七五三はいつやる?時期や年齢・準備や撮影の疑問を徹底解説
更新日2024/11/22
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七五三は、子どもの成長や健康をお祝いする日本の伝統的な行事です。
11月に行われることが多く、有名な神社の境内には晴れ着姿の小さな子どもの元気な声が響き渡ります。
しかし、七五三の意味やいつお祝いするのかがよくわからない、という人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、七五三のお祝いをする日や年齢の数え方について詳しく解説します。
七五三の準備や記念撮影の疑問についても詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
七五三はいつやるの?お祝いの日や年齢の数え方などを解説
七五三は、お祝いする日や年齢の数え方などに特徴があります。
詳しく見ていきましょう。
七五三は毎年11月15日
七五三(しちごさん)は、その名の通り子どもの7歳、5歳、3歳の成長を祝う行事です。
七五三の始まりは平安時代に行われていた宮中行事だと言われており、日本の伝統的なお祝いの1つです。
江戸時代に5代将軍徳川綱吉が、11月15日に子の成長を祝ったことから七五三の日がこの日に定着しました。
また、旧暦11月15日は吉祥の日で、子どもの成長を祝う日としてふさわしい日であったためともいわれています。
男の子と女の子でお祝いする年齢が異なる
七五三は、平安時代の儀式が由来となっており、男の子と女の子でお祝いする年齢が異なります。
一般的には、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳のときにお祝いすることがほとんどです。
ただし、最近は年齢を気にせずお祝いする人も多く、自由に子どもの成長を祝うという人も増えています。
数え年と満年齢のどちらでお祝いしてもよい
満年齢とは、生まれたときを0歳とし、誕生日を迎えるたびに歳を増やす現代の一般的な年齢の数え方です。
一方、数え年は生まれた時を1歳とし、お正月を迎えるごとに歳を増やす昔の年齢の数え方です。
七五三をお祝いするときの年齢は、数え年でも満年齢でもどちらでもかまいません。
上の子は満年齢で、下の子は数え年など兄弟で一緒にお祝いする家庭も多くなっています。
地域によって年齢や時期が異なる場合がある
七五三のお祝いは一般的に7・3・5歳とされていますが、九州など一部の地域では2歳、4歳、7歳でお祝いする地域もあります。
また、北海道など積雪の影響で11月におこなうことが困難な地域は、1ヶ月ほど早めておこなうことも少なくありません。
それぞれの地域で風習が異なっている場合もあるので、気になる人は事前に確認しておくとよいでしょう。
七五三はいつから始まったの?歴史や意味を解説
七五三は、平安時代の宮中行事が起源と言われています。
昔は医療技術が未発達で子供の死亡率が高く、現代ほど長生きできなかったため、節目で子どもの成長を祝うようになりました。
現代は男の子と女の子で祝う年齢が異なっていますが、昔は男女の区別はなかったとされています。
七五三の起源となった儀式は、大きく以下の3つです。
【3歳】髪置きの儀
髪置き(かみおき)の儀は、3歳になった子どもの髪の毛を伸ばし始める儀式です。
昔は男の子も女の子も、小さいときは髪を剃るという風習がありました。
髪の毛を剃ることで清潔にし、病気などから子どもを守る意味があったと伝えられています。
無事に3歳まで成長したことを祝い、これからの健やかな成長を祈る儀式で、男女ともにおこなわれます。
【5歳】袴着の儀
袴着(はかまぎ)の儀は、5歳になった男の子が正装する儀式です。
初めて袴を着ることから袴着の儀といわれるようになり、少年の仲間入りと健やかな成長を祝います。
着袴の儀とも呼ばれ、皇室にも伝統行事として伝わる儀式です。
皇室では性別の区別なくおこなわれており、男女ともに子どもが5歳になったときにおこなわれます。
【7歳】帯解の儀
帯解(おびとき)の儀は、紐付きの子供用着物を卒業し、大人用の帯を締めるようになる儀式です。
女児の7歳のお祝いとして定着しています。
大人と同じように帯を締められるようになるまで成長したことを祝うもので、厳しい幼少期を越え晴れて大人の仲間入りをすることを表しています。
七五三はいつから準備する?
七五三のシーズンは11月前後ですが、写真撮影やご祈祷・食事会など予定している内容によっては早めに準備をすすめるのがおすすめです。
オフシーズンに写真撮影をおこなう人も多く、春ごろから準備する人もいるほど。
半年前から準備を進める人が多いようです。
写真撮影をおこなうなら、撮影の時期に合わせて早めに予約や着物の手配などの準備を進めましょう。
お参りする神社の選び方
七五三でお参りする神社は特に決まりはありませんが、地域の氏神様や有名な神社を選ぶ人が多いです。
行きやすい神社や、縁のある神社を選ぶとよいでしょう。
ご祈祷を受ける場合は、予約の有無や時間の確認などを事前に電話などで問い合わせておくのがおすすめです。
大きな神社や有名な神社は大安や土日・祝日などは予約がないと、ご祈祷を受けられない場合もあるので注意してください。
記念撮影のタイミング
七五三にあわせて、家族で記念撮影する人が増えています。
大きな神社なら撮影ブースが用意されており、その場で写真撮影ができる場合もありますが、確実に写真を撮るならスタジオや出張撮影の予約をしておくのがおすすめです。
七五三の記念撮影のタイミングは、大きく3つあります。
メリットやデメリットは以下の通りです。
撮影時期 | メリット | デメリット |
---|---|---|
当日撮影 | ・七五三の行事を1日で済ませられる ・着付けや撮影をしたあと、そのまま参拝できる |
・スケジュールがタイトになりやすく子供に負担がかかりやすい ・1日お出かけすることになり子供も親も疲れやすい |
前撮り | ・落ち着いて写真撮影ができる ・早めに撮ることで日焼けなどの心配がない ・早割などでお得に撮影できる |
・時期が早すぎると子供の年齢によっては幼さが残ってしまう ・暑い時期は汗や日焼けに注意 ・シーズン近くなると予約が埋まってしまう可能性がある |
後撮り | ・当日写真を撮り忘れた場合でも写真が残せる ・予約が取りやすく費用も抑えやすい |
・外出用のレンタルが終了している場合がある ・寒い時期になるので体調管理に注意が必要 |
お子さんが小さいうちは、記念撮影を別日におこなうことでスケジュールに余裕ができ、当日のお参りやお祝いの食事会などをより楽しめるでしょう。
七五三をおこなうときの注意点
七五三は、子どもが主役になるお祝いです。
特に3歳はまだ小さく身体への負担も大きくなるので、子どもを中心に考えてスケジュールを組むとよいでしょう。
大安や土日・当日は混みやすいので注意
縁起のよい大安は、参拝やご祈祷が混雑しやすいので注意しましょう。
祈祷してもらう場合は予約しておくのがおすすめです。
神社によっては土日や七五三当日は予約のみしか受け付けていないところもあります。
七五三の当日や前後の土日は特に混みやすいので、人混みを避けたいなら平日がおすすめです。
祖父母も一緒にお参りするという場合は、六曜を気にする方もいるので、お参りの時間帯などにも気を配るとよいでしょう。
六曜とは、暦やカレンダーなどに記載してあるその日の吉凶や運勢を示したもので、主な意味は次の通りです。
六曜 | 意味 |
---|---|
大安 | 大吉。何をするにも良い日とされている 祝い事にふさわしい日 |
先勝 | 午前は吉。 午後は凶とされる |
先負 | 勝負事は避けて控えめにしたほうがよい日 午後以降は吉 |
友引 | 友を引くという意味があるので祝い事にはよいが葬式は不向き 丑の刻(11~13時)は凶とされる |
赤口 | 祝い事には向いていない日 丑の刻(11~13時)は吉とされる |
仏滅 | 何事も避けたほうが良い日 祝い事には不向きとされる |
お祝いごとには大安が選ばれることが多く、吉日の土日はさらに混雑するので注意しましょう。
参拝計画は季節を考えて立てる
七五三シーズンとされる10〜12月は季節の変わり目や寒い時期にあたるため、当日体調不良で予定が崩れることもあることも考慮して予定を立てておきましょう。
混雑を避け時期をずらしたり、写真撮影を別日にして当日の負担を少なくしたりするのがおすすめです。
春や夏などに行う場合は、熱中症にも注意が必要です。
特に子どもは暑さや寒さの影響を受けやすいので、参拝計画は慎重に立てるようにしましょう。
時期をずらした七五三も問題ない
七五三シーズンは混雑するため、時期をずらして参拝しても問題ありません。
参拝の時期に特に決まりはないので、11月にこだわらず自由にお祝いをするのもよいでしょう。
時期をずらすことで七五三の写真撮影やレンタル衣装の費用を抑えられるので、メリットも大きいと言えます。
ただし、千歳飴などの授与品は七五三の時期を外すともらえないこともあります。
ご祈祷をしてもらえるかの確認も合わせてしておくと、安心してお祝いできるでしょう。
兄弟で年齢の数え方が違ってもよい
現代の七五三は決まったルールがないため、兄弟で七五三を合わせる人が増えています。
年齢の数え方が違っても問題ないため、子どもの成長に合わせて自由に決めるとよいでしょう。
例えば上の子は満年齢で、下の子は数え年で七五三のお祝いや写真撮影をしても問題ありません。
兄弟の七五三が一度で終わり、写真撮影などの費用が抑えられるというメリットもあります。
年齢差を考えながら、一緒におこなえるのがいつか検討してみてください。
七五三はシーズンにこだわらなくても大丈夫!都合の良い日にお祝いしよう
七五三は、3歳・5歳・7歳になった子どもの成長を祝う行事で、11月15日におこなわれます。
一般的には男の子は3歳・5歳で、女の子は3歳・7歳で神社への参拝やご祈祷・写真撮影などをおこないますが、最近は年齢や性別にとらわれることなく子どもの成長を祝う家庭も増えています。
七五三の当日や前後の土日・祝日、大安など吉日は大変混雑するので、時期をずらしてお参りするのもおすすめです。
子どもの年齢や体調を考慮し、無理のないスケジュールで成長を祝う1日にするとよいでしょう。
七五三の着物はレンタルがおすすめ!
七五三の撮影とお参りを別々にするときなどは、着物をレンタルするのもおすすめです!
レンティオでは、七五三の着物をレンタルできます。お子さんだけでなくママの着物を借りるのもいいですね。
また写真撮影に欠かせないカメラ・ビデオなどもレンタルできます。
ハレの日の思い出を最高のシチュエーションで残したいという人は、ぜひご検討ください。
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