OM SYSTEM(オリンパス)ミラーレス一眼全6モデルを徹底比較。性能や特長からおすすめモデルをご紹介
更新日2024/10/22
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元々「オリンパス」の名でカメラが展開されていた「OM SYSTEM」。
2020年より新会社として「OMデジタルソリューションズ」が設立され、新体制でカメラ事業が展開されています。
「オリンパス」の伝統をしっかりと継承しながらも、次世代への挑戦意識が感じられる新ブランド「OM SYSTEM」は、ミラーレス一眼市場においても、大きな注目を集めています。
こちらの記事では、「OM SYSTEM」ブランドで展開されているミラーレス一眼におけるラインナップの特徴や、魅力についてご紹介していきます。
もくじ
OM SYSTEMのミラーレス一眼
OM SYSTEMでは2024年現在6種類のミラーレス一眼を発売しています。その全てがイメージセンサーにマイクロフォーサーズを採用しています。
マイクロフォーサーズは、ミラーレス一眼に適したセンサーサイズで、APS-C規格などと比べて小さいです。センサーが小さいことでボディやレンズの小型軽量化につながっています。
2種類に分かれる
オリンパスのミラーレス一眼は大きく2つに分かれます。OM/OM-DシリーズとPENシリーズに分かれますが、OM-Dは上級から中級者向けのカメラとして開発され、PENシリーズは初心者やこれから始める方に向けたエントリーモデルになっています。
OM/OM-Dシリーズ
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PENシリーズ
- E-P7 (2021年6月25日)
- E-PL10 (※生産終了) (2019年11月22日)
[2020年版]OLYMPUS PEN全4機種を徹底比較!おしゃれで簡単初心者シリーズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
OM SYSTEMの特長
手ぶれ補正に圧倒的な自信
オリンパス時代から続くミラーレス一眼、特にOM-Dシリーズは手ぶれ補正効果が圧倒的です。
ミラーレス一眼の弱点の一つとして挙げられる小型軽量ゆえのホールド感が原因となる手ぶれも解消してくれます。
フラッグシップモデルであるE-M1 MarkIIでは、ボディ本体で最大5.5段分の手ぶれ補正効果を実現しています。この効果は絶大で、シャッタースピード1~2秒の手持ち撮影でもブレることなく、撮影できます。
通常は広角でも1/10秒を切るとブレが大きく目立つ低速シャッターですが、強力な手ぶれ補正により、低感度かつ明るく夜景写真を撮影することができます。
優れたデザイン性
OM SYSTEMでは、OM-Dシリーズとは別にPENシリーズというエントリー向けのモデルもありますが、こちらは女性の方にもおすすめできるオシャレで落ち着いたデザインになっています。
近年「カメラ女子」という単語ができるほど、女性の方も一眼レフを使った写真撮影を楽しんでいます。趣味で撮影を楽しむとともに、ファッションの一部として考える方も多く、オリンパスのカメラは女性にも人気を集めています。
OM SYSTEMミラーレス一眼カメラ製品一覧
OM SYSTEM OM-1 Mark II
OM SYSTEMのフラッグシップに君臨するのは、こちらの「OM SYSTEM OM-1 Mark II」となります。
従来のOM-1の発売から2年ほどで後継モデルが発売となりましたが、オリンパス時代からの伝統をしっかりと受け継いだ正当な後継モデルとなります。
手持ち撮影の限界を超える超強力ボディ内手ブレ補正
OM SYSTEM OM-1 Mark IIにおける最大の特徴は、手持ち撮影での低速シャッタースピードの常識を覆す強力なボディ内手ブレ補正でしょう。
最大8.5段分の手ブレ補正効果は、他のカメラボディではなかなか実現できるレベルではなく、数秒間のシャッタースピードにおいても手持ち撮影でブレが生じることなく撮影が可能です。
もはや三脚を必要としない性能であることから、アウトドアでの撮影が多い方も必見のモデルとなります。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型裏面照射積層型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 最大1,053点
- ISO感度 : ISO64~102400
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、バルブ、ライブタイム、ライブコンポジット
- 連写性能 : 最高約20コマ/秒(ブラックアウトあり時)
- 画面 : 3.0型2軸可動式液晶/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 134.8×91.6×72.7mm
- 質量 : 約599g
- 価格帯 : 25万円~28万円程度
OM SYSTEM OM-1 Mark II実写レビューはこちら
OM SYSTEM OM-1 Mark II実写レビュー。超強力手ブレ補正やライブGNDなどアクセサリーを必要としない小型フラッグシップ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
OM SYSTEM OM-1
新会社OMデジタルソリューションズの基で2022年3月に新たに発売となった「OM SYSTEM OM-1」。
新体制でのカメラへの意気込みを感じられるフラッグシップモデルとして誕生しました。
センサーサイズの常識を覆す高画質
OM SYSTEM OM-1では、オリンパス時代からの伝統としてマイクロフォーサーズセンサーを採用。
通常センサーサイズが小さくなると、画質にも影響が出てくるのですが、OM-1では、最新の画像処理エンジンおよびイメージセンサーによって、小さいことで知られるマイクロフォーサーズの常識を覆す性能を誇ります。
その他、決定的瞬間を逃さないための高速かつ正確なオートフォーカスもOM-1における特徴で、AI技術によって様々な被写体を認識する能力も有しています。
伝統的に強力なボディ内手ブレ補正機構や、過酷な環境下でも問題なく使用することのできる耐久性もフラッグシップモデルとしてあらゆる撮影が想定された設計になっています。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型裏面照射積層型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 最大1,053点
- ISO感度 : ISO64~102400
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、バルブ、ライブタイム、ライブコンポジット
- 連写性能 : 最高約20コマ/秒(ブラックアウトあり時)
- 画面 : 3.0型2軸可動式液晶/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 134.8×91.6×72.7mm
- 質量 : 約599g
- 価格帯 : 25万円~28万円程度
OM SYSTEM OM-1実写レビューはこちら
OM SYSTEM OM-1実写レビュー。伝統と進化を兼ね備えた「OM SYSTEM」ブランドの新たな門出 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
OM SYSTEM OM-5
これまではOM SYSTEM体制になってからも「OLYMPUS」の名がカメラに残されていましたが、こちらの「OM-5」では、はじめてOLYMPUSの名前を外し、「OM SYSTEM」のロゴを搭載したモデルになります。
先の発売となったフラッグシップ「OM-1」に続く形で、かつてのE-M5シリーズを継承する形での登場となりました。
小型軽量と高画質、優れた耐久性を叶えた1台
OM SYSTEM OM-5でも、オリンパス時代から伝統のマイクロフォーサーズセンサーを搭載した1台です。
有効画素数2037万画素のLive MOSセンサーを搭載し、画像処理エンジンでもOM-D E-M1 Mark IIIから採用されている「TruePic IX」を搭載していることで、妥協のない画作りを実現します。
また、従来より得意とするボディ内手ブレ補正機構では、最大6.5段分の補正効果を実装し、さらに対応レンズとの組み合わせにおいては、最大7.5段分もの補正効果を得ることができます。
カメラボディ自体も366g(本体のみ)と非常に軽い重さを叶えており、持ち運びに負担にならないことや、防塵・防滴保護等級IP53、-10℃の耐低温性能を備えていることから、過酷な屋外の撮影においても活躍する1台になるでしょう。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型裏面照射積層型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 最大121点
- ISO感度 : ISO64相当~25600
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、バルブ、ライブタイム、ライブコンポジット
- 連写性能 : 最高約10コマ/秒
- 画面 : 3.0型2軸可動式液晶/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 125.3×85.2×49.7mm
- 質量 : 約414g
- 価格帯 : 15万円~17万円程度
OM SYSTEM OM-5実写レビューはこちら
OM SYSTEM OM-5実写レビュー。超小型軽量と強靭性、高性能を備えたアウトドアにおすすめの1台 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
E-M1X (※生産終了)
オリンパスのミラーレス一眼カメラの中でもプロフェッショナル向けカメラとして存在する「E-M1X」。
2019年2月にこれまで展開されていたE-M1シリーズの更に上位モデルとして誕生しました。
プロフェッショナルでの現場が想定されたモデル
E-M1Xは、プロフェッショナルの現場で活躍することが想定されたカメラであることもあり、性能以外にも縦位置グリップ一体型形状など、外観面にも他のモデルとは違った工夫が凝らされています。
もちろんプロフェッショナル向けの最上位モデルということもあり、性能面でも充実しており、高性能画像処理エンジン「TruePic VIII」を2基搭載しており、画質の向上だけでなく、処理能力の向上や、AF性能の向上にも貢献しています。
手ブレ補正を特長としてご紹介したオリンパスのミラーレス一眼カメラですが、E-M1Xでは、ボディー単体でも最高約7.0段分の手ブレ補正機構を搭載しており、スローシャッター時でも手ブレの発生を極限まで抑制する優れた能力を保有しています。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO64~6400
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、ライブバルブ
- 連写性能 : 最高約18コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi
- 大きさ : 144.4×146.8×75.4mm
- 質量 : 約997g
- 価格帯 : 26万円~33万円程度
E-M1 Mark III
オリンパスのミラーレス一眼カメラにおいて上位モデルに位置する「E-M1 Mark III」。
2020年2月28日に約3年ぶりのリニューアルとして待望の最新モデルが誕生しました。
上位モデルらしい性能と携帯性を両立
メーカーを代表する上位モデルとしての性能はもちろん、E-M1 Mark IIIでは、マイクロフォーサーズセンサーを使用していることで、携帯性にも優れています。
画像のクオリティの高さを維持しながら、移動時に負担になることのない重さと、収納性に優れたコンパクトさは他のミラーレス一眼カメラにはない魅力の一つです。
また、ボディ内では最大7段分の手ブレ補正機構を搭載し、対応レンズを使用した場合は、最大7.5段分の補正効果を体感することができます。
その他にも、121点の細かいAFポイントから高速で正確にピントを合わせるAF性能や、AF/AE追随時での最高約18コマ/秒の高速連続撮影性能を実現するなど、あらゆる撮影シーンで力を発揮するモデルです。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO64~6400
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、ライブバルブ
- 連写性能 : 最高約18コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi
- 大きさ : 134.1×90.9×68.9mm
- 質量 : 約580g
- 価格帯 : 18万円~22万円程度
E-M1 MarkII (※生産終了)
オリンパスのデジタル一眼カメラとして一世代前の上位モデルとなった「E-M1 MarkII」。2016年12月22日発売のモデルです。
マイクロフォーサーズ機の最高峰
マイクロフォーサーズ搭載のカメラとして最大である2037万画素を保有し、AF追従時に最高18コマ/秒の高速連写を実現しました。AF固定連写の場合は最高60コマ/秒の超高速連写を可能としています。
先ほどの特長でもご紹介した通り、強力な手ぶれ補正機構を搭載しています。ボディ内だけでも5.5段分の手ぶれ補正性能を搭載し、低速シャッター時にもブレを極限まで抑える性能です。
マイクロフォーサーズは、高感度撮影に適しているとは言えないため、手ぶれを抑え、低速シャッターを実現することにより、夜間など暗い場所での撮影に対応しています。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO100~6400
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、ライブバルブ
- 連写性能 : 最高約18コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi
- 大きさ : 134.1×90.9×68.9mm
- 質量 : 約574g
- 価格帯 : 18万円~28万円程度
E-M5 MarkIII (※生産終了)
2019年11月22日に発売されたオリンパスのミラーレス一眼カメラにおける中位モデルとなる「E-M5 MarkIII」。
既に3代目のモデルとなっており、ベストセラーシリーズとなっています。
防塵防滴に優れたボディ
伝統的であった防塵防滴性能は質を落とすことなく搭載しています。
砂埃や水滴などで撮影に影響が出ることはなく、過酷な環境でも小型軽量とともにメリットとして発揮してくれるでしょう。
さらに-10℃までの耐低温性能も新たに搭載。
これまで0℃以上を動作条件としていたカメラがほとんどでしたが、耐低温性能も強化され、氷点下での撮影も正常に動作します。
様々な種類から試せる撮影機能
E-M5 MarkIIIでは、カメラ側で様々な撮影機能を搭載しており、一般的に難易度の上がる長時間露光撮影や、決定的瞬間を逃したくない場合のサポートなど、普通のカメラではカバーしきれない部分も手助けしてくれます。
様々な機能を搭載していることで、撮りたかった画というのを逃すことなく、失敗のリスクも大幅に軽減することができるのも魅力的です。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 約2037万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO64~6400
- シャッター速度 : 1/8000~60秒、バルブ
- 連写性能 : 最高10コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 125.3×85.2×49.7mm
- 質量 : 約414g
- 価格帯 : 10万円~11万円程度
E-M10 MarkIV
OM-Dシリーズで最も新しい2020年9月18日発売の「E-M10 MarkIV」。伝統的なレトロな外観デザインは健在です。
初心者にも優しい機能たち
OM-Dシリーズでは欠かすことのできない手ぶれ補正機能はもちろん、自動でシーンを判断して設定してくれるオートモードは、シャッターを切るだけで美しい作品へと仕上げてくれる優秀な性能です。
写真の仕上がりにおける雰囲気を変えてくれるフィルター類や、難しい撮影手法を手助けしてくれる「アドバンスフォトモード」の搭載など、初心者にとっても使いやすく、簡単に美しい写真撮影を行うことができる機能が充実しています。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 約2030万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO100~25600
- シャッター速度 : 1/4000~60秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約8.7コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 121.7×84.6×49mm
- 質量 : 約383g
- 価格帯 : 8万円~8万9千円程度
E-M10 MarkIV実写レビューはこちら
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV実写レビュー。PENシリーズよりもワンランク上の初心者向けモデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
同シリーズその他の現行モデル
- E-M10 MarkIII (※生産終了)
2017年9月15日発売。MarkIV発売までE-M10シリーズの最新モデルでした。MarkIVよりも画素数が少ないことが最大の違いです。
PEN-F (※生産終了)
オリンパスのPENシリーズで唯一PENの名を残している「PEN-F」。フィルムカメラ時代のデザインを採用し、OM-Dシリーズよりもレトロで上品なデザインのカメラとなっています。
モノクロ/カラープロファイルコントロール
かつてフィルム時代では当たり前であった様々な工程をミラーレス一眼にて再現しています。ミラーレス一眼だからこそ液晶で仕上がりを確認することができ、仕上がり具合を直感的に調整できることは、デジタルにおいても大きな特権でしょう。
モノクロ撮影では、単純な白黒写真ではなく、ハイライトやシャドウなどの調整をすることで、モノクロ写真独特の質感も思い通りに表現することができます。カメラ内蔵のプリセットでも大きな効果を感じることができ、プリセットから自分好みへと微調整することもできます。
カラープロファイルコントロールでも、自分好みの色合いへと仕上げることができます。彩度の調整を行い、特定色を際立たせることで自分の意図するイメージへと近づけてくれます。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 約2030万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 81エリア(800点以上)
- ISO感度 : ISO80~1600
- シャッター速度 : 1/8000~60秒
- 連写性能 : 最高約10コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi
- 大きさ : 124.8×72.1×37.3mm
- 質量 : 約427g
- 価格帯 : 10万4千円~12万円程度
PEN E-P7
オリンパスでは、2021年よりデジタルカメラ事業を新会社である「OMデジタルソリューションズ」へと譲渡し、これまでの伝統を引き継ぎながら、新たな展開を進めています。
こちらのOLYMPUS PEN E-P7は、新会社として初のカメラとして2021年6月25日に発売となりました。
PENシリーズらしさを活かしたデザイン性
オリンパスのPENシリーズが選ばれる理由の一つに、おしゃれなデザイン性があります。
かわいらしさも感じられるデザイン性は、女性を中心として初めてのミラーレス一眼として選ばれることも多く、こちらのPEN E-P7も、おしゃれなデザインを特徴としています。
また、デザイン性だけでなく、持ち運びに対して負担を感じることのない、小型・軽量ボディも採用し、日常的に使えるミラーレス一眼として常に側に置いておきたい存在です。
優れた基本性能とフォトジェニックを実現する機能類
PEN E-P7では、デジタルカメラとして画質に優れた高い基本性能を実現しており、2000万画素のLive MOSセンサーや、画像処理エンジンTruePic VIIIを搭載した処理能力を自信としています。
また、オリンパスが伝統とする、カメラ上だけで思うように絵作りを行うことのできる「カラープロファイルコントロール」機能の搭載や、充実のフィルター類の搭載によって、自分が思い浮かべる仕上がりをカメラの液晶画面上で調整しながら叶えることができます。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.4 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 約2030万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO200~25600
- シャッター速度 : 1/4000~60秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約8.7コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 118.3×68.5×38.1mm
- 質量 : 337g
- 価格帯 : 8万5千円~9万円程度
PEN E-P7実写レビューはこちら
OLYMPUS PEN E-P7実写レビュー。初心者でも使いやすい人気PENシリーズの最新ミラーレス一眼 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
PEN E-PL10 (※生産終了)
オリンパスのミラーレス一眼は、かわいくてオシャレのイメージが浸透しており、カメラ女子に特に人気のあるモデルが点在しています。
その中でもOLYMPUS PEN E-PL10は、これまでのPENシリーズのイメージを継承したまま、初心者でもより使いやすいミラーレス一眼としてリニューアルしました。
より直感操作で写真撮影が可能となった機能性
初心者が一眼カメラを購入して難しさを感じるのは、写真撮影における設定と言えるでしょう。
E-PL10では、初心者でも簡単に一眼カメラらしさを感じることのできるオート撮影機能が充実している他、タッチ操作に対応した液晶画面を操作するだけで撮影することができる、スマートフォンのような直感操作が魅力的です。
バリエーションが増えた「アートフィルター」
E-PL10では、従来のE-PL9でも好評であったフォトジェニックな仕上がりを叶える「アートフィルター」機能を搭載し、16種類31タイプのパターンから選んで設定することができます。
また、アドバンスフォトモードを使用することで、暗い場所で光跡を残した写真など、幻想的な写真を簡単に撮影することができるため、初心者でも多くの知識を必要とせず、一眼カメラらしさを体感することができます。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.3 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 約1605万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO100~25600
- シャッター速度 : 1/4000~60秒
- 連写性能 : 最高8.6コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 117.1×68.0×39.0mm
- 質量 : 約380g
- 価格帯 : 7万3千円~7万7千円程度
PEN E-PL10実写レビューはこちら
OLYMPUS PEN E-PL10実写レビュー。はじめてのミラーレスにおすすめの小型軽量・簡単操作を実現 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
PEN E-PL9 (※生産終了)
オリンパスのミラーレス一眼で人気のPENシリーズに所属する「E-PL9」。2018年3月9日に発売された、エントリー向けミラーレス一眼カメラです。
フォトジェニックに特化した機能
これまでご紹介してきたモデルとは一風変わったスタイルのミラーレス一眼です。主に女性をメインターゲットとされていることが公式サイトからも伝わってきます。
より芸術性の高い写真撮影を簡単に行うことを目的とした様々な機能は、InstagramなどのSNS投稿でも効果的となりそうです。
「アートフィルター」や「アドバンスフォトモード」は、カメラが自動で印象的な作品へと仕上げてくれる便利機能です。撮影者はイメージに近いフィルターを選ぶだけでSNS映えの狙える作品へ。フォトジェニックを意識したカメラです。
Bluetoothを搭載
オリンパスのミラーレス一眼としては初めてBluetooth機能を搭載しました。バックグラウンド通信をONにしておけば、カメラを鞄に入れていてもスマートフォンからの操作で撮影した画像を転送することができます。
「シェア予約」を使えばカメラを使っていないときにお気に入りの写真をスマートフォンに自動転送することができます。転送したい画像でシェア予約のボタンを押すだけで電源OFF時にスマートフォンへ自動的に転送されます。
主なスペック
- 撮像画面サイズ : 17.3 mm x 13.0 mm(マイクロフォーサーズ)
- 映像素子型式 : 4/3型Live MOS センサー
- 有効画素数 : 約1605万画素
- オートフォーカス方式 : ハイスピードイメージャAF
- 測距点 : 121点
- ISO感度 : ISO100~6400
- シャッター速度 : 1/4000~60秒
- 連写性能 : 最高8.6コマ/秒
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 117.1×68.0×39.0mm
- 質量 : 約380g
- 価格帯 : 6万5千円~6万6千円程度
PEN E-PL9の製品レビューはこちら
OLYMPUS PEN E-PL9実写レビュー!初心者におすすめできる最新おしゃれカメラ | RentioPress
OM SYSTEMミラーレス一眼現行モデルリスト
モデル名 | OM SYSTEM OM-1 Mark II | OM SYSTEM OM-1 | OM SYSTEM OM-5 | E-M1 Mark III | E-M10 MarkIV | PEN E-P7 |
---|---|---|---|---|---|---|
価格帯 | 24万4千~27万8千円 | 17万1千円~22万4千円 | 13万4千~14万円 | 19万~19万6千円 | 9万6千~10万8千円 | 9万5千~10万7千円 |
発売時期 | 2024年2月23日 | 2022年3月18日 | 2022年3月18日 | 2020年2月28日 | 2020年9月18日 | 2021年6月25日 |
撮像画面サイズ | 17.4 mmx13.0 mm | 17.4 mm×13.0 mm | 17.4 mm×13.0 mm | 17.4 mm×13.0 mm | 17.4 mm×13.0 mm | 17.4 mm×13.0 mm |
映像素子型式 | 4/3型裏面照射積層型Live MOS センサー | 4/3型Live MOSセンサー | ||||
有効画素数 | 約2037万画素 | 約2037万画素 | 約2037万画素 | 約2037万画素 | 約2030万画素 | 約2030万画素 |
ファインダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – |
オートフォーカス方式 | ハイスピードイメージャAF | |||||
測距点 | 1053点 | 1053点 | 121点 | 121点 | 121点 | 121点 |
常用ISO感度 | ISO80~102400 | ISO64~102400 | ISO64~25600 | ISO64~6400 | ISO100~25600 | ISO200~25600 |
シャッター速度 | 1/8000~60秒 | 1/4000~60秒 | ||||
連続撮影速度 | 最高約120コマ/秒 | 最高約120コマ/秒 | 最高約30コマ/秒 | 最高約18コマ/秒 | 最高約8.7コマ/秒 | 最高約8.7コマ/秒 |
画面 | 3.0型2軸可動式液晶 | 3.0型チルト可動式液晶 | ||||
Wi-Fi搭載 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
大きさ | 約134.8×91.6×72.7mm | 約134.8×91.6×72.7mm | 約125.3×85.2×49.7mm | 約134.1×90.9×68.9mm | 約121.7×84.6×49mm | 約118.3×68.5×38.1mm |
質量 | 約599g | 約599g | 約414g | 約580g | 約383g | 約337g |
これから登場が期待されるモデル
こまめに最新モデルを開発している印象のあるOM SYSTEMですが、進化の著しいミラーレス一眼市場だけに旧モデルの更新は急がれます。
今回ご紹介したラインナップの中でもOM-Dシリーズ上位機種は、発売から3年経つモデルもあるなど、他社モデルと比較して性能で劣る場面が見えてくる可能性があります。
特にフラッグシップモデルはメーカーの顔として絶対的存在となるため、常に最新技術の搭載が要求されます。
しかし2019年7月現在では、新製品の具体的なうわさや開発計画の話はほとんどなく、E-PL9の発表止まりとなってしまっています。最低でも発売から3年が経つE-M5 MarkIIの更新を望むところですが、今後の動向に注目です。
OM SYSTEMミラーレス一眼カメラまとめ
ユーザー層分けがしっかりされたラインナップ
他メーカーのラインナップを見ると共通点が多かったり、性能に関してもモデル同士が僅差であることも多く、カメラ選びには悩む状況でした。
その点でOM SYSTEMはユーザー層に応じた製品開発を行っている印象です。例えばOM-Dはプロやハイアマチュア向けのモデルで、その中でも価格や性能によってレベル分けがされています。
PENシリーズでもPEN-Fは、フィルム時代の名残を残したレトロ感あふれるモデルで、E-PL系は女性やエントリーユーザー向けのオシャレで簡単撮影のできるモデルとなっています。
この明確なシリーズ分けは他メーカーではあまりない魅力です。
これだけでも選ぶ価値あり!強力な手ぶれ補正
先ほどから何度もご紹介していますが、OM SYSTEMのミラーレス一眼はとにかく手ぶれ補正が強力です。
大半の現行モデルではボディだけでも5段分以上の手ぶれ補正性能が搭載されているため、どのモデルを選んでも手ぶれ補正の効果を実感することができます。
他メーカーのカメラを使用している方であれば、よりこの手ぶれ補正に驚くと思います。今までブレてしまい、止まらなかったシーンでは絶大な効果を発揮してくれます。
OM SYSTEMのミラーレス一眼をレンタル
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、オリンパスのミラーレス一眼のレンタルも最短3泊4日から行っております。
フラッグシップモデルであるE-M1 MarkⅡからPENシリーズまで、購入前のお試しや短期間でのご使用に是非ご利用ください。
[レンタル] 一眼カメラ 一覧 – Rentio[レンティオ]
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