JUKIミシンのおすすめ7選!家庭用、職業用、ロックミシンの違い
更新日2024/04/01
ミシンカテゴリの人気記事
日本の三大ミシンメーカーのひとつJUKIは1947年に誕生し、工業用ミシンでは世界シェアNO.1のブランドです。
その高度な技術を生かした家庭用ミシンも人気で幅広いラインナップを揃えています。
今回はそんなJUKIミシンのおすすめ機種をご紹介!家庭用から職業用、ロックミシンの違いと選び方も解説させていただきます。
もくじ
JUKIミシンの特徴
それではまずJUKIミシンの特徴をお伝えさせていただきます。
工業用ミシンの技術力
JUKIは工業用ミシンで世界シェアNO.1を確立したブランドです。工業用ミシンとは私達がお店で買うような既製品の洋服を工場で縫うのに使われるミシン。
工業用ミシンのBOX送り、ボタン穴かがり自動補正も家庭用ミシンに搭載するなど、工業用ミシンの高い技術力を職業用ミシンや家庭用ミシンにも応用しています。
家庭用ミシンでは初めて自動糸通しや自動糸切り装置も搭載しました。
耐久性と騒音抑制
工業用のミシンは一日に何時間も縫い続けるのでとても丈夫にできています。
JUKIは家庭用のミシンにおいても本体に使用する材質にアルミダイキャストを使用して耐久性を確保し、騒音や振動も抑えられるように工夫しています。
耐久性、騒音、振動などの品質監査以外にも、本体を組み立てる前の部品検査や、実際に試し縫いを行うなどして合格したミシンを届けています。
JUKIミシンの選び方
それでは次にJUKIミシンの選び方について解説していきます。
家庭用ミシン、職業ミシン、ロックミシンの違い
JUKIのミシンは大きくわけて家庭用ミシン、職業用ミシン、ロックミシンがあります。
それぞれに特徴があり向いている使い方があるので、何を縫いたいかの用途に応じてどの機種を選ぶか決めるといいでしょう。
家庭用ミシン
家庭用ミシンは一般的に家庭で使われているミシンで、直線縫いやジグザグ縫いの他にも、ボタンホール縫いや模様縫いができるものなどあり、一台のミシンで幅広い縫い方ができるのが特徴です。
ミシンの動作のメカニズムに違いがあったり、縫いの種類、便利機能に違いがあったりして選ぶ種類が豊富。
家庭で洋裁や小物作りなどソーイングを楽しむ方におすすめ。
職業用ミシン
職業用ミシンは直線縫い専用のミシンで、家庭用ミシンと比べてパワフルでキレイな縫い目が縫えるほか、縫い速度も早く耐久性が高いのが特徴。
縫いスペースも広いのでキルトなどの大きめのものを縫うのにも適しています。
工業用ミシンと同じ押さえやキルト押さえなど独自の押さえも使用できます。
上級者の方や縫い物を職業とする方におすすめのミシン。
ロックミシン
裁断した布はそのままにすると端がほつれてしまします。ほつれないようにするかがり縫いは一般のミシンでもジグザグ縫いでできますが、ロックミシンはそれよりも早くキレイに仕上げられます。
また伸縮性のあるニットなどの生地を縫うのにも適しています。
JUKIのロックミシンにはいくつか違いがあり、「1本針2本糸」や「1本針3本糸」のロックミシンはかがり縫いをするだけなら十分です。
本格的にニットなどの素材を縫いたい方は「2本針4本糸」のものを選ぶのをおすすめします。
他にも機能の違いは、かがり縫いに加えてその内側をもう一段縫い耐久性を挙げられるオーバーロックと、布の表が直線縫い、裏がステッチ縫いになる、カバーステッチがあります。
種類
家庭用ミシンは職業用ミシンやロックミシンに比べて種類が豊富ですが、大きく分けてコンピューターミシン、電子ミシンがあります。
コンピューターミシン
コンピューターミシンは針の位置や布の送りをコンピューターで制御するミシンです。
縫い目が安定して縫えるのが特徴で、またエラーがでたときに自動で停止する安全機能もついているので初心者の方におすすめ。
また、便利な機能から模様縫いや文字縫いができるものまで機能が多いのも特徴なので、ソーイングの幅を広げたい上級者の方にもおすすめ。
電子ミシン
電子ミシンは針の動きや布の送りを電子回路で制御するミシンです。
ミシンの速度をゆっくりにしても貫通力がパワフルなので厚地の素材も縫えます。
エラー表示や自動停止機能はついていないので、ミシン操作になれた方におすすめ。
機能
ミシンの機能は使いやすさや仕上がりにも差がでてきます。
便利な機能が多ければ多いほど価格も上がってくるので、使用する用途や予算にあわせて機能をチェックしましょう。
便利機能【準備】
- 自動糸通し・・・レバーひとつで針に糸を通す
- クイック下糸セット・・・下糸を引き出す手間がなくぬい始められる
- 自動糸切り・・・ボタンをおして上糸と下糸を同時に切る
- 自動ボタン穴かがり・・・ボタンのサイズに合わせてボタンホールを自動で縫う
- 裁ち目かがり・・・ロックミシンのようなかがり縫いを縫う
- LEDライト・・・針元を明るく照らす
便利機能【縫い】
- 自動糸調子・・・布の種類によって自動で上糸と下糸の調子を取ってキレイに縫う
- BOX送り・・・水平に布を送ることでぬい縮みや布ズレに対し効果を発揮
- 7枚送り歯・・・布をしっかりつかみ送るので薄物の縫い縮み防止や布端からでも縫いやすい
- 押さえ圧調整・・・厚い布や薄い布など多様な布に適切な押さえ圧を調節
自動糸通し
ミシンに慣れていない方や頻繁にミシンを使う方は細かい便利機能をチェックしてみましょう!
自動糸通しは自分で針穴に糸を通さなくてもいいのでミシンの準備がラクになる機能。
この糸通しには自動糸通し器 レバー操作で簡単に針穴へ糸を通すことができます。
通常の自動糸通しとより糸通しが簡単になったワンハンド自動糸通しがあります。
自動糸調子機能
初心者の方にあったほうが心強いおすすめの機能は自動糸調子機能です。
布の種類に合わせて上糸と下糸を自動で適切に調節してくれ、縫い目の引きつりを防ぎほつれにくくします。
BOX送りと7枚送り歯
BOX送りはJUKI工業用ミシン技術で、送り歯を水平に動かして布をつかむので目詰まりなく布を送れます。ぬい縮みや布ズレを防ぎ、またぬい始めも快適に縫えます。
7枚送り歯であれば布をしっかりつかむので薄地の布でも縫いやすいです。多様な布を縫いたい方はぜひチェックしたい機能。
縫いの種類
縫いの種類は機種によってのその数が異なります。
直線縫いやジグザグ縫い以外にもかざり縫いや文字縫いができるものもあります。
これらはお子様の入園グッズを作るのに活躍しそうですね。
逆に基本縫いだけで十分な方は、縫いの種類が少ないもののほうが選ぶ手間も省けますし、本体価格が安いものを選べます。
操作
操作はフットコントローラーと手動があります。
フットコントローラーは足元で操作するので布を両手で押さえたまま使え、大きなものやキルトを縫うときに便利。
はじめから付属しておらず別売りの場合があるので、フットコントローラーの操作に慣れている人はチェックしておくといいでしょう。
手動の操作ではタッチパネル式とボタン式のがあります。
スマホ操作に慣れている方はタッチパネル式がおすすめ。逆にアナログなシンプルな操作に慣れている方はボタン式がおすすめです。
縫いの種類をダイヤルをまわして縫い模様を選択する機種もあります。
ダイレクト模様選択がついていればよく使う縫い模様を早く選択できるので、作業効率があがります。
ふところサイズ
布を置くスペースが広ければ大きいものを縫うときなどにも作業がしやすいです。
ミシンの針元からふところまでのふところサイズの大きさをチェックしましょう。
一般的なフルサイズミシンと呼ばれるものはふところサイズが170mm 前後です。
ワイドサイズと呼ばれるものは210mm 以上のもので、洋服やキルトを縫うのに使いやすいサイズ。
フルサイズのミシンでもワイドテーブルを装着すれば縫うスペースを広げられます。はじめから付属している機種もあるのでチェックしてみましょう。
JUKIの電子ミシンはふところサイズが138mmなので、コンパクトサイズを探している方は電子ミシンがおすすめです。
JUKIミシンおすすめ7選
それではミシンの違いと選び方をもとにJUKIミシンおすすめ7機種をご紹介させていただきます。
【家庭用】コンピューターミシン HZL-V2000
HZL-V2000は便利機能とパワフルさを兼ね備えたコンピューターミシンです。
工業用ミシンにも使われているBOX送りに7枚送り歯の機能もついており、薄い布や厚い布なども縫いやすく扱う生地の幅が広がります。
また自動糸調子もついているので、初心者の方にもおすすめ。
ふところサイズも203mmと広めなので大きい布も扱いやすいです。
【家庭用】コンピューターミシン HZL-G200
HZL-G200はふところサイズが203mmのコンピューターミシンです。
縫いの種類は20種類でかざり模様も4種類あり、自動糸切り機能や自分で下糸を引き上げずにすぐ縫い始められる下糸クイック機能、ロックミシンのような裁ち目かがりができたりと便利機能が備わっています。
BOX送りと7枚送り歯なので薄い布から厚い布など様々な種類の布を縫えます。
またドロップフィードといってレバー操作で送り歯を下げることができるので、フリーモーションキルトの作業が楽にできます。
ただ自動糸調子がついていないので、ミシンに慣れている方におすすめの機種です。
【家庭用】コンピューターミシン HZL-J900R
HZL-J900Rはふところサイズが172mmのコンピューターミシンです。
縫模様の数はなんと50種類!縫模様の長さや幅もサイズ変更できるので、ひとつの模様でもデザインの幅が広がります。
よくつかう6つの模様をすぐに選べるダイレクト模様選択機能がついていて、選択中のボタンが光るようになっているので、どの模様を選択しているのか一目瞭然です。
また針が落ちる位置をつまみを動かして簡単に調節できるので、布の押さえの端を目安に初心者でも簡単にまっすぐに縫えます。
自動ボタン穴かがり機能もあるほか、なんと面倒なボタン付けもできます。
【家庭用】コンピューターミシン HZL-78H
HZL-78Hはふところサイズが162mmのコンパクトサイズのミシンです。
こちらのミシンは大きい作品をつくるよりも小物などに向いているでしょう。
縫い模様の種類はなんと100種類!なかでもかざり縫いは73種類もあり、ひとつの模様でも色々なバリエーションが楽しめる模様のサイズ変更もできます。
また模様の縫い終わりで止め縫いもできるのでキレイに仕上がります。
お子様の入園入学準備の小物づくりなどにもおすすめ。
【家庭用】電子ミシン HZL-40DX
HZL-40DXはふところサイズが138mmのコンパクトサイズの電子ミシンです。
自動糸通しや下糸をひきださなくてもすぐに縫い始められるクイック下糸機能、自動糸調整など、最低限あるとうれしい便利機能が揃っています。
7枚歯送りで薄い生地も厚い生地も縫えますし、縫うスピードをボタン1つで変えられるのでミシンに慣れていない方にも安心です。
縫模様は10種類と必要最低限の種類で、機能もシンプルなので時々ミシンを使う方や価格を押さえたシンプルなミシンを探している方におすすめ。
【職業用】TL-30DX
職業用ミシンは家庭でも縫い目の綺麗さにこだわった直線縫いのミシンです。TL-30DXはJUKIの職業ミシンの中でも人気のモデル。
フットコントローラーには自動糸切り機能もついており、かかと側で踏むことで自動で糸切りができます。
ひざ上げレバーもついているので、ひざの操作で押さえを上下できます。12mmまで押えが上がるので厚物のセットもラクです。
【ロックミシン】シュルル MO-1000M
シュルル MO-1000Mは2本針4本糸のロックミシンなので、かがり縫いだけでなくニットなどの伸縮性のある生地を縫うのにおすすめ。
針穴の自動糸通しだけでなく、イージースレッダー機能で糸通し穴からルーパー穴まで電動モーターを使った風の力で簡単に糸を通せるのが魅力。
JUKI家庭用ミシンおすすめ比較一覧表
こちらはJUKI家庭用ミシンでおすすめした機種を比較表にまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
ミシンはレンタルできる!
JUKIだけでなくミシンメーカーは他にも色々ありますし、自分に合うミシンがわからず購入する前に試してみたいという方にはレンタルがおすすめです。
また入学準備などで限られた期間だけミシンを使ってみたい方もいらっしゃいますよね。
カメラ・家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、ミシンをレンタルしてお家で実際にお試しできます。
実際に使ってみて気に入ったらレンタル商品をそのまま買い取るもことも可能です。
ぜひお気軽にレンタルしてみてくださいね!
Rentio[レンティオ] – 家電をレンタルでお試し サブスク型の月額制利用も どんな製品も買わずに試せる!
[レンタル] ミシン 一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ] – Rentio[レンティオ]
関連記事
おすすめミシンメーカー3選!人気メーカーの違いと特徴から選ぼう! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ジャノメミシンおすすめ8選 ラインナップの違いと家庭用ミシンの選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ロックミシンとは?家庭用ミシンとの違いと特徴を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐型紙編‐ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐糸編‐ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐布編‐ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ミシン選びは慎重に!ミシン選びを失敗しないためのおすすめポイントとは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
今さら聞けないミシンの基礎知識!使い方・必要な道具・手順を初心者向けに解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初めてのミシンで必要な道具って?ミシンの選び方もご紹介! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
刺繍ができるミシンのおすすめ6選!スマホ連動モデルやオリジナル刺繍の方法も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ミシンの収納方法4選!ニトリや無印良品などおすすめ商品も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]