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うー大漁!
Rentio PRESSを魚卵(ごらん)の皆様、はじめまして!さかな芸人ハットリです。
僕は日本さかな検定の1級をもち、魚の名前だけで歌を歌ったり、会話を再現したりする芸を持ちネタとしてい鱒(ます)。
例えばアジ、カツオ、コマイ、マス、という4種の魚名を繋げて早口で言うと「ありがとうございます」に聞こえる、そんなネタです。
是非皆様も声に出していただき鯛(たい)です!
TikTokやInstagramなどでたまにバズってます
言ってしまえば日本に2人しかいない、本気で頭に魚をつけている大人のうちのマイナーな方というわけです。
YouTubeやTikTokにネタを載せると必ず数件は「ニセモノ!」「二番煎じ!」という辛辣なコメントが来てしまうのは最早宿命です。
いろんな魚を食べてきたけど…
そんな僕ですが、これまでに釣った魚は384種類、食べた魚は514種類にのぼり、魚に対する情熱は本物であると自負しております。
これだけいろんな魚を食べているとよく1番美味しかった魚はなんですか?と聞かれるのですが、その質問ってかなり悩むんです。
美味しい魚ってたくさんいるので…長崎の五島列島で釣ったクエのしゃぶしゃぶ、福島産の脂ノリノリのタチウオで作ったみりん干し、寒い宮城で釣って食べた肝たっぷりのチゴダラの味噌汁…思い返せばキリがありません。
一方、1番不味かった魚はなんですか?という質問には即答できます。
深海魚ミズウオです。
見た目はドラゴンのようでとてもかっこいいのですが、とにかく不味いです。
とにかく身がブニブニで、名前の通り水っぽくて小骨が多いんです。
刺身の食感は例えるならば「海水味のゼリー、小骨入り」といったところでしょうか。この子は唯一無二の不味さでした。
さてさてミズウオは特別としても、めちゃくちゃ不味い魚ってあんまり多くないと思うんです。
まぁ、僕が割となんでも食べられてしまうせいもあるかもしれないのですが…
もともと臭みがひどい魚もいるにはいるのですが、水質に左右されている場合も多々あります。
本来は美味しい魚ですが写真の個体は荒川の下水処理場で釣れたので、とんでもないニオイでした。
美味しくても嫌われる、小骨の多い魚
そしてもう一つ魚が食用として敬遠されてしまう要因の一つに小骨があります。
(先ほどのミズウオは別として)味はいいのに骨が多すぎて無下にされている魚は少なくありません。
僕はこれまでそういった魚を食べるときに、素揚げにする、頑張って小骨を抜く、骨切りをする、叩いてなめろうにする、プロセッサーを使ってさつま揚げにする、などなどいろんな方法を駆使してきました。
しかし一つ、小骨の対処としてメジャーなのに試せていない調理法があるのです。それは圧力鍋を使った料理です。
圧力鍋は鍋の中を密閉された状態にして内部の圧力を上げ、普通の鍋よりも高い温度で調理することができます。その効果で魚の骨も柔らかく煮ることができるのです。
まさに美味しいのに小骨が多くて雑に扱われている魚にはうってつけですね!
でも圧力鍋って結構それなりのお値段するんですよね…もちろんピンキリですがせっかくならちゃんとした圧力鍋を使いたい…でも、しがないさかな芸人にはややハードルが高い…
というわけで!
この度レンティオさんの家電レンタルサービスを駆使して、晴れて圧力鍋デビューというわけです!
さっそく“ヤツ”を釣りに行く
さぁ圧力鍋は確保できたとして、肝心の魚がなければ話になりません。小骨フィッシュは数多くいるのでどれを選ぶのかも迷いどころです。
しかし!実は過去に何度か釣って食べようとするたびに、口の中を骨で怪我しまくってきた因縁の魚、キングオブ小骨と呼ぶに相応しい魚がいるのです。
その魚を得るべく、5月某日にやってきたのは神奈川県藤沢市の江ノ島を臨む片瀬海岸でした。
関東圏のメジャーな海水浴場として有名な江ノ島周辺ですが実は釣り場としてもとても優秀で、おかっぱり(堤防などの陸からの釣り)も盛んですし近辺では遊漁船も数多く営業しております。
今回の狙いの魚は夜によく釣れるので、あえて日が落ちるタイミングでやってまいりました。
ちなみに江ノ島や片瀬海岸では釣りをしていい場所、してはいけない場所があるので、釣りをする場合はしっかり下調べをして、標識の指示には従ってください。
また安全のため釣りをする時には必ずライフジャケットを着用しましょう!
さて、いよいよ釣り開始です。
まず向かったのは片瀬漁港の一角、白灯台と呼ばれる灯台を先端に据えた釣り用に整備された遊歩道のポイントです。
餌はサバの切り身。
ウキは使わずに仕掛けを遠投して餌を海底につけてアタリを待つ「ぶっこみ釣り」と呼ばれるスタイルです。
竿先に鈴をつけておき、魚がかかると「リンリンッ!」と音がするというわけですね。
2本の竿を出してアタリをがくるのを待ち鱒!
この日は月が綺麗で、のんびりとお月見をしながらアタリを待つという一見すれば優雅な時間が流れましたが、それは言い換えれば「釣れない」という状況に他なりません。
趣味の釣りならそれもいいですが、今回はお仕事です。悠長なことは言ってられません。
というわけでポイントを変えて境川の河口側へ。ここは以前、釣り雑誌の取材でその魚を釣った実績のある場所です。
竿を出すと、ものの10分で鈴が激しくなりました。
巻いてみるとなかなかのヒキですが、こちらも太い糸、太い針の強い仕掛けを用意してきたので危なげなく無事に確保!
ていうか最初からこっちに来ればよかった…
念願のご対面!
というわけで無事に釣り上げた魚はダイナンウミヘビです!
ウミヘビ…ヘビ?魚じゃないじゃん!と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実はウミヘビと呼ばれる生き物には爬虫類と魚類の2パターンがあるんです。
1パターンは文字通り、エラブウミヘビなどの正真正銘の「ヘビ」の仲間です。
このグループは分類的にはコブラに近いとされていて、沖縄などでダイビングしていると時折泳いでいる姿を見かけることがあります。
性格は大人しいのでこちらから手を出さなければ危険性は低いらしいですが、コブラの仲間だけあって噛まれれば只事ではすみません。
しかし沖縄にはエラブウミヘビ(沖縄名イラブー)の燻製を使ったイラブー汁という伝統料理があるとか。沖縄のうちなんちゅ、強すぎる!
そしてもう1パターンは今回の本命、魚のウミヘビです。
名前こそヘビとつくのですが分類上はウナギ目ウミヘビ科の仲間たちで、ウナギ、アナゴ、ウツボなどに近いグループです。
本州で釣れるウミヘビ科の魚は船ではスソウミヘビ、陸からはホタテウミヘビ、そして今回確保したダイナンウミヘビがメジャーです。
とんがった顔つき、鋭い目つき、ス◯夫を凶悪化させたかのような雰囲気ですね。いかにも噛みついてきそうですし、実際に噛みついてきます。
ダイナンウミヘビは別名「ヒャッカン」とも呼ばれるのですが、それは「100回噛んでくる」→「百噛む」→「ヒャッカン」と訛ったというのが定説です。
怖い顔で噛みついてくるのですから、釣り人には正直言って嫌われがちです。
ダイナンウミヘビが釣り人に嫌われる理由は他にもいろいろあり、その一つが釣られた時に激しくとぐろを巻いてしまうことです。
結果として釣り糸はぐちゃぐちゃ絡まってしまい、仕掛けごと廃棄せざるを得ない状況になってしまうんです。
噛む、仕掛けをダメにする、食べようにも小骨だらけ、そんな魚がダイナンウミヘビです。
しかしそれでも大切な命。せっかく釣った魚です。
時折釣ったウミヘビやフグなどいらない魚を堤防などに放置して無駄に死なせてしまうマナーの悪い釣り人もいるのですが、それは絶対やめましょう。
「釣った魚はありがたく食べる」という僕の信条としてしっかりと持って帰ります。
今回はレンティオさんで借りた家電が強力なスケットなので心強いです!
自宅で調理開始
お家に持って帰って大きさを測ってみるとその長さは実に150センチメートル!
過去にもダイナンウミヘビを釣ったことはあるのですが、この子が今までで一番長い個体で、新記録です。
なんなら長さだけでいえば今まで釣った魚でも一番かも。
ただ、記録更新はいいのですが、こんな長い魚は正直言ってこのままでは捌きようがありません。なので一旦、五等分にします。
ウミヘビの仲間はここまで述べてきたとおり小骨が多すぎるし、長くて捌きにくいですが、さらにとにかくヌメリがすごいです。
どれだけ調理されたくないのでしょうか。ある意味で生き物の進化として正解かもしれません。
強力なヌメリを落とすために一旦塩で揉んでみました。
塩で揉んでしばらくおいた後は流水で流して水分を綺麗に拭き取り、捌きます。
開いてみれば綺麗な身です。
レンタルした調理家電が到着
さてさて!そうこうしているうちに自宅にレンティオさんから家電が届きました!
実は今回、圧力鍋と別でもう一つ別の家電をレンティオさんからお借りしていました。それがこちら。
アイリスオーヤマさんの自動かくはん式調理器 シェフドラムです!
鍋が自動で回転して、炒め物、煮物、そして揚げ物までなんでもござれのこの調理器具。
圧力鍋を試す前にこちらでまずは小骨フィッシュの対処法の定番、揚げ物を試してみ鱒。
このシェフドラム、嬉しいのがナナメに角度をつけられることです。
揚げ物の油にしても煮付けの煮汁にしても、食材がしっかりと浸る量を鍋に入れると往々にして使いすぎになってしまいますが、ナナメにできれば少ない油や煮汁で食材全体に火を通すことができます。
ダイナンウミヘビvsシェフドラム
さぁいよいよ調理開始です!
正直なことをいうと過去にウミヘビの揚げ物に完敗してきた僕にとっては、揚げるという方法には懐疑的な部分もあります。でもそこはシェフドラムを信じてみましょう!
最低限の対処として骨切りはしっかりとします。
ただ以前ダイナンウミヘビの唐揚げを作った際も骨切りはしましたが、めちゃくちゃ口の中に骨が刺さりまくりました。
骨切り、塩コショウをして小麦粉を軽くまぶして投入!!
写真ではわかりにくいですが、まるで乾燥機のように鍋がグルグルと回転するのが面白いです。見てて楽しい!
ダイナンウミヘビの唐揚げが完成しました。いよいよ実食です!
あれ?
普通にうまい!骨が気にならない!回すのが効いたのか??
今までダイナンウミヘビに対して揚げで惨敗してきた僕としては予想外の結果です。
シェフドラムの効果を実証できた喜び!
これは圧力鍋にも期待が高まります。
ダイナンウミヘビvs圧力鍋
今回届いた圧力鍋もアイリスオーヤマさんの製品です。4.0リットルのたっぷり容量なのでダイナンウミヘビより大きな魚にも対応できますね。
それではやっていきましょう。
煮穴子風にしようと思うので、まずは串うちから。
比較対象として骨切りをした開き、あえて骨切りをしていない開き、骨切りはおろか開いてもない部分も入れてみました。
ダイナンウミヘビの圧力煮です。
美味しそうだけど、ちょっと見た目にも骨感は残ってるような…大丈夫でしょうか。
あと、開いていないまるごとの部位はあえて別で盛り付けしました。
それではいざ!
全く問題なくいただけます!
重ね重ねいいますが、骨切りをしてても普通の鍋で煮た場合は太刀打ちできませんでしたから。
骨も気にならない上に、普段食べている煮付けよりもホロっとほぐれて美味しいです。
続きまして骨切りなしの開きもいってみましょう!
こちらは骨切りをしたものに比べるとさすがにやや骨を感じるものの、しっかり噛めば問題ありません。
圧力がかかってなかったとしたら口の中がズタズタになっていたでしょう。
さて、次がいよいよラストです!
骨切りも開きもせず、丸ごといってみましょう!
さすがに開いてないと骨がまだ強いですね…
でも、ウミヘビの強靭な骨でこの感じなら、イワシの煮付けなどが圧力鍋で骨ごと食べれるのも納得です。
結論!
開いて骨切りをするという当たり前の工程とシェフドラムでの揚げ物、圧力鍋での煮付けでダイナンウミヘビを美味しくいただけることがわかりました!
ウミヘビは流石に手に入りにくいとしても、皆様も是非シェフドラムや圧力鍋を駆使して魚を骨ごと食べて、たくさんカルシウムを摂取してくださいませ!
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