Anker PowerCore III Fusion 5000の実機レビュー!従来モデルとの違いも解説
更新日2024/11/14
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Ankerのモバイルバッテリーには様々な種類がありますが、中でもACアダプターとモバイルバッテリーが一体になった「Anker PowerCore Fusion 5000」は人気の高い製品です。
2020年7月14日(火)、その後継機にあたる「Anker PowerCore III Fusion 5000」が販売されました。
そこで、この記事では「Anker PowerCore III Fusion 5000」の実機レビューと従来機との違いを紹介します。
もくじ
Anker PowerCore III Fusion 5000の特長
「Anker PowerCore III Fusion 5000」は従来機の特長である本体に折り畳み式のACプラグが内蔵されたハイブリッドなモバイルバッテリーであることに加え、USB PD(Power Delivery)に対応していることです。
携帯性や利便性だけでなく、モバイルバッテリーとして高い性能を持った製品です。
容量の多い上位モデル「Anker PowerCore Fusion 10000」もありますので、合わせて検討してみましょう。
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PowerIQ 3.0 (Gen2)を搭載したUSB-Cポート
PowerIQとはモバイルバッテリーに接続した端末を即座に認識し、最適な充電スピードを提供するAnkerの独自技術ですが、「Anker PowerCore III Fusion 5000」には最新のPowerIQ 3.0 (Gen2)対応のUSB-Cポートを搭載しています。
USB PD、QC(Quick Charge) 3.0などの急速充電技術と高い互換性を持ち、様々な電子機器で急速充電できる強みがあります。
最大18Wのフルスピード充電
「Anker PowerCore III Fusion 5000」はUSB Power Delivery(USB PD)対応のUSB-CポートとPowerIQ対応のUSB-Aポートがそれぞれ1つずつ搭載されています。
USB-Cポート単体なら最大18Wの出力がありますので、「iPhone 11」ならわずか30分で最大50%までの急速充電が可能です。なお、急速充電をするにはモバイル端末/タブレット端末・充電ケーブルもPD対応製品でなければいけません。
USB-AポートとUSB-Cポートの同時充電も可能で、同時充電時の出力は2つ合わせて最大15Wになります。
USB急速充電器としても活躍
「Anker PowerCore III Fusion 5000」はモバイルバッテリーとしてだけでなく、PD対応のUSB急速充電器としても利用することができます。
移動時はモバイルバッテリー、電源がある場所なら急速充電器として使い分けられるので使い勝手が非常に良い製品です。
なお、接続端末の充電とモバイルバッテリー本体の充電は同時に行われず、接続端末がフル充電にならないとモバイルバッテリーの充電が開始されませんので注意してください。
モバイルバッテリー本体の充電時間は約2時間40分です。
低電流モードも搭載
「Anker PowerCore III Fusion 5000」のUSB-Aには「低電流モード」が搭載されましたので、ワイヤレスイヤフォンのような小型のウェアラブル端末も安全に充電することができます。
使い方は電源ボタンを2回もしくは2秒押ししてLEDが緑点灯に切り替わるのを確認するだけです。
従来機Anker PowerCore Fusion 5000との違い
従来機の「Anker PowerCore Fusion 5000」との大きな違いはPD(Power Delivery)による急速充電が可能になったことです。
出力もUSB-AだけでなくUSB-Cに対応したことも嬉しいポイントです。
値段が1,000円弱違いますので、高速充電にこだわらない方は従来機の「Anker PowerCore Fusion 5000」も検討してみましょう。
「Anker PowerCore Fusion 5000」 詳細レビュー! モバイルバッテリー&USB充電器のハイブリッドモデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Anker PowerCore III Fusion 5000の出力チェック
実際に「USB電流電圧テスター」を用いて、「Anker PowerCore III Fusion 5000」の電力出力チェックを行ってみました。
※モバイルバッテリーの出力は機器の充電状況によって変動するため、記載の結果はあくまでも弊社で行った時の確認結果となりますことを予めご了承ください。
USB-Aの場合
最大12W出力のPoweIQ USB-AポートにiPhone 8 Plusを接続すると、約5W(5.09V/0.96A前後)のパフォーマンスが確認できました。
PowerIQは接続機器自動検知機能によって5Vに対し1Aもしくは2.4Aの電流調整を行い、最適な充電スピードを提供してくれます。
USB-Cの高速給電を行った場合
PowerIQ 3.0 (Gen2)対応のUSB-CポートにPD対応のUSB-C/Lightningケーブルを繋げてiPhone 8 Plusを充電すると約15W(8.92V/1.56A前後)となり、USB-Aポートの約2倍の出力を確認することができました。
同時に充電した場合
PD対応のUSB-Ct to USB-ケーブルを接続した「OPPO Reno3 A」と純正のLightningケーブルで接続した「iPhone8 Plus」を同時に充電したところ合計14.2Wになりました。2ポート同時使用の合計最大出力が15Wなので理論値通りの結果となりました。
- OPPO Reno3 A(PD充電):約9.2W(5.05V/1.83A前後)
- iPhone8 Plus:約5.0W(5.16V/0.96A前後)
急速充電器として使った場合
「Anker PowerCore III Fusion 5000」をコンセントに挿したまま、急速充電器としてPD対応のUSB-C/LightningケーブルでiPhone 8 Plusを充電すると約12W(8.83V/1.39A前後)となりました。
低電流モードの場合
電源ボタンを2回押すと切り替わる「低電流モード」でAirPodsを充電すると約1.5W(5.12V/0.3A前後)となりました。
ワイヤレスイヤフォンのような小型のウェアラブル端末を安全に充電したい時はできるだけ低電流モードを使用したほうが安全です。
荷物を少なくしたい人におすすめのモバイルバッテリー
「Anker PowerCore III Fusion 5000」はモバイルバッテリーと充電器をそれぞれ持ち歩く必要がなく、荷物を少なくしたい人におすすめのモバイルバッテリーです。
PD対応の充電ケーブルも用意して、旅行や出張に持ち歩くモバイルバッテリーとしてぜひチェックしてみてください。
モバイルバッテリーはレンタルもできる
旅行やキャンプなど、短期間だけモバイルバッテリーを使うならレンタルもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日から各種モバイルバッテリーのレンタルが可能です。
カメラなど旅行に役立つアイテムと一緒に借りられるので、普段より容量の大きいモバイルバッテリーを使いたい方は、ぜひ試してみてください。
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