[2024最新] 羽田空港おすすめ撮影スポット9選。はじめての飛行機撮影にも最適な日本を代表する空港
更新日2024/04/18
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東京都心からもアクセスが良く、近年では国際線の拡大も著しく、まさに日本の玄関口としての機能を果たしている東京国際空港こと羽田空港。
4本の滑走路と3つのターミナルを備える羽田空港は、まさに世界有数の旅客数と発着数を誇る空港でもあります。
そんな羽田空港では、飛行機の撮影にも適した環境が整っています。
初心者の方にもおすすめできる羽田空港での飛行機撮影について、おすすめの撮影スポットを実際に撮影した作例とともにご紹介していきます。
もくじ
日本最大の空港
今回ご紹介していく東京国際空港(以下羽田空港)は、日本最大の空港であり、まさに首都東京を象徴する国際空港です。
日本最大なだけに、飛行機の発着数も非常に多く、分刻みで飛行機が離発着を繰り返す様子は、見ているだけでも楽しめるでしょう。
そして離発着する機体が多いだけに、被写体としてもおすすめで、特に週末になると多くのカメラマンが展望デッキや空港周辺でカメラを構えて飛行機を追い求めている姿が見受けられます。
羽田空港では、3つの旅客ターミナルと4本の滑走路が存在することから、どこで撮影すべきか最初は迷うこともあるかと思いますが、今回の記事が参考になれば幸いです。
豊富な離発着数と撮影スポット
1日の発着数は1000回以上と、世界屈指の忙しさを誇る羽田空港。
日本全国に空港は点在していますが、地方空港ほど便数が少なく、シャッターチャンスも限られるため、1日中何回でも撮影にチャレンジできることは大空港の特権と言えるでしょう。
一方で大空港は、敷地も広いことから撮影場所があっても機体まで遠かったり、意外と飛行機が通るルートなどからシャッターチャンスが限られてしまうケースも珍しくありません。
しかし、羽田空港ではその心配はありません。
豊富な便数だけでなく、空港周辺には様々な撮影スポットが存在するため、撮影場所に困ることもなく、1日中撮影を楽しむことができるため、初めての飛行機撮影の場所としても大変おすすめできる空港なのです。
飛行機写真の撮り方についてはこちらで詳しく解説
初心者でもすぐ分かる「飛行機写真」の撮り方。機材選び、撮影地選び、設定方法まで基本を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
羽田空港おすすめ撮影スポット9選
1. 第1ターミナル展望デッキ
主にJALグループやスカイマーク、スターフライヤー(一部運航便)が利用する第1ターミナルには、6階に展望デッキが設置されており、撮影に最適な環境が整っています。
ここの展望デッキは午前中が順光の時間帯となり、朝の時間帯にA滑走路(RWY16R/34L)を離発着する機体や第1ターミナル付近の機体を撮影することに適しています。
冬場の視程が良い日には、向かい側に見える第3ターミナル越しに富士山の姿を見られることもあり、第1ターミナルの展望デッキからの名物風景でもあります。
また、順光の時間帯だけでなく、夕暮れの時間帯も非常におすすめで、赤く染まった夕暮れの空とシルエットとして浮かび上がる飛行機や富士山の姿が非常にフォトジェニックに映える瞬間となります。
- 場所:第1旅客ターミナル6F、RF
- 開場時間:6時30分から22時
- 順光の時間帯:日の出から午前10時頃まで
- 撮影対象:第1ターミナルを使用する機体、A滑走路(RWY16R/34L)を発着する機体、天気の良い日は富士山も
2. 第2ターミナル展望デッキ
主にANAグループ、エアドゥ、ソラシドエアが利用する第2ターミナルにも展望デッキは設置されており、最上階の5階に位置します。
第1ターミナルとは反対側の方角となるため、午後の時間帯が順光となります。
そして背景には東京湾が広がっていることも第1ターミナルとは違った雰囲気の写真が撮影できる特徴があります。
撮影対象となるのは主にC滑走路(RWY16L/34R)を離発着する機体と第2ターミナル付近の機体となります。
また、元旦にはD滑走路(RWY05/23)方面から昇る初日の出が見られる場所としても有名で、通常午前6時30分に開場する展望デッキも開場時間が元旦だけ早まることもあります。
- 場所:第2旅客ターミナル5F
- 開場時間:6時30分から22時
- 順光の時間帯:11時頃から日没まで
- 撮影対象:第2ターミナルを使用する機体、C滑走路(RWY16L/34R)を発着する機体
3. 第3ターミナル展望デッキ
主に国際線の便が利用する第3ターミナルの最上階にも展望デッキは存在します。
国際線が利用するターミナルであることから、世界各国の航空会社が集結する場所として、これまでご紹介してきた第1、第2ターミナルで見られる機体とは大きく異なります。
そして第3ターミナルの展望デッキは、今回ご紹介してきた3つのターミナルの中でも唯一24時間オープンしており、夜中でも撮影を楽しめる場所です。
国内線とは異なり、深夜の時間帯にも出発や到着便があり、日中時間帯では見られない航空会社が発着することもあるため、深夜に訪れることも価値があります。
- 場所:第3旅客ターミナル5F
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:11時頃から日没まで
- 撮影対象:第3ターミナルを利用する機体(主に国際線)、A滑走路を発着する機体
4. 羽田イノベーションシティ
202⚪︎年に開業した羽田空港エリアの新商業施設「羽田イノベーションシティ」。
飛行機を利用される方にとっては直接関係のない施設となりますが、撮影スポットとしては新たな定番スポットとしておすすめの場所です。
羽田空港の旅客ターミナルからも京急線または東京モノレールを利用して天空橋駅まで行くだけで辿り着くことができるため、アクセス性にも優れていることが特徴的です。
イノベーションシティ内には「足湯デッキ」と呼ばれる足湯が設置された展望デッキが存在し、そこかは羽田空港の様子を見ることができます。
主に撮影対象となるのは南風運用時の15時〜18時の間のみ見られるB滑走路(RWY22)からの離陸機で、正面に向かってくるように迫る離陸機の迫力を味わうことができるのは、羽田空港の中でも唯一のスポットとなります。
- 場所:東京都大田区羽田空港1-1-4 イノベーションシティ「足湯スカイデッキ」
- 開場時間:5時30分から23時30分
- 順光の時間帯:基本午後順光
- 撮影対象:B滑走路(RWY22)から離陸する機体、目の前の誘導路を通る機体(数は少ない)
5. 城南島海浜公園
羽田空港内ではないものの、空港周辺に位置する数々の人工島にも撮影ポイントは点在しています。
空港北側に存在する城南島に位置する「城南島海浜公園」は昔から有名な撮影ポイントで、主に南風運用時のRWY22への着陸機を撮影することができます。
城南島海浜公園には、人口の砂浜が存在し、その上を着陸機が通過するため、南国チックなカットを撮影できる場所でもあります。
そして羽田空港周辺の中でも着陸機を真下から眺めることができる場所は限られるため、迫力あるアクションカットを撮影したい方にとってもおすすめのスポットとなります。(ただし南風RWY22着陸機のみ)
駐車場は広大なため、駐車スペースに困ることはありません。
公共交通機関の場合は、JR大森駅からのバスが存在しますが、土曜、休日ダイヤでは本数が大幅に減少するため、注意が必要になります。
- 場所:東京都大田区城南島4-2-2 城南島海浜公園
- 開場時間:24時間、つばさ浜は8時30分から18時(3、4、9、10月)、19時(5、6、7、8月)、17時(11、12、1、2月)
- 順光の時間帯:RWY22への着陸機は午後順光
- 撮影対象:B滑走路(RWY22)への着陸機、午前中C滑走路(RWY34R)から離陸する機体も撮影可
6. 京浜島つばさ公園
先ほどの城南島海浜公園の隣の島である京浜島に位置するのが「京浜島つばさ公園」です。
B滑走路(RWY04/22)に沿って1kmほど自由に移動することのできる公園で、撮影したいカットによって場所を自由に調整することができるポイントです。
主に撮影対象となるのはRWY22、RWY16Lへと着陸する機体とRWY34Rから離陸する機体で、城南島海浜公園とは異なり、スポッターカットを撮影するのに適した場所となります。
駐車場は存在しますが、城南島海浜公園と比較して止めることのできる台数が少ないため要注意です。
公共交通機関では、JR大森駅からのバスが存在し、利用することができますが、城南島海浜公園同様に土曜、休日ダイヤでは本数が大幅に減少するため、時刻表を確認してから利用されることがおすすめです。
- 場所:東京都大田区京浜島2-4-5 京浜島つばさ公園
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:午後順光
- 撮影対象:B滑走路(RWY22)、C滑走路(RWY16L)への着陸機、C滑走路(RWY34R)からの離陸機
7. 浮島町公園
先ほどご紹介してきた城南島海浜公園と京浜島つばさ公園は、空港北側に隣接し、南風運用時におすすめの撮影ポイントとしてご紹介しましたが、北風運用時にスポッターカットを撮影するのにおすすめなのがこちらの「浮島町公園」です。
空港南側に位置し、唯一多摩川を越えた神奈川県に所在する撮影スポットになります。
浮島町公園からは、主にRWY34Lへと着陸する機体のスポッターカットを撮影することができ、北風運用が多くなる冬の季節におすすめです。
基本的にはスカイショットになりますが、着陸直前まで見届けることができ、羽田空港の管制塔や都心のビル群を絡めた情景的カットも撮影できる場所でもあります。
残念ながら駐車場がないため車でのアクセスは非常に困難ですが、公共交通機関の場合、JR川崎駅からバスが出ており、本数も豊富に存在するため所要時間はかかるもののアクセス性は良好です。
- 場所:神奈川県川崎市川崎区浮島町12-7 浮島町公園
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:11時以降
- 撮影対象:A滑走路(RWY34L)へと着陸する機体
8. 天空橋駅付近
先ほどご紹介した羽田イノベーションシティの周辺にも撮影スポットは存在し、周辺を散策してみることもおすすめです。
特に環八沿いの歩道からは981番スポットに駐機する機体を撮影することのできる場所として人気を集めており、羽田空港に点在する撮影スポットの中でも機体に近づける珍しいスポットです。
夜間になると毎日機体が入れ替わることから、どの機体が駐機されるのかも楽しみの一つになるでしょう。
また、少し京急EXインなどが所在する穴守稲荷方面に進むことでRWY22から離陸する機体を真横から撮影することができ、羽田イノベーションシティとは異なる画角で撮影を行うことができます。
各スポットは京急空港線または東京モノレールの天空橋駅から気軽にアクセスできるので、是非散歩がてら周辺を散策してみてはいかがでしょうか。
- 場所:京急空港線、東京モノレール天空橋駅付近
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:場所によるが基本午後順光
- 撮影対象:981番スポットに駐機する機体、B滑走路(RWY22)から離陸する機体など
9. ソラムナード羽田緑地展望テラス
2024年4月1日に羽田空港の新たな撮影ポイントとしてオープンしたのが「ソラムナード羽田緑地展望テラス」です。
多摩川と環状8号線沿いに遊歩道が整備されており、南に延伸されたことで、その南端に展望テラスが設置されました。
このソラムナード羽田緑地展望テラスからは、RWY34Lへと着陸機およびRWY16Rからの離陸機の撮影に適しており、北風運用、南風運用のどちらでも撮影を楽しめるスポットになっています。
そして数ある撮影スポットの中でもA滑走路に最も近づくことのできるスポットで、午後における撮影が難しかったA滑走路を発着する機体に最適なスポットが誕生しました。
駐車場や公共交通機関が存在しないため、第3ターミナルから20~30分ほど歩いてアクセスする必要があります。
- 場所:ソラムナード羽田緑地展望テラス A滑走路南端付近
- 開場時間:24時間
- 順光の時間帯:午後順光
- 撮影対象:A滑走路(RWY34L)へと着陸する機体、A滑走路(RWY16R)へと離陸する機体
都心から行きやすい空港で気軽に撮影を楽しもう
今回ご紹介してきた羽田空港ですが、関東各地からのアクセスが良く、沢山の飛行機を1日で見られる撮影にも最適な空港です。
初心者の方はまず各ターミナルに存在する展望デッキで撮影してみることがおすすめで、それだけでも羽田空港での撮影を満喫できます。
少し慣れてきた方には、ご紹介してきた外周の撮影ポイントを訪れてみることもおすすめで、同じ空港内でも様々なアングルを求めて撮影することができます。
とにかく発着数が多いのは羽田空港における大きな魅力で、1日に数回しか発着のない地方空港と比較して、何度でもシャッターチャンスが訪れることから、撮影技術が上達しやすい場所でもあります。
是非気軽に行ける羽田空港での撮影をこのガイドを参考に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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