Bose QuietComfort Ultra Earbudsをレビュー！動画見るならこのイヤホン！最強のノイズキャンセリングで無音の世界へ

誰もが所持しているほど普及している完全ワイヤレスイヤホンは、今ではダイソーや3COINS、GEOといった音響メーカー以外のブランドからも販売されています。

そんな中でもイヤホンやヘッドホンを使うなら、昔から世界有数の音響メーカー「Bose(ボーズ)」の製品しかないという方もおられるのではないでしょうか。

本記事では、Boseの完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Ultra Earbuds」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。

Bose QuietComfort Ultra Earbuds

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Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」について

今回紹介する「QuietComfort Ultra Earbuds」は、Boseが展開するヘッドホン・イヤホンブランドBose QuietComfortシリーズの最新機種です。

2023年10月4日に税込39,600円という価格で発売されました。

カラーバリエーションは、ブラック、ホワイトスモーク、ムーンストーンブルーの全3色を展開しています。

今回はその3色の中からホワイトスモークをご紹介します。

Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」の製品スペック

Boseの完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Ultra Earbuds」のスペックについては、下記の表をご覧ください。

Bose QuietComfort Ultra Earbudsの特徴4つ

続いて、Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」の特徴について簡単に紹介します。

特徴①｜3つのリスニングモード(クワイエット・アウェア・イマーション)を搭載

「QuietComfort Ultra Earbuds」は、下記3つのリスニングモードを搭載しています。

クワイエットモードは、周りの雑音をシャットアウトして音楽や作業に集中したい時に使うノイズキャンセリングモード。

アウェアモードは、外音を取り込むため、周囲に注意を向けながらコンテンツを楽しみたい場合に最適です。

イマーションモードは、フルノイズキャンセリングの状態でイマーシブオーディオを楽しむことができる没入体験モードです。

これら3つのリスニングモードは、専用アプリもしくは製品をタッチすることで切り替えすることが可能です。

特徴②｜イマーシブオーディオ(空間オーディオ)に対応

「QuietComfort Ultra Earbuds」の3つのリスニングモードの一つ「イマーションモード」は、「Bose Immersive Audio」に対応したことで楽しめるモードです。

「Bose Immersive Audio」では、リスニングの限界を押し広げ、より臨場感のあるサウンドを実現しており、サウンドが目の前で展開されているかのような没入体験を味わうことができます。

「イマーションモード」では、まるでコンサート会場にいるかのような気分を味わえます。

特徴③｜スナップドラゴンサウンドに対応したことでハイレゾ音源を楽しめる

「QuietComfort Ultra Earbuds」では、さらに米クアルコムの「Snapdragon Sound」にも対応しています。

米クアルコム開発のオーディオソリューションに対応したことによって、aptX Adaptiveの96kHz/24bit(ハイレゾ)再生が楽しめる他、低遅延などもサポートされるようになっています。

特徴④｜マルチポイントに対応予定

「QuietComfort Ultra Earbuds」は、複数のBluetoothデバイスに接続できる機能であるマルチポイントに対応予定です。

スマートフォンやPCなどのデバイスを切り替える際にとても便利な機能ですが、今後のアップデートでの対応となっており、2023年11月現時点では非対応のままとなっています。

Bose QuietComfort Ultra Earbudsの実機レビュー

それでは、Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」の実機を実際に使用してみたいと思います。

外箱は、コンパクトながら明るくキャッチーな印象です。

Boseの完全ワイヤレスイヤホンQuietComfort Ultra Earbuds 同梱物

箱の中には、イヤホン本体の他に、USB C to Aケーブル、3種類(S・M・L)のイヤーチップ、3種類(1・2・3)のイヤーフック、説明書などの書類が入っています。

ペアリング方法

充電ケースを開けて、背面のボタンを押すことでスタンバイ中となります。

同期するデバイスのBluetooth接続画面にて、「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」を選択し、ペアリングが完了します。

ペアリング方法の手順は以下の通りです。

筆者が持っているiPhoneとの同期は、比較的簡単にペアリングできました。

Android/iOS対応の専用アプリ「Bose Music」

「QuietComfort Ultra Earbuds」には、Android/iOS対応の専用アプリ「Bose Music」が用意されています。

専用アプリをダウンロードしなくても問題なく使用可能ですが、「Bose Music」では以下のようにさまざまな機能が使えて便利です。

Bose QuietComfort Ultra Earbudsの操作方法

「QuietComfort Ultra Earbuds」は、製品をタッチすることでさまざまな操作が可能です。

また長押しすることでショートカット機能が使え、リスニングモードの切り替えや、イマーシブオーディオの変更、音声アシスタントへのアクセスが可能になります。

Bose QuietComfort Ultra Earbudsを実際に使ってみた感想

ここから、Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」を実際に1週間ほど使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。

◯：イマーシブモードにすることで新たな発見ができる

「QuietComfort Ultra Earbuds」から新たに搭載されたイマーシブオーディオは、イマーションモードに切り替えることで、これまで聴いていた音がまるで立ち上がったかのように、より立体的な音像へと変化します。

何度も聴いていたお気に入りの楽曲がイマーシブオーディオによって、より瑞々しく生々しいサウンドで聴くことができました。

クラシックの曲も何曲か聞いてみましたが、楽器の音が綺麗に分かれて聴こえるため、そんな音が鳴っていたのかと新たな発見が得られました。

またイマーシブオーディオは、下記の2種類からモードを選べます。

「静止モード」はヘッドトラッキングをしない状態に適しており、「移動モード」はヘッドトラッキングや外出時のリスニングに適しています。

個人的には、「移動モード」を使うと酔いそうになる変な感覚があり、「静止モード」にて利用していました。

イマーシブオーディオで一番効果を発揮したのは、映画やアニメなどの動画コンテンツを見た時です。

まるで目の前で映像が展開されているのように、音が右から左へ、左から右へと立体的で、大きな映画館で見ているかのような感覚を味わえました。

◯：長時間着けても痛くない、フィット感抜群な着け心地

着け心地に関しては、軽いフィット感で長時間の装着でも痛くなることはありませんでした。

9種類の組み合わせから、それぞれの耳に合わせた完璧なフィット感を見つけることができます。

イヤホン本体に取り付けられたひだ状のスタビリティバンドが耳にぴったりとフィットし、歩いたり走っても外れそうになることがなく、安定感が抜群です。

◯：世界最高クラスのノイズキャンセリングで無音の世界へ

公式サイトで“世界最高クラス”と謳われているノイズキャンセリング機能に関しては、これまで体感したことのない無音の世界へと誘われました。

多少のホワイトノイズを感じますが、車の交通量が多い道路や地下鉄のホームではノイズが完全に消えたかのように感じます。

人から話しかけられても全く気づかないため、交通量の多い外では、周りの音が聞こえなさすぎて危なく感じることもありました。

専用アプリからモードを選択し、+ボタンから新たにモードを作成することで、ノイズキャンセリングのレベルを10段階から調整することが可能です。

筆者の場合は、周りが静かな環境でもノイズキャンセリングだけをONにして音楽を流さずに使用することで、無音の世界でPC作業に没頭することができました。

◯：自分の声も聞きやすいクリアなマイク音質

Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」は、4つのマイクを各イヤホンに搭載しています。

専用アプリ内では「セルフボイス」にて通話中の自分の声を聞こえやすくすることもできます。

「大・中・小」の3段階で「大」に設定してみると、自分の声が反響してより聴こえやすく話しやすくなっていました。

 

実際に雑踏の騒音を流す前と流した後で録音比較してみたところ、さほど変わらずに音声がクリアに聞こえます。

騒音をONにして話し始めると、周りの人の声もフォーカスされて、ノイズよりも人の声が多少聞こえますが、クリアな通話が可能になります。

△：ワイヤレス充電に非対応

Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」は、残念ながらワイヤレス充電には非対応となっています。

USB-Cポートでの有線による充電では、20分の充電で2時間使用できる急速充電に対応しており、1時間でフル充電します(※ケースは3時間)。

Bose公式ブランドから別売りで販売されている充電ケースを使うことでワイヤレス充電が可能となっていますが、価格的には少し高めに感じる価格設定となっています。

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△：iPhoneユーザーには恩恵が少ない

本製品の特徴の1つとして紹介した「Snapdragon Sound」への対応については、Android端末と接続した際に「aptX Adaptive」コーデックに対応ということになっており、iPhoneなどのApple製品には非対応となっています。

iPhoneユーザーの筆者にとっては、ハイレゾ音源を聴くことができず、残念に感じた部分でした。

Bose QuietComfort Earbuds 2との比較

ここからは、QuietComfort Ultra Earbudsと前モデルQuietComfort Earbuds IIを比較してみました。

スペックで比較

前モデルとの違いや良くなった点について

スペック表からもわかるように、2機を比べてみるとマイナーチェンジした形となっています。

機能面で変更された点は、Bose Immersive Audioが使えることや対応コーデックにaptX Adaptive対応が追加されたこと。またデザイン面では、イヤホンのスタビリティバンドに着脱しやすいノッチが追加されたこと、ケースのロゴがメタリック仕様になったことが変更されています。

ノイズキャンセリングや音質に関してはそこまでの差は感じられず、マルチポイント対応もまだ対応されていない状況です。

Snapdragon Sound認証のハイレゾ音源を聴くためにはAndroid端末である必要があるため、iPhoneユーザーにとっては今のところBose Immersive Audioが使えることが機能面での主なアップグレードとなっています。

「QuietComfort Ultra Earbuds」は最強クラスのノイズキャンセリング機能を持った動画コンテンツ用に最適なイヤホン

Boseの完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Ultra Earbuds」を紹介してきました。

特筆すべきは、立体的で臨場感のあるサウンドを体験できるイマーシブオーディオや世界最強クラスのノイズキャンセリング機能です。

スマートフォンやタブレットで動画コンテンツをよくご覧になっている方、またイヤホンのノイズキャンセリング機能を日常で重宝している方におすすめなイヤホンです。

前モデルのQuietComfort Earbuds 2とは価格も変わらないため、どちらかを購入するか迷っている場合は「QuietComfort Ultra Earbuds」をおすすめします。

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イヤホンやヘッドホンはお試しレンタルを

「QuietComfort Ultra Earbuds」のイマーシブオーディオや世界最強クラスのノイズキャンセリングについては、実際に使用してみないとわからない部分があります。

イヤホンやヘッドホンは一度お試しレンタルをおすすめします。

家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、イヤホン・ヘッドホンのレンタルができます。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

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