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コスパ最強の電子ピアノ「コルグ KORG LP-380」徹底レビュー。Amazon人気商品のその実力は!?

kani
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更新日2022/12/20

コスパ最強の電子ピアノ「コルグ KORG LP-380」徹底レビュー。Amazon人気商品のその実力は!?

ピアノがほしくなる動機はさまざま。

  • 子どものころ習ってて大人になってからもう一度弾きたい
  • 今からピアノを挑戦したい
  • お子さんのためにピアノを買ってあげたい

でも…

「住宅街だから大きな音を出せない…」
「置く場所がない…」

とピアノを買うのを躊躇してしまう理由もたくさんありますよね…。

今回、コスパ最強電子ピアノ『KORG(コルグ) LP-380』を手に入れたので
電子ピアノを買おうかなと悩んでいる方の参考に少しでもなればと思います!

電子ピアノを買うことになった理由

※ちょっと長くなるので、読み飛ばしてもらってOKです(笑)

私は約10年くらいピアノを習っていたんですが、友達ともっと遊びたかったので習うのをやめました。
でも実家にはアップライトピアノがあって、自分もなんだかんだピアノは大好きだったので地味に弾いてはいました。

それから数年後、念願の一人暮らしをスタートしたんですが、
もちろん一人暮らしの家にアップライトピアノなんか持ってこられるわけもなく。

欲しいとは思いますが、生ピアノは調律とメンテナンスが必要なので自分じゃ扱いきれません…。

ということで、泣く泣くピアノとは無縁な生活を2年くらいしてたんですが、

「そういや「電子ピアノ」っていう選択肢があったな」

と気づきます。

早速電子ピアノを探してみたものの…

電子ピアノを探すにあたって、

  • できるだけ鍵盤のタッチが生に近いもの…
  • 簡易すぎる見た目のはいやだ…

とか条件めちゃめちゃつけてたのですが、もう20万円とか平気でしますね。

買えない^^

ので、もう「楽器屋さんじゃなくてAmazonで探しちゃえ」とAmazonで探していたら『KORG LP-380』を見つけました。

Amazonで出会った『KORG LP-380』を購入するか迷う…

10万円台の電子ピアノで悩んでましたが、KORG LP-380は椅子・ヘッドホン付きで6万ちょい。見た目もちゃちくない。

いや、でもこれ破格過ぎて絶対やばいやつと思いました。
が、むしろレビュー数はどのピアノよりも多いし、評価もめちゃくちゃ良い。

サクラの可能性も疑いましたが、レビューの日付も古くからあってバラバラだし、書いてる人のほかのレビュー見ても大丈夫そう。

でもでもでも何かやばいのでは…と悩みに悩んでいました。

検討してたRolandの10万円くらいのピアノと何度も見比べること1時間、ふと我に返りました。

―もともとそんな弾けるわけじゃない&2年もブランクがあるくせに何をそんなこだわっているんだ…?

ということで、商品評価めちゃめちゃいいですし
たとえ失敗してもダメージ少ないよねと思ってKORG LP-380をポチることに。

こんなかんじで電子ピアノを買うことになりました!

KORG(コルグ)LP-380って?

ピアノっていうと『YAMAHA』や『KAWAI』がぱっと思いつきますよね。
ヤマハもカワイも日本を代表する楽器メーカーです。

『KORG』はというと、日本を代表する”電子”楽器メーカー。
プロ向けの電子楽器を手がけていて、トップミュージシャンからも支持を得ています。

ほかの電子機器メーカーには『Roland』もありますね。
コルグもローランドも名前的に海外のメーカーっぽいですけど日本のメーカーです。

KORGは特にシンセサイザーが有名で、世界中に熱いファンがいます。

KORGがほかのメーカーと違う点は、生ピアノを作っていないということ。
シンセサイザーで世界的に高い評価を得ているその技術力を活かして、一途に「デジタル」にこだわって作り続けています。

電子楽器メーカーだからこそ、デジタルの特徴を把握してより質の高い電子ピアノを作れるんですね。

また、他社は海外製造が主流ですが、KORGのLP-380は京都でひとつひとつ作られています。
つまりはメイドインジャパンです。

特にメイドインジャパンにこだわりがなくても、
日本製なんだと思うとより安心なかんじがしますよね!

製品仕様表

モデル名 LP-380
鍵盤 88鍵(A0~C8)RH3(リアル・ウェイテッド・ ハンマー・アクション3)鍵盤
タッチ・コントロール ライト(軽め)、ノーマル(標準)、ヘビー(重め)
ピッチ トランスポーズ、ファイン・チューニング
音律 9種類
音源 ステレオPCM音源
同時発音数 120(最大)
音色 30(10 x 3バンク)
エフェクト ブリリアンス、リバーブ、コーラス(各3段階)
デモ・ソング 30(音色デモ・ソング10、ピアノ・ソング20)
メトロノーム テンポ、拍子、アクセント、音量、音色
ペダル ダンパー、ソステヌート、ソフトハーフ・ペダル対応
接続端子 LINE OUT、MIDI(IN、OUT)、ヘッドホン x 2、ペダル、スピーカー、DC19V
アンプ出力 22W x 2
スピーカー 10cm x 2
外形寸法 1,355(W)x 351(D)x 772(H)mm
質量 37 kg(専用スタンド込み)

KORG(コルグ)LP-380 開封~組み立てレビュー

早速KORG LP-380が家に到着したので、開封してみたいと思います!

わりとスマートな箱で来た

ピアノだしめちゃめちゃ大きな箱で来そうだなと思ってましたが、わりとスマートなかんじでした。

▼ 椅子

▼ ピアノ

佐川急便のお兄さんが持ってきてくれて、椅子が入ってるダンボールはふつうに渡されたんですが
ピアノのほうはすごく重いからと、部屋の中にひきずりこみやすい位置まで運んでくれました。

すごく丁寧な対応をしてくださったので、そんな大げさな…と持ち上げようとしたら数mmも持ち上がりませんでした
佐川のお兄さんありがとうございました。

椅子の組み立て

セットでついてきた椅子『KORG PC-300』。

とりあえず簡単そうな椅子から組み立て開始。
座るところと脚が別になっているだけなので、ネジでくっつけたらすぐ完成しました。

箱からだして組み立て完成までの所要時間は約10分

こんなかんじ。すわり心地良いです!
高さ調節もできますよ。

LP380(1)

ピアノの組み立て

椅子は簡単に出来上がったのでいよいよピアノ『KORG LP-380』。

すごく重い…。
ずるずる部屋までひきずって開封。

スピーカー → 側板 → ペダル版 → 鍵盤 → ペダル → ケーブルとか細かいやつ・ヘッドホン
の順で取り出すんですが、鍵盤がとてつもなく重い

スピーカーもなかなかに重いですが、鍵盤は足の甲に乗せないと運べないレベルで重たいです。
しかもデリケートなところなので、めちゃめちゃ慎重に取り扱いました。

説明書が入ってるので開いてみたら英語…。
見るのやめて適当に組み立て始めてたんですが、説明書の最後のほう(70P~)に日本語で書いてありました。

あと、組み立て後に気づいたんですが組み立ての動画もありました▼

ピアノを倒した状態で組み立てて、最後に起こすよう。

書いてあるままに着々と組み立てていきました。
椅子と同じく、パーツ同士をネジを締めるだけなのですごく簡単。

さて、全部ネジを締めおわったし起こそうかと思ったんですが、説明書に
組み立てたスタンドを2人でゆっくりとおこします。
とあります。

…この部屋には女一人しかいません。

まさかここでこんなトラップが来るとは…。
でもどうしようもないので一人でチャレンジ。

私はそんなにかよわくもないので一人でも何とか起こせました。
※背が低かったり力に自信のない方は一人で組み立てるのはおすすめしません。

転倒防止の金具をつけて、完成!
所要時間は約1時間。

ちゃんとペダルも3つそろってます。

組み立ててまず思ったのが、ものすごくコンパクト。
ぜんぜん場所とりません。

いい意味で存在感も強くないし、スッキリしています。

キーカバーをあけるとこんな感じ。

キーカバーの先端のふちを手前に倒すと楽譜が置けます。

最初に驚いたんですが、カバーを閉じるのが自動なんですね!
少し手前に引いたら途中からスッと自動でゆっくり閉じていきます。

これは手をはさまなくていいですね!
実家のピアノで何回か痛い思いをした身からすると、かなりありがたい機能です!

閉じる途中からもう手を離してOKなので、小さいお子さんも安心じゃないでしょうか。

ちなみに一緒にきたヘッドホンはこんなかんじです。

ヘッドホン、特に問題ないんですがちょっと簡易的なので、Rentio(レンティオ)でレンタルできるヘッドホンを使ってみようかと考え中です。

[レンタル] ヘッドホン・スピーカー 一覧 – Rentio[レンティオ]

電子ピアノのイメージが変わった

完成するやいなや嬉しくてすぐ弾きました。

「わーピアノだ~」
っていうのが第一感想です(笑)

すごく失礼なんですが、
音がしょぼそうとか打鍵の感触フワフワしそうとか、電子ピアノに対してとてつもなくひどいイメージを抱いてたのと
やっぱりこのKORG LP-380は安かったのでそんなに期待していませんでしたが、

電子ピアノのイメージが覆りました…!

KORG LP-380の良いところ

私の中の電子ピアノのイメージをどーんと変えてくれたKORG LP-380の<いいところ>と<ちょっとうーん…なところ>をレビューしていきます!

まずはいいところから▼▼

タッチの強さが調整できる

まずは一番不安だったタッチ。

でも心配無用で、ぜんぜん大丈夫でした。

私は、鍵盤を押したらすぐ音が出るみたいなフワフワペコペコするかんじ、あれがすごくいやなんですよね。
分かりやすくいうと、鍵盤ハーモニカみたいなあれです。

しかし!
KORG LP-380は、ちゃんとしっかり重みがあって、フワペコ感はありません!

さすがに生ピアノのように打鍵の途中でスッと少し落ちるような感覚はありませんが、
そもそも電子ピアノはハンマーで弦をたたく仕組みではなく、タッチセンサーですし、
しかも6万円の電子ピアノでこのタッチ感なら十分だと思います。

さらに、タッチの強さを設定できるので、音の強弱を表現することも可能なんです!
電子ピアノってどうしても強弱のない均一な音になるイメージだったので感動しました。

タッチの強さ設定は、左側に並んでいるボタンの「TOUCH」を押しながら、右側のディスプレイの横についているUP/DOWNボタンで設定できます。

タッチの強さには3段階あって、

  1. 軽め、弱く弾いても強音が出せるタッチ
  2. 標準・普通のピアノのタッチ
  3. 重め、強く引かないと強音が出せないタッチ

となっています。

1・2・3全て弾いてみたのですが、段階によって結構変わります。

力の弱いお子さんでも、1を選べば比較的カンタンに大きい音がでるのでいいかと思います。
私は重めのタッチが好きで、強弱をはっきりつけたい派なので3が合ってました。

選べるのはすごいのですが、標準設定は2なので、電源OFFにすると勝手に2の設定に戻ります
毎回設定するのは面倒ですが仕方ないですね。

サイズがとってもコンパクト

ピアノの中に音を鳴らすための弦もハンマーもないので、生ピアノより電子ピアノは断然コンパクト。

でもKORG LP-380は想像を超えてもっとコンパクト!

幅135cm、高さ77.2cm、奥行き35cm!
特に奥行き35cmはすごいです。

↑の奥行きは転倒防止金具を含んでいるので本体のみだと30cmくらいなのかな。。

「大きいな…」感がでてしまう原因ってだいたい奥行きで決まると思うんですよね。
奥行きで圧迫感も全然違います。

私は部屋の雰囲気的にカラーはブラックがまとまりよかったのでブラックを選んだんですが、圧迫感がまるでない!

ちなみにコンパクト&スリム感をすごく主張しましたが、作りはしっかりしてるのでご安心を!!

すっきりしたデザイン

KORG LP-380はスタイリッシュなデザイン。
余計なものがないかんじですね。

キーカバーを閉じるとフラットになるのでよりスッキリした印象になります。

弾くためだけではなくて、ピアノもインテリアの一部としたい方にはKORG LP-380はおすすめですね。

カラーもいろんなのが出ているので、お部屋の雰囲気に合わせたものを選べます。
可能な限りお部屋の圧迫感を減らしたい方はホワイトがおすすめです。

キーカバーが譜面立てになる

先に紹介しちゃったんですが、キーカバーのふちを手前に下げると楽譜が置けるようになって、譜面立てになります。

キーカバーと譜面立ては別なのが主流なのですが、
KORG LP-380の場合、キーカバーが譜面立てになるからカバーを閉じたときにフラットな状態にできるんですね。

ヘッドホンが使える

これはもうすごく大きいメリットでした。
ほとんどの電子ピアノにはついていると思うので電子ピアノ全般に言えることなのですが…!

やっぱり生ピアノだと音量の調節ができないので、防音室などがないかぎり夜に弾くなんてできないんですよね。

でも電子ピアノはヘッドホンが使えるので、ヘッドホンを使えば早朝、真夜中、時間問わずいつでも弾いて大丈夫!

あと、ヘッドホンがあるおかげで、
「まだ練習中の曲で間違えたり止まったりするのが恥ずかしくて…」
ということもなく、誰にも迷惑かけずに思いっきり弾くことができます。

楽器は触れば触るほど上手くなるので、すごく大事なポイントです!

スピーカーの位置

ヘッドホンを使わずにそのまま弾いた時なのですが、
スピーカーが鍵盤の下にあるので、ピアノ本体から出ているようなふうに聴こえます。

また、スピーカーの向きが自分(奏者)のほうに向かっているので、より臨場感のある音の聴こえ方になりますよ!

音色の微調整ができる

KORG LP-380の音色は30種!

ピアノの音色だけでもクラシックピアノをはじめ、11種用意されています。
ビブラフォン、マリンバといった打楽器の他、アコースティック・ギターやオルガンなども入っていてとても充実しています。

さらに、ひとつの音色の細かい調整ができます。

[PIANO1]には、クラシックピアノ、グランドピアノ、ジャズピアノの音色が入ってて選べるんですが、「REVERB」というコンサート会場で弾いてるような響きにできる機能があって、これは3段階の調整ができます。

なかなかそういうところで弾く機会がないと思うので、ちょっと臨場感を味わいたいときにはいいかもしれません。

また、「BRILLIANCE」機能では、音色の明るさを変えることができます。
これも3段階調整となっていて、3はより明るい通ったかんじの音に、逆に1は控えめな明るさの音にすることが可能です。

タッチと一緒で、これらの機能もピアノの電源を切ると標準設定にもどるので
こだわりがある場合はその都度設定が必要です。

KORG LP-380のうーん…なところ

いいところがたくさん!なKORG LP-380ですが、ちょっとうーん…と思ったところもありました。

KORG LP-380のイマイチなところをご紹介します▼▼▼

ヘッドホンをかけるところがない

これ地味にうーん…。

私はヘッドホンを付けて弾くのがメインになるので、ピアノにつけっぱなしなことが多いのですが
ヘッドホンかけるところがないので椅子の上に置くことになります。

なんか見栄えが悪いんですよね…。
片づけたらいいんですけどいちいち出して片づけるのも面倒くさくて(笑)

かけるところがあればスッキリするのになぁと思ったりしてます。

強弱で音色が変わらない

アップライトピアノやグランドピアノでは変わるこの強弱の音色。

しかしKORG LP-380は1センサーのため、鍵盤を強く押しても弱く押しても音色が変わりません。
表現の幅を考えると少し物足りないかもしれませんね。

どうしても綺麗な音が出る

「え、どうしたって綺麗な音が出るって良くない?」
と思うかもしれませんが、これだと正直全然上達しません…。

どんなふうに弾いてもいつも綺麗な音が出るので、変な弾き方の癖がついてしまってもなかなか気づけないのです。
自分の悪いところが分からない状態なので、改善のしようがないんですね。

生ピアノで弾いたときに全然違うことに気づいたりします…。

余韻が短い

強い音ほど残る音が長いのですが、その余韻が短いです。

強く弾いてもふつうに弾いても同じだけの余韻になります。

ペダルをやたら使用してしまうのでなかなかなデメリットです…。

総合的に見て合っている人

ここまでを踏まえて、KORG LP-380が合ってる人はこんな方。

  • ピアノをはじめたばかりの初心者さん
  • 趣味で軽くピアノを弾きたい人
  • 気軽にピアノを始めたい人
  • ピアノを習うお子さんの自宅練習用に使いたい
  • 場所を取らないピアノがほしい人
  • お部屋のインテリアの一つにしたい人

上記の方は合っていると思います!

KORG LP-380はリーズナブルなので気軽にピアノを始めやすいです。
リーズナブルなのに弾き心地は良く、機能も必要十分そろっています。

ピアノの上達度によっては買い替えが必要になると思いますが、趣味レベルであれば特に問題はないかと思います!

KORG LP-380はコスパ最強の電子ピアノ!

いいところ、イマイチなところ両方お伝えしましたが、いかがだったでしょうか。

趣味でピアノを弾きたい場合やお子さんの習い事の自宅練習用などの場合は断然買いです!

だって、ピアノ・椅子・ヘッドホン含めて約6万円ですもの…!
(Amazonのセールとかだったらまだ安く済みそう)

ただし、ピアノ中級者の方からすると少し物足りなさがあるかと思うので、最低ラインが10万円~20万円あたりのモデルがいいとおもいます。

私はもうピアノが楽しくて楽しくて、高校生の時に大好きで弾いていた「君とみた海」をやたら毎日弾いてます!
ただそればっかり弾いてるので、そろそろ楽譜を買って他の曲に移ろうかなと思います(笑)

『KORG LP-380』は本当に6万円とは思えないクオリティなので迷ってる方は買いだと思います!

ただ、やっぱりヘッドホンがもっと良いやつだったらなと思うので、Rentioでレンタルできるヘッドホンを試しに使ってみようかと思います!
Rentio(レンティオ)では電子ピアノはレンタルしてませんが、ヘッドホンはしてるので…ヘッドホンで気になってる方ぜひみてみてくださいね~!
[レンタル] ヘッドホン・スピーカー 一覧 – Rentio[レンティオ]

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