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SONY FDR-AX45Aをレビュー!高性能なのにお手軽撮影ができる4Kビデオカメラ

まーしー/家電製品総合アドバイザー
まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2024/03/04

SONY FDR-AX45Aをレビュー!高性能なのにお手軽撮影ができる4Kビデオカメラ

ビデオカメラといえば幼少期に両親が撮影していた記憶があり、ビデオテープの映像が根強く残っています。そのため、動画撮影を趣味として始めるときは、ビデオカメラは選択肢にありませんでした。

しかし、昨今は4K画質が一般的になり、ビデオカメラの性能もかなり高くなっていると聞きます。
「それなら、実際にどんなものなのか確認してみようじゃないか」
ということで、レンティオのビデオカメラの中でも人気の高い、SONYの4Kビデオカメラ「FDR-AX45A」をレビューしてみました。

筆者保有のミラーレス一眼もSONY製なので、iPhone 14 Proと合わせて画質や手ぶれ補正の違いなども検証してみました。

初心者の方にとって少しでも機材選びの参考になれば幸いです。

解説動画もチェック!

SONY FDR-AX45Aの特長

SONYの4Kビデオカメラ「FDR-AX45A」

「FDR-AX45A」の主な特長をまとめてみました。

ここにある特長は特に気になるポイントをまとめたものなので、基本性能やその他の特長も確認したい方は公式サイトもあわせて確認してみてください、

主な特長
  • 手ぶれを抑える空間光学手ぶれ補正
  • ZEISS(ツァイス)レンズを搭載した高画質な4K映像
  • 光学20倍(焦点距離26.8mm〜536.0mm)、デジタル250倍のズームレンジ
  • SDカードが無くても使える、64GBの内蔵メモリー
  • ケーブルレスの外付けマイク搭載可能なマルチインターフェースシュー端子

製品スペック一覧表

項目 スペック詳細
イメージセンサー 1/2.5型 Exmor R CMOSセンサー
動画性能 4K/30p, 24p
FHD/60p, 30p, 24p
フィルター径 55mm
F値 F2.0-3.8
焦点距離(35mm換算) 26.8-536.0mm
ズーム倍率 光学20倍
デジタル250倍
液晶モニター 3.0型(16:9)/921 600ドット エクストラファイン液晶
最低被写体照度(4K時) スタンダード:9lux(シャッタースピード1/60秒)
Low Lux:1.8lux(シャッタースピード1/30秒)
手ぶれ補正機能 空間光学方式
最短撮影距離 ワイド端:約1cm
テレ端:約80cm
内蔵メモリ 64GB
内蔵マイク ドルビーデジタル5.1ch(ズームマイク連動)
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約73mm×173mm×80.5mm
重さ
(バッテリー込み
約600g

SONY FDR-AX45Aの実機レビュー

SONYの4Kビデオカメラ「FDR-AX45A」のレビュー

実際に「FDR-AX45A」を手に取り、外観や使用感についてまとめました。

ご自身でも確認したい方は、ぜひお試しレンタルも活用して使い勝手などを確認してみてください。

[レンタル] ソニー 4Kビデオカメラ FDR-AX45Aのお試し・サブスク – Rentio[レンティオ]

セット内容

「FDR-AX45A」の付属品

「FDR-AX45A」にはバッテリーパック1つを含め、ケーブル類も用意されています。(写真左上から時計回り)

バッテリーは、ミラーレス一眼やスマホよりも持ちが良かったので、よほど長時間の撮影をしない限りは予備バッテリーの購入はおいおい考えるくらいで良いかもしれません。

セット内容
  • ACアダプター
  • 電源コード
  • バッテリーパック(NP-FV70A)
  • 本体
  • HDMIマイクロ端子ケーブル
  • マイクロUSBケーブル

サイズ感と重量感

「FDR-AX45A」のサイズ感

大きさは約73mm×173mm×80.5mm(幅×奥行き×高さ)で、350mlの缶ジュースより一回り大きいくらいです。

重さはバッテリー込で約600gあり、スマホの約3倍くらいあるので重さが気になっていたのですが、実際に持ってみると備え付けのハンドグリップのおかげで、体感的にはスマホと同じくらいの重量感でした。

強く握る必要もないので、撮影体験としてはかなり軽快です。

液晶モニターはタッチ操作が可能

「FDR-AX45A」の液晶モニター

「FDR-AX45A」の液晶モニターはタッチパネルなので、撮影モードの切替や各種設定などは直感的に操作ができます。

液晶は約92.1万ドットで前機種の「FDR-AX45」(約46万ドット)から高解像度になっているようで、モニター越しに見る映像も全く違和感なかったです。

ちなみにエクストラファイン液晶が採用されているおかげか、太陽光下での利用でもモニターが全く見えなくなる、ということはありませんでした。

スワイプやスクロールができれば……!

タッチ操作は反応も良くストレスフリーなのですが、スマホに慣れているとスワイプやスクロール操作も欲しくなってしまいます。

誤タッチはそんなに多く発生しませんでしたが、スクロールの上下ボタンとか小さかったりするので、次世代機ではそれが改善されているとより使いやすくなると思います。

光学20倍の高品質なズームレンズ、ZEISS バリオ・ゾナーT*

「FDR-AX45A」は光学ズーム20倍

レンズは、一眼カメラ界でも根強い人気があるZEISSブランドのズームレンズが採用されています。

ズームレンジは光学20倍で、焦点距離は26.8mmの広角から536.0mmの超望遠までカバーしています。(16:9時)

実際どこまでズームできるのか、光学20倍とデジタル250倍での画質の差なども確認したので参考にしてください。

デジタルズームをかけ合わせると最大250倍まで拡大できますが、光学ズームレンジを超えると画質が荒くなることが確認できます。

ただ、画質が粗くなっても遠くの被写体を記録に残せるので、選択肢の広さは利点だと感じました。

スタビライザーが内蔵されているような空間光学手ぶれ補正

「FDR-AX45A」に搭載されているのは、ソニー独自の「空間光学手ぶれ補正」機能。

動画を見ていただけると早いのですが、スタビライザーのようにレンズ部が空間に浮いてポジションを維持してくれます。

実際の手ぶれ具合は、後半でiPhone 14 Proやミラーレス一眼(SONY製)と手ぶれの比較をしたので参考にしてみてください。

64GBの内蔵メモリー

「FDR-AX45A」の内蔵メモリー

「FDR-AX45A」はSDカードがなくても、届いて直ぐに電源を入れて記録できる内蔵メモリーが64GBあります。

4K動画なら約1時間〜2時間くらい、解像度を下げれば最長で約15時間50分のデータを記録できる容量とのことです。(公式サイトの目安です。)

長回しを想定しないのであれば、必要十分なメモリー容量だと思います。

特にはじめはSDカードの選び方も難しいと思うので、内蔵メモリーで満足できるか確認してから追加購入を検討してみてもよいかもしれません。

【初心者向け】SDカードの選び方をやさしく解説!見るべき性能とおすすめSDカード5つを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

最短撮影距離は約1cm

「FDR-AX45A」の最短撮影距離

事前に想定していなかったのですが、意外と便利に感じたのが最短撮影距離の近さです。

広角側だと約1cm(望遠側は約80cm)まで寄れるので、被写体が近づいてきてピントが合わなくなることが起こりにくいです。

例えば子どもが遊んでいる場面を撮影していると、こちら側に走って近づいてきたりすると思いますが、レンズを覗くような仕草もピントが合ったままにできるので重宝するように思います。

ケーブルレスでカスタムできるマルチインターフェースシュー

「FDR-AX45A」のマルチインターフェースシュー

「マルチインターフェースシュー」はソニー製品ならではの魅力です。

ソニー製品のマルチインターフェースシュー対応アクセサリーであれば、写真のようにケーブル無しで外付けマイクを実装できます。

マイクの電源はビデオカメラから供給されるので、マイクのバッテリー切れを心配する必要もありません。ケーブルが干渉することもないので、取り回しも良いです。

「FDR-AX45A」の端子

ただマルチインターフェースシュー対応アクセサリーはソニー純正品以外の選択肢がほぼありませんので、サードパーティ製のものを使う場合は本体側面にあるケーブル端子で接続すれば動作します。

内蔵マイクと外付けマイクの音質比較

試しにSONYのショットガンマイクロホン「ECM-G1」をつけてみましたが、無事に動作しました。

外付けマイクの性能や種類にもよると思いますが、音質が変わったのに気づいたでしょうか?

「FDR-AX45A」の内蔵マイクと外付けマイクの音声波形の違い

音声波形がぜんぜん違う(左:内蔵マイク、右:ECM-G1)

具体的には内蔵マイクのほうが環境音を拾いやすく、少し騒々しい感じがしてしまいます。

少しでも被写体の音声をクリアに録りたい場合には、外付けマイクの検討は必要かもしれません。

外付けマイク・レコーダーのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]

FDR-AX45Aとミラーレス一眼やiPhoneと撮り比べてみた

「FDR-AX45A」をiPhone 14 ProとFX30で撮り比べしてみた

今や動画撮影におすすめのカメラといえば、ビデオカメラだけでなく、スマホやアクションカメラ、ミラーレスカメラなど選択肢は豊富です。

実際にビデオカメラってどんな性能なのか、今回は「iPhone 14 Pro」と「SONY FX30」と撮り比べて、映像の画質と手ぶれ補正の違いを確認しました。

今回の検証では、あくまでも素人目に見てどう感じたかをまとめましたので、予めご了承ください。

画質の比較

撮影条件はいずれも4K/30pで、撮って出しになります。

画質についてハッキリわかったのは、センサーサイズが小さいiPhone 14 Proが他2機種と比べて劣ることでした。

「FDR-AX45A」と「SONY FX30」では、正直ぱっと見では画質の違いは分かりにくかったです。

「FDR-AX45A」とFX30のダイナミックレンジの違い

しいてあげるなら、3カット目の生い茂る葉っぱのシャドウ部を見ると、FX30(写真左)のほうがダイナミックレンジが広い分、色のグラデーションがきれいに出ているように見えました。

日中の動画撮影であれば、「FDR-AX45A」でも十分キレイな4K映像が撮れると思います。少なくとも、スマホよりは記録映像の品質としては高いものが残せると思います。

ちなみに、いずれも手持ち撮影だったのですが、手ぶれ補正が効いていて差はありませんでした。

手ぶれ補正の比較

静止状態であれば3機種とも手ぶれ補正に差はなかったように思いますが、歩きながらの撮影だと差が出ました。(撮影の順番はFDR-AX45A → FX30 → iPhone 14 Pro → 3機種比較)

結論、手ぶれ補正が効いている順に並べると、[iPhone 14 Pro > FDR-AX45A = FX30]という印象でした。iPhoneすごいですね。

落差の少ない歩き方であれば、「FDR-AX45A」「FX30」の手ぶれもほぼ気にならない程度だと思います。

[余談]バッテリー持ちが良い?

「FDR-AX45A」のバッテリー持ちが良い気がする

余談ですが、3機種でそれぞれ4K動画を撮影していると、「FDR-AX45A」はバッテリー持ちが良い気がしました。確証が持てないのは、バッテリーの使用回数やカメラの設定がそれぞれ違うので、同条件下での比較ではないからです。あくまでも筆者個人の体感ベースの話です。

ただ、「FDR-AX45A」は「iPhone 14 Pro」「FX30」にはできない魅力があります。それはバッテリー容量を変更できる点です。

初期の付属品には「NP-FV70A」というバッテリーが含まれますが、容量が少ない分よりコンパクトになる「NP-FV50A」やより長時間の撮影を可能にする「NP-FV100A」を別途用意することが可能です。

バッテリーの接続マウントが統一されているため、どれでも簡単に脱着できます。そういう点でも、バッテリー残量の不安が少ないのは、「FDR-AX45A」かもしれません。

高性能なのに使いやすいビデオカメラ

「FDR-AX45A」は自撮りもできるバリアングル液晶

「FDR-AX45A」はソニーのハンディカムシリーズの中でも高性能モデルに位置づけられており、ビデオカメラの中では高価格帯かもしれません。

しかし、「iPhone 14 Pro」のようなハイエンドスマホや「FX30」のようなミラーレス一眼と比べると、4K動画を撮影すること、その撮影体験を考えればコスパは高いと感じました。

運動会や発表会などのイベント時の利用はもちろんのこと、もしVlogやYoutubeなどの撮影機材を検討中の方がいれば、ビデオカメラの「FDR-AX45A」も候補に入れてみてはいかがでしょうか?

ビデオカメラは試してから購入できる

「年に数回も使わないから購入するほどでもない」
「実際にどんなものなのか、自分の用途で試してみたい」
そんな方にはビデオカメラのお試しレンタルがおすすめです。

カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、ビデオカメラのレンタルを提供しています。三脚付きのビデオカメラもありますので、運動会や発表会の記録映像にもご活用ください。

ビデオカメラのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]

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