Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)をレビュー!モバイルバッテリーと充電器の1台2役で日常の普段使いにおすすめ
更新日2024/11/19
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今や誰もが1台は持っているスマートフォンですが、旅行や遠くへお出かけする際にはモバイルバッテリーも必需品です。
本記事では「Anker」で販売されているモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Anker モバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」について
今回、紹介するAnkerの「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、USB急速充電器とモバイルバッテリーの利便性を組み合わせたAnker PowerCore Fusionシリーズの製品です。
カラーバリエーションは4色(ブラック、ブルー、ホワイト、ピンク)を展開しており、今回はブラックを紹介します。
Ankerモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」の製品スペック
Ankerモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」のスペックについては、下記の表をご覧ください。
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000) | |
---|---|
メーカー | Anker (アンカー) |
製品サイズ | 約113 × 30 × 30 mm |
重量 | 約171g |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト、ピンク |
入力 | 100-240V 0.5A 50-60Hz |
出力 | 最大20W 5.0V=3.0A / 9.0V=2.2A |
搭載ポート | USB-C × 1 |
充電時間 | 約2.5時間 |
バッテリー容量 | 5,000 mAh |
公式税込価格 (2023年6月現在) |
4,990円 |
511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)の特徴3つ
続いて、Ankerモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」の特徴について紹介します。
①ストラップ付きのリップスティック型
②モバイルバッテリーと充電器の1台2役
③最大20WのUSB-Cポート搭載で急速充電が可能
特徴①|ストラップ付きのリップスティック型
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、Anker PowerCore Fusionシリーズとして初のリップスティック型の商品。
上写真のように本物のリップスティックと比較しても大きさは異なりますが似ている形状です。
ポーチやミニバッグにも収納できる小型デザインとなっており、ストラップが付いているため取り出しやすくなっています。
特徴②|モバイルバッテリーと充電器の1台2役
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、モバイルバッテリーとUSB充電器の1台2役が最大の特徴です。
家の中ではUSB充電器として使用し、コンセントのない外出先ではモバイルバッテリーとして利用することができます。
コンセントに挿しているときは、接続されたデバイス(iPhone)が先に充電され、その次に内蔵バッテリーが充電される仕組みになっています。
特徴③|最大20WのUSB-Cポート搭載で急速充電が可能
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、最大20WのUSB-Cポートを搭載しており、PD対応の20Wで急速充電が可能です。
PDとはPower Delivery(パワーデリバリー)の略で、最大100Wまでの受給電が可能となる規格を指しています。
一般的な5W出力の充電器に比べると、約3倍早い充電が可能となります。
Ankerモバイルバッテリー 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)の実機レビュー
それでは、Ankerモバイルバッテリー「 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」の実機を実際に使用してみたいと思います。
Ankerモバイルバッテリー「 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」同梱物
箱の中には、本体の他に説明書類が同梱されています。
デバイスを充電するためのUSBケーブルが付属していない点に注意が必要です。
Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)を実際に使ってみた感想
ここから、Ankerモバイルバッテリー「 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」を実際に使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。
◯:小型でシンプルかつクールなデザイン
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」の外観は、Ankerロゴが印字された左側が光沢感ある質感で、右側はマット調な質感となっているシンプルなデザイン。
右側には、バッテリー残量が確認できるインジケーターも付いており、4つあるLEDの内の1つがバッテリー残量25%を指しています。
ストラップの反対側には、USB Type-Cのポートが1つあり、折りたたみ式プラグが付いています。
Ankerの他のバッテリー(Powercore Speed 20000 PD)と比べてみても、小型でシンプルかつクールなデザインがカッコ良いです。
◯:ストラップの有効活用で持ち運びも楽々
先述したように、ストラップが標準で装備されており、指で引っ掛けて持ったりすることができます。
また、リュックサックのカラビナにストラップ部分を付けたりすると、より楽に持ち運びが可能でした。
充電が少なくなった時には、リュックを背負って歩きながら充電することができて大変便利です。
◯:約3倍早い充電スピード
スマートフォン(iPhone 14 Pro)を用いて、0%の状態から実際にモバイルバッテリー機能を使って充電してみました。※充電中はスマートフォンを使用せず充電のみで計測。
iPhone 14 pro 充電開始から何分後 |
511 Power Bankで充電 |
---|---|
0分後 | 0% |
5分後 | 1% |
10分後 | 13% |
20分後 | 35% |
30分後 | 51% |
40分後 | 65% |
50分後 | 71% |
60分後 | 82% |
70分後 | 85% |
90分後 | 93% |
110分後 | 97% |
上記表のように、充電してから110分で満充電(97%)という結果でした。
最大100Wまでの受給電が可能となる規格のPDや、Ankerの独自技術であるPowerIQ 3.0に対応しているため、一般的な5W出力の充電器に比べ、約3倍早い充電が可能です。
モバイルバッテリーの充電というとそこまで早く充電できないイメージがありましたが、30分間でも約半分(50%)充電ができるというのは驚きでした。
◯:パススルー機能の充電スピードがより早い
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、モバイルバッテリーと接続するデバイスを同時に充電できるパススルー機能に対応しています。
モバイルバッテリーを使い切った状態でも、スマートフォンを充電したい時に便利でありがたい機能です。
コンセントに挿しているときは、接続されたデバイスが先に充電され、その次に内蔵バッテリーが充電される仕組みです。
iPhone 14 pro 充電開始から何分後 |
511 Power Bankのパススルー機能で充電 |
---|---|
0分後 | 0% |
10分後 | 15% |
20分後 | 36% |
30分後 | 54% |
40分後 | 69% |
50分後 | 79% |
60分後 | 84% |
70分後 | 91% |
80分後 | 95% |
90分後 | 97% |
上記の表は、実際にスマートフォン(iPhone 14 Pro)を用いて、0%の状態からパススルー機能で充電した結果です。※充電中はスマートフォンを使用せず充電のみで計測。
モバイルバッテリーで充電したときよりも20分ほど早く満充電(97%)になるという早さでした。
△:コンセントに干渉してパススルー機能が使えない
注意が必要な点としては、コンセントの位置によってパススルー機能での充電ができない点です。
リップスティック型の細長い形状のため、コンセントによって干渉することもあり、USB-Cケーブルが使えなかったり、他のコンセントが使えないことがありました。
△:PCが充電できない
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」が対応しているデバイスは下記となっています。
【iPhone】14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max / iPhone 13 / 13 Mini / 13 Pro / 13 Pro Max / iPhone 12 / 12 Pro / 12 mini / 12 Pro Max / SE(第3世代) / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / XS / XS Max / XR / X / 8 Plus / 8 他
【Galaxy】S22 / S22 Ultra / S21 / S21+ / S21 Ultra / S20 シリーズ / S10 シリーズ / S9 シリーズ / S8 シリーズ 他
【Pixel】 6 / 5 / 4シリーズ / 3シリーズ 他
【iPad】iPad(第9世代) / iPad(第8世代) / iPad(第7世代) / mini(第6世代) / mini(第5世代)/ Pro(第2世代) / Pro (第1世代) /
Air(第5世代) / Air(第4世代) 他
【Apple Watch】
上記のようにMacBookなどのPCは充電できない仕様となっています。実際にMacBook Proを充電で使用してみましたが、バッテリーが増えることはありませんでした。
ただし、パススルー機能を使うとPCを充電することが可能でした(※非推奨)。
Anker Powercore Speed 20000 PDと比較
同じAnkerから販売されているモバイルバッテリー「Powercore Speed 20000 PD」とも比較してみました。
スペック一覧比較
項目 | 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000) | Powercore Speed 20000 PD |
---|---|---|
メーカー | Anker(アンカー) | Anker(アンカー) |
サイズ | 約113 x 30 x 30 mm | 約168 x 62 x 22 mm |
重量 | 約171g | 約360g |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 20,100mAh |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト、ピンク | ブラック |
入力 | 100-240V 0.5A 50-60Hz | 5V – 3A / 9V – 3A / 15V – 2A / 20V – 1.5A |
出力 | 最大 20W 5.0V=3.0A / 9.0V=2.2A |
最大 30W 5.0V=3.0A / 9.0V=2.6A / 15.0V=1.6A |
搭載ポート | USB-C × 1 | USB-C × 1 |
急速充電 | USB PD 3.0 対応 | USB PD 対応 |
PowerIQ | PowerIQ 3.0 (Gen2) 対応 | PowerIQ 対応 |
公式税込価格 (2023年6月現在) |
4,990円 | 7,999円 |
両機の違いとして、サイズの大きさやバッテリー容量、価格帯などが大きく異なります。
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」にはケーブル類が付属していませんが、「Powercore Speed 20000 PD」には、USB Type-C急速充電器やMicro USBケーブル、USB Type-Cケーブルが付属されていました。
さらに「Powercore Speed 20000 PD」はPCの充電が可能です。
一方、「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、モバイルバッテリーと充電器の1台2役であり、重量は1/2以下で持ち運びが楽々です。
PCの充電には対応していませんが、iPhoneなどのスマートフォンを充電する場合には、「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」でも十分なモバイルバッテリーです。
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」はこんな人におすすめ
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は、どんな人におすすめな商品なのでしょうか。
ここでは、「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」が向いている、買った方がおすすめな人や、向いていない人についてまとめてみました。
Ankerモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」が向いている人
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」を持っていると便利でおすすめな人(向いている人)は、日頃モバイルバッテリーとUSB充電器を欠かさずに持ち歩いている人です。
モバイルバッテリーと充電器の1台2役ということで、バッグの中の荷物を減らすことができますし、ストラップ部分で取り出しやすく、持ち運びもしやすくなっています。
またシンプルでクールなデザインのため、モバイルバッテリーの見た目にこだわる方も納得するようなデザインではないでしょうか。
さらに、最大20WのUSB-Cポートで急速充電できるため、少ない時間でより早く充電したい方にもおすすめです。
Ankerモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」が向いていない人
一方、「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」が向いていない人は、MacBookなどのPCを持ち歩いている人です。
容量が5,000mAhということでスマートフォンの満充電1回分のみしかできないため、1日の中で何回もスマートフォンを充電をしたい方や同時に複数のデバイスを充電したいといった方にも向いていない商品と言えます。
「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」は日常の普段使いにおすすめなモバイルバッテリー
Ankerのモバイルバッテリー「511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)」を紹介してきました。
紹介してきた通り、モバイルバッテリーと充電器の1台2役でポーチにも入る小型さのため、日常での普段使いにおすすめなモバイルバッテリーです。
急速充電にも対応し、パススルー機能も付いていますので、旅行などにも1台持っておくと便利ではないでしょうか。
モバイルバッテリーや充電器はお試しレンタルを
モバイルバッテリーの使い勝手や充電スピード、持ち運びなどは、実際に使用してみないとわからない部分があります。
モバイルバッテリーや充電器は一度お試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、充電器やモバイルバッテリーのレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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