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Nothing PhoneやNothing Earなどスケルトンのデザインのプロダクトを世に送り出しているNothingが、サブブランドとして「CMF by Nothing」を立ち上げたのをご存知でしょうか。
「CMF by Nothing」はNothingのミニマルなデザインを踏襲しつつも、より手に取りやすい価格を実現したブランドになっています。
そんな「CMF by Nothing」から発売した高コスパのワイヤレスイヤホン「Buds」をレビューしていきます。
もくじ
CMF by Nothing「Buds」の特徴
CMF by Nothing「Buds」には以下のような特徴があります。
- シンプルかつ高級感のあるケースデザイン
- 12.4mmのダイナミックドライバー
- 最大-42dbのノイズキャンセリング性能
- 最大35.5時間のバッテリー性能
- マルチポイント接続に対応
- 低遅延モード搭載
それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
スペック一覧
CMF by Nothing「Buds | |
アクティブ ノイズ キャンセリング | 最大42dbのノイズキャンセリング性能 |
ドライバーサイズ | 12.4mm ダイナミックドライバー |
コーデック | AAC、SBC |
マルチポイント接続 | ⚪︎ |
Bluetooth | 5.3 |
低遅延モード | ⚪︎ |
防塵・防水性能 | IP54 |
バッテリー | ANCオフでの再生: ケース込みで35.5時間、イヤホン単体で8時間 ANCオンでの再生: ケース込みで24時間、イヤホン単体で5.6時間 ANCオフでの通話時間: ケース込みで24時間、イヤホン単体で5.2時間 ANCオンでの通話時間: ケース込みで21時間、イヤホン単体で4.7時間 |
高速充電 | ⚪︎(10分の充電で6.5時間) |
ワイヤレス充電 | × |
サイズ | イヤホン: 32.6 x 20.4 x 24.4mm 充電ケース: 54.7 x 54.7 x 22.9mm |
重量 | イヤホン: 4.57 g 充電ケース: 43.7 g イヤホン + 充電ケース: 52.84 g |
カラーバリエーション | ダークグレー、ライトグレー、オレンジ |
価格(2024年4月現在) | 6600円 |
シンプルかつ高級感のあるケースデザイン
イヤホンのデザインはケースを含めて非常にシンプルで、北欧デザインのようなミニマルさを感じます。
ケース全体はマットな質感になっており、前面には「CMF」のロゴでもある3つの丸のロゴが描かれています。
従来のイヤホンのケースと異なり、アルミ素材でできたダイヤル式のストラップホールが搭載されており、こちらにストラップを通すことができます。
イヤホンもスティック部分がマットな質感、本体部分は光沢感のある素材になっており、異素材が組み合わさったようなデザインになっています。
カラーバリエーションは今回紹介しているダークグレーのほかに、ホワイトを基調にしたライトグレーとビビットなカラーが特徴的なオレンジが用意されています。
12.4mmのダイナミックドライバー
「Buds」はワイヤレスイヤホンの中では大型の12.4mmのダイナミックドライバーを採用しています。
これにより、低音域の迫力が従来のイヤホンよりも強調されています。
これだけ大きめのドライバーにも関わらずイヤホンサイズは大きくなりすぎず、長時間でも快適に装着することが可能です。
Ultra Bass Technology 2.0で臨場感アップ
「Buds」は、Nothing Xアプリでノイズキャンセリングのコントロールやイコライザーの設定ができるのですが、「Buds」独自の「Ultra Bass」という機能があります。
「Ultra Bass」は、低音を強化することのできる機能で5つのレベルで調整できるので好みに合わせて低音を強めることができます。
元々「Buds」は低音が強めのイヤホンですが、「Ultra Bass」でベルを上げることでさらに低音を強調させることが可能になります。
最大-42dbのノイズキャンセリング性能
「Buds」は最大で-42dbのノイズキャンセリング性能を搭載しています。
-42dbのノイズキャンセリング性能はこの価格帯のイヤホンの中では最高クラスとなっており、Nothing Ear (2)が-40dbなのでそれよりも強力なノイズキャンセリング性能といえます。
ノイズキャンセリング性能が高いイヤホンとして名高いAirPods Pro(第2世代)にも引けを取らない性能で、イヤホンを装着した瞬間に音楽に集中できる環境を作り出してくれます。
最大35.5時間のバッテリー性能
ワイヤレスイヤホンにとって音質とノイズキャンセリングの次に重要なのが、バッテリー性能と筆者は考えます。
ワイヤレスイヤホンは使用頻度が高いものですので、バッテリー持ちが悪いとそれだけ充電する必要があります。
「Buds」はケース込みで最大35.5時間、イヤホン単体で8時間のバッテリー性能となっています。
低価格帯のイヤホンですとこれよりも短いものもありますので、バッテリー性能としては十分と言えます。
マルチポイント接続に対応
「Buds」はマルチポイント接続に対応しています。
例えばPCで動画や音楽鑑賞中にスマートフォンに着信があった際、イヤホンの接続を切り替えることなく自動的に接続を切り替えることが可能です。
朝の通勤時はスマートフォンで音楽を聴き、職場に着いたらPCでオンラインMTGに参加するといった際も、スムーズに接続の切り替えができるので非常に便利です。
マルチポイント接続は予めNothing Xアプリで設定しておく必要があるので、その点だけ注意が必要です。
低遅延モード搭載
ワイヤレスイヤホンで気になるのが、動画視聴時やゲームプレイ時の音の遅延ですが、Nothing Xアプリを使用することで低遅延モードに切り替えることができます。
スマホゲームをよくプレイされる方にとっては嬉しい機能の一つです。
実際に「オーディオテスター」というアプリを使用して遅延のテストを行ったところ、低遅延モードオフ時には+300ms後くらいに音が聞こえるのですが、低遅延モードをオンにすると+150ms以下に収めることができました。
CMF by Nothing「Buds」を使用した感想
「Buds」をしばらく使用してみた感想や気になるポイントを紹介していきます。
低音域が強調された迫力のある音質
「Ultra Bass」機能により低音域を強調できますが、元々低音が迫力のある音質をしています。
そのため、ドラムやベース音などの低域の音がいつも以上に聴こえるので、ロック系の音楽やEDMなどを聴くのに適したイヤホンです。
また、筆者は電車の中でよく映画鑑賞を行うのですが、低音域が強調されておりSF映画などでは没入感を高めてくれました。
一方で、中音域の表現が少しごちゃついているようにも感じるのが欠点ではあります。
ですがNothing Xアプリを使用することで、イコライザー機能を使用することができるので、中音域を少し足して、低音域を少し下げることで、筆者好みの音にすることができました。
低価格なのに高い性能のノイズキャンセリング
「Buds」は最大-42dbのノイズキャンセリングを実現しています。
「Buds」のノイズキャンセリング性能を、様々なシチュエーションで聴き比べてみました。
電車
Nothingの低価格モデルであるEar (a)と比較してみましたが、Ear (a)は最大-45dbのノイズキャンセリングとなっているので若干ではあるものの性能差を感じました。
しかし、しっかりと走行音などの低音部分はカットされており、音楽やドラマなどに集中することができます。
一方で車内アナウンスなどの高い音へのノイズキャンセリングが若干こもって聞こえたので、高音域へのノイズキャンセリング性能はそこまで高くないのかもしれないです。
街中
音楽を流していれば都会の雑踏音の中でも音楽に集中できるほどのノイズキャンセリング性能です。
特に低い音のノイズカット性能が高く、ざわざわと聞こえる音に対してしっかりとノイズを除去してくれます。
人の話し声などの中高音域から高音域に対しては少し物足りなさも感じますが、音楽込みのでのノイズキャンセリング性能であれば全く問題ないと言えます。
カフェ
カフェは比較的静かな場所ですので、音楽の音量を下げてもノイズが気になることはありませんでした。
勉強や作業のBGMとして音楽を小さめに流すといった利用方法も可能です。
飲食店特有の食器同士がぶつかる音などは気になることもありますが、カフェにいる間ずっと感じる音ではないので問題ないと言えるでしょう。
タッチコントロールで操作可能
「Buds」は、スティック上部にタッチセンサーを搭載しており、こちらをタッチすることで曲送りなどを行うことが可能です。
1回タップにはあえて操作を割り当てられないようにできているので、誤操作を防ぐことも可能です。
ダブルタップによる長押しの操作にも対応しており、左右で別の操作を割り当てることができるので、音量の上げ下げなども可能です。
風切り音の低減
ノイズキャンセリング機能つきのワイヤレスイヤホンを屋外で使用していると気になるのが、風切り音です。
ノイズキャンセリング機能つきのワイヤレスイヤホンはノイズを検知するためのマイクがイヤホンに搭載されており、このマイクから風の音を拾ってしまうことがあります。
「Buds」のスティック下部には2つの穴が搭載されており、この穴から風が抜けていくように設計されていることで風切り音を低減してくれます。
実際に屋外で使用していても風切り音が気になることがありませんでしたし、通話時も風の音を軽減してくれていました。
ワイヤレス充電は非対応
「Buds」は、ワイヤレス充電非対応となっています。
筆者は日頃からワイヤレス充電に対応したワイヤレスイヤホンを使用しているので、ワイヤレス充電非対応な点は面倒に感じる場面がありました。
スマートフォンもワイヤレス充電で充電しているため、別途ケーブルを用意する必要があり、日頃からワイヤレス充電を多用している方は筆者と同じように面倒に感じると思われます。
同梱品はイヤーピースのみ
低価格帯のイヤホンなので仕方ないことなのかもしれないですが、同梱品はイヤーピースのみとなっており、充電用のケーブルや充電器は付属していません。
充電器が付属していないことはよくありますが、ケーブルも付属していないので初めてワイヤレスイヤホンを購入される方は別途用意する必要があります。
CMF by Nothing「Buds」は高コスパのワイヤレスイヤホン
低価格帯でありながらも「Buds」は高いノイズキャンセリング性能と高音質を実現しています。
また、完成度の高いNothing Xアプリが用意されており、イコライザー機能を使用することで自分好みの音質に近づけることも可能です。
イヤホンに1万円は出せないと考えてる方は、是非CMF by Nothingの「Buds」を試してみてください。
オーディオ製品はお試しレンタルがおすすめ
実際の付け心地や音質を知ってから検討したい方にはワイヤレスイヤホンのレンタルをおすすめします。
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多数のメーカーおよび製品を取り扱っておりますので、まずはレンタルで試してみてから購入判断をしてはいかがでしょうか。
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