ELECOM HOT DISH IHクッキングプレートを徹底レビュー!おひとり様サイズが想像以上に大活躍
更新日2022/11/01
ホットプレートカテゴリの人気記事
ELECOMといえばパソコン周辺機器でおなじみのメーカー。そのELECOMが調理家電に参入!第一弾としてリリースされたのが、こちらのIHクッキングプレートです。
ディナープレートサイズのホットプレートで、「焼く」「炒める」「蒸す」「煮る」ができる優れものらしいのですが、小さいホットプレートの使い勝手、実際のところどうなの?と気になります。
ということで、早速「ELECOM HOT DISH IHクッキングプレート」を使ってあれこれ試してみました!
もくじ
ELECOM HOT DISH IHクッキングプレートの特長
ELECOMの「HOT DISH IHクッキングプレート」は一体どんな製品なのか、その魅力が分かる特長を6つ紹介します。
テーブルコーディネートの雰囲気を壊さないスタイリッシュな見た目
第一印象は、とにかくデザインがシンプル!
ホットプレートというと、その存在感でテーブルの雰囲気を圧倒するものですが、こちらはコンパクトなサイズ感と白一色というミニマルな雰囲気で、料理のジャンルを問わず、食卓にすっと溶け込みます。
シンプルな構造で使い方がわかりやすい
付属品は、IHヒーター本体に焼きプレート、ふた、電源コード、シリコン製の鍋つかみ。
多機能すぎて結局使いこなせないことも多いので、シンプルで使い方に迷わないのがいいですね。
コード以外は白で統一されていて料理が映えそうです。
レシピブックなどは付属しておらず、公式サイトで随時レシピが公開されています。
コンパクトなサイズだからこそ用途が幅広い
IHクッキングプレートの外側は直径27㎝で、一般的なフライパンと同じくらいの大きさ。リム部分の内側、プレートの底の部分は直径21cmでディナープレートくらいのサイズです。
一人分のワンプレートや取り分け料理の一皿分を作るのにぴったりで、幅広い用途で使いやすいサイズ感です。
作る料理はお好み焼きや焼きそば、鉄板焼きといった、いわゆる大型のホットプレートメニューよりは、普段フライパンや鍋で作っている料理をそのまま食卓でという感じで活用の幅が広そうです。
4段階の温度調整で出来立てのおいしさをキープ
温度設定はWARM、LOW、MID、HIGHの4段階。
それぞれ具体的に何℃になるのかは明記されていないのですが、LOW=弱火、MID=中火、HIGH=強火という感覚で使い分ければよさそうです。
出来上がったあとはWARMで保温しておくと、料理が冷めずに最後までおいしさもキープできます。
手持ちの鍋も使えて調理の幅がさらに広がる
本体はフラットなIHクッキングヒーターなので、IH対応の市販の鍋(直径10㎝~16㎝のもの)を使うことも可能。
卓上コンロとして湯豆腐やカレー、みそ汁などを作るときにも活躍しそうです。
後片付けやお手入れも簡単
プレートは一般的な大皿と同じくらいのサイズなので食洗器にもラクラク入るし、セラミックコートなので汚れがするっと落ちます。
本体のヒーターはプレートのリム部分のおかげで汚れることはほとんどなく、凹凸のないフラットな表面をさっと拭くだけで十分。後片づけが楽なのは使うハードルが下がります。
ELECOM HOT DISH IHクッキングプレートを使ってみた
「HOT DISH IHクッキングプレート」の実力を図るべく、焼いたり・蒸したり・煮たりと様々な調理に使ってみた様子をまとめました。
【焼く】忙しい朝でもあっという間。ワンプレートブレックファースト
最初に試したのは焼く機能。
トマト、ブロッコリー、マッシュルーム、卵、ベーコンを焼きプレートに並べてふたをし、HIGHモードで5分。いい感じのワンプレート朝食が完成!
特にブロッコリーは普通にゆでるより蒸し焼きのほうが断然おいしかった!忙しい朝でも手軽に充実した朝ごはんが作れるのはうれしいですね。
【焼く】おかわりもどんどん焼けちゃう!焼きギョーザ
お次はギョーザを焼いてみました。
プレートにちょうどきれいに15個のギョーザが並びます。
油を熱したときに気づいたのですが、この焼きプレート、完全にフラットではなく中央が少し高くてリムに向かって低くなっているようで、油がリム近くに溜まりました。
そのせいかちょっと焼きムラがあり、中央が焦げやすかったです。
ただ、焦げてもペーパータオルなどでさっと拭けば落ちるので、いちいちプレートを洗ったりすることなく、おかわりのギョーザもそのまま卓上ですぐに焼けます。
【焼く】ちょい焼きに真価を発揮!カチョカバロ&ホットカプレーゼ
個人的に一番気に入った使い方は、ラクレットやカチョカバロなどのチーズを焼くこと。
キッチンとテーブルを行ったり来たりすることなく、ワインを飲みながら少しずつ焼いては食べ焼いては食べが楽しめます。
ふつふつととろけてきたところをすくってパンや野菜にのせてぱくり。セラミック加工なのでチーズが焦げつくこともありません。
トマトとモッツァレラのカプレーゼも、ちょっと焼いてみるとまた違ったおいしさになりました。
小さめサイズ、テーブルでの調理、セラミック加工の焦げ付きにくいプレート。IHクッキングプレートの長所が最も生きる使い方かも?
【蒸し焼き】ホットプレート料理の定番。チーズダッカルビ
焼く機能を十分検証したところで、ホットプレート料理の定番、チーズダッカルビを作ってみました。
材料を並べ、ふたをしてHIGHにセットするだけ。肉に火が通ったら完成です。
カット野菜1袋と鶏もも肉1枚がぴったり入る量で、1人分としてがっつり食べてもいいし、2人で取り分けてもちょうどいい量です。
家族に食事を作りおきしたいときや帰宅して料理する時間がないときなどは、材料をこのプレートに入れて冷蔵庫に入れておけば、あとは食べるときにセットしてスイッチを押すだけ。
作りおきを温めなおすのと変わらない手間で、出来たてを食べることができます。
【蒸し煮】白いプレートに映える!ラタトゥイユ
ふたがあるので蒸し焼きや蒸し煮料理は特に向いています。野菜の水分だけで作るラタトゥイユもこの通り。
角切りにした野菜にオリーブオイルをまぶしてプレートに入れ、トマト水煮をかけてふたをし、HIGHにセット。
蒸気が出てきたら温度をMIDに落として、野菜に火が通ったら全体をざっと混ぜてできあがり。白いプレートにカラフルな夏野菜が映えます。
【蒸し煮】「あと一品」が気軽にできちゃう。あさりの白ワイン蒸し
蒸し煮料理をもう一品。あさりの白ワイン蒸しも作ってみました。
これも材料をセットしておけば、食べるときに合わせてスイッチを入れるだけ。盛りつけの手間もなく、ホームパーティなどのメニューに組み込むと準備に余裕が生まれそう。
ガスコンロがふさがっているときにも、あと一品が簡単にできるので便利です。
【煮る】汁ものはちょっと難しい?ミネストローネ
公式サイトのレシピに豚汁があったので、この浅いプレートで汁物はなかなかチャレンジングでは…と思いつつミネストローネを試してみました。
プレートの容量が600mlなので2~3人分くらい作れます。
玉ねぎとベーコンを炒めるところまではOKですが、やはりスープを加えた後はこぼれそうでかき混ぜるのに気を使います。
盛りつけるのにもお玉ですくいづらい。作れることは作れますが、汁物は普通に手持ちのIH対応の鍋で作ったほうがよさそうです。
ELECOM HOT DISH IHクッキングプレートを使って分かった強みと注意点
特長を知るだけでなく、「HOT DISH IHクッキングプレート」を実際に使ってみて体感した強みと注意点(不向きな使い方)を共有します。
◯ コンパクトだからこその強みがたくさん!
いろいろ使ってみると、この大きさと機能ならではの活用の幅を感じました。
大型のホットプレートを持っていても、2台目としてこちらもあってもいいくらい。サイズが小さいことのメリットは以下4点です。
- 1人分や2人分の料理が作りやすい
- 食洗器や冷蔵庫に入る
- テーブルを占領せず、ほかの料理もいろいろ並べられる
- 出し入れが気軽
◯ 冷蔵庫にそのまま出し入れできる利便性
特に加熱直前のところまでプレートにセットして冷蔵庫に入れて置き、食べるときにそのままヒーターにかけるという使い方は非常に便利でした。
食事の準備に余裕ができるし、家族の作り置きとしても温めなおしではなく出来立てを食べてもらえます。
またサイズが大きいと収納場所も選ぶし、出し入れが面倒になりがち。コンパクトサイズはその点も気軽です。
△ 用途によってはプレートのサイズが小さすぎる
「焼く」「炒める」「蒸す」「煮る」の機能のうち、炒め物はプレートのサイズも小さく持ち手がないのでちょっとやりにくい印象でした。
煮物や汁物も、プレートを使うよりも手持ちのIH対応鍋を使うほうがよいかもしれません。
△ 金属製のカトラリーとセラミック素材の相性が悪い
金属製のカトラリーを使うときは、プレートのセラミック加工を傷つけないよう注意が必要です。
肉などの固いものをプレートの上でゴリゴリと切り分けるのはNG。あらかじめ食べやすい大きさに切ってから焼くか、一度取り出して切り分けてからプレートに戻すなど工夫します。
ELECOM HOT DISH IHクッキングプレートは”あって損はない”調理家電
プレートの大きさや素材特有の相性はあれど、ポジティブな面のほうが圧倒的に多い調理家電なので、あって損することはないでしょう。
特に一人暮らしを始めて食器や鍋をあれこれ買うなら、まずはこれ1台から始めてみてはいかがでしょうか?
ホットプレートはお試しレンタルができる
「少しだけ使いたいから短期間レンタルをしたい」
「実際の使用感を確認してみたい」
そんな方におすすめしたいのがホットプレートのお試しレンタルです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、ホットプレートのレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
[レンタル] ホットプレート・ホットサンドメーカー 一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ]
関連記事
[2022] ホットプレート人気のおすすめ11機種を一覧表で比較!小型・おしゃれ・高コスパなど選び方のポイントも徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
BRUNOのホットプレート グランデサイズBOE026をレビュー!プレート4種を使い分けてたっぷり調理におすすめ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
象印 ホットプレート STAN. EA-FA10をレビュー!レシピの幅が広がる深型プレートの魅力を検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]