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6つの撮影テクニックでシーズン前にマスター!紅葉撮影講座

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6つの撮影テクニックでシーズン前にマスター!紅葉撮影講座

夏が終わると秋が始まります。秋といえば美しい紅葉に目を奪われる季節です。

近年では、紅葉スポットにカメラを持って行き撮影される方が増えました。色鮮やかな姿は、写真にすると写りも良く、記憶に残る姿だと言われています。

今回は紅葉撮影にあると便利なアイテムや撮影テクニック、作例で使用した撮影ポイントをご紹介していきます。

紅葉のベストシーズン

紅葉は全国各地で見ることができますが、ベストシーズンはそれぞれ異なります。基本的には気温が低くなると同時に色づき始めるため、北方面から紅葉は進みます。

日本一早く見頃を迎える紅葉スポットは、北海道の大雪山系旭岳です。早いときには9月上旬には見頃を迎えるということで、一足早く紅葉を楽しむことができます。

紅葉の面白いところは距離が近くても見頃が異なることがあるところです。京都の地下鉄駅などでは、周辺の紅葉の様子を掲示板でお知らせしているところもあります。そういった所で見てみると、100mの違いで色づきが変わっているのが分ります。

東京で紅葉を楽しめるのは11月下旬~12月上旬です。

紅葉撮影テクニック

標準ズームがベスト

紅葉を撮影するときは標準ズームレンズがおすすめです。

焦点距離的は18mm~150mm程度の範囲があると作品もバリエーション豊富になり、色々な撮影ポイントで活躍します。

望遠レンズを使用する方法もありますが、紅葉は一つひとつの葉が連なって美しく見える芸術だと私は思うので、全体や複数の葉が写る事を大切にして頂きたいと思います。

木に付いている葉だけが被写体ではない

EOS6D落ち葉

Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F4, 1/200sec, ISO1600, 京都洛東エリア

紅葉というと木に付いている自分の目線より上の葉が被写体としての対象に思えますが、落ち葉なども被写体として見ることが大切です。

例えば池に落ちている葉などは水面の反射効果などで写真映えすることも多くあります。何気なく道路に落ちている葉も他の被写体などと混ぜることで作品として成り立つこともあります。

縦位置撮影も効果的

EOS6D縦位置

Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F4, 1/500sec, ISO1600, 京都洛東エリア

風景写真などでよく見る構図は、横位置の写真が多いですが、縦に伸びる木には縦位置撮影も効果的です。横幅が狭くなるため、横位置では広すぎる場合や、範囲を限定させたい時に効果的です。

作例では、道路脇の小さな水路を入れたかったので縦位置にしてみた作品です。先ほどの通り、被写体は目線より上だけではなく、目線より下の場合もあるため、そこを意識して両方を入れた作品になっています。

光線を気にして撮影

どの被写体にも共通して言えることですが、光線の角度や強さを気にしながら撮影するようにしましょう。順光サイド光逆光など色々な分野が存在するので、一つずつご紹介していきます。

順光

EOS6D順光
Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F11, 1/80sec, ISO200, 京都府 円山公園

写真の基本的な光線状態である「順光」。順光の場合は、太陽が背にある状態での撮影なため、被写体に完全に光が当たります。被写体は美しく写り、色が綺麗に出ることが特徴です。

しかし立体感を表現するのが苦手なのが順光です。影なども真後ろに出るため、立体感を出すのには向いていません。

サイド光

EOS6Dサイド光
Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F10, 1/250sec, ISO400, 京都府 高台寺

順光が背から太陽光が当たるのに対して、斜めや横から光が当たることが「サイド光」です。

こちらは立体感を出すのに最適な方法です。葉の向きによっては、表面に光が当たらないこともあり、シルエットになる葉や、光の当たった鮮やかな葉、両方を写すことができます。

また、遠目から撮影した場合でも、木々の影が横に出るため、立体感のある写真を撮影することができます。

逆光

EOS6D逆光
Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F22, 1/100sec, ISO200, 京都府 高台寺

逆光写真の難しいところは色が出にくいところです。

光源に向けてカメラを向けるので、カメラは正常な露出設定にしようとすると被写体が暗くなることが多いです。そのため、シルエット撮影などに向いている方法です。

しかし、葉で太陽を隠すなど工夫をすると強い光源が無くなるため、露出設定は変わり、順光やサイド光では表現することのできない幻想的な作品に仕上がります。

また、逆光撮影をする場合は、真上を見上げたりする事が多いため、また違った作風を表現することもできます。

露出補正で明るく

露出補正画面

カメラの設定で「露出補正」を積極的に使っていきましょう。露出補正では、プラスに設定し全体を明るくしてみましょう。

赤色や黄色など紅葉で使われる色は、明るい方が見栄えがよく、綺麗な印象を持つことができます。背景は少し白飛びしても良いくらいです。

ホワイトバランスは「くもり」

ホワイトバランスくもり

ホワイトバランスをオートにしていると全体的な色温度を計測し、ケルビン値を設定するため、紅葉の色彩を活かしきることはできません。

そこでホワイトバランスを「くもり」に設定することで、葉っぱに赤みなど彩度増し、美しい作品へと仕上がります。

ホワイトバランスでなく、彩度調整で自分好みの色を出すのも一つです。

目線の高さで撮らない

EOS6Dローアングル

Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F8, 1/60sec, ISO1600, 京都洛東エリア

写真撮影では、目線と異なる高さで撮影することが効果的とされています。例えば地面すれすれでカメラを持って見上げるように撮影するローアングルや見下ろすように撮影するハイアングルなどがあります。

「なぜ目線と異なる高さなのか?」ですが、目線とは違った高さにすることで、非日常感を味わうことができるからです。ローアングルで撮影すると、普段私たちが感じられない角度からの魅力や、地面が近いことで迫力も感じることができます。

最近ではバリアングル液晶搭載の一眼レフも増えてきたので、目線と異なる高さでの撮影をおすすめします。

あると便利な紅葉撮影グッズ

PLフィルター

PLフィルター

色彩豊かな紅葉を撮るにはコントラストも大きく影響してきます。コントラストが高いほど、色彩の変化や被写体の明暗差は分りやすくなり、芸術性が増します。

そのためPLフィルターを使ってコントラストを上げたクッキリ写真撮影をおすすめします。PLフィルターは、反射を抑える機能も付いているため、逆光撮影などでも活躍するでしょう。

夏空を美しく撮るための撮影テクニック!PLフィルターを使うメリットを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

小さめな三脚

三脚

画角を決めて撮ることの多い紅葉撮影を含む風景写真ですが、画角を固定したいときは三脚を使いましょう。

しかし観光地などでも人で混雑していることも多いため、大きな三脚を持たず、小さめの三脚で撮影するようにしましょう。先ほどの通り、低くすれば目線からずれるため、違った写真が撮れると思います。

撮影地によっては、三脚禁止の場所もあるため確認するなど注意が必要です。

写真・動画撮影におすすめ三脚5選。長く使える三脚の選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

作例撮影スポット

京都洛東エリア

EOS6D高台寺

Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F8, 1/500sec, ISO200, 京都府 高台寺

京都は紅葉スポットとして非常に人気を集めています。私は2016年11月の最後の週に京都へ撮影に行きましたが、平日にもかかわらず紅葉目当ての方が多くいらっしゃいました。

私がおすすめする撮影ポイントは、洛東エリアです。特に山科地区は比較的人も少なく、街中と比べて落ち着いた雰囲気で撮影することができます。また、山のような地形のため、高低差を利用した写真撮影も出来そうです。

洛東エリアのメインである清水寺周辺でも混雑は避けられないものの、撮影ポイントが多く点在し、夜にはライトアップも楽しむことが出来ます。

その他にも京都各地に紅葉名所が点在し、その多さはとても1日では回りきることができない程です。 京都も場所によって見頃が大きく異なるため、自分が見たい紅葉ポイントを探して、見頃時期を調べるようにしましょう。

まとめ

EOS6D紅葉まとめ

これまで紅葉撮影についてご紹介してきました。様々なテクニックを駆使することでワンランク上の写真撮影を楽しむこと出来ます。

紅葉は色鮮やかなため、自分好みの設定を探す段階から楽しめると思います。そして露出設定の勉強などにもなり、今後他のジャンルでの撮影も役に立つと思われます。

  • 紅葉は寒くなるのが早い地域から始まる。
  • 順光では、綺麗な色が出るが、立体感はでない。
  • サイド光では、影などの影響もあり、立体感を伝えやすい作品へと仕上がる。
  • 逆光では葉で太陽を隠すようにすると幻想的で明るい写真を残すことができる。
  • 露出設定をその場に応じてプラスへ変更し、色彩を明るくする。
  • ホワイトバランスは「くもり」に設定し、赤みを増した写真撮影を。
  • 目線と異なる高さで写真を撮る。迫力や非現実的な表現をすることができる。
  • PLフィルタ―で、コントラストを上げて明暗差を分りやすくしよう。
  • 小さめの三脚を持っていると便利。
  • 京都の休日は非常に混雑する。紅葉スポットは多い。

ご紹介したテクニックを基に、秋の紅葉撮影に挑戦してみませんか?

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