共通している部分が多いです。
どの撮影ジャンルにおいても言えることですが、撮影地選びが最も重要になります。
最適な撮影地を見つけたら後は晴れた日を狙って出かけましょう。
そこで今回ご紹介したテクニックを参考に、様々な構図で季節の花を撮影されてみてくださいね。
普段別のジャンルを撮影されている方でも花の撮影は気軽に行くことができて、感動するシーンの多い撮影だと思います。
ぜひ様々な花が咲き誇るここ日本で、美しい景色を撮影されてみてください。
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気になるレンズをレンタルでお試し
今回ご紹介したおすすめ単焦点レンズはもちろん、気になるカメラ機材を少しだけ試してみたいという場面もあるでしょう。
そんなときにおすすめなのがカメラ機材のレンタルサービスです。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、花撮影におすすめのカメラボディやレンズはもちろん、様々なカメラ機材を豊富なラインナップから選んでレンタルすることが可能です。
ぜひこの機会にRentioで気になるカメラやレンズをレンタルして、季節の花撮影にでかけてみてください。