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フルサイズミラーレスカメラの「Zシリーズ」を展開している「Nikon」。
今回は、そんな中でも「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」をご紹介します。
こちらは2019年9月に発売されたもので、中望遠の単焦点レンズです。
Zシリーズで中望遠域のレンズを検討されている方は必ず選択肢に入るのではないでしょうか。
そんな「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」を実際に撮影した作例などもお見せしながらご紹介します。
ちなみに、85mm単焦点おすすめ9選としても紹介されているので、ぜひそちらの記事も参考にしてみてください。
85mm単焦点レンズおすすめ9選。中望遠域をカバーしボケ表現が魅力の人気モデルをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
Nikonの上位モデル「S-Line」に属するレンズ
NikonのZマウントレンズは「S-Line」とそうでないものがあります。
「S-Line」はより高い基準を満たすシリーズとして展開されているもので、今回紹介する「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」はこのクラスに属するレンズであり、Nikonの最新技術が詰め込まれたレンズです。
ちなみに「S-Line」の「S」には、「優れた(Superior)」、「特別な(Special)」、「精緻な(Sophisticated)」の意味が込められています。
外観レビュー
ここからは、実際に「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」使用した感想などをご紹介します。
まずは、外観面について説明していきます。
シンプルで高級感のあるデザイン
まず、実際に見た感想は「シンプルで高級感」のあるデザインだということです。
スッキリとしたデザインで、AF/MF切り替えスイッチと、後に紹介する「コントロールリング」がついているだけのシンプルな見た目です。
ただ、NikonのFマウントレンズである「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」が軽量設計であったために、それに慣れている方からすると少し大きく感じるかもしれません。
その分高性能になっているので、仕方ない部分ではあるかと思います。
操作しやすい設計
レンズ本体にはフォーカスリングならぬ「コントロールリング」が装備されています。
「コントロールリング」には「M/A※」、「絞り値」、「露出補正」、「ISO感度」のいずれかを割り当てることができ、撮影スタイルに合わせて機能をカスタマイズできます。
使う人や使うシーンによって必要な機能は異なるので、この設計は嬉しいですよね。
コントロールリングを回転させることで、AF時にはカメラで設定した機能を利用でき、MF時にはマニュアルによるピント合わせができます。
※AF時にコントロールリングの操作でただちにMFに切り換える機能
性能レビュー
ここからは実際にNikon Z 7IIにつけてNIKKOR Z 85mm f/1.8 Sで撮影した作例をお見せしながら性能について紹介したいと思います。
中望遠ならではの描写
85mmという「中望遠域」のレンズの特徴は、圧縮効果のある写真が楽しめること、そして歪みが少ないことかと思います。
そのため、ポートレートや子供の撮影におすすめです。
こちらは室内遊び場で子供を撮影したものです。
中望遠ならではの立体感で被写体が際立ち、圧縮効果でボールポールのボールがとても密集しているような描写になります。
そして明るいレンズならではのボケ味も綺麗です。
こちらは屋外で人物撮影をしたものです。
歪みが少ないので、やはりポートレート撮影に向いているなと感じます。
こちらは柱が多くある建物内の写真ですが、圧縮効果で、柱がぎゅっと詰まってい描写になります。
また、テーブルフォトも中望遠レンズを使った撮影におすすめです。
テーブルから離れて撮影する必要がありますが、歪みが少なく、主役の食事が際立ち、印象的な写真になります。
さらに、単焦点ならではの高解像度で、質感まで描写してくれます。
寄って撮影すると、ブロッコリーやパプリカの質感がしっかり感じられると思います。
中望遠レンズは汎用性があまりないのではと思う方も多いかもしれませんが、いろんな場面で活躍するレンズです。
綺麗なボケ味
単焦点レンズや中望遠レンズの醍醐味の一つは「ボケ」を楽しめることです。
「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」は明るい単焦点レンズということもあり、背景ボケや前ボケを生かした写真を撮影することができます。
こちらは子供を撮影したものですが、前ボケ、背景ボケ共に柔らかで、被写体をより立体的に際立たせてくれます。
普段の風景も、ぐっと特別感のあるものに感じられます。
山茶花を撮影したものですが、玉ボケも印象的です。
また、これは逆光のシーンで撮影したものになりますが、花や葉の質感までしっかり描写されています。
このレンズは、ナノクリスタルコートがされおり、逆光にも強い構造になっています。
拡大するのその描写力をより感じることができます。
防塵防滴と優れたAFでいろんなシーンで活躍
「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」は防塵防滴に配慮された設計で、さらにAFもとても優秀であると感じます。
中望遠のレンズは屋外での撮影や、人物撮影に使用することが多いかと思いますので、これらはとても嬉しいポイントです。
動いている子供を撮影したものですが、しっかり人物にピントがきています。
85mmで子供撮影すると、普段の遊んでいる姿でも特別感のある写真になるので、本当におすすめです。
子供の撮影の際は、AFが優秀であることはとても大切です。
こちらは揺れている葉を撮影したものですが、しっかり思ったところにピントが合ってくれています。
こちらも動いているボートを撮影したものですが、さっと構えてシャッターを押すだけで被写体を捉えてくれるので、心地よく撮影を楽しむことができます。
NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sで切り取る風景
いろんなシーンで撮影してみましたので作例をご紹介します。
製品仕様
項目 | スペック詳細 |
---|---|
レンズ名 | NIKKOR Z 85mm f/1.8 S |
焦点距離 | 85mm |
明るさ | F1.8 |
レンズ構成 | 8群12枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 80cm |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
最小絞り | F16 |
フィルター径 | 67mm |
寸法 | 約75mm×99mm |
質量 | 約470g |
屋外撮影や人物撮影が楽しくなるレンズ
NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sは85mmという焦点距離、防塵防滴、優秀なAFという点から、屋外での撮影や、人物撮影におすすめです。
普段の日常の風景も、標準域のレンズとは一味違った印象に写ります。
スナップ撮影といえばもう少し広角なレンズを使用するのが一般的ですが、少し離れたものでもしっかり捉えることができるので、85mmのレンズで撮影するのも面白いなと感じました。
ポートレートやテーブルフォトといったしっかり作り込んだ撮影にはもちろん、日常の撮影でも活躍するレンズです。
今まで中望遠レンズを使ったことがない方も是非試してみて欲しい1本です。
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