FUJIFILM FUJINON XF23mm F1.4R実写レビュー。後継モデルが誕生しても今なお人気を集める王道の単焦点レンズ
更新日2024/07/17
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広い画角に明るい開放値、かつリーズナブル。
軽くて街歩きにもうってつけで、発売以来多くのFUJIFILMユーザーから高い評価を受けている、このFUJIFILM XF23mm F1.4Rを実際に使って撮影しました。
発売から9年が経過するこのレンズは未だ高い評価を得ています。
その魅力は持ち運びのしやすさ、また開放値が大変明るいF1.4であることと言えます。
もくじ
外観レビュー
まずはFUJIFILM FUJINON XF23mm F1.4Rの大きさや重さ、デザイン性などの外観面についてご紹介していきます。
オールドレンズ風の洗練されたビジュアル
今回ご紹介していくFUJINON XF23mm F1.4Rは、今年の2月に発売されたXF23mm F1.4 R LM WRの旧モデルとなります。
旧モデルでは新モデルとは異なり、フィルム全盛期のころを彷彿とさせるオールドレンズ風のビジュアルになっており、撮影時の描写力はもちろんのこと、見た目としてもオシャレで洗練されたものとなっています。
また価格面でも新モデルでは販売価格10万円を割ることは厳しいですが、旧モデルであれば新品でも6万円台と大変リーズナブル。
そして開放でのキリッとした描写性能を兼ね備えている理由で、新モデルよりも旧モデルを選ぶFUJIFILMユーザもいるほどの色褪せない人気を誇っています。
直感的な操作感かつ軽量、故の取り回しのしやすさ
先述の通りですが、見た目はかつてのフィルム全盛期のオールドレンズ、カメラ側には絞り調節リングがついており、ダイヤルではないため直感的な操作が可能で撮り逃しを防いでくれます。
また重厚感のあるビジュアルですが、想像よりも軽く設計されており、撮影が億劫になってしまうような煩わしさは全くありません。
性能レビュー
重量感、描写力等を紹介してきましたが、ここからは使用感と性能のレビューです。
富士フィルムが独自で実装している「フィルムシュミレーション」の機能を活用した作例とともに、XF23mm F1.4Rを紹介していきます。
スナップ、ポートレートでもオールマイティにこなす焦点距離
今回ご紹介しているXF23mm F1.4Rは、23mmと超広角でも望遠でもなく、比較的にスナップを撮影しやすい焦点距離となっており、ポートレートでもスナップでも、その真価を発揮します。
街歩きで使用するもよし、遠くへ旅行した際も傍らに置いておける存在です。
至近距離からも、遠距離からもしっかりとした描写をしてくれるので、レンズを交換することなく、常につけっぱなしで持ち歩くのにうってつけのレンズと言えます。
頻繁に使用する焦点距離に魅力的な明るい開放値
23mm、35mm換算35mmという焦点距離は、実際に使ってみるとさまざま場面で使うことが多いことは周知の通りですが、だからこそさらに明るく撮影できたらと思う方は多いかと思います。
XF23mm F1.4Rの魅力は、取り回しのしやすさや焦点距離のみにとどまりません。それはなんといってもF1.4という開放値にあるでしょう。暗いシチュエーションなどで表現の幅が狭まってしまうことがあるかと思います。
それを綺麗に解決してくれたのがこのレンズです。
上記の作例のように、開放時でも眠たくならないしっかりとした描写。下記の作例のように絞りこめば細部の緻密でしっかりとした解像感で撮り手を魅了します。
F値が低いことによって暗い場所での撮影が可能となり、写真に奥行きを与えるボケ感を得ることができます。
携帯性もあり描写性も高く、どこをとっても申し分ないレンズです。
フィルムシュミレーションとの相性の良さ
先述しましたが、FUJIFILMのXシリーズは「フィルムシュミレーション」という独自機能を搭載しています。
富士フィルムがフィルムを安定生産していたあの全盛期の色が、そのままデジタルカメラで蘇る。
そんな古き良き時代を彩ったフィルムの色を活用し、さらにXF23mm F1.4Rで美しくその瞬間をのこす。
レトロブームの今こそ、さらにうってつけのものとなるでしょう。
今回のレビューでご紹介しているXF23mm F1.4Rを使用した作例は、全て「FUJIFILM X-Pro3」を使用していますが、どの作例においてもフィルムシュミレーションを使った撮って出しの画像となります。
FUJIFILM X-Pro3実写レビューはこちら
FUJIFILM X-Pro3実写レビュー。最も富士フイルムらしさを感じられる個性的な最新ミラーレス一眼 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
XF23mm F1.4Rを使って写す
あらゆる条件下でも頼れる一本
今回ご紹介してきたXF23mm F1.4Rですが、焦点距離、明るさ、重量感、描写力の全てが安定したオールマイティな存在であることを感じられました。
「23mm」という汎用性の高い画角に、痒い所に手が届く開放F1.4という明るさ、街歩きや旅行中でも邪魔にならない重量感、そしてキリッとした描写力は、風景写真からスナップ写真、ポートレートまでもこなすユーティリティープレイヤー的な存在として、大変おすすめです。
FUJIFILM FUJINON XF23mm F1.4Rのレンタルはこちら
今回ご紹介してきたFUJFILM FUJINON XF23mm F1.4Rをはじめ、気になるレンズは、お試しでレンタルしてみることもおすすめです。
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