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高コスパロボット掃除機として最近注目を集めているNeabotシリーズ。その最上位モデルである「Neabot NoMo Q11」が、2021年9月に発売されました。
自動ゴミ捨てに、4000Paのパワフル吸引、水量調整可能な水拭き、高度なマッピング機能、スマートなデザインとロボット掃除機としてはハイエンドクラスの機能を搭載。それでいて7万円台というコスパの良さは魅力的ですよね。
今回はそんな「Neabot NoMo Q11」を実際に使って、その実力を検証したいと思います。
Neabotシリーズの従来モデル 「NoMo N2」「NoMo N1 Plus」との違いについても比較しますので、機種選びの参考にしてみてください。
もくじ
Neabot NoMo Q11の特長
「Neabot」シリーズは、掃除家電やガジェットを中心に開発している中国深センのメーカーGenHigh社のロボット掃除機ブランドです。
日本進出から日が浅いため知名度は低めですが、コスパの良いロボット掃除機を求める方から支持を集め、徐々に人気が高まっています。
2021年9月に発売された「Neabot NoMo Q11」は、Neabotシリーズのなかでも最もパワフル&高機能な最上位モデルとなっています。
自動ゴミ収集機能でゴミ捨ての手間が減る
ロボット掃除機で面倒なのが、ダストボックスのゴミ捨て。すぐにゴミが溜まってしまうので、頻繫にお手入れが必要となります。
そんなゴミ捨ての手間を省いてくれるのが、Neabot NoMo Q11に搭載されている自動ゴミ収集機能。
掃除が終わって自動ゴミ収集スタンドにNeabotが帰還すると、自動で本体内のゴミを吸い上げてスタンド内の紙パックに回収してくれます。
紙パックは2.5Lの大容量で1~2ヶ月分のゴミを溜めておくことが可能。毎回のゴミ捨ての手間はなく、紙パックがいっぱいになったらまるごと捨てるだけなので衛生的です。
4000Paのパワフル吸引
Neabot NoMo Q11の吸引力は静音/通常/強力/Maxの4段階で設定でき、最大4000Paのパワフルな吸引力を実現しています。
前方のサイドブラシで壁際や隅のゴミをかき集め、メインブラシでダストボックスにかきこみ吸引清掃します。
さらにカーペットやラグの上では自動的に吸引力をアップし、繊維の奥のゴミまでしっかりと掃除してくれます。
段差は高さ2cmまで乗り越えられるので、敷居の段差や厚めのカーペットがあるお家でも安心して使えますね。
4段階で水量調整可能な水拭き機能
Neabot NoMo Q11では、吸引と同時に水拭き掃除も可能です。
水量は水なし/少なめ/普通/多めの4段階で調整できて、タンクから自動でモップに給水しながら床を水拭き。フローリングのエリアが多いお家におすすめの機能です。
なお、専用モップは2枚付属していて、洗って繰り返し使うことができます。
dToF方式のレーザーによる高度なマッピング
Neabot NoMo Q11は、高性能なdToF方式のレーザーを搭載。
1度の走行で間取りを正確に把握し、障害物を避けながら家中を効率よく掃除してくれます。
マッピングした間取り地図は、専用スマホアプリ「Neabot」にリアルタイムで反映。
アプリでは部屋ごとの掃除頻度や進入禁止エリア設定のほか、外出先からの操作やスケジュール設定、掃除履歴の確認、消耗品の交換予定など、ありとあらゆる管理・設定ができます。
さらにスマートスピーカー「Amazon Alexa」との連携も可能で、音声だけでロボット掃除機を操作することもできるようになります。
インテリアになじむスマートデザイン
なんといってもNeabot NoMo Q11はデザインが特徴的ですよね。
自動ゴミ収集スタンドは、流線型のスタイリッシュなデザイン。思ったよりサイズは大きいものの、メカニックな感じが無く白一色のシンプルデザインなので目立ちにくい印象です。
常に部屋に出しっぱなしにするものなので、インテリアになじむデザインなのは良いですよね。
Neabot NoMo Q11の使い方と初期設定
Neabot NoMo Q11の特長をつかんだところで、さっそく実際に使ってみたいと思います。
はじめに準備と初期設定をしていきます。
同梱品一覧
- 本体
- 自動ゴミ収集スタンド
- モップボードブラケット
- モップクロス×2
- 紙パック×2
- HEPAフィルター
- サイドブラシ×2
- クリーニングブラシ(本体ダストボックスに付属)
- 取扱説明書(日本語対応)
1. 自動ゴミ収集スタンドの準備
自動ゴミ収集スタンドは前面1.2m・左右各0.5m以上のスぺースがある場所に設置します。
背面の差し込み口に電源コードを挿して電源につないだら、スイッチをONにしてください。
上部のふたを開けて、付属の紙パックを溝にしっかりと差し込んで取り付けます。
2. ロボット掃除機本体の準備
本体を裏返し、サイドブラシを取り付けます。カチッとなるまでしっかりと押し込んでください。
HEPAフィルタ-は、ダストボックスふたの裏側部分に取り付けます。
ダストボックスを元に戻したら電源ボタン長押しで起動し、最初に稼働させる前に満充電状態にしておきましょう。
3. スマホアプリとの連携
本体の電源ボタンを押せば自動モードで清掃開始できるのですが、マッピングやスケジュールなどの機能を使うにはスマホアプリとの連携が必要になるので、最初に設定しておきましょう。
まずは、スマホに専用アプリ「Neabot」をダウンロードします。
(※「Neabot Home」という似た名前のアプリもあるので、間違えないよう注意してください!)
アプリがダウンロードできたら、アカウント登録・ログインをしましょう。
画面の指示に従って、機種選択・位置情報の使用許可・Wi-Fi設定のリセットを行います。
ここからご自宅のWi-Fiと接続しますが、必ず2.4GHz帯のWi-Fiネットワークに接続しましょう。
自宅のWi-Fiと接続できたら、次にスマホの設定画面に移動して「neabot_××××」というWi-Fiに切り替えます。
しばらく待つと接続成功!名前を付けたらホーム画面が表示されました。
これでアプリの初期設定は完了です。
4. 水拭き時の準備
水拭きをしたいときは、ダストボックス一体型の水タンクに水道水を入れましょう。
モップ裏面の白い布部分にモップボードブラケットの凸部分を差し込んで、取り付け面のマジックテープに押し付けて装着します。
モップを取り付けたモップボードブラケットを、ダストボックスの下にカチッとなるまで差し込んだら準備完了です。
Neabot NoMo Q11を実際に使って実力を検証
準備が整ったところで、実際にNeabot NoMo Q11を使って掃除をしてみたいと思います。
吸引力はどのくらいなのか?水拭きの使用感は?マッピングの精度は?静音性はどうか?など、気になる実力を詳しく検証します。
4種類の擬似ゴミで吸引清掃テスト
まずは、吸引力について検証します。
こちらの4種類の擬似ゴミを用意し、吸引清掃テストを実施しました。
- 粒(直径7~8mmのドッグフード)
- 糸くず(10cm程度の刺繍糸)
- 粉末(中挽きのコーヒー粉)
- 毛(犬の毛をカットしたもの)
吸引力Maxで1部屋のみをエリア清掃してもらいます。
清掃中の様子
動画を見るとわかるように、まずは壁際をぐるりと一周走行したあと部屋の中央部分を直線的な動きで清掃していきます。
規則的な動きで部屋全体を効率良く掃除してくれて、約5分で5畳ほどの部屋全体の掃除が完了しました。
動きが効率的な一方で、一度掃除した場所を繰り返し走行しないことが裏目に出てしまうことも。すでに掃除が終わったエリアに運悪くゴミを弾き飛ばしてしまうと、掃除残しが発生してしまいます。
今回のテストでも、掃除済みの壁際にドッグフードやコーヒー粉を弾き飛ばして数粒が残ってしまいました。
清掃ビフォーアフター写真
最終的な掃除結果がこちらです。
ドッグフードの粒は、ほとんどを一度で吸引できたものの枠外に弾き飛ばした一粒だけが残ってしまいました。
糸くず・犬の毛は、一本残さず吸引できました。
コーヒー粉もサイドブラシで弾き飛ばしてしまったものが数粒残ってしまいましたが、大部分を吸引できました。
元々のゴミの量を考えると吸引力に関しては十分パワフルと言えそうですね。
ちなみに今回少しだけ残ったゴミについては、翌日のスケジュール清掃でキレイになりました。
普段からゴミが多く気になるエリアに関しては、アプリから掃除回数を2回に設定しておくといいかもしれませんね。
吸引+水拭きの同時清掃
続いて、吸引+水拭きの同時清掃を検証します。
水量は水なし/少なめ/普通/多めの4段階で調整できるので、水量少なめから多めまでを試してみました。
水量は少なめだとすぐに乾くぐらい、多めにしてもちょうどいい濡れ具合でした。床がビショビショになりすぎることもなくしっかりと水拭きをしてくれて、素足でもさらっと気持ち良い仕上がりになりました。
Neabot NoMo Q11はレーザーセンサーが本体に内蔵されていて高さ87mmと低めなので、ソファの奥まで潜りこんで水拭きすることができました。
家具の下など普段掃除しづらい場所も水拭きしてもらえるのはありがたいですね。
使用後のモップはそれほど汚れていないように見えますが、床を触るとざらつきが減った実感があったので目に見えない細かなゴミが取れているのだと思います。
カーペット上での自動ブースト機能
こちらの動画は、Neabotの自動ブースト機能の様子です。
カーペットに乗り上げて数秒経過すると、吸引力がアップして音が大きくなっています。
カーペットやラグは繊維の奥に細かいゴミが入りやすくフローリングよりも吸引力を必要とするので、冬場にカーペットやラグを敷いているお家にもぴったりですね。
マッピングの精度
Neabotのスマホアプリでは、現在地や走行ルートがリアルタイムでマップ上に反映されます。
1m程進むごとにアプリ画面の現在地も更新され、ほぼ正確な位置でマッピングされています。
実際の間取り(グレー部分は障害物があるエリア)と比較してみても、マッピングの精度が高いことがわかります。
走行ルートも白い線で表示されてどこが掃除できなかったのか一目瞭然なので、次回以降の掃除に活かせそうですね。
騒音計で稼働音を確認
騒音計を使って、吸引清掃時・自動ゴミ捨て時それぞれの稼働音を検証しました。
吸引清掃時の稼働音
Neabot NoMo Q11の吸引力は静音/通常/強力/Maxの4段階で設定できます。各モードの実際の稼働音は、動画をご覧ください。
静音モードの稼働音は約48~51dB程度で、かなり静か。在宅時でも使用できそうなレベルです。そのぶん吸引力は低くなるので、水拭き清掃と一緒に使うのがおすすめです。
通常モードでは約52~55dBに上がりますが、個人的にはこのくらいの音であれば在宅時でも別の部屋にいれば十分に使えそうだと感じました。
強力モードだとややうるさくなり約55~57dB程。Maxモードだと約64~66dBで、ここまでくるとさすがに在宅時の使用は厳しそうです。そのぶん吸引力も高くなるので、稼働音が気にならない不在時にスケジュール設定して使うのが良さそうですね。
自動ゴミ収集時の稼働音
自動ゴミ捨て時の音はかなり大きく、約70~73dBの吸引音が約15秒間続きました。
とくに集合住宅の場合は、深夜や早朝などの時間帯は避けた方が良さそうです。
毎回の掃除後に自動ゴミ捨てをしない設定もできるので、手間でなければタイミングを見計らってアプリを操作してゴミ収集をしてもらうのもいいかもしれませんね。
ゴミ捨て以外は定期的なお手入れが必要
ゴミ捨てが自動のNeabotですが、他の部品に関しては定期的なお手入れが必要になります。
基本的にモップ以外の部品は水洗いできないので、付属のクリーニングブラシや乾いた布などを使ってキレイにしましょう。
メインブラシは取り外して、絡みついた毛やホコリを除去。フィルター・ダストボックスもクリーニングブラシで清掃します。
ダストボックスは充電端子がついているので、水洗いはできません。注意しましょう。
Neabotシリーズ他機種との違い
今回ご紹介したNeabot NoMo Q11以外に、Neabotシリーズからは「NoMo N2」と「NoMo N1 Plus」の2機種が発売されています。
それぞれの違いについて以下の比較表にまとめましたので、機種選びで迷っている方は参考にしてみてください。
Q11 | N2 | N1 Plus | |
---|---|---|---|
吸引 | ◎ 最大4000Pa | ○ 最大2700Pa | ○ 最大2700Pa |
水拭き | ◎ 水量4段階 | ◎ 水量4段階 | ○ 水量調整不可 |
自動ゴミ収集 | ○ 2.5L | ○ 2.8L | ○ 2.8L |
マッピング | ◎ dToFレーザー | ○ レーザー | ○ レーザー |
本体サイズ | 350×350×87mm | 350×350×98mm | 350×350×98mm |
ゴミ収集スタンドサイズ | 397×275×315mm | 250×193×356mm | 225×225×340mm |
ダストボックス水洗い | × | × | ○ |
操作 | スマホアプリ | スマホアプリ | スマホアプリ、リモコン |
Amazon税込価格 | ¥79,800 | ¥69,800 | ¥59,800 |
(※2021/10/1時点の価格)
比較してみると、清掃能力・マッピングの精度が高いのは、最上位モデルの「Q11」。そのぶん価格も高くなっています。
数字で見るとQ11のゴミ収集スタンドが意外と大きいように感じますが、N2の実機と並べてみるとQ11のほうは1/3程が内部に収納されるためスマートに見えますよね。
「N2」は機能と価格のバランスが良いモデル、「N1 Plus」が水拭き能力がやや低いコスパ重視のモデルとなっていますので、お家に合ったものを選ぶといいでしょう。
「Neabot NoMo Q11」で家中パワフルにお掃除
自動ゴミ捨てに、パワフル吸引+水量調整可能な水拭き、高度なマッピングと高機能な「Neabot NoMo Q11」。
インテリアになじみやすいスマートなデザインと7万円台というコスパの良さで、あらゆるお家にマッチしやすいロボット掃除機です。
家中を賢くパワフルに掃除してほしい方におすすめの「Neabot NoMo Q11」、ぜひお家にお迎えしてみてはいかがでしょうか?
ロボット掃除機はレンタルで試せる
ロボット掃除機を購入するかどうか迷っている方は、レンタルでロボット掃除機との生活を試してみるのもおすすめです。
家電レンタルサービスのレンティオでは、Neabotシリーズをはじめとしたロボット掃除機各種をお得にレンタルできます。使ってみて気に入ればそのまま購入することもできます。
レンタルできるロボット掃除機の種類や価格など詳しくは、こちらからご覧ください。
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