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ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐型紙編‐

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ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐型紙編‐

ミシンを使う時に限らず、手芸をする際に必要となってくるのが型紙です。

度胸のある人や、失敗してもいい布地なら直接ハサミを入れても構わないという人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、せっかく見つけたお気に入りの生地や、思い入れのある大切な生地に直接手を加えて失敗することのないように、型紙は欠かせないものです。

 

ミシンを使う前に必要な……型紙って?

型紙は失敗しないための準備としてもちろん大切ですが、できあがりのイメージをするのにも欠かせないものです。

この後職人さんや、工場などではシーチングという生地で仮縫いをして、完成品をイメージしたものを作ったりしますが、家庭で作るには型紙さえ取れば十分でしょう。

型紙の線の意味を確認するときは、下記のような型紙ショップを見ると便利です。

パターン記号と洋裁用語の解説 – 型紙ショップrakupata

でき上がり線

一般的に縫い代が1cmほどとられていて、袖や裾は1~3cmの縫い代を折り返して使います。

その際、ミシンをかけていく部分をできあがり線と呼び、できあがりの実寸を示しているものです。

布目線

布には縦地と横地があり、伸びの少ない縦地に沿って矢印を合わせて裁断することで、型崩れしないよう仕上げます。

布の耳と並行になるように、確認すると初心者にもわかりやすいと思います。

上下対称や、左右対称のものを裁断するときに用いる表記で、生地を半分に畳み、「わ」の印のある部分を繋がった状態のまま裁断することを指します。

洋服や袋物の型紙で、よく見かける「わ裁ち」という方法で、ワサと表すこともあります。

合印

ノッチとも呼ばれていて、それぞれのパーツを縫い合わせるとき、位置をしっかり合わせるための印です。

似たような表示で、〇(まる)ではなく◎(二重まる)や▷(三角)の表示もあり、それぞれ、二重まるは縫い止まり、三角はファスナー止まりを意味します。

 

型紙の写し方

型紙を作る際はトレーシングペーパーのように薄手の、ハトロン紙が写しやすくておすすめです。

丈夫なので作っている途中で破れたりすることもなく、一度使った後でまた作ろうと思う時まで保存することも可能です。

型紙を写す

本やダウンロードした型紙をコピーし、ハトロン紙を重ねて線や記号を鉛筆で写し取っていきます。

このときはがせるテープを使って、窓に貼って写し取ると透けて移しやすく、型紙がズレてしまうこともありません。また、定規をうまく活用すると良いでしょう。

ハトロン紙を使う際はざらざらしたほうが表、つるつるしたほうが裏なので間違えないようご注意ください。

縫い代つけ

切り取った型紙を生地に乗せ、布目地に気を付けてセットします。この時、綿や麻を使う場合はあらかじめ地直しや、縮むことを想定し一度水通しが必要です。

待ち針を型紙の内側に向けて数か所とめていくか、周囲をマスキングテープで囲むようにとめて型紙がずれないようにしていきます。

縫い代のある型紙の場合は、しつけ糸で型紙の上からできあがり線をなぞって縫っていき印をつけていきます。

また、縫い代の表示がないものは、周りに1cmの縫い代をチャコペンで書いていきます。できあがり線を実線で表示するので、区別するため点線で表示すると良いでしょう。

裁断する

平らな所に置いて、型紙に沿って裁断していきます。

初心者のうちは家庭で作業すると、どうしてもモノが散乱してしまうという方も多いと思いますが、この裁断の時ばかりは、しっかり片づけておきましょう。

裁断することに集中していると、下においてある余分な生地まで切ってしまうという失敗が多々あります。

ポイントとして覚えておいてもらいたいのは、直線はハサミの刃先をチョキチョキ動かさず、開いたまま滑らせるときれいに切れるということです。

ただし、切れないハサミだとうまくいかないので、効率よく作業を進めるためにもハサミはいつでも切れる状態を保っておきたいところです。

自分で磨くこともできますが、定期的に専門のお店にお願いするのも良いでしょう。

印つけ

印つけに関しても、はじめてだと戸惑うことも多いと思います。

慣れると迷うこともないと思いますが、まずはいろんな印つけの方法を学んでいきましょう。

印つけとは?

印つけとは名の通り裁断後に縫い目などの目印を記していくことです。

また、印つけと一言で言っても素材の特徴に合わせて、様々な道具を使い分けて印つけをすることができます。

印つけの方法

一般的にチャコペンシルを使って書く方法、両面または片面のチャコペーパーと呼ばれる転写紙を使う方法、へらで印をつける方法、しつけ糸で印をつける方法などがあります。

 

印つけにつかう道具と使用方法

主に印つけに使うと便利な道具を、使い方と共に紹介します。

チャコペンシルの使い方

チャコペンシルは、使い慣れた鉛筆のような使い心地なので、気軽に使えるアイテムです。いつでも正確な線を書けるように、先はとがった状態をキープしたいものです。

今は洗うと消えるものが主流で、それを使うと印が残らず、できあがりも美しくなります。

また、使う生地の色合いによって目立つものが違いますので、白っぽい色と濃い目の色といったように、複数本カラーの違うチャコペンシルを持っていると便利です。

布切りはさみの使い方

布切りはさみは紙を切ると切れ味が悪くなりスムーズに裁断することができなくなるので、必ず布専用として、型紙を切るものは別に用意しましょう。

また、近頃は軽いものやラバーグリップのものも販売されていますので、ご自身で使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

裁断のため布切りはさみを使う際は、テーブルなど平らな台の上で使うようおすすめします。

はさみは寝かさずに、刃先をテーブルの板から離さないようにして切っていくと、軸がブレることなくきれいに切れます。

布用転写紙の使い方

布用転写紙はチャコペーパーとも呼ばれていて、布と型紙の間に挟んで使います。

二枚一緒に取りたい場合は、両面の転写紙を選び、ルレットで型紙の上からなぞって、印をつけていきます。

ルレットがない場合は鉛筆で大きめの点線をうって印していっても大丈夫ですが、少々時間がかかるでしょう。

チャコペンシルと同様でいろんなカラーがありますので、使う生地に合わせて、見やすいものを選ぶと良いです。

しつけ糸の使い方

しつけ糸は主に仮縫いに使います。パーツ同士がしっかり合うように縫いつけたり、できあがり線の表示をするのに用いることもあります。

糸を抜くときは長いとうまくいかないので、ハサミを入れて短く切ってから引き抜くと良いでしょう。

 

ミシン初心者におすすめの小物は「ポケットティッシュケース」

「ポケットティッシュケース」なら、お気に入りの布を見つけたら気軽にチャレンジできる小物なのでおすすめです。

用意するものは2つだけなので、今すぐ作れるのもポイントです。

  • お好きな生地1枚
  • バイアステープ2本

※バイアステープがない場合、お手元にあるハギレから15cm×4cmを切り取り、四つ折りにして作ることもできます。

ポケットティッシュケースの作り方

基本さえ押さえていれば、あとはアレンジ自在ですたった2ステップなので、ミシンをレンタルすればこのように誰にでも作ることができます。(下記は完成イメージです。)

 

ひとつひとつ覚えていくことで、ミシン技術は必ず上達する!

ミシンの使い方は説明書を見るとなんだか難しく感じてしまったり、いろんな技術が必要でなかなか手が付けられないと思っていた方も、こんなふうに型紙の読み方さえわかれば大丈夫です。

そして、面倒で大変そうな型紙も何度も作っていくことで、すぐにコツがつかめてきます。

まずは作りたいという気持ちが大切なので、思い立ったらミシンはレンタルでも構いませんので、トキメク生地や材料を探して、気軽に作ってみましょう。

思うままに好きなものを制作しながら経験を積んでいくことで、ミシン技術は必ず身に付きます。

[レンタル] ミシン – Rentio[レンティオ]

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