XGIMI Horizon ホームプロジェクターを実機レビュー!圧倒的高速起動と息を呑む美しさ
更新日2024/01/10
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おうち時間も増えてきた昨今、身近な環境を少しでも快適にしたい、よりこだわった自分だけの空間にアップグレードしたいと思う方は多いのではないでしょうか。
様々な便利器具やアイデア家電も増えており、個性的なプライベート空間を作り出すことは現代の人にとって目標や理想のひとつにもなっているとも言えます。
そんな中、筆者が求めたのは本来は家で味わえない驚きと感動をプライベートな空間で満喫することです。
そのためにまず必要だと考えたのが、大画面を投影できるホームプロジェクター。
今回は小型でかつパワフルなホームプロジェクター「XGIMI Horizon」を家庭で使用した感想を、実際の投影画像を交えつつご紹介していきます。
もくじ
XGIMI Horizonの基本性能
まずは本製品の基本的な性能とサイズ感などを見ていきます。
製品スペック一覧表
サイズなどのスペックについて一部抜粋しました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
投写方式 | DLP方式 |
ディスプレイチップ | 0.47インチDMD |
明るさ | 2200 ANSI ルーメン |
解像度 | 1920 x 1080 ピクセル(フルHD) |
ランプ寿命 | 30,000 時間 |
レンズ | HLTC |
3D | 使用可能 |
オートフォーカス、 自動台形補正、 インテリジェント画面調整、 インテリジェント障害物回避 |
対応 |
投影範囲 | フロント,リア,フロントシーリング,リアシーリング |
画像サイズ | 40’’ – 200’’ |
スピーカー | 2 x 8W Harman/Kardon |
Dolby Audio・ DTS-Studio Sound |
対応 |
ストレージ | 32GB |
オペレーティングシステム | Android TV™ |
ミラーリング | Chromecast built-in/Airscreen |
入力ポート | DC x 1 HDMI x 1, HDMI (ARC) x 1 USB x 2 LAN x 1 |
入力ポート | 出力ポートヘッドフォン x 1 (3.5mm) オプティカル x 1 |
WiFi・Bluetooth | 接続可能 |
消費電力 | 最大200W |
電源 | AC100-240V, 50/60Hz(250.04W) |
サイズ(高さx幅x奥行) | 208.4 x 218.4 x 136.2mm |
重さ | 2.9kg |
XGIMI Horizonの実際のサイズ感
比較として約20cm程のペットボトルを置いています。
比較的コンパクトですが、約3kgあるので不安定な場所への設置は避けましょう。
三脚の使用も可能なので、正面から見たい場合は高い位置からの投影も可能です。
投影環境を整える
開封し早速映写!とはいかないのがホームプロジェクターです。
逸る気持ちを抑え、まずは実際に映し出すスクリーン(もしくは壁や天井)を決め、プロジェクターとスクリーンの間に障害物が無いこと、出来るだけ凹凸がない平面であること、光が少ない環境に出来ることを確認します。
これらが整うことで、最適な空間を作り出すことが出来ます。
また、必ずしもスクリーンに対して垂直(真正面)に設置する必要はありません。
天井から吊るすように設置した場合も設定画面から反転が可能で、どうしても設置場所の関係で斜めに投影せざるを得なかったりしてもあとで補正することが可能なので安心です。
シンプルな付属品
付属品は最小限です。
- XGIMI Horizon本体
- 電源ケーブル
- ACアダプター
- リモコン
- 取扱説明書
その分、外部から信号を入力する際のHDMIケーブルなどは別途用意する必要があります。
また、プロジェクター単体でYouTubeや動画配信サイトを見る場合は、WiFi環境が必須になります。
使用レビュー
では早速起動させてみましょう。
起動するとまず、輝度とフォーカスを自動で調整してくれます。
これにより煩わしい設定をしなくても、いきなり動画が視聴可能になります。
もちろん後で自分好みに手動調整することも可能です。
まずは壁から100cmの地点から投影。同じように比較としてペットボトルを置いています。
これだとおよそ39~40インチ相当になります。
次に160cm離した場合。これだと62~63インチ相当。
最後に300cm離した場合。約110インチ前後の大きさになります。
我が家では設置場所に限界があり凹凸のある壁面に無理やり投影してますが、暗所でかつ白い壁ならそこまで支障は無いかもしれません。
余裕のあるご家庭では最大で300インチまで対応していますが、推奨は60~150インチとされています。
綺麗な映像をより大迫力で
実際に投影した動画がこちらになります。
スマートフォンでの撮影のため劣化していますが、実際に目の当たりにすると圧倒されます。
近づいてみると壁紙や画像の粗さが分かりますが、引きで見れば全く違和感はありません。
平面でない場合は自動修正可能
部屋の角に投影しても設定から補正を選択すれば、最適の画角に自動で修正されます。
もちろん、そのままでも良いからとにかく大画面で、といった視聴方法も可能です。
明るくても視認性に問題なし
「XGIMI Horizon」は、2200 ANSIルーメンと日中の明るい部屋でも視聴可能なほどの高輝度のホームプロジェクターです。
左が蛍光灯を付けた時で、右が消灯した時です。必ずしも真っ暗にせずとも視聴は楽しめます。
臨場感のあるサウンド
スピーカーにはarman/Kardonの「2 x 8W」を搭載しており、更に「DTS Studio Sound」に対応しているため、この機能をONにすると前からも後ろからも音に囲まれるような空間を作り出すことが可能です。
そのため、理想は床に置くのではなく机の上など高い位置にプロジェクターを置いた方が良いでしょう。
使用方法は様々
地デジチューナーをつなぐことで、テレビ番組を見ることができるので、テレビを置くスペースがない場合でも活用できます。
当然、個人で楽しむ用にYouTubeやネットフリックスなどを流して見るのも良いですが、入力端子にHDMI・USB・LANがあるので、画像のようにゲーム機やPCなどのプロジェクターとしても使用可能です。
ゲーム大会やプレゼンテーションなど大人数で一つの画面を見る場面でも実力を発揮し、たまにはその世界に入り込んだりも出来ます。
用途に応じてサイズを変えられるのもプロジェクターならではの特徴です。
他にもヘッドフォン端子もあるので、より没入感を得たい方はおススメです。
Bluetooth接続も可能なので、離れた位置でも音を無理に上げる必要はありません。
感動した点と注意点
最後にXGIMI Horizonを使用した感想と気になった点を見ていきます。
10秒足らずでの高速起動
起動が早い。
何と言ってもレスポンスが早いです。
公式サイトでも「わずか数秒で」と謳っており、実際に電源を押して10秒と経たず動画再生可能です。
自動調整機能がお手軽
自動台形補正、オートフォーカス、障害物自動回避、スクリーンへの自動アジャストに対応しており、設定画面からいろいろ調整しなくても、最適な映像を提供してくれます。
注意点
実際に使用してみて気がついた注意点もいくつかあるので紹介したいと思います。
4Kは非対応。1920 x 1080(フルHD)まで
「XGIMI Horizon」はフルHDまでしか対応していません。しかしそこまでこだわらない場合は十分な画質です。
より画質を求める場合は、4K対応の上位機種の「XGIMI Horizon Pro」がおススメです。
ACが熱くなる
連続して使用しているとACアダプターが高温になります。
1時間程度の使用でも少し熱くなっていたので、半日などの長時間使用する際は出来るだけ風通しの良いところで使用した方が良いでしょう。
モバイルプロジェクターではない
この製品はホームプロジェクターなので、電源が必要であり屋外での使用には向いていません。
そのため、気軽に持ち運んだり屋外での使用にはあまり適していません。
テレビよりも場所を取らず大画面
今回「XGIMI Horizon」を使用してみて分かったことは、プロジェクターは単に映像を映すものではないという事です。
Androidを搭載しているため、環境さえ整えばこのプロジェクター1台で地上波も動画配信も見られる上、プロジェクター本来の機能も賄う事が出来ます。
なおかつ、本体は小型で持ち運び可能なため、移動も簡単で圧迫感もありません。
地上波は見ないけど映画は見る、迫力ある映像を大画面で見たい、4Kまでは求めていない。
そんな方に「XGIMI Horizon」はおススメなホームプロジェクターです。
一度味わうと中々抜け出せない感動が、そこにはあります。
プロジェクターは試してから購入できる
「自身の用途に必要な機能が備わっているのか試してみたい」
「実際の見え方や使い勝手は問題ないか気になる」
そんな方にはプロジェクターのお試しレンタルがおすすめです。
カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、プロジェクターを始めとした生活家電のレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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