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自宅の壁でもプロジェクターは投影できる?色や素材の注意点とは

レンティオ編集部 PCガジェット担当
レンティオ編集部 PCガジェット担当

更新日2024/05/31

自宅の壁でもプロジェクターは投影できる?色や素材の注意点とは

自宅にいながら、映画館のような臨場感が味わえる「ホームプロジェクター」。
各社がプロジェクター市場に続々と参戦した結果、性能も充実し、お値段も昔よりお手頃となってきています。

今回は、プロジェクターをお考えの方にとって、もう1つの課題ともいえる「映像をどこに投射するか?」についてご紹介しましょう。

これからの季節、お部屋でホームシアターを堪能するなんて最高ですよね。そんな方にとってのお役立ち情報です。

プロジェクターの投影距離って何?

プロジェクターを買う際の性能表に「投影距離」という言葉がよく出てきます。

プロジェクターの投影距離とは、プロジェクターのレンズから、それを映し出すスクリーンや壁までの距離のことをいいます。

投影距離は、そのプロジェクターの性能・機能、映し出すスクリーンや壁の大きさによって違いがあるのです。

それでは、具体的にプロジェクターの性能表を見ながらご説明しましょう。参考にするのは、エプソンのホームプロジェクター「EH-TW8400」です。
(下記表はEPSON 公式HPより)

スクリーンサイズ(16:9) およその大きさ(幅×高さ) およその投写距離(L) およそのオフセット値(注1)A=B
最短(Wide) 最長(Tele) Wide=Tele
60型 133×75 178 376 35
80型 177×100 239 503 46
100型 221×125 300 630 58
120型 266×149 360 757 69
150型 332×187 452 947 86
200型 443×249 604 1264 115
300型 664×374 908 1899 173

「EH-TW8400」の性能表を見ると、アスペクト比16:9(映像の縦横比を表したもので、DVD、ブルーレイ、Youtubeなどは一般的に16:9が採用されています)として、スクリーン100インチ(横約221cm×縦約125cm)の場合には、投影距離の最短は300cm、最長は630cmとなっています。

これは、プロジェクターに「EH-TW8400」、スクリーンや壁に100インチを想定した場合に、プロジェクターを設置する際には、スクリーンや壁からの距離を300〜630cmにするのが望ましい。ということを意味しています。

プロジェクターを選ぶ際には、スクリーンや壁の実際の大きさや、スクリーンや壁からどの位の距離にプロジェクターが設置できるかを計測して、その距離に合ったものを選ぶことがポイントなのですね。

スクリーンは使わずに、自宅の壁で代用できる?

プロジェクターは欲しいけど、スクリーンの設置は何かと大変そうだし、自宅の壁で代用したいとお考えの方もいらっしゃいますよね。

基本的にご自宅の壁でも代用は可能です。ただし、壁の色、素材、大きさなどによっては、適さない場合もあるので注意が必要となります。

それでは、どのような壁ならスクリーンの代用が可能となるのでしょうか?いくつかのポイントを具体的にご紹介しましょう。

その1「壁の色が単色・白色であること」

プロジェクター専用のスクリーンの色を思い描いて頂ければお分かりの通り、壁の色は白色であることが大切です。

これは、白色は光の反射作用(輝度)が大きく、プロジェクターが離れた位置にあっても、一番輝度を得やすいことを意味しているのです。

白色に近いものでも映し出すことは可能ですが、明らかに映像の精度は落ちてしまいますので注意が必要です。

また、壁が白色でも模様が入っている場合には、映像を映し出した際に模様が映り込んで見えづらくなってしまいますので、なるべく単色・白色の壁であることが望ましいといえます。

その2「壁の素材が凹凸のない滑らかな素材であること」

壁の素材も重要なポイントの1つとなります。

壁の素材に凹凸がある場合には、映像を映し出した際に歪(ゆが)みの原因となってしまう可能性があります。

人物などの動画で、肌のような白っぽい部分の映像が移動する場合に、凹凸が移動しているように見えたりして、気になるケースもあるようです。

また、アニメのような色合いの映像では、壁の素材が浮き出て見えることもあるので、壁の素材にも注意しましょう。

その3「なるべく大きい平面が確保できる壁面であること」

家具などに遮られ余計な反射を生まないためにも、なるべく大きい平面が確保できる壁であることが望まれます。

プロジェクターの向きとスクリーンや壁の面は、直角にすることが望ましく、かつ平面であることが理想なのです。

壁への投射が不安な方には、やはりスクリーンがおすすめ!

壁の状況で投射が不可能な場合や、壁への直接投射が不安な方には、やはりスクリーン投射することをおすすめします。

スクリーンは、プロジェクター専用に開発されていて、映像全体を均一に発色させるようになっていたり、偏った色合いにならずに自然な色合いに調整する加工がなされているので、壁への直接投射した映像に比べると、その映像の美しさには歴然とした差が出てしまうのです。

比較的お求めやすい価格の製品もあるので、プロジェクター選びの際に、ご自分の好みやお部屋の状況に合わせて、選んでみるのもいいですね。

プロジェクターの性能にも色々あるように、投射する壁やスクリーンにも気を付けることがあるのです。くつろぐ場所にぴったりのホームプロジェクター。あなたの思い通りの映像が実現できたら最高ですね。

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