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「ピアノを弾いてみたい」「まずは楽器を用意しよう」
そう思い立ったとき、多くの人が思い浮かべるのが、グランドピアノやアップライトピアノなどの「アコースティックピアノ」より手軽に始められる「電子ピアノ」ですよね。
本記事では、ピアノ講師歴20年以上の筆者が、これからピアノを始める初心者の方に向けて、おすすめの電子ピアノ10機種をご紹介します。選ぶ際にチェックすべきポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
電子ピアノとは
「電子ピアノ」は、電気の力を使ってピアノの音を再現する電子鍵盤楽器の一種です。電子ピアノには、あらかじめ録音された音が組み込まれており、鍵盤を押すことでセンサーが作動し、スピーカーから音が流れます。
対して、弦をハンマーで叩き、その振動を共鳴させて音を作り出すアップライトピアノやグランドピアノは、総じて「アコースティックピアノ」と呼ばれます。
最近では、電子ピアノでありながら、アコースティックピアノのようなハンマー構造と最新技術を用いて録音した音源を採用することで、よりリアルなタッチと音を実現した「ハイブリットピアノ」も登場!電子ピアノの選択肢が広がりつつあります。
電子ピアノがおすすめな人
- はじめてのピアノ挑戦で続くか不安
- 楽器の購入費用を抑えたい
- メンテナンスの手間を省きたい
- 夜間や早朝に練習したい
- 楽器不可の物件に住んでいる
- 周囲への音漏れが気になる
- 省スペースで設置したい
電子ピアノは、アップライトピアノやグランドピアノと比べて価格帯が低めのため、「習い始めていつまで続くかわからない」「なるべく初期費用を抑えたい」という方にピッタリです。
また、アコースティックピアノは年1回ほど調律師による調律(音の調整・楽器全体のメンテナンス)が必要ですが、電子ピアノは基本的にメンテナンス不要です。そのため、楽器の維持費用が抑えられる点もメリットといえるでしょう。
もちろん、ピアノを設置する空間の広さや住宅事情、練習時間などの条件から、アコースティックピアノを置くのが難しい方にもおすすめ!ほとんどの機種にサイレント機能が搭載されているため、夜間や早朝でもヘッドホンを使って周囲に音を漏らさず安心して練習できますよ。
電子ピアノの選び方|ピアノ初心者がおさえるべきポイント7選
電子ピアノの価格は、数万円台~40万円超と幅広く設定されています。この差は「タッチや音色へのこだわり」「搭載機能」「デザイン・構造」などによるもので、一概に価格が高い機種であれば間違いないとはいえません。
大切なのは「自分に合った製品」「自分に必要な機能性を備えた機種」を選ぶこと!ここでは、これからピアノを始める方やピアノに興味をお持ちの方がおさえるべき電子ピアノ選びのポイントを7つご紹介します。
- 商品名
- 鍵盤の数
- 据え置き型or卓上型
- 鍵盤のタッチ・触り心地
- 音色・音質
- ペダルの感触
- 搭載機能
ピアノ講師をしている私が、生徒様の電子ピアノ購入に立ち会った際のエピソードも交えながら解説しますので、ぜひ参考にしてください。
商品名
まずチェックすべきは「電子ピアノ」であるかどうか!
電気の力を利用する電子鍵盤楽器は、「電子ピアノ」「キーボード」「シンセサイザー」「電子オルガン」などさまざま。いずれも白鍵と黒鍵で構成された鍵盤が付いている点は共通していますが、アコースティックピアノ(アップライト・グランド)を再現するために生まれた楽器は「電子ピアノ」のみです。
電子ピアノとその他の楽器ではタッチや音色が大きく異なるため、「電子ピアノ」に分類される製品を選びましょう。
ピアノ初心者の方の場合、数千円から気軽に購入できるキーボードを選んでしまいがち。ですが、特にピアノレッスンに通ったり、発表会やコンクールでの演奏を目指したりする場合は、電子ピアノ一択です!
アコースティックピアノに限りなく近い楽器を選ぶことで、ご自宅でもレッスンや本番と同じ感覚で練習に取り組め、ギャップにストレスを感じることなくピアノを楽しめますよ。
鍵盤の数
アコースティックピアノ、いわゆる生ピアノの鍵盤数は88鍵です。電子ピアノも多くが88鍵で構成されていますが、コンパクトで手軽に持ち運べる機種のなかには、76鍵、61鍵と鍵盤数を削ることで小型化されているものもあります。
61鍵は5オクターブ、88鍵は7オクターブと4鍵盤。ピアノ学習を始めたばかりの頃は61鍵でも問題なく練習できますが、進むにつれ弾く音域が広がっていくため「鍵盤がないからこの曲は弾けない」といった悲しい事態に陥ることも……。
88鍵を搭載している機種であれば、上達する喜びをより味わいやすいでしょう。
据え置き型or卓上型
電子ピアノの形は、大きく分けて「据え置き型」と「卓上型」に分けられます。両者の特徴は以下の通りです。
据え置き型 | 卓上型 | |
---|---|---|
メリット | ・正しい姿勢や手のフォームを保ちやすい ・音質やタッチにこだわった製品が多い ・付属アクセサリーが充実していることが多い |
・据え置き型に比べ安価で手に入る ・コンパクトで簡単に移動させられる |
デメリット | ・卓上型に比べ価格が高め ・重量があり移動させにくい ・業者による搬入・組み立てが必要な機種もある |
・スタンドとペダルを別途購入する必要がある ・置き場所を工夫しないと正しい姿勢を保ちにくい ・キーボードに限りなく近い軽いタッチの製品もある |
据え置き型は、鍵盤部分とスタンド、ペダルが一体になっており、アコースティックピアノを演奏する条件に近い形で練習できます。価格は上がりますが、音質やタッチにこだわった上位機種も多数販売されているため、生ピアノの音や弾き心地を体感したい方にピッタリです。
一方、卓上型は鍵盤部分のみのタイプで、ご自宅のテーブルなどに置いて演奏したり、手軽に持ち運んだりすることも可能です。ただし、置く場所によってはピアノ演奏で重要な「正しい姿勢・フォーム」を保つのが難しくなるため、練習の際は別途販売されているスタンドの利用をおすすめします。
また卓上型の場合、ペダルが別売りで用意されていることが多いため、演奏の可能性を広げるためにも、一緒に購入しておくとよいでしょう。
鍵盤のタッチ・触り心地
電子ピアノの鍵盤の素材は「樹脂」と「木材」の2つに分けられます。
樹脂製鍵盤は、アコースティックピアノと同じ木製鍵盤に比べ表面がツルンとしており、タッチは軽め。汚れを拭き取りやすいのも特徴です。対して価格帯が高めの機種で多く見かける木製鍵盤は、生ピアノに近い触り心地でタッチも重めです。
木製鍵盤を採用した電子ピアノのなかには、アコースティックピアノの内部構造を再現したハンマーアクションを内蔵することで、よりリアルなタッチを再現しているものもあります。
どちらの弾き心地が気に入るかは、触れてみないとわからないため、レンタルサービスや店舗の電子ピアノフェアなどを利用し、実際に弾き比べてみるのがおすすめです。
音色・音質
ピアノを始める方のなかには「ピアノの音色が好き」という方も多いはず。電子ピアノの音色は「音源」と「スピーカー」、そして「同時発音数」で決まります。
電子ピアノには、あらかじめサンプリングされたピアノの音が内蔵されており、鍵盤を押さえることでセンサーが作動し、音がスピーカーから流れます。スピーカーは左右1つずつが一般的ですが、上位機種になると4つ、6つと増え、音に包み込まれるような感覚を味わえるのです。
また、同時発音数が多いほど、響きが豊かになります。本格的な響きを体感したい方は、同時発音数256音以上のものを選ぶとよいでしょう。
サンプリングする音や録音技術へのこだわり、スピーカーの数、同時発音数の数は、上位機種になるほど多くなる傾向にあります。「どこまで臨場感を求めるか」によって基準も変わるため、実際に音色を聴き比べながら選ぶのがおすすめです。
ペダルの感触
音の響きを増幅させたり減少させたり、特定の音のみを保持したりする役割を持つピアノのペダル。ピアノを始めたばかりの頃は使用頻度が少なく、電子ピアノ選びでも見落としがちなポイントですが、実はペダルの踏み心地は非常に重要です!
足を置くだけで簡単に下がってしまうような軽すぎるものや、踏み込む際に幅が浅すぎるもの、妙なひっかかりを感じるものは避けましょう。
もともとペダルの感触は、アコースティックピアノでもメーカーやモデルによる違いや個体差があるもの。電子ピアノも同じで、なかにはペダルの反応までアコースティックに寄せて設計されている製品もあります。
私が生徒様の電子ピアノ選びに立ち会った際、「ペダルが教室の感じと違う」と戸惑っていることがありました。そのモデルは可動域が浅く、踏み込むのにやや力がいる印象でした。ピアノ演奏ではペダリングも重要なポイントですので、「初心者だから」と妥協せず、ぜひ足元にもこだわって吟味してみてください。
実際にアコースティックピアノの踏み心地を体感した後、それと比較しながら選ぶのもおすすめですよ!
搭載機能
電子ピアノには、ピアノの練習や演奏をサポートしてくれる機能が搭載されています。主な機能の一例は以下の通りです。
- 録音
- 音色変更
- サイレント
- メトロノーム
- 自動伴奏
- 光ナビゲーション
- トランスポーズ
特に注目したいのが「サイレント」と「メトロノーム」!
サイレントは、ヘッドホンから流れる音のみで、スピーカーから音を発することなく演奏できる機能です。住宅事情で音を出せない方や、夜間の練習がメインになる方は必須となるでしょう。
メトロノームは、一定の拍子を刻むことでテンポがブレないようガイドしてくれるものです。拍感やリズムの認識、さらには一定の速さでの演奏を習得するのに有効なので、ピアノ初心者の頃から積極的に活用したいところ。ほとんどの電子ピアノに搭載されているため、操作が難しくないかなどを確認しておくとよいでしょう。
初心者におすすめの電子ピアノ10選|現役ピアノ講師が厳選!
毎年、さまざまなメーカーから新たな機種が登場している電子ピアノ。楽器店や家電量販店に並ぶ電子ピアノの種類の多さに、驚いたことがある方も多いのではないでしょうか?
ここでは、現在販売されている電子ピアノのなかから、ピアノ初心者の方におすすめしたい10製品を厳選してご紹介します。
今回は、価格帯が低く手軽に設置できる卓上型と、アコースティックピアノに近い姿勢や状態での演奏が叶う据え置き型から、それぞれ5機種をピックアップしました。
ハイエンドすぎず、これからピアノを始める方でも手にしやすいモデルを意識して選びましたので、ご自身やご家族が練習している姿を重ね合わせながらご覧ください!
KORG(コルグ)|B2+
日本の電子楽器メーカー「KORG」の「B2+」は、アコースティックピアノのような自然な鍵盤のタッチと豊かな響きを持つ卓上型電子ピアノです。
厳選された12種類のサウンドやUSB接続、ワンタッチ操作のメトロノームなど、デジタルならではの機能も搭載されており、ピアノを弾く楽しさを手軽に味わえます。
3本ペダルや据え置き可能なスタンド、高さ調節できる椅子などのアクセサリーも充実しているため、本格的に練習を始める場合は、あわせて用意することをおすすめします。
鍵盤数 | 88鍵 |
---|---|
形状 | 卓上型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:12種類 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・(USB-Type C/AUDIO IN/ペダル)他 |
CASIO(カシオ)|PX-S1100
「ミニマルで洗練されたデザイン」「本格的なタッチ」「多彩な機能」の3拍子が揃った、上質なピアノライフを叶えてくれる「CASIO」の卓上型電子ピアノ「PX-S1100」。
スリムなボディでありながらもアコースティックピアノの鍵盤構造を小型化した「スマートスケーリングハンマーアクション鍵盤」を搭載することで、本格的なタッチを実現しています。
さらに、独自の音響システムによって演奏者が表現したいニュアンスを忠実に再現してくれるため、初心者の方でもタッチによる音の変化を感じながら練習できるでしょう。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 卓上型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:18種類 ・内蔵曲:60曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・パートオン/オフ ・オーディオレコーディング ・Bluetoothオーディオ 他 |
ROLAND(ローランド) |FP-30X
プロの演奏家のセカンドピアノにも選ばれているという、日本の大手電子楽器メーカー「ROLAND」の卓上型電子ピアノ「FP-30X」。グランドピアノのタッチを再現する「PHA-4スタンダード鍵盤」やROLAND独自の「スーパーナチュラル・ピアノ音源」を備えており、リアルな弾き心地を体感できます。
また、Bluetooth機能によってROLANDのピアノ学習アプリと連動させたり、USB接続でパソコンとつなぐことで楽曲制作に活用したりすることも可能です。
ただピアノを弾くだけでなく、デジタルのメリットを活かして、ピアノの練習や演奏のバリエーションを増やしたい方にピッタリの機種といえるでしょう。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 卓上型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:321種類 ・内蔵曲:30曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・トランスポーズ ・・Bluetoothオーディオ/MIDI 他 |
KAWAI(カワイ)|ES120Filo
イタリア語で「弦」を意味する「Filo」と名付けられた、日本が世界に誇るピアノメーカー「KAWAI」の卓上型電子ピアノ「ES120Filo」。メイン音源に、世界的な国際ピアノコンクールで称賛を浴びているフルコンサートグランドピアノ「SK-EX」の音色が使われており、臨場感あふれる響きを楽しめます。
鍵盤構造には、グランドピアノの弾き心地を目指した「レスポンシブ・ハンマー・アクション・スタンダード鍵盤(RHS鍵盤)」を採用しているため、タッチも本格的です。
場所を選ばず設置できる手軽さと、本物志向の演奏者の心を満たす音質・タッチを兼ね備えた一台です。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 卓上型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:25種類 ・音色デモ:16曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・トランスポーズ 他 |
YAMAHA(ヤマハ)|P-225
KAWAIと並ぶ日本を代表する世界的ピアノメーカー「YAMAHA」製の「P-225」は、コンパクトでありながらも本格的な演奏感を実現する卓上型電子ピアノ。鍵盤に新開発の「GHC鍵盤」を採用することで、鍵盤の重みや反応を限りなくアコースティックピアノに近づけ、繊細な表現を可能にしています。
さらに、ヤマハのコンサートグランドピアノ「CFX」の音色を搭載し、「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」によって、グランドピアノ特有の複雑な共鳴音も再現。
「省スペース×本格的な弾き心地」を求める方にピッタリの電子ピアノといえるでしょう。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 卓上型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:24種類 ・内蔵曲:71曲 ・メトロノーム ・Bluetoothオーディオ接続 ・レコーディング 他 |
CASIO(カシオ)|CELVIANO AP-S450
「CASIO」の「CELVIANO AP-S450」は、白鍵に木材と樹脂のハイブリッド構造を採用した、鍵盤の触り心地にもこだわる本格派の方におすすめの据え置き型電子ピアノです。
グランドピアノの共鳴の仕組みを細かく分析して生み出された「弦共鳴システム」や「機構音システム」によって、アコースティックならではの響きも再現しています。
さらに、4つのスピーカーによって響きの広がりを体感できる点や、ペダルの仕様にこだわることで安定的かつ繊細なペダリングを可能にしている点も、注目すべきポイントです。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 据え置き型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:26種類 ・内蔵曲:60曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・パートオン/オフ ・レコーディング 他 |
ROLAND(ローランド)|RP701
「ROLAND」の「RP701」は、繊細なタッチを叶える「PHA-4(プログレッシブ・ハンマー・アクション4)スタンダード鍵盤」を搭載する、グランドピアノの再現にこだわった据え置き型電子ピアノです。
ペダルには、ハーフペダルにも対応する「PDA(プログレッシブ・ダンパー・アクション)ペダル」を採用しており、ペダルを使いこなす上級者でも満足できる仕様となっています。
基本的な機能に加えて、300曲以上のオーケストラ伴奏付き練習曲やBluetooth機能なども内蔵されているため、ピアノを独学で学ぶ方にもピッタリ。本格的なタッチと響きを体感しながら、毎日の練習を飽きずに楽しめるでしょう。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 据え置き型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:324種類 ・内蔵曲:397曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・Bluetoothオーディオ/MIDI 他 |
KAWAI(カワイ)|CN201
「KAWAI」製の据え置き型電子ピアノ「CN201」は、楽器店大賞2024受賞の人気機種です。グランドピアノのしっかりした弾き応えを再現するアクション構造「レスポンシブ・ハンマー・アクションⅢ」と、KAWAIのフルコンサートピアノ「SK-EX」「EX」の音を搭載しており、本格的なタッチと豊かな音色を体感できます。
また、吸収力の高い低反発クッションをアクション各部に配置することで、鍵盤自体のカタカタ音が抑えられているのも注目すべきポイントです。
鍵盤を押さえたときの雑音は、意外に気になるもの。本製品のように静音構造を採用している機種であれば、家族が集まるお部屋に設置する場合も、気兼ねなく練習できますね。
鍵盤数 | 88鍵 |
---|---|
形状 | 据え置き型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:19種類 ・内蔵レッスン曲:200曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・レコーディング 他 |
YAMAHA(ヤマハ)|ARIUS YDP-165
「YAMAHA」の「YDP-165」は、YAMAHA最高峰のグランドピアノ「CFX」の音色と、「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」によって生み出されるグランドピアノの豊かな共鳴音を楽しめる据え置き型電子ピアノです。
高さを自由に変えられる専用の椅子が付属されているため、はじめて電子ピアノを購入する方にピッタリ。
また、ヘッドホンを使って演奏するときにもアコースティックピアノのような音の広がりを体感できる「ステレオフォニックオプティマイザー」を搭載しているため、夜間の練習にも最適です。
忙しい日々のなかでも、美しい音色に包まれながらコツコツ練習したい……そんな願いを叶える一台といえるかもしれません。
鍵盤数 | 88鍵 |
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形状 | 据え置き型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:10種類 ・内蔵曲;363曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・レコーディング 他 |
YAMAHA(ヤマハ)|Clavinova CLP-825

「YAMAHA」のプレミアム電子ピアノ「Clavinova」のなかでも、初心者から上級者まで幅広い層から支持されている「CLP」シリーズ。
「CLP-825」は、YAMAHAのコンサートグランドピアノ「CFX」と、鍵盤数が通常より6鍵多く世界最大のピアノとして知られるBösendorfer(ベーゼンドルファー)「インペリアル」の音色を採用した、本格的な響きを求める方も納得の電子ピアノです。
グランドピアノらしい響きや表現を楽しめるだけでなく、BluetoothやUSB端子などデジタルならではの機能も搭載されているため、アコースティックピアノで演奏している感覚を味わいながら、バリエーション豊かな練習を楽しめるでしょう。
鍵盤数 | 88鍵 |
---|---|
形状 | 据え置き型 |
搭載機能 | ・内蔵音色:10種類 ・内蔵曲:363曲 ・ヘッドホン端子(サイレント) ・メトロノーム ・トランスポーズ ・Bluetoothオーディオ/MIDI 他 |
【要チェック】おすすめしない電子ピアノの選び方
電子ピアノ選びのポイントとあわせて「避けるべき選び方」を押さえれば、ピアノ初心者でも失敗することなく自分に合った製品・機種を選択できるでしょう。
電子ピアノは、次のような選び方をすると後悔につながりかねません!
- 価格だけで判断する:好みのタッチや音色、必要な機能には個人差があり、高価格帯だからといって気に入って使い続けられるとは限らない
- デザインだけで決める:ピアノに夢中になるほどタッチや音色のほうが重要だと感じやすい
- 鍵盤の軽さだけで選ぶ:レッスンや発表会で演奏する際、アコースティックピアノのタッチとの差にストレスを感じやすい
数万円~数十万円する電子ピアノ。「やっぱりここを重視すればよかった」と後悔することのないよう、本記事でご紹介したおすすめ機種や選び方のポイントを参考に、じっくり選定しましょう。
電子ピアノと一緒に揃えたい!おすすめの関連アクセサリー
電子ピアノの購入と同時に周辺機器も揃えることで、ピアノ練習をより快適に楽しめます。ここでは、ぜひ一緒に準備していただきたい6つのアクセサリーをご紹介します。
- ピアノ椅子
- スタンド(卓上型の場合)
- ヘッドホン
- メトロノーム
- 足台
- 防音マット
専用の付属品が用意されていたり、セット販売されていたりする機種もあるため、本体とあわせてチェックしましょう。
ピアノ椅子
ピアノを正しい姿勢で練習するためには、ピアノや体に合った椅子が欠かせません。数段階に分けて高さ調節できる製品であれば、お子様の成長にあわせて調整でき、複数人でピアノを共有する際もそれぞれの高さにサッと変えられます。
上位機種にはセット購入できる専用の椅子が用意されていますが、卓上型などで専用の製品がない場合は「電子ピアノ用 椅子」などで検索し、高さを手軽に変えられるものを準備しましょう。
スタンド(卓上型の場合)
テーブルなどに置いたり使わないときに片づけたりできるのが、卓上型電子ピアノのメリット。しかし、体に負担がかかりにくく演奏しやすい正しい姿勢で練習するためには、高さや安定感といった置く場所の条件を整えることが大切です。
機種専用、あるいは電子ピアノ専用のスタンドがあれば、姿勢を保てる高さに安定した状態で設置できるため、本体と一緒に用意することをおすすめします。
ヘッドホン
サイレント機能を使う方は、ヘッドホンも必須です!付属されているかどうか確認し、別売りの場合は一緒に購入しましょう。
ただし、ヘッドホンを使って練習できるのは、ヘッドホン端子がついている電子ピアノのみです。スピーカーから音を出しながら練習するのが難しい方は、電子ピアノを選ぶ時点で必ず確認してください。
メトロノーム
電子ピアノの場合、多くの機種にメトロノームが内蔵されています。しかし、振り子がついたアナログのメトロノームのほうが、視覚から拍の刻みを意識できるため使いやすいという方もいます。
メトロノームは、電子ピアノを使い始めてから検討しても遅くはありません。「ディスプレイに表示される形では拍を認識しづらい」と感じた場合は、別途用意するのもよいでしょう。
ピアノ用足台
電子ピアノとアコースティックピアノ、いずれにおいても、お子様などの体の小さな方が練習する場合、足が床につかずプラプラしてしまう可能性があります。体が安定しない状態では姿勢や手のフォームも崩れやすく、上達の妨げになるため、足の裏がピッタリつく高さの足台を用意しましょう。
私の生徒様のなかには、自作で足台を作って設置している方もいましたが、専用の足台を購入するのも選択肢の一つです。高さ調節可能な製品であれば、成長にあわせて長く使えるため、ぜひご検討ください。
防音マット
下の階に振動や音が伝わるのが気になる……そのような場合は、防音マットを敷いてから設置することで、音の伝導を軽減できます。
楽器練習の防音対策グッズには、マットやカーテン、ボードなどさまざまな種類があるため、室内の状況にあわせて最適な製品を選びましょう。
自分にぴったりの電子ピアノで素敵なピアノライフを
電子ピアノ選びは、これからのピアノライフを充実させるための大きなポイントとなります。ぜひ、本記事でご紹介した選び方を参考に、毎日触れたくなるようなお気に入りの一台を見つけてくださいね。
電子ピアノはレンタルできる!
電子ピアノを実際に鍵盤に触れて選びたい方には、電子ピアノをレンタルするのもおすすめです!
レンティオでは、電子ピアノをレンタルして、ご自宅で試奏できます。
納得して購入したい方や、複数の候補で悩んでいる方、習い事が続くか不安な方もぜひ気軽にレンタルしてみてくださいね。
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