WH-1000XM5を視聴レビュー!静寂を生む更に進化したノイズキャンセリング体験
更新日2024/05/20
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「WH-1000XM4」発売から約2年、1000Xシリーズが更なる進化を遂げノイズキャンセリング性能を向上させた「WH-1000XM5」が発売。
SONYの「1000Xシリーズ」といえば、業界最高クラスのノイズキャンセリング機能を備えた、SONYの完全ワイヤレスヘッドホンです。
本記事ではノイズキャンセリング機能をはじめ様々な進化を遂げた「WH-1000XM5」を実際に使用しご紹介したいと思います。
もくじ
WH-1000XM5のスペック一覧
まず始めに最新機種の「WH-1000XM5」のスペックと比較対象として前機種の「WH-1000XM4」の代表的な項目について見ていきます。
製品画像 | ||
---|---|---|
型番 | WH-1000XM5 | WH-1000XM4 |
発売日 | 2022年5月27日 | 2020年9月4日 |
質量 | 約250g | 約254g |
充電時間 | 約3.5時間 | 約3時間(フル充電) (1.5AのACアダプター使用時) |
充電方法 | USB充電 | USB充電 |
連続音声再生時間 | 最大30時間(NC ON時)、最大40時間(NC OFF時) | 最大30時間(NC ON時)、最大38時間(NC OFF時) |
連続通話時間 | 最大24時間(NC ON時)、最大32時間(NC OFF時) | 最大24時間(NC ON時)、最大30時間(NC OFF時) |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 | Bluetooth標準規格 Ver.5.0 |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 |
最大通信距離 | 10m | 見通し距離 約10m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC | SBC, AAC, LDAC |
WH-1000XM5がWH-1000XM4から進化した点
スペックの点では大きな違いはなく、軽量化しバッテリー容量の増加していますが、満充電までの時間はやや延びています。
その他にも形状やイヤーパッドの材質などが変更になっています。
WH-1000XM5の付属品と各部位の機能について
では実際に開封して付属品や着け心地を確認していきます。
シンプルな付属品
- WH-1000XM5本体
- キャリングケース
- 接続ケーブル
- USB Type-Cケーブル
- リファレンスガイド
付属品は非常にシンプルで、取扱説明書ではなくリファレンスガイドになります。
より詳しい説明は公式サイトにて確認いただく形となります。
外観と各部位の機能
WH-1000XM5本体には左右に異なる部位があります。
- 左側
- NC/AMB(ノイズキャンセリング/アンビエントサウンドモード)ボタン
- ランプ(電源や通信状態確認用)
- 電源ボタン
- ヘッドホンケーブル入力端子
- 右側
- 充電ランプ
- USB Type-C端子
また、左右ともに「ノイズキャンセリング機能用マイク(外部)」と「音声収音用マイク」があります。
装着してみてのサイズ感と感触
遮音性を向上させるためか、ヘッドバンドの締め付けがやや強い感じがあります。
しかしヘッドバンド自体が広く、スライダーでのヘッドバンドの長さを調節が無段階で出来るので、自分にちょうど良いサイズでの装着が可能です。
また、イヤーパッドの厚みがやや薄く感じたので、ユーザーによっては密閉感が不十分に感じるかもしれません。
その分締め付けを強くすることで遮音性を向上させているのかと思います。
WH-1000XM5の操作性や音質をチェック
Bluetooth接続やアプリとの連携によりワイヤレスでの接続と、自分に合ったカスタマイズが可能です。
また、ヘッドホンケーブル入力端子があるため有線接続でハイレゾ再生にも対応しています。
ヘッドホンをタッチしての操作が可能
音楽を聴いている最中に停止したいときやもう一度聞き直したいとき、わざわざスマートフォンなどのデバイスを取り出さなくても本体にタッチするだけで操作が可能です。
ヘッドホン自体がタッチセンサーになっているので、タッチの他に上下左右に指をなぞるだけで音量の調整や曲の頭出しなどの操作が可能です。
タッチ操作も反応速度が速いのでストレスなく使用できます。
クリアではっきりとした音質
音質についても申し分なく、前機種のWH-1000XM4と比べて圧倒的に違うと言ったことは感じませんでしたが、流石SONYと言ったところでした。
装着感が使用者に合うかどうかで変わると思いますが、音質がWH-1000XM4よりクリアに聞こえ、順当に進化していると言えます。
「Headphones Connect」アプリで自分好みにカスタマイズ
「Headphones Connect」をインストールすることで、イコライザーなどの細かい設定やバッテリー残量などが確認出来ます。
ノイズキャンセリング機能は20段階以上
中でも最も重宝するのはノイズキャンセリングや外音の取り込み方のレベルを調整できる「外音コントロール」です。
ノイズキャンセリングのON/OFFはもちろんの事、外音の取り込みを1~20までの段階で調整可能です。
1が最もノイズを遮断し、20だとヘッドホンをしながらも外の音を聞き取ることが可能です。
さらに、ボイスフォーカスをONにすることで、周囲の音を取り込みながらもノイズは低減し、電車内や会話をしながらでも音楽を聴く事が可能です。
また、スピークトゥチャットをONにすることで、一回一回停止せずに装着している本人が会話を始めることで自動的に音楽を止めることが出来ます。
アダプティブサウンドコントロールで設定を自動調整
アダプティブサウンドコントロールにより、接続しているスマートフォンの加速度センサーを検知し、止まっている時/歩いている時/走っている時/乗り物に乗っている時の4パターンの行動を検出。
事前の設定に従ってノイズキャンセリングを自動で切り替えてくれます。
例えば止まっている時はノイズキャンセリングをONにして遮断、乗り物に乗っている時はアナウンスが聞きたいので外音の取り込みを20にといった調整が可能です。
WH-1000XM5を実際に使用してみての感想
ここまでWH-1000XM5を使用し、主な機能と独自の特徴が分かりました。
非常に柔らかいイヤーパッド
まず挙げるのがヘッドホン本体の形状についてです。
画像は左がWH-1000XM5、右がWH-1000XM4となります。
ユーザーの個人差になりますが、若干イヤーパッドが薄くなった事で外したときの存在感が薄まった気がします。
調整も無段階で出来るので自分に合ったフィット感で使用することが出来ますが、しっかりとしたホールド感が欲しい人は注意点かもしれません。
また、イヤーパッドの質感が通常の合皮ではなく、柔らかく装着時の安定性に優れた「ソフトフィットレザー」を採用していることにより、肌に触れた時の柔らかさが従来のものとは異なります。
ノイズキャンセリングはON/OFFだけでない細かな調整が可能
次に挙げるのがSONYの代名詞とも呼べるノイズキャンセリング機能についてです。
性能が向上しているとの事でしたが、前機種のWH-1000XM4と比較しそこまで顕著には感じませんでした。
しかしカナル型のイヤホンと比較すると、遮音性やそれによる臨場感はヘッドホンの方が上回っていると感じました。
もちろん、「Headphones Connect」アプリを操作することでノイズキャンセリングのON/OFFや、外音の取り込みレベルを20段階で調整可能で、さらに「ボイスフォーカス機能」をONにすることで、人の声やアナウンス音のみを聞きやすくすることも可能なためシーンに応じて快適に音楽を楽しむことができます。
WH-1000XM5で圧倒的な静寂と爽快な没入感を
毎回進化を続けるSONYのヘッドホン。
今後も進化を続ける事でしょうが、もし購入をためらっている方は、一度レンタルで試した上で検討してみてはいかがでしょうか。
ヘッドホン・イヤホンはレンタルできる
購入前に付け感や音質を確認したい場合は、レンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentioでは、SONY WH-1000XM5のレンタルをはじめ、様々なヘッドホン・イヤホンを取り揃えています。
中にはレンタルしてそのまま購入できる製品もありますので、まずはお試し利用から検討してみてください。
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