Jackeryポータブル電源 3000 New使用レビュー!大容量のポタ電とソーラーパネルで災害時の備えとして も最適!

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災害時の備えとして定番となってきているのが、停電下での電力確保に役立つポータブル電源です。
しかし手持ちのポータブル電源で、実際の災害時に必要な電力が確保できるのか不安になったことはないでしょうか。
今回はJackeryの3072Whの大容量ポータブル電源「Jackeryポータブル電源 3000 New」とソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」のセット商品である「Solar Generator 3000New」を紹介します。
本製品があれば停電下でもあらゆる家電製品が使用可能になり、太陽光発電も利用できるようになります。
アプリの使いやすさも進化しているので、災害時の不安をなくしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ
Jackeryポータブル電源 3000 Newの特徴
Jackery Solar Generator 3000Newは2025年3月4日(火)発売の出力3,000W(瞬間最大6,000W)のJackeryポータブル電源 3000 Newと、最大200Wで発電可能なソーラーパネルのセット商品です。
気になる価格は以下のようになっています。
製品バリエーションと価格
- 3000New単品:359,800円
- 3000New+200W:416,800円
くわしい特徴についてひとつずつ解説していくので、次で見ていきましょう。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーで長寿命
ポータブル電源 3000Newは安全性に優れ、耐久性が高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しています。
バッテリーの劣化を抑えた結果、4,000回のサイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上を維持することが可能です。
3000Whのモデルでは最軽量、最小クラス
3000Whクラスとしては初の電気自動車でも採用される新技術「CTB(セル・トゥ・ボディ)」を採用しており、従来の構造よりスペース利用率が61%増加し、よりコンパクトな設計を実現しています。
同程度の出力である他社のポータブル電源と比較してコンパクト(416 x 325 x 305mm)で、軽量な(27kg)設計で、耐震性や耐久性も向上しています。
優れた静音性
Jackery独自のサイレント充電モードを搭載し、充電時の騒音レベルを通常時でも50dBのところ30dBまで抑えることができます。
出力中(出力約720Wのとき)では27dB未満の静音性を実現しています。
Jackery独自技術により自然放電が少ない
Jackery独自の技術(特許出願中)により自然放電が少なく、長期保管後も多くの電力を保持することが可能です。
一般的に化学電池に属するバッテリーは放置しているだけで化学反応を起こし、わずかながら自然放電を行い電力を失っていきます。
Jackeryポータブル電源 3000 Newを室温(25±3℃)で保管する場合、100%の電池残量で1年間放置しても自然放電はわずか5%で、5年以上の長期保管が可能です。
ACコンセントで急速充電
家庭用ACコンセント入力で1.9時間で0~80%の急速充電が可能で、2.8時間でフル充電できます。
出力3,000Wのハイパワー設計でありながら短時間で充電可能なので、急なお出かけや、いざという時の利用に適した仕様となっています。
ソーラーパネルでどこでも充電可能
セットで販売されているソーラーパネルSolarSaga 200は、日が当たる場所であればどこでも太陽光発電が可能です。
SolarSaga 200はソーラーパネルの表面だけでなく裏面からも発電を行う両面発電が可能で、最大25%の太陽光変換効率を実現しているのが特徴です。
さらに「ETFEラミネート」によって長寿命化、高耐久性を実現しており、IP68の防水規格にも準拠しています。

Jackeryポータブル電源 3000 New使用レビュー
Solar Generator 3000Newの以下のポイントについてチェックしてみました。
チェックしたポイント
- サイズ感
- ポート種類の使いやすさ
- ソーラー充電について
- 使える家電/出力、容量チェック
- 進化した専用アプリ
それぞれについて次でくわしく紹介していきます。
製品スペック表
Jackeryポータブル電源 3000 Newのスペックを以下にまとめました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
バッテリー種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
定格容量 | 3072Wh |
定格出力(AC×5合計) | 3000W |
USB-C出力×2 | 最大100W |
USB-A出力×2 | 最大18W |
ソーラー入力ワット数 | 最大400W |
充電環境温度 | 0〜45℃ |
“大きさ(幅×奥行×高さ)” | 416 x 325 x 305 mm |
重さ | 約27kg |
同梱品 | AC充電ケーブル |
SolarSaga 200のスペックを以下にまとめました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
最大出力 | 最大200W |
USB-Cポート | 5V/3A |
USB-Aポート | 5V/2.4A |
開放電圧 | 24.8V |
短絡電流 | 11.2A |
防塵防水規格 | IP68 |
動作温度 | -20度〜65度 |
“大きさ(幅×奥行×厚み)” | 展開時:約2340mm×552mm×25mm 折りたたみ時:約615mm×552mm×40mm |
重さ | 約6.2kg |
同梱品 | 充電ケーブル |
サイズ感
サイズ感については重量はあるものの、大容量モデルとしては非常にコンパクト(416x325x305mm)となっています。
携帯性が高いJackeryポータブル電源1000New(約327x224x247mm)と比較しても、さほどサイズアップを感じさせない印象です。
保管する際に収納スペースは取らないですが、重量が約27㎏あるので出し入れしやすい場所を選んで保管した方が良さそうです。
ポート種類の使いやすさ
出力ポートはAC出力が5つ、USBポートが4つ(Type-Cが2つ、Type-Aが2つ)シガーソケット出力が1つ設けられています。
複数の出力ポートによって生活に必要な家電が複数接続できるので、家電を利用した調理の際に便利なのではないでしょうか。
USBーCの100W出力ポートが2つ設置されているので、スマートフォンやノートPCなどのデバイスの急速充電も可能な実用的な仕様となっています。
ソーラー充電について
ソーラー充電を実際に行ってみたところ、110W前後の入力が確認できました。
設置場所は住宅地であり日陰が発生してしまうので、200Wより低い入力になった模様です。
ただオフグリッドな環境でも安定した発電が行えるのは、いざという時の備えとして非常に心強いです。
太陽角度インジケータにより最適な設置角度がわかるので、初めての方でもベストな角度でソーラーパネルを設置することができるのではないでしょうか。
使える家電/出力、容量チェック
出力をチェックするために電気ポット(定格出力1250W)とドライヤー(定格出力1200W)を同時使用してみました。
3000Wの容量があるので問題なく動作し、同時使用する家電の数としてはまだまだ余裕がありそうです。
試しに加湿器(定格出力250W)も追加でつないでみたところ、問題なく動作してくれました。
多くの家電製品が定格出力1200W前後となっているので、2つ以上の家電を同時稼働できる容量があるといえそうです。
進化した専用アプリ
今回性能がアップしたのは本体のみではなく、以下の専用アプリの機能も進化しています。
専用アプリの新機能
- スケジュール充電
- 太陽光発電統計/炭素削減の可視化
- 自家発電モード
スケジュール充電
スケジュール発電は設定した時間に充電を開始終了するスケジュール機能です。
電気料金プランによっては割安な時間帯に合わせて充電したり、旅行の前日に設定し朝起きたタイミングで充電が完了しているといったことができます。
電力を計画的に利用したい方におすすめの機能です。
太陽光発電統計/炭素削減の可視化
本機能は太陽光発電の統計を取り、CO₂削減量を可視化するというものです。
環境貢献度を、CO₂削減量、石炭節約量、植林本数で具体的に数値化できるようになっているので、太陽光発電のクリーンさを実感できるシステムとなっています。
自家発電モード
自家発電モードはソーラーパネルにより入力された電力を優先的に使用し、緊急時に使用できる電力を保ちながらポータブル電源を利用できる機能です。
アプリで備蓄するエネルギー量を割り振れるようになっており、停電時に備えておくことができます。
太陽光発電における先を見据えた運用がしやすくなるのではないでしょうか。

Jackeryポータブル電源 3000 Newを実際に使って気になる点
家庭で太陽光発電を行う際にSolarSaga 200が最も発電できる状態をキープするのが難しいと感じました。
どうしても近隣の建物や季節によって日陰ができてしまうため、発電量に影響を及ぼすためです。
これはソーラーパネルすべてに通じることなので不具合ではないですが、災害時の活用を考えた際に使用時の状況を考えておく必要があります。
製品を導入する前に発電に適した環境を用意しておきましょう。
Jackery Solar Generator 3000Newで災害への備えを万全に
Jackeryポータブル電源 3000 Newなら3000Wの大容量と多彩な出力ポートにより、停電時でもさまざまな家電製品が使用できるようになります。
さらにセットのソーラーパネルSolarSaga 200により、日常を取り戻すまでの期間、電力を自給することも可能です。
また、先日紹介した1000 Newのサンドゴールドバージョンも同時に発売し、様々なサイズやカラーから製品を選ぶことができます。
災害に対する備えに不安がある方の最適解となりうる製品なので、ポータブル電源の購入を検討している方はぜひ検討してみてください。

ジャクリのポータブル電源はレンタルやサブスク利用ができる
キャンプ・車中泊・アウトドア・イベントの短期利用だけでなく、防災用アイテムとして月額払いでポータブル電源を自宅に保管する方も増えています。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日から月額までニーズに合わせたポータブル電源のレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があればそのまま購入もできますので、まずはいくつか製品を試してみてはいかがでしょうか。
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