高コスパな格安ロボット掃除機の失敗しない選び方。人気8機種を比較しおすすめを厳選
更新日2023/06/12
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自動で掃除機がけをしてくれる憧れの時短家電「ロボット掃除機」。
最近では安い商品も増えてきて、そろそろ自宅への導入を検討し始めている方も多いのではないでしょうか。
インターネットではノーブランドの格安ロボット掃除機もたくさん発売されていますが、やけに高評価な口コミが多いものやあまりに安すぎるものなど、怪しいロボット掃除機も多数…。一体どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
今回は、そんな格安ロボット掃除機で失敗しないために知っておきたい選び方のポイントを解説します。さらに、人気の格安ロボット掃除機8機種を比較し、高コスパなおすすめ格安ロボット掃除機を厳選してご紹介します。
※いますぐ8機種の比較結果が見たい方は、こちらの比較一覧表まとめからご覧ください。
もくじ
ロボット掃除機とは
ロボット掃除機は、床掃除を自動でしてくれる便利な家電です。部屋の中を自動で走行し、通過した場所を掃除してくれます。
ロボット掃除機の価格は、数千円程度の激安商品から10万円を超える高級品まで様々です。
あまりに価格が安いものは、必ずどこかにデメリットがあるので避けるのがベター。
1~3万円台のロボット掃除機であれば、それなりの清掃力や基本的な機能をおさえていることが多いので、ロボット掃除機デビューにはぴったりです。
人気の格安ロボット掃除機を4つの選び方で比較
ロボット掃除機の基本的な能力は、ゴミを吸い取る掃除機としての「清掃能力」と、ゴミのある場所までたどり着ける「ナビゲーション能力」の2つの掛け合わせで決まります。
さらに、機械や家電は一定の割合で初期不良や故障が起こるので、万が一の際のサポートも重要です。必要に応じて進入禁止やスケジュール設定など、便利な機能の有無もチェックしましょう。
1~3万円台の格安ロボット掃除機のうち、こちらの人気機種を選び方で重要な4つのポイントごとに比較していきます。
(※2023/6/12時点の価格です。)
1. 清掃能力
ロボット掃除機の清掃方法は、通常の掃除機のようにゴミを吸い取って掃除するタイプと、裏面のモップで拭き掃除をするタイプがありますが、現在は吸引タイプが主流。吸引と同時に水拭きができるタイプも増えてきています。
吸引または拭き掃除で通過した場所のゴミをどのくらいキレイにできるか?がロボット掃除機の清掃能力となりますが、ここは非常に比較が難しいポイントです。
清掃能力と聞くと「吸引力」をイメージする方も多いと思いますが、吸引力は各社独自の基準でテストをしており共通の基準となる数値がないので比較することができません。
ロボット掃除機の清掃能力には吸引力だけでなく、メインブラシの有無や吸引口の形状など様々な要素が関わってくるので、吸引力以外の部分もしっかり確認しておくことが重要です。
メインブラシの有無
ロボット掃除機の吸引口に、回転するメインブラシがあるかどうかで清掃能力は大きく変わってきます。
メインブラシがあることで、フローリングの溝やカーペットの繊維の奥に入り込んだゴミをかき出すことができます。
もっともゴミをかきだす能力が高いのが、メインブラシが2本ついているWブラシタイプ。前側のブラシがかき出したゴミを、後ろ側のブラシが逆回転してロボット掃除機の内側に集める仕組みになっています。
メインブラシが1本のタイプは、ブラシでゴミをかき出したあとは吸引力だけでゴミを吸い取る仕組みになっているので、若干ゴミを残しやすくなっています。
メインブラシがないダイレクト吸引タイプは、そもそもかき出す力がなく吸引力のみで掃除をする仕組み。溝に入り込んだゴミやカーペットや絨毯の掃除には向いていません。
吸引口の形状
吸引口の大きさも、ロボット掃除機の清掃能力を大きく左右します。
吸引口が大きいと、そのぶん一度でたくさんのゴミを吸引できて効率的に掃除することができます。
逆に吸引口が小さすぎると、一度に掃除できるゴミが限られてしまうので、掃除に時間がかかったり掃除残しが多くなったりします。
なお、ブラシレス吸引タイプのロボット掃除機は、ブラシのお手入れの手間は省けるものの吸引口が小さい傾向にあるので注意が必要です。
ゴミ検知センサーの有無
床のゴミを検知するセンサーを搭載したロボット掃除機なら、ゴミの多いエリアを集中的に掃除することができます。
ゴミ検知は高機能モデルに搭載されることが多い機能なので、格安ロボット掃除機ではあまり見かけないかもしれません。
ゴミ検知センサーがあるとよりキレイに掃除をすることができるので、清掃能力を重視したい方におすすめです。
格安ロボット掃除機 清掃能力比較一覧表
2. ナビゲーション能力
ロボット掃除機は、どんなに清掃能力が高くても走行できない場所は掃除できません。
掃除してほしい場所まできちんとたどり着けるのか?はナビゲーション能力によって決まります。
格安ロボット掃除機のほとんどが、壁や障害物など部屋の状況に合わせて方向転換をしながら同じ場所を複数回走行するランダム走行型。
ですが、最近ではカメラやセンサーで間取りと自分の位置を把握しながら直線的な動きで効率的に走行できるタイプも増えてきています。
搭載しているセンサーや走行能力には機種によって差があり、掃除してほしい場所までたどり着けなかったり掃除途中で迷子になったりすることもあるので、性能は事前に確認しておきましょう。
乗り越えられる段差の高さ
ロボット掃除機によって、乗り越えられる段差の高さは異なります。
乗り越え可能な高さが低すぎるロボット掃除機だと、部屋の間のちょっとした段差やマットへの乗り上げなどで、登れなくて引き返したり引っかかって止まったりしてしまうこともあります。
お家の環境によっては、想定した場所まで掃除できない可能性もあるので、多少の段差であれば難なく登れるロボット掃除機を選ぶほうがいいでしょう。
からまり防止機能
毛足の長いラグや薄い布、コード類やひもなどが床にあるお家では、からまり防止機能があるロボット掃除機がおすすめです。
ロボット掃除機が誤って巻き込んで吸い込んでしまうと、掃除の途中で止まったり故障の原因になったりもします。
巻き込みが不安な素材がある場合は、巻き込みを検知して自動で解消してくれるからまり防止機能のあるロボット掃除機を選ぶと安心です。
落下防止センサー
ほとんどのロボット掃除機には、階段や玄関などの段差から落ちないように落下防止センサーがついていて、自動で方向転換してくれるようになっています。
階段などから落ちると壊れてしまいますし、数センチ程度の低い段差でも登れなくなって行き倒れてしまうこともあるので、なるべく落下センサーの精度が高いロボット掃除機を選ぶのがおすすめです。
比較しやすいポイントとしては、落下防止センサーの個数があります。
進行方向前方に2つのセンサーがついている機種の方が、段差をWでチェックできるのでより落下を防止しやすくなります。
格安ロボット掃除機 ナビゲーション能力比較一覧表
3. その他便利機能
格安ロボット掃除機でも、機種によっては上位モデルについているような便利機能が使えることもあります。
ライフスタイルによっては必要な機能もあると思いますので、少し予算を上げて便利機能を搭載しているロボット掃除機を選ぶのもいいかもしれません。
スマホ連携
ロボット掃除機をスマホと連携してアプリから操作できる便利な機能です。
外出先からの操作や、スケジュール設定もスマホアプリで簡単にできます。
最近のロボット掃除機の多くがスマホアプリ対応ですが、格安ロボット掃除機の場合はアプリ非対応でリモコン操作のみの場合もあります。
なおアプリで使える機能にも機種によって差があり、掃除結果のマップ確認やマップの学習機能はマッピング機能搭載のロボット掃除機のみで使える機能なので、使える機能も事前に確認しておきましょう。
スケジュール設定
事前にスケジュールを設定することで、ロボット掃除機が自動で掃除を始めてくれる機能です。
一度設定してしまえば、毎回スイッチを押さなくてもロボット掃除機が自主的に掃除を始めてくれるので、手間が省けて便利です。
スケジュール機能には、曜日ごとに違う時間が設定できるものと毎日同じ時間にしか設定できないものがあるので、平日と休日で稼働時間を変えたい場合は曜日ごとのスケジュール設定ができる機種を選びましょう。
進入禁止機能
ロボット掃除機の進入禁止エリアを設定できる機能があると、階段や水周りなど近づくと危ない場所や、ぶつかってほしくない高級な家具などから遠ざけることができます。
マッピング機能搭載のロボット掃除機なら、スマホアプリのマップから進入禁止エリアの設定が可能。また、マッピングに対応していない場合でもオプション品で進入禁止ができる場合もあります。
この進入禁止機能に対応している機種か?オプション品は別売か標準で付属しているのか?を確認しておきましょう。
格安ロボット掃除機 便利機能比較一覧表
4. サポート
格安ロボット掃除機は海外メーカー製のものも多く、初期不良や故障の際にサポートの対応がしっかりしていないと困ってしまいますよね。
万が一のメーカー保証やサポートについても、購入前に確認しておくと安心ですよ。
なお、どのメーカーも保証対象となるのは「国内正規品」のみ。並行輸入品や非正規店での購入はメーカー保証がつかないので、必ず正規販売店で購入しましょう。
メーカー保証期間
ほとんどのロボット掃除機には、1年以上のメーカー保証がついており、期間内の故障や不具合であれば無償で修理や交換対応をしてくれます。
販売店によっては独自の長期保証がつくこともあるので、そちらの内容と併せてチェックしておきましょう。
「メーカー1年保証」と謳っているロボット掃除機の中にも、メーカーHPすらない商品もあるので要注意です。念のため、メーカーの問い合わせ窓口を確認し、国内の営業拠点や電話番号があるかどうか見ておくと良いでしょう。
修理品の再修理
修理したロボット掃除機に不具合が再発した際に、一定期間内であれば保証期間外でも無償で再修理してもらえるメーカーもあります。
この無償再修理がないと、保証期間ギリギリに修理したロボット掃除機は、すぐに不具合が再発しても保証期間外で有償修理になってしまうことがあります。
期間外の再修理の保証についても、しっかり確認しておくと安心です。
保証期間外の対応
多くのメーカーでは、保証期間が過ぎると有償修理となり、金額は不具合の内容によって変動します。
ですが、中には保証期間外はそもそも修理を受け付けていないメーカーもあります。保証期間を過ぎて故障すると、本当に使い捨てになってしまうので要注意です。
有償修理の金額によっては新しいものを購入したほうがお得な場合もありますが、せっかく購入した一台を長く使いたいなら保証期間が過ぎても手厚くサポートしてくれるメーカーのものがおすすめです。
格安ロボット掃除機 サポート比較一覧表
格安ロボット掃除機 8機種比較一覧表まとめ
ここまで解説してきた4つの選び方で人気8機種を比較した一覧表をこちらにまとめました!
ロボット掃除機選びの参考にしてみてください。
格安ロボット掃除機おすすめ 厳選4機種をご紹介
ご紹介した選び方のポイントで8機種の格安ロボット掃除機を比較し、おすすめを厳選しました。
それぞれの特徴と注意点について詳しくご紹介します。
iRobot ルンバ i2
言わずと知れたロボット掃除機の王者「ルンバ」シリーズの高コスパモデル。やはり長年のロボット掃除機開発で培った技術や信頼性は抜群ですね。
ルンバ i2は2本のメインブラシとゴミ検知センサー搭載で清掃能力の高さはもちろん、スケジュール設定やスマホ連携など機能面の高さも魅力です。
他の格安ロボット掃除機と比べるとやや価格は高めですが、安心品質のロボット掃除機を長く愛用したい方におすすめです。
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アンカー Eufy RoboVac 15C
モバイルバッテリーや急速充電器などで有名なAnkerのロボット掃除機です。
Eufy RoboVac 15Cは、機能はシンプルですが2万円以下という安さが魅力。
会員登録で2年間の保証が付きますが、注意したいのは交換対応のみということ。修理はできないので保証期間が過ぎて故障したら買い替えるしかありません。
まずは2年間安いロボット掃除機を試してみて、壊れたら新しいものを買うつもりの方におすすめです。
レビュー記事はこちら
Ankerのロボット掃除機Eufy RoboVac 15Cはコスパ最高!?従来機種との比較&特長・デメリットを解説! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ロボロック E5
ロボロックは、格安ロボット掃除機を多数発売している中国のメーカーです。
エントリーモデルのロボロック E5は、吸引に加えて水拭きを同時にできるロボット掃除機。本体の水タンクから自動で給水しながらモップで水拭きをしてくれます。
吸引+水拭きができるロボット掃除機が欲しい方におすすめの一台です。
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アイライフ A10
ILIFE(アイライフ)も格安ロボット掃除機を展開する中国メーカーです。
中でもアイライフ A10は最上位モデルとなり、3万円台でマッピング機能が使えることが特徴です。
スマホアプリからマップの編集や進入禁止エリア設定、エリアを指定したスケジュール清掃もできます。
格安でマッピング機能を試してみたい方におすすめのロボット掃除機です。
アイライフロボット掃除機の比較記事はこちら
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しっかり選んで後悔しないロボット掃除機デビューを
掃除を手助けしてくれる便利なロボット掃除機。
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[レンタル] ロボット掃除機 使う期間だけ借りるなら – Rentio[レンティオ]
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