[2024最新] 伊丹空港おすすめ撮影スポット6選。迫力あるスポットが点在する関西を代表する空港
更新日2024/04/18
撮影スポットカテゴリの人気記事
日本各地に空港が存在しますが、やはり大都市に位置する空港ほど便数も多く、見られる機種や航空会社の数も豊富です。
今回は、日本有数の都市、「大阪」における国内線の拠点として機能する大阪国際空港(通称伊丹空港)における撮影ガイドを展開していきます。
伊丹空港は非常に撮影環境に優れた空港として有名で、空港外周には様々な撮影スポットが存在します。
公共交通機関によるアクセスの利便性にも優れたポイントが点在しているため、是非地図やアクセス方法とともに参考にしてみてください。
もくじ
大阪における国内線の拠点「伊丹空港」
大阪を中心とする関西圏には、3つの空港で構成されています。
関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港と存在する中で、国内線の拠点として運用が行われているのが大阪国際空港(以下伊丹空港)となります。
3つの空港の中でも最も長い歴史を誇る空港が伊丹空港で、現在国際線の拠点として運用されている関西国際空港が開港する1994年までは伊丹空港が関西圏唯一の空港として、国際線、国内線の両方が運航されていました。
現在では、国内線のみの空港となりましたが、それでもビジネス需要が非常に高い東京(羽田)線をはじめ、日本各地の様々な行先の路線が展開されており、便数も非常に豊富な空港として活気溢れる空港です。
市街地に位置する撮影環境抜群の空港
伊丹空港は、市街地に位置する空港であり、空港周辺は住宅街や工業地帯が点在する立地です。
この立地から、空港周辺も一般人が立ち入ることのできる場所が多いことで、撮影環境にも恵まれている空港です。
飛行機を撮影するという趣味が一般認知されつつある時代になってきていることもあり、空港周辺には撮影に最適な公園や施設なども完備されるようになり、伊丹空港における撮影環境は年々増している印象です。
飛行機写真の撮り方についてはこちらで詳しく解説
初心者でもすぐ分かる「飛行機写真」の撮り方。機材選び、撮影地選び、設定方法まで基本を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
伊丹空港における運用傾向
伊丹空港では滑走路が2本存在しますが、短い方がA滑走路(RWY14L/32R)、長い方がB滑走路(RWY14R/32L)となっています。
短いA滑走路は、基本的にエンブラエル機やATR機などの小型機のみ使用する滑走路で、発着数もさほど多くありません。
午後の撮影ポイントの近い方は長いB滑走路となり、より撮影に適した滑走路となります。
滑走路の向きに関してですが、伊丹空港においては原則RWY32を使用する運用が行われています。
1年に数回のみRWY14を使用した運用が行われますが、これらは台風接近時など強い南東の風が吹いた場合のみ行われる運用で、原則的には行われることはありません。
この利用として伊丹空港の北側には宝塚地区などの山が存在し、着陸機が計器を使用した着陸を行うことができず、全て目視での操縦となることから管制側のコントロールも難しくなるためです。
伊丹空港おすすめ撮影スポット6選
1. 千里川土手
伊丹空港において定番中の定番スポットと言えるのがこちらの千里川土手。
RWY32L側の滑走路延長線上に位置し、着陸機が真上を低空で通過する迫力あるスポットです。
迫りくる機体を望遠で撮影するのも良し、国内屈指の迫力を感じられるポイントであることから、超広角レンズを使って地上と絡めて撮影することもおすすめです。
夜になると滑走路方向の背景に宝塚の夜景が写ることで、美しい夜景の写真も撮影することができます。
また、夜景になると飛行機によって離陸滑走時に見られるエンジンの練炭を撮影することも人気を集めており、飛行機好きだけでなく多くのカメラ愛好家が訪れる超有名スポットとなっています。
- 場所:https://maps.app.goo.gl/59zsfWgcQwNnfaRR9
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:日中時間帯いつでも撮影可
- 撮影対象:RWY32Lへと着陸する機体
2. 伊丹スカイパーク
伊丹空港B滑走路(RWY14R/32L)に沿って存在する伊丹スカイパークです。
公園自体は細長い構造となっていることから、自由に立ち位置を調整できることが魅力的な公園となっています。
また、段差になっていることから上段から撮影することで空港側のフェンスなど障害物を気にすることなく開放的な環境で撮影を楽しむことができるスポットです。
主にRWY32Lから離陸する機体を狙うのに最適な撮影スポットで、北寄りに立ち位置を取ることで迫力あるリフトアップの瞬間を撮影することができます。
- 場所:https://maps.app.goo.gl/mSievbAiTUHwFouA6
- 開場時間:9時から21時
- 順光の時間帯:午後の時間帯
- 撮影対象:B滑走路を離発着する機体
3. スカイランドHARADA
先ほどの伊丹スカイパークのRWY32L側に隣接する形で存在するスカイランドHARADA。
伊丹スカイパークが開業する前から親しまれている撮影スポットで、下水処理場の施設の屋上が公園として開放されています。
屋上からは少し見下ろす画角でRWY32Lへと着陸する機体とRWY32Lへとラインナップする機体を様々な構図で撮影することができます。
屋上だけでなく駐車場からの撮影も可能で、駐車場からの方が滑走路上までの機体が近いだけでなく目線も低くなる違いがあります。
- 場所:https://maps.app.goo.gl/mHmt5rfzncUXNA7J9
- 開場時間:9時から17時(木曜日定休)、駐車場は7時から19時で木曜日も利用可
- 順光の時間帯:午後の時間帯
- 撮影対象:B滑走路を離発着する機体
4. エアフロントオアシス下河原
RWY14側にも撮影ポイントはいくつか存在し、そのうちの一つがエアフロントオアシス下河原です。
午前中にRWY32Lから離陸する機体を撮影するのに適した数少ない撮影スポットとなります。
この他、A滑走路(RWY14L/32R)を使用する機体の撮影も行うことができます。
しかし、伊丹空港の周辺の撮影ポイントと比較すると撮影対象も少なく、第1候補として選ぶべき撮影ポイントとしてはおすすめできません。
- 場所:https://maps.app.goo.gl/t8bwL6ShPnPU4y556
- 開場時間:24時間、駐車場は9時から17時まで
- 順光の時間帯:午前中の時間帯
- 撮影対象:B滑走路を離陸する機体、A滑走路を使用する機体
5. 猪名川土手
千里川土手の反対側には猪名川土手が存在し、ここからも飛行機撮影を楽しむことができます。
ここから狙うのに最適なのは、RWY32Lから離陸する機体で、ボーイング777など比較的滑走距離の長い機体で、滑走距離が長くなるほど手前側で機体が浮くことから迫力ある写真を撮影することができます。
また、南東の風が強い場合のみ運用されるRWY14使用時には、山側から飛行機が進入してきますが、直前まで旋回しながら着陸するサークリングアプローチの様子もこの猪名川土手から綺麗に撮影することができます。
- 場所:https://maps.app.goo.gl/MAuYzEbnUmSZzXmR6
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:正面から光が当たるのは夏の夕方のみ
- 撮影対象:B滑走路を離発着する機体(特におすすめはRWY32Lからの離陸機を正面から撮影)
6. ターミナル展望デッキ
伊丹空港ではターミナルにも展望デッキが存在しますが、他の空港ほど展望デッキがおすすめの撮影スポットではありません。
午前中が順光となることから、撮影できる時間帯についても午後側のスポットと比較すると大幅に少なくなります。
また、大型機がメインで使用するB滑走路までの距離も遠く、伊丹空港らしい迫力ある写真を撮影するのには向いていない環境となります。
それでもターミナルの利点を活かして気軽にアクセスできることや、ゲートに駐機する撮影の夜景撮影などを行うことができることから、シチュエーションによっては展望デッキからしか撮影できないカットも存在します。
- 場所:https://maps.app.goo.gl/iU7imnDFS33qfnZz9
- 開場時間:6時から22時
- 順光の時間帯:午前中の時間帯
- 撮影対象:滑走路を離発着する機体、ゲート付近の機体、夜景撮影もおすすめ
遠征に訪れるのもおすすめの伊丹空港
今回ご紹介してきた伊丹空港のおすすめ撮影スポットですが、関西圏の方のみならず日本全国から遠征先としてもおすすめの場所です。
特に関東圏にお住まいの方からすると、関東圏では見られない機体が撮影できる空港でもあり、発着数の豊富さも合わせて常に楽しむことのできる空港です。
一方で、国内線のみの空港であることから数日間滞在した際には同じ機体を何度も目にすることもあることから、スポッター目線でいうと長期間の滞在はおすすめとは言えません。
また、関西圏には関西国際空港および神戸空港が存在しますが、残念ながら両空港とも撮影環境に優れた空港とは言い難く、掛け持ちで訪れることも決して悪い選択ではないものの、満足できる撮影とはいかないでしょう。
アクションカットや情景カットを狙われる方にとって伊丹空港はまさにアングルの宝庫とも言えるほどで、非常におすすめできる空港なのです。
飛行機撮影で気になるカメラやレンズはお試しできる
今回ご紹介してきた伊丹空港の撮影ガイドを参考にされて実際に撮影へと訪れた際に「あのレンズがあればもっと綺麗に撮れるかな…」など思う瞬間があったのではないでしょうか。
カメラを趣味にしている以上、沼と呼ばれるほど機材に対する物欲は尽きません。
しかし、全てを購入できる訳ではないのが現実で、そんなときはカメラのレンタルサービスの活用がおすすめです。
Rentioでは、豊富なカメラやレンズのラインナップから自由に選ぶことができ、最短3泊4日からレンタルすることができます。
是非この機会にRentioで気になるカメラやレンズをお試しでレンタルして、購入前の参考に役立ててみてはいかがでしょうか。