普段の日常生活ではそこまで必要にはならないものの、子供の学校で使う洋服の刺繍であったり、手縫いでは対応が難しい衣服の破れであったりと、ミシンが必要になる場面に遭遇することもあるのではないでしょうか。
中には学生時代の家庭科の授業でしかミシンを触ったことがない、という方もいるかもしれません。
久しぶりにミシンが必要になった時に、ミシンでどう使えばよかったっけ?と悩んでしまうことも。
今回はミシンの基本的な使い方や、必要な道具について解説していきます。
ミシンを使うために必要なもの
まず、ミシンを使うに当たって何が必要になるかご紹介します。
ミシンの利用に必須な道具はそれほど多くなく、基本的に3つの道具があれば衣服を縫うことができます。
・糸
・ボビン
・ミシン針
この3つが揃っていればミシンを利用できます。また、ボビンとミシン針はミシン本体に付属されていることも多いので、機種によっては糸を購入するだけで動かせます。
ミシン針を個別に購入する場合は基本セットで販売しています。そのため、縫う生地の暑さで針を選んでいく形になります。
針のサイズは番号で決まっていて、番号が大きいほど針は太くなります。厚地のものは太い番号でぬうのがおすすめです。
ミシンを使うための流れ
では実際にミシンを使える状態にするまでの流れをご紹介します。
ミシンの部分の名称はミシンに付属の取扱説明書から確認しましょう。
1.上糸をセットする
まずは電源コードがコンセントから抜けていることを確認します。
そして抑え上げを上げ、糸こまを糸立て棒にセットしたら、糸を糸案内板→天びん→針棒糸かけの順に通していきます。
2.下糸をセットする
角板をスライドし外し、ボビンから糸を少し引っ張った状態で端を持ちながらセットします。
先ほどの押さえ上げをあげたままの状態で、上糸の端を指で押さえて「はずみ車」を手前に1回転させtます。
そうすると上糸が下糸に絡まり、下糸が上に出てくるので下糸を引っ張り脱し、端を整えます。
そして10cmほど後ろに出しておきます。
最後に角板をスライドし取り付けてミシンの準備は完了となります。
こちらは基本的なミシンの利用の流れになりますが、機種によって下糸を取り付ける位置なども変わってくるので注意しましょう。
重要なのは糸調子
糸かけが終わった後に注意するのは糸調子です。
糸調子とは上糸と下糸の引っ張り合う強さを調節することをいいます。
糸調子のバランスがあってないとスムーズに縫うことができないので、ダイヤルで調節するし、縫い始める前にハギレなどを使って試し縫いをすることが大切です。
ただ、最近では初心者の方向けに自動糸調子の機能が搭載されたミシンも多く販売されているので、糸調子ができないと思ったら自動糸調子が搭載された機種を選ぶことをおすすめします。
初心者でもスムーズに縫うためのコツ
糸の準備ができたら実際に縫っていきます。
縫うときに一番大切なのは焦らずに安全に縫っていくことです。
そして縫いは始めと縫い終わりに返し縫いをすることも大切です。返し縫いをするときは、布をおさえの下に起き、はずみ車を手前に回し、縫い始め位置から1cm程手前に針を刺し、おさえをおろします。
縫い始めの位置まで返し縫いで戻ることでほつれやすい布地の端をしっかりと縫うことができます。
慣れない間は、縫う箇所にマチ針を刺して固定しておいたり、しつけをかけておくと縫いやすいでしょう。
また、まっすぐに縫えない間はチャコペンシルなどで縫う線に印をつけておくのも良いかもしれません。
ミシンは購入よりレンタルの方がお得?
使い方を理解したら、実際にミシンを使う流れになると思いますが、ミシンを購入する前に考えていただきたいのがミシンを利用する頻度です。
ミシンの価格はピンから切りまでありますが、価格が安すぎるものだと機能が少なく初心者には扱いづらい場合もあります。
そのため、ミシンは価格ではなく機能性で選ぶことをおすすめしていますが、あまり使用頻度が高くないのであれば高価なミシンを購入するのは躊躇してしまうという方もいるかもしれません。
そんな方は高機能のミシンをレンタルして利用することを検討してみてはいかがでしょうか?
Rentioではさまざまな機能がついたコンピュータミシンをはじめ、有名メーカーのミシンを3泊4日からレンタル販売しています。
もし購入するほどミシンを利用する予定がないのであれば、レンタルを活用してみることも考えてみてくださいね。