Anker Nebula Novaをレビュー!世界初、Andorid TVを搭載したシーリングプロジェクター

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プロジェクターって、案外場所とるしケーブルが邪魔になったりと設置場所に困ることもありますよね。
モバイルプロジェクターもあるけど、充電切れの度にいちいち充電するのは面倒だったりします。
そんな中、これまで数多くのプロジェクターを販売してきたAnkerから、なんと世界初のAndorid TVを搭載したシーリングプロジェクター「Nebula Nova(ネビュラノバ)」が発売されました。
プロジェクター、スピーカー、照明と1台で3役の役割をこなすことができる、優れもののプロジェクターです。
今回は「Nebula Nova」を実機レビューしていきます。

もくじ
Anker Nebula Novaの特徴
Anker Nebula Novaの特徴は以下の通りとなります。
Anker Nebula Novaの特徴
- 天井設置型のプロジェクター
- 最大120インチの大画面で投影可能
- Dolbyオーディオ対応で臨場感のあるサウンドを実現
- フルHD画質
- Android TV 9.0搭載
- 800ANSIルーメン
- 垂直・水平方向両方の台形補正機能
- ライトを好みの色・明るさに変更可能
それぞれの特徴を実機レビューとともにご紹介していきます。
天井に設置できるので置き場所に困らない
Nebula Novaは、工事不要で天井に取り付けることができるプロジェクターです。
そのため、設置場所に全く困ることはありません。
従来のプロジェクターは、電源に繋いだり、サイドテーブルや三脚に設置したりとコンテンツを観ようと思ってから観れるようになるまでに準備が必要ですが、Nebula Novaは電源を入れるだけですぐに観れるようになります。
僕もプロジェクターを所持しているのですが、この準備が面倒でプロジェクターを使用するのをやめてしまう日もあったのですが、Nebula Novaの手軽さはプロジェクターの使用頻度を格段に上げてくれます。
プロジェクター、照明、スピーカーの3 in 1
前述している通り、Nebula Novaは天井照明とスピーカーが一体となった3 in 1のプロジェクターです。
プロジェクターの機能だけでなく、色と明るさを組み合わせて10,000通りのカスタマイズができたり、Dolbyオーディオ対応で臨場感のあるサウンドを実現しています。
リモコンからコンテンツを視聴するのに適した明るさにして、コンテンツを再生するだけで映画館のようにコンテンツを視聴することができます。
近い位置でも大画面で投影可能
Nebula Novaはわずか1.8mの投影距離で、100インチの大画面で投影が可能です。
6畳ほどの部屋であれば、部屋の中央から投影した場合80〜100インチで投影することができます。
一人暮らしのワンルームの部屋でも、プロジェクターならではの大画面でコンテンツの視聴が可能です。
投影面までの距離 | 0.9m | 1.2m | 1.5m | 1.8m | 2.1m |
---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 40インチ | 60インチ | 80インチ | 100インチ | 120インチ |
800ANSIルーメンと高輝度
Nebula Novaの輝度は800ANSIルーメンとなっており、高輝度を実現しています。
プロジェクターは、投影面から離れれば離れるほど画面サイズを大きくすることが可能ですが、明るさと解像感は薄れてしまいます。
一方でNebula Novaは、前述している通り近い距離でも大画面で投影することが可能ですので、明るさと解像感を保ったまま大画面で投影することができます。
このため、日中でもカーテンを閉めれば視聴可能なほど明るく投影することができます。
世界初のAndorid TVを搭載したシーリングプロジェクター
Nebula Novaは、世界初のAndorid TVを搭載したシーリングプロジェクターになっています。
Googleプレイストアから、3,600以上のアプリをダウンロードすることができます。
YouTubeやAmazon Prime Video、TVer、Disney+などを大画面で視聴することが可能になります。
Netflixは認可が降りていないプロジェクターも多くありますが、Nebula NovaであればNebula Managerアプリを使用することで視聴することができます。
部屋に馴染みやすいデザイン
Nebula Novaは、白一色のとてもシンプルなデザインをしています。
シーリングライトなので、大きさも幅約478mmとそこそこあり、部屋のど真ん中に設置することになるので存在感は大きくなります。
一方で白一色のデザインをしており、存在感はありつつも部屋に馴染むデザインです。
Anker Nebula Novaの実機レビュー
ここまでは、Anker Nebula Novaの特徴を紹介してきました。
本章では、実際に使用してみて気づいた点などを紹介していきたいと思います。
Anker Nebula Novaのスペック一覧
項目 | スペック詳細 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
輝度 | 800ANSIルーメン |
オートフォーカス | 有り |
スピーカー | Dolbyオーディオ(10W×2) |
投写サイズ | 40インチ 〜 120インチ |
台形補正 | 垂直・水平方向両方の台形補正機能 (±40度) |
騒音 | 35~50db |
入出力端子 | USB-A |
サイズ(W x D x H) | 約47.8 x 47.8 x 17 cm |
重量 | 約4.7 kg |
価格(2022年4月現在) | ¥99,990 |
レンズシフト機能で上下の位置も調整可能
Nebula Novaには、レンズシフト機能が備わっており上下の位置も調整することができます。
最大で32.7°まで角度の調整をすることができるので、家の中にある梁やエアコンなどを避けて投影することが可能です。
また、投影位置が高すぎても映画など長時間の視聴時は首が疲れてしまうので、投影位置を下げることで快適な視聴環境にすることができます。
天井から降り注ぐ音
Nebula NovaはDolbyオーディオを採用しており、臨場感のあるサウンドを実現しています。
天井に設置しているので、音が上から降り注ぐように聞こえます。
このサウンド体験は今までのプロジェクターにはないサウンドをしており、音に包まれているような感覚になります。
映画館の音響は360°全てにスピーカーがあり立体的に音を感じることができますが、Nebula Novaのサウンドシステムも似たような聴こえ方がします。
照明の色や明るさも変更できる
Nebula Novaのシーリングライトは、調光・調色機能付きのライトになっています。
調色・調光ともに100段階に調節ができ、10,000通りの組み合わせ方ができます。
のんびりする時、映画を見るときなど、シーンに合わせて好みの明るさや色を変更することができます。
リモコンの操作性
Nebula Novaに付属のリモコンは、直感的に操作しやすいリモコンになっています。
電源や音量ボタンだけでなく、Googleアシスタントに対応していたりと音声操作にも対応しております。
また、プロジェクターの操作だけでなくシーリングライトの操作もリモコンで行えるようになっています。
電源ボタンのすぐ下のボタンを押すことでライトのオンオフだけでなく、4段階 (消灯を含む)まで明るさの変更が可能です。
さらに、前述している10,000通りの組み合わせから選択した自身の設定も選ぶことができるので、消灯 + カスタマイズ + 3段階の調光の合計5段階の明るさに変えることができます。
一方で、階調していかないとライトのオフができないので、すぐにライトを消したいという方は面倒に感じるかもしれないです。
Nebula Novaはアップデートのたびに日々進化しています。照明の設定方法などはアップデートで変更される可能性があります。
自分の影が映らない
Nebula Novaを使用して一番嬉しかったのは、自分の影が映らない点です。
従来のプロジェクターでは自身の背後に設置していてちょっとでも動くと視界に自分の影が入ってしまったりするのですが、それがなくなったのは非常に快適でした。
天井に設置しているので当たり前と言えば当たり前ですが、プロジェクターを利用したことがある方であれば、このちょっとした嬉しさに満足感を感じることができると思います。
ペットを飼われている家庭でも、前を通って邪魔されるなんてこともなくすみます。
壁紙の色に合わせて調整可能
家によっては壁紙を貼っていたりと、白壁以外の部屋もあるかと思います。
Nebula Novaは設定から壁紙の色を選択することができるので、白以外の壁紙でも白色に投影したように投影することができます。
対応している壁紙
- 白
- 赤
- オレンジ
- 青い
- 緑
- シアン
- 黄
- 紫
生憎僕の家の壁紙は全て白色なので試すことはできなかったのですが、8色もの壁紙に対応しているので基本的な壁紙なら投影可能と考えられます。
テレビも見れる
Android TVとワイヤレス接続に対応した別売りのチューナを使用することで、Nebula Novaでテレビを観ることも可能です。
僕の家には「nasne」というテレビチューナーがあるので、「torne mobile」アプリをダウンロードすることでテレビの視聴が可能になります。
また、「TVer」もダウンロードできるので、見逃し配信も大画面で視聴可能です。
プロジェクターをテレビ代わりにする生活を体験!無線でのチューナー接続方法とメリットデメリットを検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Anker Nebula Novaの設置方法
Anker Nebula Novaは工事不要で設置することができます。
ここでは、Nebula Novaの設置方法を紹介したいと思います。
①引掛シーリング用アダプタを取り付ける
まずは照明の電源を切り、現在設置している照明を取り外します。
アダプタを引掛シーリングに取り付けます。
- 使用している照明を外す
- アダプターを取り付ける
カチッと音がするまでしっかりと取り付けます。
対応している引掛シーリングは以下のものになりますので、事前の確認も必要です。
②本体をアダプタに取り付ける
本体をアダプターに取り付けます。
しっかりとアダプターに押し付け、カチッと音がするのを確認します。
アダプタのロックレバーがロックになっていればOKです。
③投影したい向きに合わせる
しっかりと取り付けられていることが確認できたら、本体を回し投影した方向に向けます。
電源を接続します。
④ラップシェードを取り付ける
最後にランプシェードを取り付けて終わりです。
照明の電源をオンにし照明が点灯すれば取り付け完了です。
4ステップで取り付けることができので、難しいことはありません。
Anker Nebula Novaの気になるポイント
実際にAnker Nebula Novaを数週間使用して気になるポイントがいくつかあったので、紹介したいと思います。
音楽鑑賞には不向きかも
Nebula Novaは天井に設置した形で取り付けるためか、マンションなどの利用を想定として音が響きやすい低音が出にくくなっています。
なので音楽鑑賞などの利用は向いていないと考えます。
確かに映画鑑賞時は天井から音が聞こえるので今までにない音楽体験をすることができますが、J-POPなどは低音が弱くなっていると音がシャカシャカとしてしまう印象です。
近年は、音楽ストリーミングサービスも増えてきており、アプリをインストールすることで音楽鑑賞もNebula Novaから行えますが、音楽を楽しみたいという方は専用のスピーカーで音楽鑑賞した方が良さそうです。
設置場所によっては音が聞こえづらい?
ある程度部屋の広さがある家庭ですと部屋の中央部にNebula Novaを設置した場合、ソファなどがNebula Novaに対して前面に来る場合があるかと思います。
その際に後方から音が聞こえるのですが、前方にNebula Novaがある時と比較して音の聞こえずらさを感じます。
これは後方だけでなく左右も同じなので、ある程度距離がある場所ですと違和感を感じてしまうかもしれないです。
住まいで設置する際は、なるべく前方にNebula Novaが来るような家具の配置が望ましいです。
主電源を切ると起動までの時間がかかる
ライトのスイッチを使用すれば電源を落とすことも可能ですが、スイッチからNebula Novaの電源を落としてしまうと起動までに30秒以上時間がかかります。
スリープモードからの起動の場合は約2秒で起動するので、基本的にはリモコンの電源ボタンから電源を切るようにした方が良いです。
手軽にプロジェクターを利用したいならAnker Nebula Novaがおすすめ
冒頭でもプロジェクターを利用するのは設置など含めて少し面倒という話をしていますが、Anker Nebula Novaはまさにその面倒をなくしてくれるアイテムです。
準備などは一切必要なく電源一つ入れるだけで、すぐにコンテンツを視聴できます。
これからプロジェクターを導入しようとお考えの方は、据え置き型のプロジェクターではなくシーリングプロジェクターを選択してみてはいかがでしょうか。

プロジェクターはまずお試しレンタルを
高額でいきなり購入するのは、設置場所があるのかわからない、明るさや画質を確かめたいという方、まずはレンタルしてみるのも一つの手です。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では最短3泊4日〜から様々なプロジェクターのレンタルを提供しています。
製品を気に入ればそのまま購入することも可能なので、購入前のお試し利用を活用してみてはいかがでしょうか。
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